油彩F6号 向日葵。
今年は夏らしい暑さのようだ。異常気象ではなく、順当な季節めぐりを願っている。
昨日あたりから「栄花物語」を読み始めたのだが、赤染衛門が書いた千数百年前の平安時代の王朝記録がまるでつい最近の話のように感じられる。身近な新聞記事と同じようなスタンスで心象に入ってくるのは、我ながら面白くもあり、またいかに自分の専業主婦生活が狭くなっているのかを自覚する。
過ぎてしまえば去年の出来事も百年前の事件でも、過去であることに変わりはない。興味共感があれば、千年昔の話の方が、昨日の現実より強い印象で記憶に残るというのは、むしろ自然かもしれない。
夢と現実の比重も同じだろう。
とはいえ、リアルな今を生きることをおざなりにしてはいけない。
昨日からひぐらしを聴いている。
けふといふその日暮らしに慣らされつ
しのびねならばゆめに訪へかし
愛と感謝。
主に栄光を。
神に感謝。