紅葉が大地に触れる瞬間を想像して。
冬の影はあかるい。翳、というたくらみのある単語を使ったのは、明るさの感じを「羽」という部首で表現したいから。
陽光が希薄になり、その分陰影も淡く、長くなる。真夏の濃い、黒い影ではなく、静かな明るい翳の中に色づいた葉が落ちてゆく。
深紅の葉っぱにであった地面は、きっとどきどきするだろうなあ
朝のお稽古をすませて、ほっとひといき。
このごろ、D線の音がとてもいい感じ。C線は、深呼吸するように大きく肘を使って、ゆたかな音を奏でようとする。
ピアノでもフォルテでも、音はゆたかでなくちゃね。至りませんが、毎日精進。