雨あがり。
午後からお習字。お清書をとどけに。
いろいろほめていただいて、くすぐったかった。
一生懸命おさらいしたからうれしい。
筆をとるとき、詠うとき、音楽を想うとき、こころ凪ぐ。
こちらのお教室の年長の女性から、いろいろな書の御本を拝借した。
たぶん、とても貴重な書物にちがいない。
古筆も、とうぜんのことながら、それぞれに個性があり、一文字ごとの書き方がユニーク。
わたしには、とうぶん届きそうもない高峯の花見だけれど、お心遣いがありがたいと思う。
書でも心は癒される。
なにかに集中して、自分をまっすぐにみつめるとき、すこしまともな筆線がひけるかしら、と思えることもある。
あせらず、ゆっくりお稽古しよう。
と思いつつ、もう来月の課題をいただいた。
こちらむけ我もさびしき秋の暮 芭蕉
松韻晩吟時(しょういんばんぎんのとき)
晩秋の句。散らし書きと楷書。お習字の課題も秋深まる。
いま雪香さんに転換期が来てゐるのでせうか?
思い出すこと、また今現在の想い、そして変化する明日へと、心の去来、さまざま……。
去年今年、ほんとに怒涛のような時間でした。
すこし、自分の足元がしっかりしてきたかな、と思います。