市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

白粥に願ひを託すかるがると匙を運びて思ふいのちや

2021-10-27 20:09:00 | Weblog

 今朝からまた、失調。

 多少でも具合が悪くなると、酸素のように日常の健康がありがたく感じられる。今はひとり同然で甲府にいるから、ことに。

 若さも健康も、有りあまる平和な青年時代には感謝が難しい。今は自分自身、いくつかの大病を経験し、癌と腎不全の老母を世話したので、その価値が切実に思える。

 夕ご飯は白粥。食欲が湧かず、お菜が食べられない。だが新米のお粥は美味しい。

 


 それでもチェロの練習はした。乾いた空気で、楽器はよく鳴る。

 感謝。

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