雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

柔らかく声は包まむきららかに時間織りなす紅葉を待ちて

2014-09-23 15:45:23 | Weblog



  ふと








  自分の話す声を、ときどき忘れる。


  なまな声でシゴトをするのはよくない、と思っているのだが、作り声はわざとらしいし、おだやかに陽気にと考える。



  福祉の仕事はありがたい。学ぶことは多いが、なにより自分の労働をささげる気持ちではたらけることだろう。


  正直、決して見あうことばかりではないし、やさしければやさしいほど、余分な作業をするワーカーもいると聞く。





  それで、彼女たちは何を得ているのだろう?



  たぶん、自分のなかみを人に知られず耕しているのだろう。



  声は正直なので、相手の体調も、気持ちのありかもときどき教えてくれる。




  短い時間でも、そんなことを気遣いながら努めようと思う。


  もっともわたしは、地道につとめている職場のワーカーさんにくらべれば、ひとりよがりでいたらないところだらけだ。



  
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