雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

つまびいてゆびさきにまた揺られ澄む守り歌のごと夕風の吹く

2010-08-26 17:33:19 | Weblog


 お仕事をすませ、すこし家のことをかたづけて、ずうっとおあずけだった読書週間。


 作家ごとに、心に触れてくる色合いがちがう、そのたのしさを味わうのはひさしぶり。




 午後じゅう活字を追って、目がつかれたので、これもまたひさびさに細棹を。



 皮が破れていなかったのでほっとする。糸をまきなおし、おそるおそる。






 なまけていたから指先はすっかりやわらかくなってしまっている、どうだろうか、とあやぶんだけれど、とても素朴ないくつかの旋律は、以前のように響いてくれたみたい。



 五木の子守唄など。それから、フランスの古楽めいた小品。






 おとぎばなしの間奏曲のような短いしらべ。








 ほんのすこしだけだけれど、音筋と音筋のあわいをさぐっていると、時間の過ぎ越しを忘れてしまいそう。




 夕方の風が吹く。






 風鈴が、まだ涼しく聞こえる。











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