雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

雨冷ゆる翡翠を嵌めて見ることも疾しき何か天使にありや

2023-10-04 21:37:00 | Weblog

 雨に。


 



 夏の疲れがようやく抜けてきた。

 本当に今年は長く、私にとっては、さまざまな意味で、苛烈な夏になった。7.8.9月と、たった3か月とは思えない時間の長さ。

 それでいて、今振り返るとあっというまに過ぎた夏のようでもある。

 母が逝き、その事後の忙しなさ、落ち着きのなさは、自己嫌悪になるほどで、まるで機械になったかのように「仕事」を片付けていたような気がする。

 それでも時間は流れてゆく。

 ぽつねんとしている。

 今年いっぱいの目標は今日見つけられた。

 昔好きだったが、あまりうまく弾けなかったフォーレの「セレナーデ」を上手く奏でよう、という企み。OPUS98。これをどうにか弾いていたのは25年ほど前だと思う。

 YouTubeでナヴァラの名演奏を聴き、彼の繊細な表現と美しい音色に、夏以来の心寒さを洗われた。

 一日一小節弾いて行けば、今年中には全部の音符が鳴らせる。それから磨いてゆけば。。。などなど考えると気持ちが立つ。

 良い日だった。

 愛と感謝。
 
 

コメント
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