市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

うす濁る声を聴きつつ繰り返し距離を思ひぬ母とわたしの

2013-09-18 18:46:04 | Weblog


 実家から桃が届いた。敬老の日に花籠を贈ったので、そのお返しだろう。

 りっぱな桃。そんなに気を使わなくてもいいのに、と思っていたら、昼間母から葉書。

 きちんとした楷書で「ありがとう」としたためてある。筆跡にみずみずしさが戻っていることに安心。


 贈った花籠で「心が明るくなるね」と書いてくれた。


 その一言がうれしい。

 数日、彼女は風邪気味らしい。そんな体調の中で、果物を送ってくれたのか、とほろりとする。


 


 夏と秋のさかいめの一日。風足が午前と午後で変わって行った。







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アルファポリス