引越しが近い。今の住まいからあまり遠くないところに、転居。
初めて自分の好みで壁紙や床などをコーディネイトさせてもらった。
家は、住みこなしているその主のすがたを映すというから、もうじきひきはらう今の賃貸も、新居も、できるだけ丁寧に住んでゆこうと思う。
離れて暮らしている母のことを考えると、これから先はあっちとこっち、行ったり来たりできるふうに生活時間を設計してゆかなくちゃ、とも。
めぐりめぐる季節と時間、窓をあけると夏葉の薫り、そして遠くからミソサザイの声が、もう聞こえる。初夏だ。
そんなことを思っていたら、ふっと一首浮かんだままに、書き付けて…。