千恵子@詠む...................

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「占領は終わっていない」核・基地・冤罪そして人間

2019年02月02日 | 詠む

「占領は終わっていない  核・基地・冤罪そして人間」 中村尚樹 緑風出版

あらら。題名をかいたら、ほぼ短歌。

CMLメーリングリスト読者の著者から恵贈たまわりました。多謝。

掲載された「ニューモデルマガジンX」って知らなかった。そして、そんな雑誌に長く連載されたことを知り、うれしい気持ちになった。

それぞれの節が丹念に取材されており、それらで総合的に「占領は終わっていない」ことが分かる記録だ。拍手。

------------------- 目次 緑字は千恵子メモ ---------------------

はじめに
第一章 原爆投下からフクシマへ
 第一節 無責任の体系「永井隆現象」
  ヒット曲とベストセラー/大きな試練/パウロとしての決断
  原爆投下/長崎の鐘/神に感謝/永井批判の系譜
  永井擁護論の系譜/人道主義の永井像/隠された軍国主義思想
  軍服姿の永井/カトリック教会の戦争協力/永井の素顔
  「永井隆現象」とフクシマ 長崎大の山下もこの系譜
 第二節 言論統制に抗した一〇〇万人の原爆展
  全国巡回展の謎/日本画家と洋画家の出会い/「原爆の図」三部作
  検閲の想定外/一枚のビラ/丸木夫妻と共産党 そう除名なんだよね
  全国巡回展のはじまり/反響呼ぶ全国巡回展/京都の綜合原爆展
  不可視の圧力/国内で一〇〇万人 世界二〇ヵ国以上で展示 札幌で逮捕者も
  紙芝居としての「原爆の図」/対話の絵画 学芸員の本に驚愕したことある
 第三節 原爆から原発へと続く人体実験の系譜
  史上空前の人体実験/人体実験データで安全基準福島菊次郎の告発にもでてきたな
  大規模な遺伝子解析計画 ゲノム・コホート 東北ショック・ドクトリンにもあった
第二章 帝国主義者 吉田茂の思想と行動
 第一節 吉田茂から安倍晋三に至る核武装論
  戦争のできる国へ/吉田茂とは/吉田茂の核武装論
  受け継がれる核武装論/絶望的に時代遅れな核武装論者たち
 第二節 天皇最後の勅令 そう最後の勅令!
  コリアン・タウンの思い出/朝鮮戸籍/GHQ方針の変遷
  参政権の変遷/最後の勅令で使い分け/講和条約での対応
  国籍選択権をめぐって/コリアン被爆者の人生
第三章 外圧と冤罪
 第一節 福岡事件 死刑執行された冤罪事件の原点
  冤罪再審運動の寺/福岡事件とは/中国人の怒号
  GHQの圧力/冤罪と考えられる理由/再審請求運動
  死刑確定者再審特例法案/日本の常識は、世界の非常識
 第二節 帝銀事件 はめられた二人の人気作家
  一三人目、一四人目、一五人目の犠牲者/「救う会」事務局長就任
  父が無実の罪で処刑/「救う会」弾圧事件/一四人目の犠牲者
  一五人目の犠牲者 ←なんどか逢ったかたでした 合掌
第四章 日本文化とGHQ
 第一節 危機の時代に甦る二宮金次郎
  現代の怪談/米軍とGHQの金次郎観/金次郎とは何者か
  金次郎伝説の構築/金次郎とマイクロクレジット/盲点突く節税
  真の自由主義者/現代に生きる報徳思想 2014年 道徳
 第二節 宮沢賢治と国粋主義とユートピア
  「雨ニモマケズ」と「雨にもまけず」/宮沢賢治の生涯と文学
  賢治批判/意外にリベラルな国柱会/多才な智学/魂の救済
  対立を超えたユートピア 国柱会って死刑廃止なんだ
第五章 米軍の爪痕
 第一節 日本の上海と呼ばれた街
  クラブ進駐軍/キャンプドレイクとは/日本最古のジャズ喫茶
  日本の上海/痛みの共同生活体/国民の命 ナベサダとか 脱走兵むざん
 第二節 米軍機墜落事故の衝撃
  愛の母子像/横浜米軍機墜落事故/「安保の壁」に風穴
  平和資料センター/第二の基地県/大学への墜落事故
  パイロットの義務/日本人の命よりアメリカ人の命 沖縄に次ぐ神奈川の被害
第六章 琉球弧に見る非暴力抵抗運動
 第一節 奄美の奇跡 
  非暴力抵抗運動/「復帰」と「返還」/孤島の碑
  米軍政下の奄美/奄美の祖国復帰運動/奄美と沖縄
  政治の言葉  奄美のは知らなかった
 第二節 沖縄の「鬼」たち
  木の上の軍隊/ヌチドゥタカラの家/金城実の「鬼面」
  辺野古と高江/基地報道の温度差/東アジア共同体構想
おわりに

 

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