千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

「アナーキー

2012年12月06日 | 詠む

「アナーキー・イン・ザ・JP 」大杉は 21世紀こんなふうかい?

アナーキー・イン・ザ・JP 」 中森明夫 新潮社

大杉栄が21世紀、17歳のパンク小僧に憑依する物語。

パンクったって、日本のはファッション・パンクじゃん。スウェーデンのリスベット見習えよ。

なにやら蘊蓄やたら多く、中身が薄っぺら。呆れながらも、意地で読了した。

アナキズムを紹介しようとする心意気を汲もうとしたが、これって冒涜してるんじゃないのかい。

大杉栄を矮小化しているというか軽薄にしている。伊藤野枝も、しかり。

ロマンチック・ラブ・イデオロギーが気持ち悪い。

名前を変えてでてくる雨宮処凛も、もっとちゃんと描いてほしいぞ。

なんせ自民党までアナーキーというんだから、糞も味噌も一緒くた。

著者の中森明夫、初の純文学だって。奴のは、金輪際よまないぞ。

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2 Comments

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あはは(⌒_⌒; (ひこぱぱ)
2012-12-06 07:58:20
でも、読んだんですね。
そのおかげで、少なくとも僕は読まなくて済む。
世のため人のため
悪書も紹介していただけるのはありがたいです。
察するに
今のアナーキズムはひ弱な精神の言い訳に使われてるんでしょうね。
千恵子 (えへへへ)
2012-12-06 20:19:55
悪書というほど...悪い本ではないですよ。

それに中森。

「大杉栄 (KAWADE道の手帖) 日本で最も自由だった男」という書籍では、なんと鎌田慧×中森明夫の特別対談が売りだったりするそうだ。

確認のため、こっちも読む予定。

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