チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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はやぶさ、そうまでして君は/本

2016年10月06日 | 
著者:JAXA教授 川口淳一郎(宝島社)2010年

「生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話」とサブタイトルが付いています。
「下町ロケット」からのロケットつながりで読んでみました。
とはいうものの、はやぶさ自体はロケットではなくて、小惑星探査機というそうです。
実は、私、宇宙とか天体とか大好きなんです。
できるなら科学者とか研究者とかになりたかったなぁ。
第1章の冒頭に、2010年6月13日地球に帰ってきた「はやぶさ」が大気圏突入3時間前に撮影した画像が掲載されています。(上の画像)
この本を最後まで読んで、もう一度この画像を見たら、もう、涙、涙、涙です。

イオンエンジンの故障、燃料漏れ、通信途絶など様々な困難を乗り越え、約7年の歳月をかけて「やはぶさ」はミッションを成功させました。
川口博士は、奇跡だと書いています。
でも、私はそうは思いません。
幸運と思えるようなことが起こったかもしれないけれど、それはあきらめずに立ち向かったプロジェクトチームの勝利だと思います。
博士は、「はやぶさ」をわが子のようだとも書いています。
すっかり擬人化。感情移入しちゃってます。その気持ち、わかる!読んでてそうなっちゃったもん。
どうして君は、それほどまで、我々の指令に応えてくれるのか?
地球に向かう軌道の精確さ、大気圏再突入の精確さを追求することは、自身の最後、熱に焼かれて燃え尽きるという残酷な運命を徹底することにつながるというのに。そして、その冷酷なシナリオを書いているのが、我々だというのに。
どうして、そうまでして君は・・・・・。


今、「はやぶさ2」プロジェクトが進行中です。
小惑星リュウグウからサンプルを採取し、2020年に戻ってきます。
ワクワクするなあ。


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