チエちゃん家では、端午の節句も桃の節句と同様に旧暦でお祝いをしていましたが、こいのぼりは別格です。
4月末の気候がよくなるのを待って、早々とこいのぼりを泳がせたものです。
こいのぼりは、弟たかひろ君が生まれたときに買い求めたもので、布製でした。
庭には稲を掛けたりする時のために、常時杭が打たれてありましたから、それに竹竿を縛り付けて支柱としました。
こいのぼりを付けたロープを引くと竹竿の先の滑車を廻して、スルスルと登っていくのがおもしろく、「私がやる~」と言ってはお手伝いをしたものでしたが、最後にロープを縛るのは力が要るので、大人に頼るしかありませんでした。
そして、五月人形も5月の連休には飾りつけたように記憶しています。
あごひげを伸ばした神武天皇(手に持った弓の先に金色の鳶が止まっていた)、槍を持った加藤清正、櫃の上に飾られた兜、熊と相撲をとっている金太郎、金色のこいのぼりなどがありました。
どうして旧暦にお祝いをしたのかといえば、ちまきにするための笹の葉や飾りつける菖蒲がまだ成長していなかったからだろうと思われます。
旧暦の5月5日には、三角のちまきを黄粉でいただき、軒に菖蒲とよもぎを差して、お風呂に菖蒲を入れてキュッ、キュッと鳴らしながら香りを楽しんだものでした。
それにしても、チエちゃんには気にかかることがありました。
通学路の途中、小木先生の下宿の近くのあるお宅にはこいのぼりではなく、鯉の滝登りや金太郎、武者絵のきれいなのぼりが立っているお家がありました。
そのことをおばちゃんに聞いてみました。
「ああ、あれはない、絵のぼりといって、男の子が丈夫に育つようにと立てるものだがら、こいのぼりとおんなじだ。あそごの家はずーっとのぼりを立ででるない。」
うちにも、あんな絵のぼりがあったらいいのになあと、うらやましいチエちゃんなのでした。
4月末の気候がよくなるのを待って、早々とこいのぼりを泳がせたものです。
こいのぼりは、弟たかひろ君が生まれたときに買い求めたもので、布製でした。
庭には稲を掛けたりする時のために、常時杭が打たれてありましたから、それに竹竿を縛り付けて支柱としました。
こいのぼりを付けたロープを引くと竹竿の先の滑車を廻して、スルスルと登っていくのがおもしろく、「私がやる~」と言ってはお手伝いをしたものでしたが、最後にロープを縛るのは力が要るので、大人に頼るしかありませんでした。
そして、五月人形も5月の連休には飾りつけたように記憶しています。
あごひげを伸ばした神武天皇(手に持った弓の先に金色の鳶が止まっていた)、槍を持った加藤清正、櫃の上に飾られた兜、熊と相撲をとっている金太郎、金色のこいのぼりなどがありました。
どうして旧暦にお祝いをしたのかといえば、ちまきにするための笹の葉や飾りつける菖蒲がまだ成長していなかったからだろうと思われます。
旧暦の5月5日には、三角のちまきを黄粉でいただき、軒に菖蒲とよもぎを差して、お風呂に菖蒲を入れてキュッ、キュッと鳴らしながら香りを楽しんだものでした。
それにしても、チエちゃんには気にかかることがありました。
通学路の途中、小木先生の下宿の近くのあるお宅にはこいのぼりではなく、鯉の滝登りや金太郎、武者絵のきれいなのぼりが立っているお家がありました。
そのことをおばちゃんに聞いてみました。
「ああ、あれはない、絵のぼりといって、男の子が丈夫に育つようにと立てるものだがら、こいのぼりとおんなじだ。あそごの家はずーっとのぼりを立ででるない。」
うちにも、あんな絵のぼりがあったらいいのになあと、うらやましいチエちゃんなのでした。
笹団子ですよねえ。笹の香りが美味しさを引き立てます。
ところで、ごめんないさいです。
私はどんぐりぐりさんは女性の方だとばかり思っておりました。すみません。
また来てくださいね。
いいでしょう。きれいで、勇壮で。
それで、私はすごく欲しかったんですけれど、
このお宅では、こいのぼりの方が羨ましかったかもしれませんね。
そして、やはり三角ちまき、そして、笹団子。。
私自身は40歳近くに男の子?ですが、毎年、わくわくするものです^^;
子どもは社会の宝物、男女や国籍に関係なく、みな幸せな世界になってほしいです。
また、あそびにきます^^)
ものすごく勇ましい感じがしますね♪
へえ~、そうですか。
こいのぼりって、全国的なものだと思っていましたよ。
コイノボリが無い位でしたので、武者人形などという物も有りません。
近所でもコイノボリを上げている家は有りませんでしたね~。
地域性が有るんでしょうか?
我が家の子供が小さい時には、ベランダから団地用の小さいのを揚げていました。
3世代同居している家族は少ないです。
チエちゃんの村はお年寄りばかりです。
新興住宅地ではあまり見かけなくなったかなあ。
しかしチエちゃんの故郷って羨ましいです。
いろんな行事がたくさんあって、いろんな人とのふれあいがあって・・・
今の時代こそ忘れてはいけない大切な事なのかも・・・