チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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面会専用棟で面会

2022年06月30日 | 介護
母が入居している介護施設で面会専用棟が建設されていたのですが、6月中旬に完成したとのお知らせがあり、予約をして昨日、弟と二人で母に面会してきました。
すごい投資ですね。(有難いです)
部屋の中は感染防止のため、入居者と面会者の入り口が別々になっていて大きなガラスで仕切ってありましたが、開放感がありました。(内部はスタッフさんがいらしたので、撮影しませんでした)
ガラス越しの面会ですが、今度はマイクが設置されているので耳が遠い母も聞こえると言っていました。


母はうれしそうで、いつもよりよくしゃべりました。
ただ、記憶障害の症状が現れていました。

母:わだしも年取って、百歳になっちまった。まったぐ、いづまでこうして生ぎでいるもんだが・・・

まだ、92歳なのに。まあ、それほど長く生きたと思っているのでしょう。
けれども自分の誕生日は昭和5年8月であるとしっかり覚えているのです。

母:キクばあちゃんはどうしたべ? わだしはキクばあちゃんに育ででもらったんだよ。
私たち:キクばあちゃんは、遠い昔に亡くなったよ。
母:そうがぁ。なんだが、忘れっちまってなぁ。

遠い過去のことが最近の出来事のように思えるのでしょう。

面会専用棟が出来たことで、いつでも母と面会ができるようになったのはうれしいことです。
でも、面会することで、母は頭を使い、とても疲れるように見えました。
とりあえず一か月に一度くらいにしておこうかと弟と話し合って帰ってきました。

↓ こちらは施設で栽培している茄子。ほかにも、トマトやきゅうり、じゃがいも(そろそろ掘らなくていいのかな?)、ねぎ、オクラ、すいか、かぼちゃなどたくさん育っていました。これが入居者の食卓に提供されるんですね。