チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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きゅうりもみ

2018年09月13日 | チエの玉手箱
いささか季節はずれの感はありますが、きゅうりもみを作ってみました。

きゅうりもみはさやえんどうとキャベツの卵とじと同様に、子どもの頃イヤというほど食べさせられたので、私の中ではもう食べなくてよい料理の一つでした。

昭和40年代チエちゃん家の畑で、夏に採れる野菜といったら、なすときゅうりでした。
なので、食卓に上るのも、なすときゅうりのお料理です。
なす炒り(これも一生分食べたと思える料理)、なすの田楽、そして、きゅうりもみは定番中の定番。

収穫していると、必ず採り忘れて育ちすぎてしまった太いきゅうりがあります。
きゅうりもみに使うのは、そんなきゅうりです。
育ちすぎのきゅうりは皮が固いので、皮引きで所々皮をむいたら、縦半分に包丁を入れます。
それから、メロンの種くらいに大きくなった種をスプーンなどでくりぬき、きゅうりを薄く切ってボールに入れ、適量の塩をふってもみこみます。
きゅうりがしんなりしたら、水を入れて余分な塩分を除き、固く絞ってボールなどに入れ、三杯酢で混ぜたら出来上がり。
豆麩を入れたり、わかめやみかんの缶詰を入れたりすることもありました。
三杯酢で味付けする替わりに、さば缶を混ぜることもありました。
今、考えると、オエ~ッとしそうですが、当時は魚や肉は滅多に食べられなかったので、結構なごちそうだったと思います。

専業主婦になった私は食材をできる限り無駄にしないことを誓いました。
この夏、いただきもののきゅうりが太かったので思い出して作ってみたら、サッパリして意外にイケた。
家族にも好評だったので、数回は作ったかな。さすがに、さば缶は入れませんでしたけど。