今度の職場はなぜかD市出身の人が多いので、私は以前から気になっていたことを質問してみた。
「『めんめ』って、なんだか分かります?」
「えっ? めんめ?
水のことでしょ!?」
「うんうん、でしょ、でしょ! 水だよねえ~」
私は安心した。
やっぱり、チエちゃんちの辺りでは「めんめ」は水のことなのだ。
いつもヒロシに散々バカにされていたのだ。
「めんめ」が水って、お前んちでしか言わないんじゃないの?
福島市では「めんめ」は蛾やハエなどの虫のことなのである。
隣接する狭い地域なのに、同じ方言でも全く意味が違うのは、どういうことなのだろう?
ただ、共通していることは、どちらも幼児語であることだ。
これは、おもしろいかもしれない。
私は今後、『めんめ』研究家として、境目や語源を調べてみよう!なんっちゃって…