北野武もフェリーニの「8 1/2」みたいな作品を撮れるほど“大物”になったのかと一瞬思ったが、要するに「みんな~やってるか!」のシリアス版(?)であり、当人が遊んでいるだけだと思う。
こういうのを前にして“ワケ分からん、難解だ”と首をひねるのも野暮というもの(それは作者を喜ばせるだけ)。単に“見た目が面白いかどうか”で評価すべきシロモノだ。
で、その意味では大したシャシンではない。少なくとも、劇場でカネ取って見せるもんじゃないだろう。最初から終わりまでセルフ・パロディ。過去にやったネタの焼き直しだ。しかも上映時間が無意味に長い。別にそれが悪いというわけではないが、何の工夫もなくダラダラと流しているだけなので、始まって10分で飽きた。
カット割りや各シークエンスの繋ぎにリズム感を持たせるとか、過去のネタを別の俳優にやらせて観客の意表を突くとか、もっと芸を見せるべきだった。

唯一面白かったのが京野ことみの怪演。清純派だけどイマイチ印象の薄かった彼女が、ここでは一転、頭のイカレた女を演じる(しかも、ヌードと濡れ場付き ^^;)。まあ“女優開眼”ってことで今後の活躍に期待しよう(笑)。
こういうのを前にして“ワケ分からん、難解だ”と首をひねるのも野暮というもの(それは作者を喜ばせるだけ)。単に“見た目が面白いかどうか”で評価すべきシロモノだ。

で、その意味では大したシャシンではない。少なくとも、劇場でカネ取って見せるもんじゃないだろう。最初から終わりまでセルフ・パロディ。過去にやったネタの焼き直しだ。しかも上映時間が無意味に長い。別にそれが悪いというわけではないが、何の工夫もなくダラダラと流しているだけなので、始まって10分で飽きた。
カット割りや各シークエンスの繋ぎにリズム感を持たせるとか、過去のネタを別の俳優にやらせて観客の意表を突くとか、もっと芸を見せるべきだった。


唯一面白かったのが京野ことみの怪演。清純派だけどイマイチ印象の薄かった彼女が、ここでは一転、頭のイカレた女を演じる(しかも、ヌードと濡れ場付き ^^;)。まあ“女優開眼”ってことで今後の活躍に期待しよう(笑)。