(飯山線は千曲川に沿って走る)
写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。
2010年10月23日の撮影だ。
長野電鉄の撮影を終えて、小布施から千曲川を渡り、飯山線の線路沿いに出た。
立ヶ花から替佐あたりまでの間で撮影できそうな場所を捜した。
既にカメラを構えている撮影者のある所もあった。
焦る気持ちを抑えつつ、漸く撮影場所を定めてカメラをセッティングした。
「レトロ飯山線」の前に、普通列車を撮影して構図やら露出やらを確認する。
千曲川を入れた構図では、ディーゼルカーの前を鴨の群れが美しい編隊を組んで飛翔した。
数枚撮影したものの殆どが鴨に“かぶられ”てしまった。
(快速「レトロ飯山線」が千曲川上に姿を現した)
写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。
カメラの準備ができた数分後、DD16のエキゾーストノートを響かせて「レトロ飯山線」がやって来た。
この撮影ポイントからは、編成全体を捉えることは出来ない。
それでも、千曲川沿いに走るディーゼル機関車牽引の客車列車であることは判別できる。
望遠レンズでその姿を捉えた。
なお、すこし靄がかかってスッキリとしなかったので、PLフィルターを使用している。
(「レトロ飯山線」が目の前を通過する)
写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。
ディーゼルエンジンの音と、それに続く客車の軽やかなジョイント音を残して、ゆっくりと通過していった。
機関車も客車も綺麗な外観を保っていて、気持ちが良い。
現役時代は排気ガスなどによって大分汚れた状態であったろう。
それでも、イベント列車はこのくらい綺麗にしておいた方が良いようだ。
(客車の後姿)
客車のテールライトは使用されていない。
その代わりに大きな反射板が取り付けられていた。
機関車牽引の客車列車は、赤いテールライトが徐々に遠ざかってゆくところが叙情的でもあるのだが、少々興ざめである。
ほんの少しの残念な気持ちを残しつつ、十日町に向かって去っていった。
急ごしらえの撮影場所であったが、それなりの成果はあったのではないだろうか。
カメラを仕舞い込んで、次の撮影に向かうのであった。
クリックをお願いします
にほんブログ村