駒形どぜう

夏を先取り？「駒形どぜう」へ。





創業は１８０１年。
徳川１１代、家斉公の時代。
２００年以上も昔のことです。

着物を着て、ちょんまげを結っていた時代。
提灯を持って下駄をからから鳴らしながら
どじょうを食べにきたのでしょうね♪

もともと、どじょうは昔の仮名遣いで書くと「どぢやう」
１８０６年の江戸の大火でお店が焼けてしまって
４文字だと縁起が悪い！とのことで
「どぜう」になったそうなんです。





タイムスリップしたかのような店内☆
こういう雰囲気が
ますますお料理をおいしくするような気がします。





どぜうなべ


これはどじょうの頭と骨をとってある
「さきなべ」です。
初心者にはこちらがおすすめなんですって。
確かに食べやすいです☆

どじょうそのままのものは「丸」と言います。
お店の方が「丸にします？さきにします？」
って聞いてくれます。

丸のほうがふんわりした食感。
わたはそんなに気にならないけれど、
苦手な人は「さきなべ」のほうがいいかも知れません☆

オプションでごぼうをオーダーして
「柳川なべ風」に食べるのもおいしかったですよ！





どぜういかだ焼


佃煮を思わせるようなこってりとした味付。
“江戸の味”ってこういうことを言うのかな。

お酒にも合いそうです。





どぜう入　江戸風玉子焼


どじょう尽くし！笑

ふんわりと焼かれた卵焼きは
出し巻きほど甘くなくてさっぱりとした味わい。
玉子焼ってだいすきです♪

ベタですが
鎌倉の「おざわ」の玉子焼はおいしいね～♪



他にも、
どぜうの唐揚げや鯨の竜田揚げもおいしかったです♪
一食で一週間分の元気がチャージできそう☆笑



いまも、むかしも。
間違いなくひとはものを食べて生きているわけで。

その周りの景色は変わっても
そこにいるひと達の表情は
いまも、むかしも、変わらないんじゃないかな。

もちろん“食べる”ことに限ったことではなくて
“食べる”ことをはじめとする“生活”を
丁寧に、慈しみながら、過ごすこと。

それが、
人生の豊かさに繋がるように
思えてなりません。



２００年前も
「どぜう」に舌鼓をうちつつ
はずむ会話と笑顔にあふれた時間が
きっと繰り広げられていたはずです。

これからもずっと
この場所でそんな時間が繰り返されていくことを
こころから願います。

１００年後の誰かが
１００年前の今日を思ってくれますように。