前回に引き続き江國香織さんの著書のご紹介。
「なつのひかり」は1995年に出版された長編小説です。
この本はわたしが初めて読んだ江國さんの小説でした。
今回は、本のレビューというよりも、
本との出会い、みたいなことを書きたいなと思っています。
わたしがこの「なつのひかり」と出会ったのは、下北沢の古本屋さん。
この頃、下北にはとてもよく行っていて、
ミスドでホットミルクとドーナ . . . 本文を読む
江國香織さんの著書「ぬるい眠り」を読みました。
9編の小説が収められた短編集です。
江國さんの本は日々の生活の傍らにいつもあるような気がして、
読み返すと“そのときのわたし”が鮮明に思い出されて
時には懐かしく、時には切なく、時には悲しくなったりします。
どの小説もそれぞれに魅力的なのだけど、
一番印象に残ったのは
「ぬるい眠り」の最後の一言。
『私は、逝ってしまった夏を思った』 . . . 本文を読む
Apple Rum Pound Cake を焼きました。
Pound Cake とはいいながら、
配合が“1パウンドづつ”ではないのでふんわり軽め。
パウダーシュガーを使うので、とてもしっとり焼き上がります。
こういう大きな焼き菓子は、
いつも違う表情で焼き上がることが
楽しみでもありちょっぴりスリリングでもあります。
ラムとレーズンがたっぷり入っている大人味のケーキ。
甘さも控え . . . 本文を読む
FERRARINI はイタリアを代表する無添加ハムの製造メーカー。
そのFERRARINI社が汐留イタリア街にオープンした
フラッグレストランが「FERRARINI」です。
白を基調とした店内はとてもスタイリッシュ!
ディスプレイされたチーズが目を引きます。
(重さの関係でイミテーションですが、
本当は本物をディスプレイしたかったそうですよ!)
トレビスとブルーチーズのサ . . . 本文を読む
「オーシャンズ13」を見に行ってきました♪
ジョージ・クルーニーがすっごくステキです!!!
何を隠そう(隠してないけど)
好きな俳優さんは?と聞かれて「イーサン・ホーク!」と答える前は
「ジョージ・クルーニー!」って答えていたくらい、
実はかなりファンだったりします。
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」を劇場に
見に行ったくらいだから、結構筋金入りでしょ☆笑
(そのころタランティーノ . . . 本文を読む
「プティメゾン」は
新橋駅から歩いて5分ほどのところにある、
その名の通り、小さなフレンチのお店です。
「新橋界隈で働く人たちに仕事の疲れを癒してもらいたい!」
というシェフの心意気のおかげで、
手軽なお値段でフランス料理が食べられます。
こじんまりとした気取りのない雰囲気の店内は
“ビストロ”といったほうがしっくりくる感じです。
前菜の盛り合わせ
ガーリックトースト・レバーのパテ . . . 本文を読む
8月11日土曜日に開催された東京湾大華火祭。
小さい頃からそれこそ数え切れないほど見ているはずなのに、
「花火」というと無条件に感動してしまうのはなぜかな。
そのひとつひとつにまつわる思い出も、
くっきりと鮮やかな輪郭で思い出すことができたりして。
あの夏の、茅ヶ崎の花火大会。
もっと花火大会らしいものはいくらでもあるだろうに、
わたしはみたらし団子を買って行ったんだよなぁ。
と . . . 本文を読む
渋谷マークシティーのすぐ横にある
“元祖オンドル石焼”のお店「とんちゃん」に行ってきました。
オンドルとは、韓国の石を使った床暖房のこと。
その保湿効果の高い石を使って
豚肉をじっくり焼くことで余分な脂が流れ
肉本来の美味しさを実感できるんですって。
なんでも、
「王様のブランチ2003年
日本全国お店202軒のメニュー423中1位」らしいです。
セットをオーダーすると
サンチュ . . . 本文を読む
武蔵境駅からバスで10分ほどのところに、
「三鷹天命反転住宅」という建物があるのをご存じですか?
芸術家であり思想家の荒川修作プロデュースの家。
初めて見たときは、ちょっぴり度肝を抜かれました・・・。
荒川さんいわく、この「三鷹天命反転住宅」は、
哲学、科学、芸術を総合して、
この私たちの持ってる有機体を変える、
生命を生み出すための道具
なんだそう。
・・・かなり . . . 本文を読む
きのう、ふと最近小説を読んでいないことに気がついて、
仕事の帰りふらっと本屋さんに立ち寄って
たまたま平積されていた好きな作家の本を買いました。
今日は帰りの電車にあと少しのところで乗り遅れて、
ホームにぽつんとひとり
鞄の中からきのう買った本を取りだして読み始めたんだ。
久しぶりに読んだ“小説”は、
その一行一行が心にしみるようでした。
幼いころのひどく暑い夏のある日、
汗を拭いな . . . 本文を読む
「不完全なふたり」を見に行ってきました。
「M/OTHER」の諏訪敦彦監督の4年ぶりの長編作品。
全編フランス語で撮られた映画です。
別れを決めるとき
人は初めて愛することを知る
という、コピーの通り。
離婚することを決めた一組の夫婦が
お互いを見つめ直しもう一度共に歩き始める物語。
わたしがこの映画を見終わってもしっくりこないのは、
旦那さんの気持ちが全く見え . . . 本文を読む