つつましく花火打たれて照らさるる水のおもてにみづあふれをり
壜の中さむき脳の彼生きて在りし日いかなる愛に苦しむ
バルサの木ゆふべに抱きて帰らむに見知らぬ色の空におびゆる
ゆふぐれの微熱漂ふくちびるは閉ぢのこしたる春の扉(と)にして
いちまいのガーゼのごとき風たちてつつまれやすし傷待つ胸は
(小池光 バルサの翼)
**************************
やはり何度も読まなくっちゃと、『バルサの翼』を再読。砂子屋書房の現代短歌文庫で読んでいるが、この二段組みの歌集は読みにくい。眼が悪くなりつつあるのだ。結社誌も出来るだけ読みたいが、目が強くなくては続けられない。取りあえず、指示された目薬を忘れないように。目薬がしっかり滲んで効果をあげるように祈りつつ・・・
壜の中さむき脳の彼生きて在りし日いかなる愛に苦しむ
バルサの木ゆふべに抱きて帰らむに見知らぬ色の空におびゆる
ゆふぐれの微熱漂ふくちびるは閉ぢのこしたる春の扉(と)にして
いちまいのガーゼのごとき風たちてつつまれやすし傷待つ胸は
(小池光 バルサの翼)
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やはり何度も読まなくっちゃと、『バルサの翼』を再読。砂子屋書房の現代短歌文庫で読んでいるが、この二段組みの歌集は読みにくい。眼が悪くなりつつあるのだ。結社誌も出来るだけ読みたいが、目が強くなくては続けられない。取りあえず、指示された目薬を忘れないように。目薬がしっかり滲んで効果をあげるように祈りつつ・・・