キングオブマンハッタン 危険な賭け（ゆうばり映画祭）

ロバート・ミラーはロシア銅山の投資で巨額損失を作ってしまう。監査から隠蔽するため友人ジェフリーから調達した４億ドルは、返済期日を過ぎ最後通告は返済を延ばしてもらおうとするも、金曜日までに全額返済を迫られる。会社を銀行に売却しようと目論んでいたが、代表のメイフィールドは会合に姿を現さず合併交渉は遅々として進まない。そんな中愛人でロバートが出資する絵画ギャラリーのオーナー・ジュリーの元へ会いに行く。全然会ってくれないとロバートに腹を立てるジュリーをなだめ車に乗せ別荘へ向かう途中、居眠り運転をしてしまい車は横転、横に乗っていたジュリーは首に損傷を受けて即死してしまう。ロバートはこの事が明るみになれば会社の合併も家族との信頼をも失ってしまうと、自分も頭と腹に怪我をしながらも通報せずにその場を立ち去ってしまう。

浮気と事故の隠蔽という事では結構使われている題材とも言えるけれど、それがヘッジファンドの大物、またその上に破産寸前と言う主人公だと、単なる謎解きでは済まないほどスリルの要素も広がり、結末がどうなるか予測できなく展開はスピーディーで最後まで全く飽きさせない物語になっている。

リチャードギアも60歳を超えて、自分の娘ほどの愛人を作るという役柄もどうかなとは思うものの、未だにこの容姿で大富豪なら愛人の一人や二人いてもおかしくないかな？と思わされる。
でも鏡を見ながら老けたなと妻に呟く場面は、現実でもそう感じているのかもしれない。

現実にリーマンショック以降の投資家がこのような目にあったのか。一時は投資会社を追われるサラリーマンの姿がテレビに映し出されていたが、あれから彼らはどうなったのか。
こんな映画のような話は多分ないだろうが、きっと金にものを言わせて握りつぶしたような事件はあったりするのかも…。

クリオネ弁当

これがクリオネ弁当だっ。

ちょっとしたアイデアなんだろうけれど、流氷を見に来てこれは楽しい
気持ちもう少しご飯の量がなぁなんて。