道草、より道、まち歩き。

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隕石の衝撃

2013年02月18日 23時08分14秒 | 日記・エッセイ・コラム
ロシア、チェリャビンスクに落下した隕石には驚いた。
あのような映像がロシアから世界中に配信された事、チャリャビンスクという地に落下した事。

隕石落下の映像はドライブレコーダーからと思われるが、ドライブレコーダーがあれほどまでに普及しているとは。
また建物の中にも監視カメラがあったりして、衝撃波での被害状況がはっきりと残されている事にロシアも結構進んでいるんだなと思った。

隕石が通過し、摩擦で強い光を発した時には建物や自動車の影がはっきりと動いているのが分かり、いかに光が強いことだったか。
ミサイルかと思ったと市民が話していたのもうなづける。

それにしてもチェリャビンスクという地に隕石が落ちたという事には驚愕する。
1950年代のまだソ連時代、チェリャビンスクより北に核兵器工場があり、そこは暗号名で呼ばれ最近まで地図にもその名前が載っていない秘密都市だったというからさすがはソ連。

1957年9月29日、その都市にあった放射性廃棄物のタンクの冷却装置が故障、タンクの温度が上昇し爆発、大量の放射性廃棄物が放出された。
その事故は長らくソ連政府時代は封印されて、海外に報道されることはなかった。
その後も周辺の放射性廃棄物が河川などに投棄され、未だに流域住民の健康被害を生む事になっている。

もし隕石がそのような地域に落下したらと思うと非常に恐い。
原発は万が一の事にも対応し、もしジェット機が衝突しても原子炉は大丈夫とまで言っていた日本の原子力業界だったが、想定外の津波が来たとして福島第一原発は大事故を起こしてしまった。

今まで津波が原因と言っていたが、東京電力は地震も原因だと疑われたくないようにか色んな理由を付けて、現場を見せる事を阻止したりして、こと原子力に関しては昔のソ連を笑えない。

12日チェルノブイリ原発では屋根と壁の一部が崩落した。
放射能漏れは確認されていないけれど、もしここに隕石が直撃したら?
それこそ地球は終わりか。

ないと思うけれど…と思っていた原子力発電所の事故が日本で起きてしまったのだから、絶対はないか…。
原発がゼロだった時はそんな心配はせずに居られたが、原子力発電所があり、再処理工場があり、保管しているところは増加して、着実にその確率は上がっている。

コメント
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