道草、より道、まち歩き。

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大学時代しなければならない50のこと

2013年02月20日 23時44分56秒 | 本と雑誌
Daigaku息子が友達から借りたという本が居間のテーブルの上にあった。

まえがきに「大学生には夢を実現する大学生と、ただの大学生の2通りしかいない」とあった。
この言い回しは「スウィングガールズ」で野球部の同級生が言っていたな。

こういう「~50のこと」のような本はいつから始まったのだろうか、ま、これはエッセイ集だから50くらいの項目を探せば一冊の本になるのかもしれない。

最初の方こそ『「こいつはすごい」という人に出会う。』『単位に関係なく、もぐってでも聴く講義がある。』『受験時代より、勉強する。』などなど、息子のために付箋でもつけてやろうかと思える節があったけれど、それも20くらいまで。

筆者が早稲田大学文学部演劇科卒なので、内容がどんどん映画の話になり、読み進めると映画を月に100本観るという目標を立てたという辺りからうん?と感じるようになりました。
大学では演劇科の学生で映画監督になろうと思っていたというから、そういうものかとは思うものの、毎日映画を観るために親からかなりの仕送りを送ってもらって、大学ってそういうもんか?と思わざるを得ません。

親父同士で話をしていると、やはり内と同様文系の学生は理系の学生が羨ましく思うほど勉強をしていないようです。
毎日毎日部活とアルバイト、暇があれば寝て~一体いつ勉強してるんだ?
…実際、高校生の時の半分もしてないんじゃないか?

この本には良い事言ってくれた!的な話もあるのですが、半分くらいが映画関係の話になって大学時代に~というタイトルで釣られて読む学生にはこのうち半分は関係のない話にも思えます。

また、読んでいるとなんだか時代にそぐわないような内容だなと思って奥付を見てみると、2000年に出版された本でしたが元は1996年に月刊誌に掲載されていたという。
バブル後とはいえ表紙のイラストも、わたせせいぞうだし、ファッションセンスもちょっと昔って感じがする。

大学生活の四年を無駄に過ごすか、学生での四年間にしかできないことをやるかで将来が大きく変わるのだろうなとは思います。
四年間でようやく夢が見つかるんじゃ遅過ぎるだろうけれど、それでもただの大学生が今は多過ぎるんじゃないだろうか。

大学側も学生にもっと勉強させるような努力をしてくれないと、高い授業料を出すのがバカらしくなる。
教授とかはテレビとかに出てないでもっと学生と向き合えよ。
~と大学を知らない者が考える。

コメント
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