今朝次男からグーグルが自動運転する車を開発したよ と聞かされ、なによ~行き先をう~んて考えたらその通り走ってくれるってか?なんて小馬鹿にしておりました。
なにせグーグルって事で、自社で車は作らないだろうから、せいぜいセグウェイのような小さいのを想像したりした。
それとは別件でパイオニアがヘッドアップディスプレイという、次世代…といっても2012年というからもう実用化しているのだけれど、車のフロントガラスにカーナビの情報を投影するというもの。
視線を動かすことなく現在の状況を把握する事ができるという。
映像がYouTubeでも見る事ができるが、これはちょっと…。
しょせんはカーナビ。それを走行する視線の上部に重ねるとなると、視線を動かさなくても状況の把握が可能と言うが、焦点が前後に行ったり様々な情報も表示されるとなるとそちらに気を取られて、前に車が走っているときなどは返って危険な気がする。
道路上に情報が重なって見えるようにした方がまだましな気がするのだが。
一方息子が言ってたグーグルの自動運転車。
これは正直、もの凄いと思う。
日本でもかなり前から運転の自動化という開発は進めていたはずだが、その後は目立った成果がでなかったというより日本の場合だと、運輸省~国土交通省あたりのからの協力が得られなかったのか、横やりが入ったか?と勘ぐってしまう。
パソコンのOSにしても素晴らしい技術の開発を国や官僚に潰されたケースはあるし。
自動車メーカーにこういう開発をあてにできないが、大学や新しい分野から開発をして欲しかった。
このグーグルの自動運転車を開発した、グーグルのエンジニア/セバスチャン・スラン氏はこのシステムを開発した目的を18歳の時に親友を交通事故で亡くした経験から、交通事故から人を救いたいと思ったからと話す。
実際の映像ではドライバーはまったくハンドルに触れておらず軽いスタントまでこなす。
これが全ての車に実用化されれば、人間が起こすヒューマンエラーで事故を起こすことも、日本でこの一ヶ月で起った悪夢のような暴走車による交通事故も無くす事ができると信じられる。
コンピューターに安全を任せられるのか?というような議論は必ず出ると思う。
実際の交通事故では人間だから起こしてしまう事の方が多い。コンピューターを万能だとは思わないが、人間の能力にも限界があり、夜間に高齢の歩行者がはねられたり、幼児が家族の車に轢かれる事故や、アクセルとブレーキの踏み間違え、居眠り、飲酒、限界を越えたスピードの超過、高齢による運転中の疾病の心配など、交通事故は人間だから起こすと言えるかもしれない。
もし完全自動運転車が実用化される時代になれば、ハンドルはもちろん、アクセル、ブレーキ、カーナビ、ウインカー、ブレーキランプなどほとんどの車の装置は不要になってくるはず。
もしかすると安全ベルトやエアバックのような安全装置でさえ必要がないかも。
(目的地を入力する為にはカーナビのような装置は必要かもしれないが、スマートフォンなどのように簡単に地図から目的地を設定することは子供でもできる)
全てこのような車なら自動車保険も廃止だろうし、産業構造も変ってしまうかもしれない。
映画を思い起こせば『トータルリコール』のロボット運転手があって、『マイノリティリポート』の完全自動運転のハイウェイ(これが一番近いかも)があって。『シックスデイ』と『アイロボット』でも自動運転をしていたが、途中自分でも運転していたり、結局事故もあったが。
もしこれに反対する人がいるとすれば、「車は自分で運転したい」と考える人だろうが、その世代も40代以降が占めているのではないか。
それから事故が減れば自動車修理工場も仕事が無くなることを恐れるだろう。
様々な自動車部品を製造している会社も同様だろうし、道路上に氾濫する道路標識なども必要最低限で良いのでそういった会社も仕事がなくなることは必至だ。
警察は取り締まりをしなくてよくなるので点数稼ぎをしなくて良いし、夜に真っ暗闇で違反者を待ち続けなくても良いだろう。パトカーや白バイで危険な追跡も必要ないし、雨や雪の中で事故処理をすることもないので、その分犯罪を減らす事に時間を費やせるだろう。
自動車はスポーツだったりレジャーだったり、楽しむためのものと宣伝する日本の自動車メーカーには本当に人の命を守ろうと考えているとは思えない。
しかしそろそろ本当に安全安心に人を移動させることを考えても良い時期ではないだろうか。
物流にしても、バスやトラックの過酷労働を考えると…物流はもう完全に無人でいいのか☆ 運転席もない箱みたいなものだけが道路を走ってるなんてことも可能になるってことか。
スバルが自動ブレーキのような運転支援システムを作ってはいるが、あくまで補助的なものであり当然運転はこれまで通りにハンドルを握るわけで、今までは事故が起きた時に被害を最小限にする機能ばかりを考えていたが、こういった事故を起こさないものを日本の自動車メーカーが、先駆けて作ってくれたら世界に誇れる発明になったのではないか。
私も20年も前に会社の同僚を自動車事故で亡くしたが、考えられたのはせいぜい交通安全の予防でしかない。
こんなシステムは想像はできたが、現実にすることは私にはとても無理だ。
また日本のメーカーが考えることはせいぜいこんなカーナビでしかない。
これから生まれて来る子供たちが、自動車事故の心配をしない世界にする為に今変えなければいけない。
事故の心配のない世の中の方が楽しいだろうし、そんな交通社会を考えるとワクワクする。
じーさんになって自動運転する車で故郷の景色を見ながら走ってみるのもいいな。
なにせグーグルって事で、自社で車は作らないだろうから、せいぜいセグウェイのような小さいのを想像したりした。
それとは別件でパイオニアがヘッドアップディスプレイという、次世代…といっても2012年というからもう実用化しているのだけれど、車のフロントガラスにカーナビの情報を投影するというもの。
視線を動かすことなく現在の状況を把握する事ができるという。
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YouTube: Pioneer サイバーナビ AVIC-VH99HUD 商品紹介
映像がYouTubeでも見る事ができるが、これはちょっと…。
しょせんはカーナビ。それを走行する視線の上部に重ねるとなると、視線を動かさなくても状況の把握が可能と言うが、焦点が前後に行ったり様々な情報も表示されるとなるとそちらに気を取られて、前に車が走っているときなどは返って危険な気がする。
道路上に情報が重なって見えるようにした方がまだましな気がするのだが。
一方息子が言ってたグーグルの自動運転車。
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YouTube: セバスチャン・スラン「Googleの自動運転車で目指していること」
これは正直、もの凄いと思う。
日本でもかなり前から運転の自動化という開発は進めていたはずだが、その後は目立った成果がでなかったというより日本の場合だと、運輸省~国土交通省あたりのからの協力が得られなかったのか、横やりが入ったか?と勘ぐってしまう。
パソコンのOSにしても素晴らしい技術の開発を国や官僚に潰されたケースはあるし。
自動車メーカーにこういう開発をあてにできないが、大学や新しい分野から開発をして欲しかった。
このグーグルの自動運転車を開発した、グーグルのエンジニア/セバスチャン・スラン氏はこのシステムを開発した目的を18歳の時に親友を交通事故で亡くした経験から、交通事故から人を救いたいと思ったからと話す。
実際の映像ではドライバーはまったくハンドルに触れておらず軽いスタントまでこなす。
これが全ての車に実用化されれば、人間が起こすヒューマンエラーで事故を起こすことも、日本でこの一ヶ月で起った悪夢のような暴走車による交通事故も無くす事ができると信じられる。
コンピューターに安全を任せられるのか?というような議論は必ず出ると思う。
実際の交通事故では人間だから起こしてしまう事の方が多い。コンピューターを万能だとは思わないが、人間の能力にも限界があり、夜間に高齢の歩行者がはねられたり、幼児が家族の車に轢かれる事故や、アクセルとブレーキの踏み間違え、居眠り、飲酒、限界を越えたスピードの超過、高齢による運転中の疾病の心配など、交通事故は人間だから起こすと言えるかもしれない。
もし完全自動運転車が実用化される時代になれば、ハンドルはもちろん、アクセル、ブレーキ、カーナビ、ウインカー、ブレーキランプなどほとんどの車の装置は不要になってくるはず。
もしかすると安全ベルトやエアバックのような安全装置でさえ必要がないかも。
(目的地を入力する為にはカーナビのような装置は必要かもしれないが、スマートフォンなどのように簡単に地図から目的地を設定することは子供でもできる)
全てこのような車なら自動車保険も廃止だろうし、産業構造も変ってしまうかもしれない。
映画を思い起こせば『トータルリコール』のロボット運転手があって、『マイノリティリポート』の完全自動運転のハイウェイ(これが一番近いかも)があって。『シックスデイ』と『アイロボット』でも自動運転をしていたが、途中自分でも運転していたり、結局事故もあったが。
もしこれに反対する人がいるとすれば、「車は自分で運転したい」と考える人だろうが、その世代も40代以降が占めているのではないか。
それから事故が減れば自動車修理工場も仕事が無くなることを恐れるだろう。
様々な自動車部品を製造している会社も同様だろうし、道路上に氾濫する道路標識なども必要最低限で良いのでそういった会社も仕事がなくなることは必至だ。
警察は取り締まりをしなくてよくなるので点数稼ぎをしなくて良いし、夜に真っ暗闇で違反者を待ち続けなくても良いだろう。パトカーや白バイで危険な追跡も必要ないし、雨や雪の中で事故処理をすることもないので、その分犯罪を減らす事に時間を費やせるだろう。
自動車はスポーツだったりレジャーだったり、楽しむためのものと宣伝する日本の自動車メーカーには本当に人の命を守ろうと考えているとは思えない。
しかしそろそろ本当に安全安心に人を移動させることを考えても良い時期ではないだろうか。
物流にしても、バスやトラックの過酷労働を考えると…物流はもう完全に無人でいいのか☆ 運転席もない箱みたいなものだけが道路を走ってるなんてことも可能になるってことか。
スバルが自動ブレーキのような運転支援システムを作ってはいるが、あくまで補助的なものであり当然運転はこれまで通りにハンドルを握るわけで、今までは事故が起きた時に被害を最小限にする機能ばかりを考えていたが、こういった事故を起こさないものを日本の自動車メーカーが、先駆けて作ってくれたら世界に誇れる発明になったのではないか。
私も20年も前に会社の同僚を自動車事故で亡くしたが、考えられたのはせいぜい交通安全の予防でしかない。
こんなシステムは想像はできたが、現実にすることは私にはとても無理だ。
また日本のメーカーが考えることはせいぜいこんなカーナビでしかない。
これから生まれて来る子供たちが、自動車事故の心配をしない世界にする為に今変えなければいけない。
事故の心配のない世の中の方が楽しいだろうし、そんな交通社会を考えるとワクワクする。
じーさんになって自動運転する車で故郷の景色を見ながら走ってみるのもいいな。