道草、より道、まち歩き。

思いつくまま 気の向くまま、街をぶらぶら歩いています。
ブログの内容もゆるくて、道草、より道ばかり。

在庫一掃 店内半額

2010年12月07日 23時34分33秒 | 社会・経済
1週間前、近所の文房具屋さんの前を通ったら『在庫一掃』『店内商品半額』『早い者勝ち』というような紙が貼られてあった。
ここのご主人は私の父親くらいの歳で、数年前にコピーを取りに行った時に仕事の話となり、私が図面トレースもできるということから仕事をくれることになり、他にも色々な話しを聞かせて貰っていたので、まさか?と思い店に入ってみると奥様が店に居て、ご主人が体調を崩されお店の方は一応商品が片付いたら閉めるということになったという。

うちの地区では何年か前まではチェーン店のダイヤ書房があり、そこで文具も売っていたが近くに“超”大型書店のコーチャンフォーが進出してきて早々に撤退してしまった。
線路の南側の個人書店も数年前に店を閉め、琴似にあったくすみ書房は南郷へ移転となり、琴似のツタヤ以外では唯一の文具店だったのに地区内にはとうとうなくなってしまった。

小学校指定のノートや紅白帽も扱っていたのに、子どもたちは今後ノートをどこに買いに行ったらよいのだろう。紅白帽はその前からスーパーなどで安い商品が出回ったためかなり販売量は減ったと言っていたし、10年くらい前から事業所のお客さんも減ったと話していた。

おまつりや盆おどり、商店街のイベントにもクジを出店してくれたりと商店街にも協力的だったので、また一つ物販の商店が減ってしまうのは非常に残念です。
中学生くらいになると商店街の商品は高い、品揃えが~などと言い出す。
高いと言っても数十円だったりするのに、地元に店がなくなると遠くまで時間やお金をかけて行かなければなりません。
そうやって大規模な量販店に客が流れ、地元の店がつぶれ、買い物難民が・・・という構図が札幌市内でも起きているという事です。

お世話になったせめてものお礼というのでしょうか、できる事といったら商品を買う事しかないのですが、私のような一人で仕事をしているものは封筒を100枚も買うと数年もってしまうので、封筒ものりやペンなども細々と少しずつしか買えず、必要なものを買っても半額なので800円にしかなりませんでした。
それでも張り紙のせいか、ここ数日は来客も多いようで、在庫がうまくさばけることを願っています。

コメント
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