道草、より道、まち歩き。

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原発直下の活断層に衝撃?

2007年07月21日 01時35分31秒 | 社会・経済
Img001今回の中越沖地震で甚大な被害を受けた東電柏崎刈羽原子力発電所。
防災科学技術研究所の分析で「断層が原発の地下まで延びている可能性が高まった」とか言っちゃってる。
何を今更。
そんなことずっと前から警告している人だっているというのに、こんな被害が出てから可能性なんて言うとはふざけてるとしか思えない。

20年前の反原発運動の中で出された「原発大論争!」という本の中で、地質学者・生越忠氏が書いている文章の中で、この「柏崎刈羽原発計画が出されると正真正銘の活断層が理由もなく死断層とされた」と述べている。(下段3行目。当時柏崎刈羽は1基のみ運転中だった)原発計画が浮上した事で活断層をないものとして、その上に原発を建てちゃったんだから、今頃なにおかいわんやである。Img002また、その前の文章には北海道電力泊発電所計画に関しても、学会公認の活断層が原発計画とともに消えてしまったとも書いてある。
20日に高橋はるみ北海道知事が北電に断層などの調査徹底を要請したようだが、消した断層が再び現れるのかどうか。

今まで、直下型の地震が起きても原発は安心です!大丈夫です!と言い続けてきた電力会社は「原爆投下はしょうがない」という発言以上に糾弾すべきじゃないか?

日本は資源がないから。日本では原発の事故は起こらない。
電力需要がまかないきれないから。
二酸化炭素を排出しないからクリーンなエネルギーだ。
なんて散々美辞麗句を並べても、実際このような事故が起きてしまうと地震直後の地震計のデータは消えるし、2日間に渡ってヨウ素を排出してしまうし、火災が起きても消火するための設備も体制もなかったことが露呈するし。

温水便座も自動販売機も自動ドアも深夜放送も過剰照明もいらないから、少しずつ原発やめてみませんかね。

コメント
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