バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

てんがい一人芝居。熱気溢れる舞台でした。

2017-01-30 | ライヴ報告
土曜日は久しぶりのバイユーでの神山てんがい一人芝居。

これまで何度も演じられてきた『オカマのチカちゃん』シリーズの総集編でした。密かに人気キャラのチカちゃん。「もしかしたら最後?」ということもあってバイユーは満員の盛況となりました。

近年のてんがい舞台ではお馴染みのミュージシャン、ナカヒラミキヒトと澤渡なおこの2人の音楽と組み合わせた濃厚なお芝居でした。
短編一人芝居の総集編なのにコッテリ濃厚。前半約1時間半、後半1時間の長尺の作品となりました。
作品に対する熱がすごい。大したもんです。感動作ではないんだろうけど、感動的でした。ナカヒラ、澤渡両氏に芝居までやらせたのには驚きました(笑)

観る側のテンションも落ちず、バイユー舞台化計画のひとつの到達点のような気さえしたものでした。
やるなぁ!って感じ。照明係を務めた渦さんを含めた4人に脱帽です。
次回が楽しみです。

今夜はバイユーで一人芝居の夕べ。

2017-01-28 | イヴェント案内
今夜1月28日(土)の
バイユーLIVEはコレ!



〜神山てんがい一人芝居短編集Special 企画〜
『また来てねチカちゃん』
出演:神山てんがい / ナカヒラミキヒト / 澤渡なおこ

開場19:00 開演19:30 料金2000円(+要1drinkオーダー)
★長年に渡りバイユー舞台化計画を進行中の神山てんがい。彼の一人芝居の中でも屈指の人気キャラ、オカマのチカちゃんの新作(完結編含む?)を加えたスペシャル総集編!!
信頼するミュージシャン2人と共に新年早々切なくも華々しく、賑々しく、禍々しく魅せてくれます。てんがいファン、チカちゃんファンはお見逃し無く。
画像に含まれている可能性があるもの:2人、テキスト

本日レディースディ!

2017-01-25 | 営業時間等のご案内
本日1月25日(水)今年最初のレディースデイです。
「月イチで!」(基本最終水曜日開催予定)との声にお応えしたこの企画、定着しますように…どうかよろしくお願いいたします。
★ハイネケン生ビールを300円で!諸事情によりビールNGの方の為に、人気の馬路村ゆずハイを300円で!炭酸は嫌!の方の為にオレンジ酎、グレープフルーツ酎、ウーロン酎、さんぴん酎を300円で!さらにノンアル女子の為には馬路村ゆずソーダ、オレンジジュース、グレープフルーツジュース、シークワサージュースを300円で!それぞれ終日ご提供いたします。
あ、モチロン女性だけですよ!

6時半開店です。
男子禁制ではありません。入り口が女子には極めて入り辛いと評判のバイユーの、ありがたい女性陣への感謝の日です。

貸し切りバースデイLIVEの夜。

2017-01-25 | イベント報告
日曜日は貸し切りバースデイLIVEでした。シンガー永浜めぐ美さんがこれまでのキャリアを生かした3つのバンドスタイルでたっぷり歌う長尺LIVE!
良い雰囲気でした。共通の知人の存在によりバイユーに辿り着き、イベントを開くことになった彼女。
今は亡き、その方との縁が繋いだこの場所で思いを込めて歌ってくれました。

僕にとっても様々な思い出が交錯する夜で、彼女のおかげで少し気持ちがすっきりしたように感じられました。
めぐちゃんありがとう。そして縁を繋いでくれたりょうこさんありがとう。


堪能しました!TheEnd&ギターパンダ

2017-01-25 | ライヴ報告
土曜日は待ちに待ったLIVEでした。ここ数年の気になる人、ナマで聴きたい人ナンバーワン!長野のシンガーソングライターThe Endこと櫻井さんを遂にバイユーで聴くことができました。
楽しみすぎて、リハーサル時はちょっと緊張状態だった俺。本番はステージにお客さんが集中していて注文がないのをよいことに完全にオーディエンスと化していました。

The End。予想通り、いや予想以上に素晴らしかった。
カテゴライズするならば、フォークシンガーと呼ぶ人も居るであろうThe End。
いわゆる日本的なフォークというよりはトーキングブルーススタイルもあり、時にラップ的でさえあったりもする彼の音楽。
キンキーでシニカルなユーモアに溢れる楽曲の数々、歌世界の素晴らしさを知ってはいたけれど、ナマで聴いて感じたのは底に潜むクレイジーな手触りでした。
それ故にロックンロールな匂いが漂うのだなと感じました。
安易に感傷に訴えたりしないのにグッとくる感じ、俺の思うロックの香りでした。

長野からバイユーに来る途中で出来、三鷹で書き終えたという新曲や最近の曲、そしてトリビュート盤に収録されていた曲の本人バージョン。
そんな本人の歌声で聴くのは初めて、の曲が多いこの日のセットでした(トリビュート盤はあまり聴かず、本人のライブ盤ばかり聴いていた自分にとっては少し残念であると同時に新鮮な体験で良かったです)。

本編最後の『ロックンロール』。名曲だ。聴けて嬉しかった。
もう何日も経ったのにアタマの中で廻っているのです。

熱いアンコールに「後でまた出るんでこれくらいで」とサラリとかわすThe End。
もっと聴きたかったけど、満足度も高かった!
※これまであまり写真を公開してきていないTheEnd櫻井さん。ご本人に許可を頂いたものを掲載しております。


後攻はギターパンダ山川のりをさん!

彼のLIVEは俺にとっていつも刺激的です。
初っ端から引き込まれました。
コール&レスポンスにもマジ参加する店主をお許し下さい…
ちょっと短めかなと思ったけど、時計を見ると予定通りだったみたいだ。それくらい聴きたいんですね〜俺。
TheEnd、ギターパンダ共に「もっと!」と求める気持ちがいっぱいでした。なんという素晴らしい組み合わせ。

毎回思うけれど、のりをさんは決してキヨシローに似てはないし真似もしていないのに(本人は影響受け過ぎと歌っていたけど、ギターパンダでしかない歌世界だと思う)、忌野清志郎の遺伝子を最も強く感じさせる。
佇まいというか、立ち姿。オフザケとメッセージのさじ加減。照れと恥の感覚。そして時に行き過ぎる、過剰にもなる脱線。
キヨシローは決して聖人君子のロックンローラーでもただの熱いソウルマンではなかった。
あのなんとも説明し難い、混沌としていてグッとくる感じ。そのカケラがギターパンダにはあるように感じます。

アンコール(第3部?)は2人で。2人で『引き潮』。俺にとってはなんと贅沢な時間!耳に馴染んだギターパンダバージョンで。
願わくば未体験の本家TheEnd版も聴いて見たかったけれど…本家の希望で、だったのでTheEnd版はまたのお楽しみで。
とにかく素晴らしい瞬間!大満足でした。

続いて隠れた名曲『くノ一忍法帖の新しいビデオが出たから』。この曲をのりをさんの曲だと思ってた人も居たみたいですね〜。これまた本人の歌声で初めて聴けて感激でした。
この曲に関して苦笑いしながら語っていたTheEnd櫻井さんですがオリジナリティ溢れる名曲だと思います。この曲に目を付けるのりをさんの「自分に相応しい曲」に反応する感覚はかなり凄い!と思います。

超満員のバイユー。皆が集中して楽しんでいるのがひしひしと伝わってきました。
自分も仕事を忘れそうになるほどに堪能しました。

2人共に、また出演して下さるはずです。お願いしました!
この組み合わせがまたあるのかどうかは不明ですが
皆さん、それぞれで是非!

TheEndさんのアルバムについては当ブログで拙い推薦もしております。
お時間許せばご一読頂ければ幸いです。そして是非CDのご購入を。



本日満席!The End / ギターパンダ。楽しみです。

2017-01-21 | イヴェント案内
本日1月21日(土)は
The End(from 長野)/ ギターパンダ

★遂に実現!ここ数年常に気になる人、聴きたい人ランキングの最上位に位置していたジ・エンドさん。
ギターパンダ先生とのツーマンLIVEです!

そんなThe End(from 長野)/ ギターパンダのLIVEですが昨日をもちまして予約で満席となっております。どうかよろしくご了承下さい。

ご予約頂いた皆様ありがとうございました。
楽しみです!非常に楽しみです!!

2年振りのおでん。

2017-01-20 | ある日の出来事
昨夜は丸2年振りの『高知の練りモノでつくった おでん』DAYでした。
たくさん食べてくれてお褒めの言葉も頂いたTさんUさんありがとー!
2日がかりで仕込んだかいがありました。
今夜も追加仕込みをしてお待ちしております。

桂月(土佐酒造)さんから冬季限定の桂月生原酒と桂月純米酒・土佐が入荷しております。併せてどうぞ。

※高知のおでん、次回の登場は未定です。

今夜は2年振りの『おでん』。

2017-01-19 | メニュー
今夜のバイユーは『〜高知の練り物で作った〜おでんDAY』です。
かつては冬の定番でしたが諸事情により定番から外れております『バイユーおでん』。
あの2014年12月7日、火事の夜以来の登場です。
あの日は当日のLIVEの為仕込んだ大鍋いっぱいのおでんを鎮火後泣く泣く全廃棄いたしました。バイユーでおでんを作るのはあれ以来。時間のかかるものは昨日から地味〜に仕込みました。2日分くらいは準備したつもりですが…売切御免。

今夜は寒そうなのでおでん日和か〜!?
お待ちしております。

室戸のポンカン2017

2017-01-17 | メニュー

今年も高知/室戸のポンカンが到着してます!昨夜から皆様におすそ分け中〜。是非ご賞味下さい。美味しいですよ。
室戸といえば!室戸岬の宿『うまめの木』作の絶品『マグロわたラー油』再入荷しております。胡瓜乗っけ450円 豆腐乗っけ550円。マグロのわたってこんなに美味しいんだ、と驚きます。

バイユー今夜は火曜日なので少し遅めの開店となります。7時半までには開店いたします。よろしくお願いいたします。

ルーツミュージック女子の夜

2017-01-16 | ライヴ報告
昨夜は日曜日ですがLIVE営業。
『別糸とも子セカンドアルバム発売記念LIVE』でした。
ブルース、ソウル、カントリー…アメリカンルーツミュージックを愛する女性シンガーがゆったりたっぷり聴かせてくれました。
6人編成のバンドが基本ナマ音で演奏。彼女のボーカルも含めてコンデンサマイク3本立てて空間の音を拾いたいという申し出に最初は驚きましたが、
なかなか興味深い体験をさせていただきました。

僕も初めてで少し苦労しましたが、いい音だったと思います。
浮遊感さえあるナチュラルなサウンドのルーツミュージックショウ、皆楽しんでいました。

最後はゲストが参加、ルーツミュージック女子3人で美しいコーラスを聴かせてくれました〜。
なかなか貴重な光景!

バイユーライブの可能性をいろいろ考えさられた夜でした。

バイユーで河内音頭!やっぱり楽しいのです。

2017-01-16 | ライヴ報告
土曜日は恒例となったバイユー河内音頭まつりでした。
いや正式タイトルは『新春河内音頭まつり』でした。

山中一平さん、やっぱり素晴らしい!今回もたっぷりと楽しませていただきました。
熱が入ってくると自然とこちらの体温もあがるのです。グッとくる熱さ。

アドリブ多めでちょっとゆるい後半も楽しかったなぁ。身体が動きましたね。

今回はゲストに五月家一蘭さん。「サルサと二足の草鞋」の彼女、開演前にはサルサ話にも花が咲きました。

音頭、良かったです。植村直己物語も良かったけど佐渡情話、聴きいってしまいました。
女性の音頭はまた違った良さがあるんですね。

こうやって2時間近く聴いているとまだ1月なのに「はやく夏が来んかなぁ〜」という気になります…。
でもまだまだ遠い夏、なのでその前にまたバイユーで河内音頭、やりますので
お楽しみに!

今夜は新春河内音頭まつり!

2017-01-14 | イヴェント案内
今夜1月14日(土)は河内音頭で!!
山中一平 河内音頭ライブ2017
『新春 河内音頭まつり』
出演:山中一平 / 五月家一蘭

開場18:30 開演19:30 料金 2500円(+要1drinkオーダー)
★恒例、山中一平河内音頭ライヴ。『新春河内音頭まつり』と題された今回は、河内音頭とサルサの二足の草鞋のユキーラこと五月家一蘭との河内音頭の二人会。
毎回非常〜に楽しい、そして体温の上がるこの企画、お馴染みの方は当然!未体験の方こそ是非!!

チャリティオープンマイク良い雰囲気でした。続けて行きます!

2017-01-14 | イベント報告
12日木曜日は『チャリティオープンマイクショウ』でした。このイベントを一緒に続けて来た高山Jack健二郎くんと話し合い、基本第二木曜日開催に定例化しての第1回でした。
少数精鋭ではありましたが、初めて参加して下さった方や初めてバイユーを訪れて下さった方もあり(ありがとうございました!)やって良かった、と手応えのある今年初回でした。

終演後には参加者で話も弾み、良い雰囲気。

上手い下手を超えた緊張感。やっぱりバイユーにはセッションデーよりオープンマイクが似合うな〜と改めて思ったものです。

今回のチャリティは東北の震災遺児への奨学基金への募金でした。
来月は2月9日(木)開催、九州の震災復興への義援金企画となります。皆さんのご参加をお待ちしております。

良元優作、新春LIVE!良い歌、良いサウンドでした。

2017-01-14 | ライヴ報告
11日水曜日は良元優作新春LIVEでした。この日はトリオ編成。「この3人でやってみたい!」との本人たっての願いで、そして「それはちょっと聴いてみたい!」という俺の希望もあって平日ですが新春LIVEが決定したのでした。
『NRQ』で活躍するギターの牧野くんコントラバスの服部くんとのトリオ。開演前、自由度を残しつつも丁寧に打ち合わせる3人。

正月明けの平日だというのに客席はなかなかの盛況。「俺、少し人気でできたんかな?(笑)」と優作くん。

良いライブでした。
前回11月はひとりでゆるゆると音楽の行き先を決める、求めるようなゆったりした構成で「たっぷり聴きたかった」俺の希望が満たされる素敵な演奏だったのですが、今回は音の響きにまで3人ゆえのピリっとした緊張感。
趣きの違った良いライブでした。ベースとギターのバランスもよく、優作くんが時に繊細に時に鋭く奏でるギターの音色も心地よかった。構成的にも楽しめる内容で客席で飲みながら聴いたら更にいいんだろうな〜という感じ。
前回の雰囲気も好きだけど、これはこれでいいなぁ!と思いました。

アンコール後、独りでしっとり締めた姿に本人のこの日のライブをきっちりやりきろうという気持ちが感じられて店主としては嬉しかったです。
次回が楽しみです。

濃厚なカラスワールドを堪能。

2017-01-13 | ライヴ報告
日曜日はW.C.カラス、CD発売記念LIVEでした。
今回はリリースパーティと題され、新作『耐えて眠れ~Still Cryin'』の全曲を披露する唯一のライブという触れ込みでした。

全くのひとりで演奏した密室的な作品ゆえ、人前で全曲を濃密に演奏するのはいわゆる「ライブ向きではない」と考えていたのか、
この日はお客さんの前ながら独りで演奏する歌世界を繰広げようという意図があったようです。

事前に「曲順通り演奏しようかと考えている」「基本喋らない」そんなことをぽつりぽつりと語っていたカラス清さん。静かな気合いが感じられたものでした。

ほんの数週間前12月16日にバイユーでワンマンをやったばかり、それ以外にも中央線で何本もやっているというのに客席は満員。お客さんの期待が伝わってくる。人気者になったんだなぁと改めて思う。

静かにスタート。本当に曲順通りだ。大勢の人の前で自分に向かい合った緊張感が心地よい。息を飲むようにしてステージに集中するお客様方。曲間の喋りもほとんどなく進行する。グラスを置く音さえはばかられるような雰囲気のバイユー。演奏、というか音楽の良い響き。表現の奥が感じられる。

途中で曲順通りは挫折したようで、曲間にも少し喋るようになる。
考えてみれば自宅でライブ形式でやっている(卓ライと呼んでいるようだ)時は自分だけなので、一息つくのも自由だが目の前にお客さんのいる状況で同じようにやるのは無理があるのだ(笑)
しかし音楽の緊張感は保つカラスさん。集中力の切れない客席。

正直、「凄いなあ」と驚いて見ていました。演者にも聴き手に対しても。

結局1部、2部ともに緊張感とクオリティの高さは保たれたまま全曲を歌い終えました。その姿に、少し緊張感から解放されたお客さんは大拍手で応える。

「何曲か新作に付け足して演奏する心づもりは有る」と言っていた通り、アンコールに。
静かに聴きいっていた本編とは一変してリラックスした歓声が飛ぶ。
息をのんで聴き入る時も笑って騒いで聴く時にも、とにかくファン方々のW.C.カラスの音楽を求める様は熱烈で、感動的ですらありました。

結局たっぷりと演奏。アンコールではなく第3部の趣に。「今日はやらない」と言っていた『うどん屋で泣いた』も結局歌うカラスさん。そりゃ、あれだけ求められればな〜。


※最終盤は飛び入りのヤマシンと!
※写真はすべてFujiyamaさん提供。


3部構成の長尺のLIVE、客席には満足気な笑顔がひろがりました。
あれだけ求められる歌って素晴らしい。

今回、静かに固唾を飲んで聴き入るファンの方々の姿がとにかく印象的でした。
深い表現の世界に入り込もうとしても、放たれたとたんに聴き手に対して近づいてゆく歌の数々。
先日アルバム推薦ブログにも書きましたが。今、W.C.カラスの音楽は人々に対して開かれている。
改めてそう感じました。

カラス清さん、まだまだまだまだ楽しませてくれそうです。
『耐えて眠れ~Still Cryin'』推薦します。是非ご購入を!