バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

今夜はバイユーお馴染みの…

2012-09-29 | イヴェント案内

今夜のバイユーLIVEは『ル・オードムーゲ』『ザ・マー』の出演でおおくりいたします。
~バイユーのカウンターで生まれたハウスバンド!とバイユー馴染みの大御所漫画家先生方&編集者さん方による激真摯な新人バンドの競演。
開場19:00 開演20:00 料金1000円(+要1drinkオーダー)です。                                                   


武蔵野だけどルイジアナサタディナ~イ!の夜。

2012-09-25 | ライヴ報告

土曜の夜は楽しみにしていた久しぶりのザディコキックス!!
生ザディコを楽しめる貴重~な機会、たっぷりと堪能しました。

ただザデイコだからイイってわけじゃぁなくて自分はキックスなりの味が好きになっているのでそりゃ~ぁ満足なのです!この日初めて聴いた『モンキーマン』もなかなかのキックス味で楽しかった。トゥーツ&ザ・メイタルズの名曲ですが僕にとってはやはりリアルタイムで体験したスペシャルズ!!大好きな曲のザディコバージョン・キックス味、素晴らしい。

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その上、この日はゲストにルイジアナ☆スワンプポップ☆デュオ『Los Royal Flames』(キックスのニシダ先輩推奨の通称はロスロイ)が登場。ヨシタケくんのアコーディオンがスワンプポップデュオを盛りたてるんですから自分のような人間には最高も最高!アンコールの『マチルダ』まで至福の時でありました。

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ロスロイ、坂口くんのMC「ルイジアナサタデイナーイ!」が武蔵野の夜に融け、耳にこびりついてしまった夜でした。

キックス、もちろんまたご出演いただきます。
ロスロイ、この日客席で楽しんでいらっしゃったロッキンエノッキーさんとの対バンLIVEが近く実現予定です!お楽しみに。

う~ん。ザデイコにスワンプポップ、最高です。


今度の土曜日はザディコナイト!!キックスがやって来ます!!

2012-09-21 | イヴェント案内

9月22日、今度の土曜日のバイユーLIVEは…バイユーといえばルイジアナ!ルイジアナといえばザディコ!!!
僕も大好き『ザディコ・キックス』登場です!

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ザディコはやっぱりナマを体験してこそでしょう♪ビートによって(聴く)耳が変わるのを体験できます。
更にこの日は噂の、<wbr></wbr>スワンプポップブームの立役者『Los Royal Flames』からゲスト(リーゼントの人)を迎えるとのことでルイジアナ愛好家必<wbr></wbr>見でもあるのです!

19:00開店20:00開演 料金1500円(+要1drinkオーダー)です。


一人芝居に集う人、な夜でした。

2012-09-21 | ライヴ報告

先週の土曜日は神山てんがい一人芝居『たびのてがみ』。
もう5回目なのか…いつのまにか一人芝居をやる姿が自然に見えて来たような気がします。劇団を率いたり、映画で演じる時とは違った佇まいがどんどん裸に近づいてきて良い感じです。ネタも「いきもの」な感じで日々息をし、育っているのがよくわかります。
ネイキッドな存在感という観点からいえば、今回初めて疲労された未勝利で引退することになるボクサーを描いた新作では本当に裸になってしまいました。

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ん?『アネキの部屋』でも裸にはなっていたか…彼、結構ハダカ好きなのかもしれません。飲みつつ、飲みつつも、しっかりと絞っているのには敬服します。

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モンゴル音楽のフルハシさんとの相性もなかなかでした。フルハシさんの音楽も楽しませていただきました。

この日客席には、来る12月23日神山てんがい氏によりに初演される土佐高知の絵師・金蔵の生涯を描いた一人芝居『絵金縦遊伝(えきんしょうゆうでん)』関係者の皆様の姿がチラホラ。終演後はそれぞれが挨拶し、高知関連人脈の社交場的な雰囲気もありました。
『絵金縦遊伝』、役者てんがい、プロデューサー渦ヨーコ両氏がここ数年の地道な準備期間を経て遂に初演を迎えます。
ご興味のある人もない人も是非こちらをご覧くださいませ。
勿論僕も観に行きます!


土曜日は神山てんがい一人芝居『たびのてがみ』

2012-09-11 | イヴェント案内

今度の土曜日、9月15日のバイユーは
神山てんがい一人芝居『たびのてがみ』
馬頭琴のフルハシユミコをゲストに迎え、お芝居と音楽でいざなう夢幻旅行!!
神山てんがい一人芝居。早くも第5回となります。
毎回楽しませてくれます。お楽しみに。
開場19:00 開演20:00 料金1500円(+要1drinkオーダー)です。


『武蔵野の誇り』横河武蔵野FCがFC東京に劇的勝利!!

2012-09-10 | サッカー

昨日は久しぶりの味の素スタジアム!この名前になってからは初めてかも?というくらいに久しぶり。天皇杯2回戦『FC東京vs横河武蔵野FC』の遂に実現した東京西部ダービーを観に行ってきました!!
「行ってきました」だけで「!!」が付くのは興奮しているからです。
実は昨日起きた時体調がイマイチ優れなかったのですが…無理して行って良かった!!大興奮でした。

三鷹北口、武蔵境近辺の飲み屋界隈では「武蔵野」や「武蔵野FC」と呼ばれることの多い『横河武蔵野FC』。バイユーを出て右にほんの少し行ったところにグラウンドがあり、ホームスタジアムはその道をまっすぐ更に10分ほど歩いたところにあるというご近所、地元フットボールクラブ。Jリーグの下部組織であるJFL(3部的なリーグ)に所属する企業が母体となったクラブチーム(企業社会人チームではない)です。
地元にはJリーグ1部所属の『FC東京』というれっきとした人気チームがあるけれど、ご近所クラブといえばやっぱり『武蔵野FC』。サポーターたちの歌う「俺らの武蔵野~武蔵野の誇り~♪」、そんなチームなのです。

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…バイユーのある三鷹は、南口は三鷹市のため『FC東京』の小旗が飾られていますが北口に降りると青と黄色の『武蔵野』の旗が飾られているという南北問題を抱えています。J1とJFLという歴然とした格差。しかも親会社が完全プロ化&Jリーグ参加を否定しているため埋まる見通しのない差を日々痛感させられる深刻な南北問題ではありますが、唯一乗り越えられる場が「天皇杯」というプロもアマも混合でタイトルを目指すトーナメント戦!3年振りに東京都代表として出場した武蔵野FCは岩手での1回戦を突破、2回戦で『FC東京』と対戦することとなっていたのでした。

そりゃぁ燃えます。決まったときから自分も含め知人友人も話題にしています。僕はバイユー開店時には後援会にも入りしばらくは時々応援に行っていたものの、近年は多忙を言い訳に足が遠のいていたという薄情者。それでも冷静ではいられません。武蔵境にある仲良しのファンキーな焼き鳥屋さん『トサカ食堂』で話していると、応援に行かないなんて選択肢はないように思えたのでした。

で、昨日。雨の予報もあったのにギンギラの炎天下。体調不良と言いつつ行ってまいりました!今年元日の天皇杯チャンピオン、日本代表クラスの選手を何人も抱える『FC東京』に勝ち目がないことはわかっていたけれど立場の違いを越えて戦えるこの場はやっぱり特別でした。ご近所の知った顔にも何人か出会う。そりゃぁ大観衆!とはいかんけど武蔵野としては沢山のお客さんが駆けつけていました。

試合はスピード、個人技で大きく勝る『FC東京』に攻められ耐えるという展開。武蔵野はMFも含めみんなで守っている。前半終わって0-0。FC東京が意外に手こずっている「なにやってんだ~」という展開かもしれないが武蔵野的には大健闘。攻められてるだけで、たまのカウンターアタックにもゴールの予感はまったくしないけど武蔵野応援者的には満足。

後半も泥臭く守る。攻めるのは時折のカウンターが精一杯。後半30分近くなっても無失点。素晴らしい。お客さんは懸命なサッカーを楽しんでる。キーパー飯塚選手の好守が光る、いやディフェンス全員が踏ん張ってるのか、そしてシュートがバーに当たったり「運」にも助けられる。これには「何かある」とは思わないでもなかったけど。攻めないことには、点を取らないことには勝てない。攻める気はあるんだけど攻められない。どーするんだ~、と思ってるうちに試合終了時間が迫ってきた。周りの人もみんな「延長だ」と思っている。そして延長になったら勝てない、と思っている。武蔵野の選手の疲労もピーク、ゴール裏から直線で見ていると足も止まってきたように感じられる。0-0で延長、いいじゃないか。よくやった。大量失点を心配する声もあったのだ。お客さんはいい雰囲気で最後まで楽しんでいる。素晴らしい。

気がつくと時計が消えている、ロスタイム(アディショナルタイム)。「何分か見忘れた~」と思っているところに武蔵野の岩田選手が左サイドで粘りに粘ってファールを貰った。ゴールにはかなり遠いけどフリーキック。延長前、最後のチャンスだ。スタンドは地味ながら一体感のある盛り上がり。手拍子が起こる。さあどこにボールを入れるか…と注目。
と、岩田選手の蹴ったボールは…スローモーションのように壁を越えて、手を伸ばすキーパーを越えてゴール右隅に突き刺さった!ホントにスローモーションのようだったのだ!なんとなく「入ったりして」とも思ったが本気ではなかった。
自分も周囲ももう、なにがなんやらの大興奮。
35mだか40mだかのスーパーゴール!!

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試合後に武蔵野のキーパー飯塚選手が、実際に目にしても「何が起こったかわからなかった」と言っていたらしいが、真正面目の前のゴールに入ったのに信じられなかった!ロスタイムかなり過ぎてからの先制点。周りからも「おい、もう時間ないぞ!勝つよこれ」と興奮が広がりはじめる。誰も勝つことまでは期待していなかったのだ。

わずか1分と少しの時間がとんでもなく長く感じられた後、主審の笛が吹かれた。武蔵野応援席は大騒ぎだ。劇的というにはあまり凄い。最終回終了間際の逆転ノックアウト勝ちのような勝利。

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最高レベルの華麗で面白い試合も勿論いいけど、応援する我が町のチームの劇的な勝利による興奮こそがサッカーの<wbr></wbr>魅力だと改めて痛感

ここ数年は多忙を理由に観戦していなかった自分なんかが味わうに<wbr></wbr>はあまりに勿体ない試合、そして勝利でした。いつも足を運んで応援してきたサポーターの皆様に心からお祝い申<wbr></wbr>し上げます。

世界中にいるという、地元の3部リーグや4部リーグやセミプロの<wbr></wbr>チームを応援している人たちの気持ちが(読んだり聞いてはいたけ<wbr></wbr>ど)解った気分。

あの歓喜の爆発!フットボールというものを身近に感じたものです。

このゲームについて興味のある方はこちらの方によるもっとわかり易い観戦記があるので是非ご覧ください。写真はBoccheruna観戦記から転載させていただきました(こちらもどうぞ)。


サルーキ=渋公ワンマン!大成功!!

2012-09-10 | ある日の出来事

土曜日は渋谷にてバイユーでもお馴染みロックン・フォークバンド『サルーキ=』渋谷公会堂ワンマンLIVEが開催されました。
この日は、日頃から親しくしているサルーキ=だけではなく、日頃大~変にお世話になっている玉井さんが舞台監督、というかメンバーと共に全体の製作、そして総指揮を務めるということではるばる渋谷まで行ってまいりました。
玉井さんはバイユーでは『ル・オードムーゲ』でのアコーディオン姿が知られていますが、元憂歌団マネージャーや上々颱風を仕切っていた方で現在の本職は舞台監督。今回は1から手作りのステージとのことでその手腕を注目するバイユー近辺住人の声多数でした。
で、サルーキ=渋公ワンマン!
素晴らしかった!大成功でした。メンバーの熱意、お客さんの愛情が伝わってきて胸が熱くなりました。シンプルながら心温まる構成も良かったです。120908_1848_3
2度の熱烈なアンコールを終えて、挨拶をして舞台袖まで引き上げた時、再度のアンコールを待たずにアコースティックギターやカホンが持ち込まれました。すると楽器を手にそのままステージ前に腰掛け、まるで終演後のような雰囲気で路上や飲み屋さんでお馴染みのサルーキ=スタイルでもう1曲歌いました。客席にマイクを立ててナマ音を拾っての最後の1曲はシンプンルな演出だけどホント素晴らしかった。グッときました。一度引き上げるでもなく「もう1曲やるよ!」という感じでもなく。“終わったあとで” さりげなく始まったのがなんとも良かったです。
お疲れさまおめでとうサルーキ=!あえてステージで言わなかった(そこがまた良かった)「次」に向けて。楽しみにしています。

スタートして数曲後、チヨくんの最初のMCに応えるお客さんの歓声の(人数以上に感じる)大きさに驚き(開演前はおとなしそうなお客さんに見えてたので)、愛されてるんだなぁ~と感じたものでした。


2012夏②☆高知/大杉の立川(たじかわ)そば編

2012-09-07 | 日記・エッセイ・コラム

2012年夏の覚え書きの続きです。

『ルーラルカプリ農場』で遊んだ日の夕方高知着。大人しくしてれば良いものを…深夜、久しぶりの高知の夜をパトロールに出かけました。目的地は『ロッカールーム』というロックバー。
ここはなぜか共通の友人が多いマスター~ロックバンド『ゴールデン野郎』を率いて東京や大阪でも活躍する濱田亮くん(やっぱり同い年だった!)のお店。
初めて訪れた店とは思えないくつろげる雰囲気。高校時代からの友人、大黒も現れて楽しい深夜となりました。大黒サンキュー!亮くんこれからもよろしくお願いいたします。

翌日からは高知の夏。蝉ギンギン、太陽ギンギンの南国土佐の夏でした。
実家にお坊さんを呼んで、一緒に暮らしてたおじーちゃんの33回忌とおばーちゃんの13回忌を共催。久しぶりの皿鉢を堪能。

翌日は四国山脈に向かって北上。大豊地区や早明浦ダムなど高知県山間部を食材探索しつつ楽しみました。
山奥で見た星空はもの凄い迫力!かつて体験した~いまひとつ夜空に恵まれなかった石垣島や、凄い星空だった佐渡島よりも圧倒的な宇宙でした。

そうそう、日本一の大杉の近く立川地区(たじかわと読みます。なんと!変換されました!)の独特な蕎麦には驚きました。挽いてぶつ切りにしたようなボソボソの10割蕎麦に出汁に甘さが控えめにひろがるかけつゆ。洗練とはほど遠いものなのですがコレがなんとも個性的で美味い!

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酒飲みにはお薦めします。車だったので飲めなかったのがなんとも残念。

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大杉の道の駅で食べたのですが、高速のSAでも食べられるそうです。
見た目の素朴さに騙されてはいけません。ホンモノは更に素朴でワイルドです。また食べたい~。


2012年夏①☆岡山ルーラルカプリ農場編

2012-09-06 | 日記・エッセイ・コラム

夏が完全に去ってゆく前に、今年の夏の思いでを…。

今年も高知に向かったのですが、その途中で車を借りて立ち寄ったのがここルーラルカプリ農場。岡山駅から東へ30分ほど車を走らせたところにある山羊牧場。なぜ山羊牧場?と思うかもしれませんが、これが得意の行き当たりばったり。車を借りようと電話したレンタカー店の方がなんとも親切で、お薦めの場所を訊いたところ「自分もまだ行ったことないけど、今度行こうと思っている」とこの山羊牧場を教えて下さいました。山羊牧場!?未知の響きになんとなくピンときたので向かってみることにしました。
Photo郊外に向けて一般道を走っていくとどんどん田舎に。道順通りに行くとガードレールもない池沿いの細い道。池に落ちるのは嫌だなあと思いつつ更に山道に入って少しすると目的の山羊牧場に着きました。 「ルーラルカプリ農場は観光施設ではありません」と謳っていることからもわかるように山羊を育て乳を搾り、乳製品を作っているいたって素朴な農場でした。飾らない佇まいに沢山の山羊。なんとも良い雰囲気。

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農場の奥(上)にある小さなショップの店頭(外)に置いてある山羊ミルクは驚きの味!!

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瑞々しく爽やか。そしてコクがあるのにクドくない。人間の母乳に一番近いとされるだけあってお腹に優しく身体にも良いようです。臭み、のようなものは感じませんでした。そして本当に美味しかったソフトクリーム。

オーナーさんが接客してくださるショップで買い物をしたのですが問題はその店内!壁にビッシリとCDが…。それがまた凄い内容。どうやらデッドヘッズらしいことはわかるのですが、そんな単純なものではありません。この方かなりのスキモノ、とみました。チラチラ見てると本当に凄い!ムムム。ってなもんです。

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(この棚も凄いけどBOXセット棚もムムムでした)で、このまま帰るのもあまりに勿体なくって、話しかけてしまいました~。

いやーこの方、ルーツモノを中心でアメリカンな品揃え(変か!)なのですが。かなり自分のスタイルを持ったマニアックな方でした。いろいろ教えて貰えそうであまり時間がなかったのが残念なくらい。William Fitzsimmons、Robert Earl Keen、The Avett Brothersなどを薦めていただきました。
そのままロックバーが出来そうな店内と、外の山羊たちの姿がなんとも絶妙なバランスで共存していて非常に良い感じ。
へぇ~と思われた方は是非HPをゆっくりとご覧になってくださいませ。
(写真はRyonさんという方のブログから使わせて頂きました。こちらのブログの方が山羊の魅力が伝わると思います!)
そして岡山に行かれた時には是非!


…9月。

2012-09-05 | ある日の出来事

いつのまにか9月になってしまっています!
蝉の声もするし、まだ暑くって「残暑」を味わっているのだけれど…仕事の上では、来月の予定はすっかり整い再来月のことを考え中。
まあこれって普段ではあたりまえのことなのですが…再来月って11月ですよ!?
そして当然そのすぐ先には慌ただしい12月が!年末のことが諸々迫ってきています。

先ほど12月のLIVEが1本決定しました。まだTシャツなのに!まだ蝉が頑張ってるというのに~。


告井さんのギターでビートルズを改めて愉しむ、でした。

2012-09-03 | ライヴ報告

昨夜はセンチメンタル・シティ・ロマンスの告井延隆さんによる『SGT.Tsugei~Plays Beatles~』。~アコギ1本でビートルズ!たった1人で弾いているのになぜかバンドの音が聴こえる~と評判のLIVEでしたが、僕は初体験。で、噂通りの濃厚さでした!

あまり前知識なしで臨んだこの日のLIVE。
アコギ一本でパートを弾き分け同時演奏「え??これどうやって弾いてるの信じられない!」とスゴ腕ギタリストが技巧の限りを尽くす様を予想していたのですが…。
もちろんスゴ腕は堪能したのですが、技巧を見せつけるのではなくスゴ腕と技巧を駆使してビートルズをビートルズの音楽の成り立ちをその場に現す、という趣きのショウでした。
曲間、時に演奏序盤で少しストップしたりして語られるビートルズの楽曲に関するウンチク。いやウンチクではなく、告井さんがギターに向かい合い辿り着き探し当てた秘密と宝もの。それを手にしたことによって語られる、時に独自な解釈がなんとも秀逸でした。ただ喋るだけでなく、実際にフレーズを弾きつつの解説なので驚きとバンドアンサンブルの魅力満載。アコギで美しく華麗に超絶テクニックを見せつつ、ビートルズのビート感、ビート解釈に心を配っているのが印象的でした。
帰り際に本業バンドマンである従業員・近田と3人で話していてその話になると真顔になって「そりゃそうだよ「ビート」ルズだもん」。ビートルズをメロディやハーモニーを中心に語る人もいるけど(結構多い)試行錯誤や彼らのマジックが生み出した、各楽器のビート解釈、その絡み合い。ロックバンドでは圧倒的に早く(さりげなく)取り入れていたポリリズム。そんな点に気を配って再現演奏している、どの曲でもリンゴのドラムをきっちり取り込んで、音に出さなくてもビート感で現して弾いているとのこと。
超絶コピーでもカバーでもなく、ビートルズのバンドサウンドの魅力を再現する、(自らのギタープレイで)改めて紹介する(伝える)そんなLIVEでした。

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お客さんも熱心に見入り聴き入り…少々不躾な言い方かもしれませんが
「芸」になっていました。楽しませていただきました。
告井さんからは「またやろうよ!まだまだ面白いのあるよ」と言っていただきました。お楽しみに!


古道具!やっぱり好きです。

2012-09-03 | ライヴ報告

土曜日は古道具!彼らはやっぱりイイですね、リラックスして楽しめるし、なんといっても2人のボーカルの絡みが好みです。

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ちょっとクールで朴訥なジャックと切なげなビリーの声が重なるとなんとも良い感じ。そこにマンドリンとギター、ベースのビート感。立ち上がってくるボヴも加えた歌の手触りが心地よいのです。久しぶりというジャック作の新曲も良かった。
そしてこの日は急遽、バイユーのお客様としてはお馴染みの河原ケースケさんがオープニングアクトとして歌ってくれたのも嬉しかったです。実はバイユーのステージに立つのは初めてだったケースケさん。渋くキメてくれました。

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お客さんも笑顔で楽しい夜でした!