バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

松井文の1stアルバム、クセになります。

2013-06-28 | 音楽

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ここ数ヶ月ひそかにハマってしまっている音盤がコレ。
横浜出身で大阪を拠点として活動する女性シンガーソングライター松井文(まついあや)のファーストアルバム『あこがれ』。
河内音頭のプロデューサーとして熱く活動している I さんから「コレいいよ」と薦めてもらった時は「へー、AZUMIさんがプロデュースしてるんだ」といった程度の軽い気持ちで聴いたのを覚えてる。「…なるほど結構いいですね」などと思いつつ、言いつつも自然体というにはあまりに脱力した(ように感じた)佇まいと、素朴なメロディ。微かに揺れて時に裏返り、外れたりもしつつ進んでゆく歌声に驚き、もしかしたら心の中で少し微笑んでいたような気がしないでもない。
それが閉店後「気に入ったなら置いて行くよ」と I さんが残して行ったCDを、なんとなくもう一度聴きたくなってひとり再聴。「あれ?さっきよりいいなぁ」。聴き終えて冒頭の曲をもう一度。「うわーコレ、本当にいいな!!」。そして翌日、まだお客様のいない店内で早速聴く。「なんなコレ?むちゃくちゃえいぞ!」。営業時間半ば、お客様に薦めつつ再度聴く。1曲目『風の向くほうへ』で思わず「うわ!コレヤバイ!!凄くいい!!」と声をあげて「うんなかなかいいよね」と苦笑される俺。初めて聴いた人はこの反応でもしょうがないのかと思う。中毒性のある歌声と歌世界。松井文ちゃん、なかなかのモノです。
内容はシンプルな彼女の歌に、時にロウファイ時に渋い味わいのバックバンドが付いたもの。でもこれってかなり考えられている。AZUMIさんの絶妙のプロデュースワークがこの作品の中毒性に一役かっていることは確かだ。『風の向くほうへ』なんてあの「え?」っていうような最初はアンバランスに感じるサウンドがあってこそ最初のサビ?の彼女の歌声があれほどグッとくるのだ。
この音盤の世界に引きずり込まれてしまうと…。最初に感じた力の抜けた佇まいが眩しく映るようになり、素朴なメロディが個性的に。かすかに歌声が揺れて時に裏返り、外れたりもする部分にこそ歌手としての魅力を感じてしまったりするのだ。音楽って深いなあ。
彼女、文ちゃんは関西をはじめとしたルーツミュージック系のベテランミュージシャンからとても高く評価されているようだ。かつてバンドで大きなコンテストに出場した時には審査員の音楽関係者にはウケたものの、開場を埋めた6000人!の中高生にはまったくウケず受賞を逃したとのこと。…オヤジに支持される音楽性なのかもしれない、といえばなんだか複雑なものがあるけど(笑)でもいいのだ。良いものは良い。言い換えればガキどもにはわからん良さがあるのだ。…いやガキどもってロックに敏感なヤツもいるはずだ(ロック?)。要は6000人も集うようなガキどもにはわからない良さなのだ。なんか言ってる事がムチャクチャですが。
このアルバム、地味~に良いです。

最後に僕の感じるこのアルバムの良さを…。
彼女の歌の良さは、その歌心にある。特別なことを歌ったりしなくても心の中に入り込んで来る歌。それも聴き手が意識しないうちに。ふと気がつくと「もう一度聴いてみようかな」となっているような歌。その作為的ではない強いあと味には、当然声の魅力が大きいのだけれどそれだけではない。なんとなくアタマに残るメロディ、そしてとつとつと綴られる歌世界。意識して意味深い歌詞やどぎついことを歌ったりしなくても良い。人の心に入り込んで来る彼女の歌は十分に魅力的だと思います。


震災後の市民運動、行動…。

2013-06-27 | 社会・経済

先週土曜日のバイユーLIVE『東日本大震災・被災動物救済AID』。20数年ぶりに自分がLIVEをやる、ということが大きすぎて気がついたら終わっていた…感じなのですが。それらについて思っている事をこの際、記してみたいと思います。

今回の「原発事故による警戒区域、避難地域に取り残された犬や猫、現地で救済活動を続ける方々を東京三鷹から後方支援」という渡辺さんの活動と行動を共にした経緯についてはこちらをご覧下さい。
そこにも書いていますが、個人的にこの動物たちの問題が最も優先されるべき、多くの人が賛同するべき事案であると思っているというわけではありません。事実バイユーゲイトとしては「震災で親を失った子どもたちの進学、奨学援助」に絞って細々と活動を続けていますし、バイユー企画に何度も参加してくれている三鷹の人気バンド『古道具』は被災地に楽器を贈ろうという「こどもの音楽再生基金」の為のチャリティLIVEを続けています。
今回の『被災動物救済AID』開催は「どれが一番」「誰が正しい」「何が正しい」とかではなく、自らの判断でキャパシティに応じた出来る事をやる、まず信念を持って動くという、渡辺さんたちの姿勢に共感したからに他ありません。縁あって、親密な関係を築いている人の真摯な行動に協力した、ということです。もちろん納得して。

あの震災以降、いろんなことが変わってしまいました。価値観の根本が変わってしまったという人も多いはずです。政治的であるなんてことからとても遠いスタンスだった自分ですら、この国の政治の動きが非常に気になります。選挙結果に、投票率の低さに絶望的な気持ちになったりもします。
若者だった頃…大学の入学式も卒業式もサークルにも参加しないくらいに式典や集会、人が集う事が嫌いだった僕が、少々意にそぐわない部分があったり、居心地が悪くっても、時にはデモや集会に出向かざるを得ないかなぁと思ったりしていることに驚いてもいます。
こんな意見の人たちと一緒にされるのは、一緒と思われるのは嫌だなぁという特別な?個人でありたいという気持ちに蓋をしてでも「現状は良くないという声がしぼんだりはしていない」ということを示す為。群衆の一員となることも厭わないと思うようになりました。震災~原発事故~そしてこの国の右傾化。まさかこんな自己中心的な自分が政治的であったり、市民運動を注視したり、ましてや数合わせの一人でもかまわないと思わざるを得ない時代がやってくるとは思いませんでした。

そんな昨今、反原発などの運動について「こんな方法論では間違ってる」「もっと効果的な方法が」という意見を様々なところで目にします。そして本当にその通りと思う意見も多いです。僕の気性に極めて近い意見も多い。
でも今必要なのは「ならどうする、どうしよう」であり。
意を唱える、問題意識や分析力の高く鋭い方々にはなんとか効果的な方法を指し示して欲しい、もしくはより良い道を探る事に全力を注いで欲しいと思うのです。
多くの方の意見を目にするにつけ、鋭く感心するもの多数。その方たちがいずれ素晴らしい行動を示してくれそうな予感もします。
でもそこまでに至らない自分は「このままじゃ駄目だ」という意思表示をするくらいしかないのです。
やみくもにNO!や理想論だけじゃなんにも始まらないのかもしれません。でもNOの声がゼロとなるわけにはいかないと思うのです。
「NO!」の人波の中には感情的なだけの方もいるでしょう、具体的なヴィジョンのない人に限ってNO!なのかもしれません。市民運動の高揚感が過ぎて的外れな行動や、攻撃をする人々がいることも確かです。

僕にだって、もっとオリジナルで切れ味鋭い自分自身でいたいという気持ちがないでもありません。でもデリケートな側面もある諸々の問題故、皆に指し示すような考えや妙案を見つけられない自分は「愚かな群衆」と呼ばれることもある人波の一部になってでも、居心地の悪い思いをしてでも「NO!の声がなくなってはいない!」ということを示すべきだと思っています。

その他大勢でいることを望んだ事なんて今まで一度もないし、個であることを脅かす物事こそが敵、でした。でも今、時にその他大勢となるも致し方ないのかもしれないと思っています。

語るべき、鋭い洞察力を持っている皆様。是非「こうしよう」という意見を発信していただきたいと強く思うのです。
いろんなところに可能性を秘めた意見や鋭い視点を多く見つけるのですが、結局行きつくのは「今行動している人の愚かさ」「気持ち悪さ」を突く形になることが多いようで、少し残念に思っています。
もちろん、間違いを鋭く指摘するというのはジャーナリズム的意見交換のあるべき姿かもしれませんが、今は平時ではありません。「悪い奴ら」はを喜ばせるだけの争いでなく。少々の愚かさには目を瞑って、議論するならいかに効果的な成果を出すかをこそ、意見し合って貰いたいと思うのです。自分の意見の正当性やオリジナリティや個を主張する批判ではなく、「どうしよう」「こうした方が」という建設的批判をこそ期待したいのです。
そのようなところに至る言葉を持たない僕は、日々の生活に専念しつつ目の前に出てきたこと(出来る事を)をひとつひとつやっていこうと思います。そのひとつのカタチが先日の『被災動物救済AID』でした。これだけでなくバイユーはこれからも震災遺児への奨学基金への募金企画を続けていきます。

そしてもちろんですが、意見の違う方を攻撃する気はありません。行動しない人が間違っているとも思いません。別にエセ平和主義でもないのですが…無意味な争いより目の前のことへの対処を!まだまだ何も終わっていません。

何より目の前といえば、自分の日常。バイユーをより居心地の良い場所にしたいと心より思っております。
でも選挙には皆に行って欲しいなぁ~。

以上、駄文でしたー。


AZUMIのブルース&河内音頭!

2013-06-26 | イヴェント案内

日曜日は久しぶりのAZUMIさん。
この人、本当にカッコイイのです。この世界では有名ですから、昔から存在は知っているものの観た事ない。という人も結構居るのではないでしょうか?とにかく一度、ご覧になる事をお薦めいたします。
いつも素晴らしいアズミさんですが今回は特に楽しませていただきました。

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近年、河内音頭に本格的に取り組んでいるアズミさん。そしてついに真っ向から取り組んだニューアルバム『AZUMI ミーツ 山中一平/河内音頭 あべのぼる一代記 不常識』を発表。これが強力な快作!

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関西音楽界では知らない者はいないという大物プロデューサー、ミュージシャンの故あべのぼるさんを歌ったこの作品、従来のAZUMIワールドと河内音頭が絶妙なぶつかり合いを見せつつグツグツと融合した濃厚な音盤。
直接お会いした事はないものの、噂だけはいろいろと聞いている「あべちゃん」が立ち上がってくるような生々しさがもの凄い。リリースされて少し経ち評価も非常に高く、ある意味充実期にあるこの夜のアズミさんなのでした。
とはいえ、長いキャリアをほこる彼の事、何かが変わったりましてや揺らいだりするわけではありません。プラスアルファ!そんな感じです。長尺の河内音頭ナンバーも含め、ゆったりたっぷりのLIVEでした。お客さんたちも満足気でした。

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と、ここで冒頭の言葉に戻ります。「昔から存在は知っているものの観た事ない」という人も結構居るのではないでしょうか?
とにかく一度、ご覧になる事をお薦めいたします!


盛り沢山に『東日本大震災・被災動物救済AID!!』

2013-06-26 | ライヴ報告

土曜日は『東日本大震災・被災動物救済AID!!』でした。
「原発事故による警戒区域、避難地域に取り残された犬や猫、現地で救済活動を続ける方々を東京三鷹から後方支援」そんな活動を続けるバイユーではお馴染みのドラマーでもある渡辺紀男さんの「オカミがやんないなら、それぞれが小さなことから動く」という姿勢に共感した神山てんがい&渦ヨーコ、そして私が “意外な組み合わせ” で合流!とはいえそんな特別なことをするわけではなく渡辺さんによる活動報告以外は…あくまで芸能、な宴となりました。

木曜日に続き、急な企画にもかかわらずお集まり頂いた皆々様には感謝、感謝であります。

まずは神山てんがいさんが連れて来てくれた二胡奏者の澤渡なおこさん。美しい音色、そして空気を揺らす旋律。みんな聴き入っています。

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素晴らしかったのですが…このとても音楽的な演奏に、次に出演する私はヒジョーにプレッシャーを感じていました。こんな綺麗な演奏のあとに演るのか!という感じですね。

「なんでやるなんて言ってしまったんだろ?」20数年ぶりにLIVEというものに出演した私。心地よい緊張感(を楽しむ余裕はとてもなかったですが)と共に歌わせていただきました。

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カバー2曲を含む6曲、しっかり1ステージ分の時間を頂きました。聴いて下さった皆さんありがとうございました。

休憩を挟んで渡辺さんの活動報告。じんわり伝わってくるものがありました。

そして闇の女王ギネマ!客席の幼児を凍り付かせ(退場させ)つつも今回はテーマに沿ったちょっと胸に迫る俳句ライブを魅せてくれました。

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写真ではわからないでしょうが…避難区域に残された犬の姿が浮かびました。

続いて神山てんがい一人芝居。ギターを抱え避難区域内での動物たちの集会に我々を連れ出してくれました。

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扮装が猫より虫に見えたという声もありましたが…。

最後は盛り上がって終わる為のスペシャルユニット『アミキチ・ロックンロールバンド』これまでの出演者+ベースに高橋保さん、ギターに瀧澤祐二さんという編成で、2曲。てんがいボーカルで得意の『プカプカ』。ロックンロールバンドなのでシャッフルで(笑)。そしてなんの脈絡もなく私のボーカルで(自分の出番はピリリとしていたのですがここでは楽しくやらせていただきました~)ウルサくラケンロー!『Slippinn&Slidin』。渦ヨーコのサックスをフィーチャーし華やかに。

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とりあえず、目先のことで動く。こんな気持ちを押し出したイベントでした。この試みをどう捉えるかはそれぞれいろいろあるかと思いますが。やってよかったと思っています。

やって…といえば私の20数年ぶりの、そして初めてのバイユーLIVE。馴染みのバンドマンの姿もチラホラ…非常~にやりにくかったです!(笑)
正直、こんな感じでやる日がくるとは思っていませんでした。これまで時々やってきたパーティバンドとはやっぱり違います。共演者、お客様に恐縮であります。終わった今となっては機会を与えてくれた皆様に感謝したいと思います。
20数年って…「あっという間」と言いたいところだけど、やっぱり長かったなぁ。痛感しました。


及川智明 [東洋線]やっぱり素晴らしかった!

2013-06-26 | ライヴ報告

怒濤の木金土日が過ぎてしまいました。。。いささか旧聞に属してしまっているかと思いますがライヴ報告を。
先週木曜日は岩手から久しぶりにやって来た『東洋線』の及川智明ソロLIVE。急遽決定にもかかわらず久しぶりの及川くんを観ようとなかなかの大入り。岩手出身バンドマンの姿もチラホラ。オープニングに従業員でもある『はいからさん』の近田崇仁が2曲披露。本番前に及川くんが「はいからさんPV観てますよー」と言って下さったため「ならばゲストで!」となったのでした。流石の好演!
そして及川くんが登場。「(近田くん)俺が歌う前に本気だされるとこまります」と笑った後、2ステージ15曲を歌ってくれました。

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やっぱり彼の歌は凄い。具体的でわかり易い歌を歌うわけではないけれど、深層に訴えかけて来るというか、とにかくグッとくる。

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マイクに、お客さんに、その場の空気に挑みかかるように放たれる彼の歌声は時に驚くほど大きい。大声で歌われる風景描写に心理描写。暴雨風の様に吹き荒れる瞬間もある彼の音楽だが、不思議に優しい手触りが残る。繊細で強靭な音楽。歌心もたっぷり。想像力をかき立てられる。『スターマイン』『ぺんてる』『特別な夜にしか歌わない歌』…とにかく声と歌世界の持つ力に引き込まれる。

やはり圧倒的だった『田舎の景色』『旅行く者へ』。

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終演後、本人も交え話題になったけれど。方言で切々と歌われる『田舎の景色』や極めてローカルな『新穀町』は極私的であるからこそ、それぞれがそれぞれの記憶に当てはめて(入れ替えて)入り込んでしまうことができるという “ 極私的ゆえの普遍性 ” を持っている。
とはいえこの普遍性は安易に共感を生み出したり、思い入れを操作しようという様な作為的なところは微塵もない極めて個人的で真摯なものだ。だからこそ強く響く。

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MCで「バイユーで演奏するきっかけとなった歌」と紹介された『旅行く者へ』。確かに大船渡で手渡された音源に入っていたこの曲を繰り返し聴き、バイユーで歌ってもらうことを強く望むようになったのだけれど、あの時のLIVEの冒頭で歌われた『田舎の景色』こそがその場で僕を彼から目が離せないようにしてくれたわけで、どちらも大きなきっかけとなった特別な楽曲なのでした。

あのどうしようもない震災がきっかけで出会った及川くん、東洋線。マイナスばかりの中で数少ないプラスの出来事です。たっぷりと楽しませていただきました。

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今回初めて観て、ファンになったという方々がいたのが嬉しかった。
そして、これまでのLIVEで彼に出会った方々が(演奏時間に間に合わなかった方も含め)沢山かけつけて彼を囲んでいたのがなんとも素敵な光景だった。

また、何度でも来てもらいます。是非、多くの方に聴いて頂きたい。


今夜日曜日はAZUMI登場!

2013-06-23 | イヴェント案内

昨夜はありがとうございました。
本日6月23日日曜日はコレ!
AZUMI ~NEW ALBUM『河内音頭あべのぼる一代記不常識』発売記念Specialライヴ~

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★もはやベテランの域にはいったブルース界の異端児(と敢えて言いましょう)にして、この国を代表するブルースシンガー。「ブルースイタコ」とも 呼ばれたそのファンキーでパンキーなスタイルは極めて刺激的。そしてなんとも沁みる歌心。ギター片手に全国を旅し続ける「アズミ」が2年振りにバイユーにやって来ます。
アズミさんカッチョイイです。お薦めです!
開場18:00 開演19:00 料金 1500円(+要1drinkオーダー)
※いつもより1時間早いのでご注意下さい。


明日土曜日は『東日本大震災・被災動物救済AID!!』

2013-06-21 | イヴェント案内

昨夜の及川智明LIVE!堪能しました。写真や詳細は後日改めてお伝えします。

で、本日金曜日は通常営業。明日土曜日は『東日本大震災・被災動物救済AID!!』というイヴェントを開催いたします。
★原発事故による警戒区域、避難地域に取り残された犬や猫、現地で救済活動を続ける方々を東京三鷹か<wbr></wbr>ら後方支援。そんな活動を続けるバイユーではお馴染みのドラマー渡辺紀男さんの「オカミ<wbr></wbr>がやんないなら、それぞれが小さなことから動く」という姿勢に共<wbr></wbr>感する者たちが合流!渡辺さんによる活動報告以外は…あくまで芸<wbr></wbr>能、な宴となります。
以下に活動趣旨等を転載いたします。
※警戒区域や避難地域にはまだ数百匹の犬や猫が取り残され、今も必死に生きています。そんな犬猫たちを保護したり、給餌活動で救ってきたのはボランティアの方達でしたが、震災から2年経ち、人々の関心も薄れ始め、彼らの資力も体力・気力もどんどん失われつつあります。しかし皆様もよくご存知のように、犬や猫の寿命は10年以上あります。まだまだ支援の続行が必要なのです。フードと支援金を届けるのは「福猫舎」という犬猫のシェルターで、今年の3月11日に郡山に設立されました。※

前述のドラマー渡辺さんは「どのような状況で義援金等がどのように使われているか、自分の目で確認して渡して来る」と先月ご家族と共に福島まで直接行ってこられました。その時バイユーゲイトとして、日々の義援金の中から1万円を託しました。居合わせた渦ヨーコさん、神山てんがいさんも義援金を託されました。それはこの被災動物問題が特別に重要である!というよりは「目の前にある、自らの気づく手の届く所から、まず動く。字面だけでない「できることからやる」という姿勢に共感したということが大きいのです。この場に居合わせ共感した自分たちが、ただ「そういうこともあるんだ~」と流してゆくのではなく、出来る部分だけでも関わってゆくのが大切であると思いました。
福島から戻った渡辺さんから現地の話を聞きました。この活動について、突き詰めれば様々な意見があるということも聞きました。その上で、実際の活動の真摯な姿勢に感じる所がありました。渡辺さんが支援を続けてきているのも何かの縁、支援イベントをこの4人(渡辺さん&渦さん&てんがいさん&私)でやろう!というのは、意外と軽はずみに決まりました(笑)そう、そんなんでも良いのです。思うまま、感じるままに目の前のことに向かってゆくしかないのです。そんなこんなです。

『東日本大震災・被災動物救済AID!!』
6月22日(土)開場19時 開演20時 料金 1000円(+要1drinkオーダー)
出演:澤渡なおこ/上田有/ギネマ/神山てんがい/<wbr></wbr>アミキチロックンロールバンド(渡辺紀男 Dr+渦ヨーコ Sax+神山てんがい V&G+上田有 V&G+高橋保 B+澤渡なおこ 二胡+瀧澤祐二 G)


明日は木曜LIVE!

2013-06-19 | インポート

明日は木曜日ですが特別にLIVE営業です。
熱烈推薦!岩手を中心に東北地区を拠点として活躍するバンド『東洋線』のフロントマン、及川智明がやってきます。
6月20日(木)及川智明 [東洋線] LIVE
午後7時開場 8時開演 料金 1500円(+要1drinkオーダー)
とにかく誰より自分が聴きたくてたまりません。楽しみです!
皆様、よろしくお願いいたします。


6/20(木)及川智明 [東洋線] LIVE急遽決定!

2013-06-14 | イヴェント案内

バイユーゲイトLIVE速報!
岩手を中心に東北地区を拠点として活躍するバンド『東洋線』のフロントマン、及川智明のソロLIVEが6月20日木曜日に開催されることとなりました。急遽決定です。
通常平日にLIVEはやらないのですが(やっても金曜日)久しぶりのオイカワくん。演っていただきましょう!とにかく俺が聴きたいのだ!!
2011年、震災後の大船渡で出会った彼の音楽はとにかく衝撃的でした。本当に素晴らしいミュージシャンです。多くの方に聴いて欲しい、知って欲しい。熱烈にお薦めいたします。
詳細は後ほど。
オイカワくんについての諸々はこちらこちら
そして名曲『旅行く者へ/東洋線』のPVを是非ご覧下さい。

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YouTube: 東洋線 / 旅行く者へ


雨の夜。

2013-06-12 | ある日の出来事

昨夜は雨。深夜、居合わせたお客様方とワールドカップアジア最終予選の最終戦、日本対イラク戦を観戦。既に日本は出場権を獲得していて(よく考えたら凄いことだ)消化試合でもあるのだけれど?対するイラク代表は勝たなければ出場の可能性が消滅するとあって大切な試合。いまだ政治が不安定で、サッカーをする環境なんか整っていないはずなのに凄い人たちだ。ホーム、イラクでの試合開催は安全確保が出来ないとの理由から許されず、敵地か中立地でのみ戦ってここまできているのだからその志の高さたるや…。
事実終盤はほぼ全員で攻め、守る凄い運動量。テレビ画面越しからも気迫が伝わって来る。感心しつつ観ていたのですが~某U嬢などは最終盤「この(気迫溢れる)人たちが点を取られて、ああ~駄目だ~とバタバタと倒れ込む姿って興奮するかも…」と試合を別の趣味的観点から観ていたようでした。更にはオーバーヘッドシュートを試みるも退場となった選手の苦悶の表情に感激する始末。…まぁそれぞれ、ということで。

雨の夜も良いものです。今夜も雨、お待ちしています!


カンガちゃんを堪能!

2013-06-10 | ライヴ報告

土曜日のバイユーは待望の初登場『The KANGA』。
2週間くらい前からリリースされたばかりのCDを何度も聴いて待ち構えていたワタクシ、堪能いたしました。

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お客さんも満足気で何より。しかしギタリストのアベちゃんはカッコ良い。凄腕なのに可愛い気を失わない(笑)プレイ!
リズム隊もバッチリ。楽しませて頂きました。

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『口笛』は名曲です。

ハーフタイムゲストには『古道具』が楽器を持ち替えた『スルメ』も登場。ジャックのバンジョーに吉藤さんやボブがマンドリンを…。

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個人的にはマンドリン戦国時代到来を予感させたのでした。

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この夜のカンガちゃん、カバーも含め、たっぷり2ステージ演ってくれました!多くのインスピレーションの源になったであろう『Ophelia』も素晴らしかった。
そして、休憩2回の長丁場をダレることなく盛り上がり、楽しんで下さったお客様方にも感謝です。

フミちゃんには「またやろう!」伝えました♪次回もお楽しみに。


明日、土曜日はThe KANGA待望の初登場!

2013-06-07 | イヴェント案内

明日、6月8日土曜日のバイユーLIVEは『The KANGA』!!
中央線沿線でなかなかに著名なルーツ臭たっぷりの歌モノロックバンドが待望の初登場。バイユー近辺でもファンの多いカンガ、何故かこれまで出演の機会がなく今回ようやくの実現。先日リリースされた、久々の新作『THANK YOU SO MUCH』。これが素晴らしい出来で最近毎日のように聴いております。

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フミちゃんのディランズ・チルドレン?ぶりも眩しい、歌心とルーツミュージックの匂いに溢れた快作です。LIVEが非常~に楽しみです。ゲストとして、知る人ぞ知るブルーグラスバンド?『スルメ』が出演。
開場19:00 開演20:00 料金 1000円(+要1drinkオーダー)推薦します。是非!