すっかり時間がたってしまいましたが、1月27日、日曜日に吉祥寺PLANET Kで開催されました『バイユーゲイト7周年記念LIVE』無事終了しております。
皆様には盛況感謝であります。ご来場のお客様、豪華な出演者の皆様には特に大きな感謝を贈ります。ありがとうございました。
では当日の報告を…。今回は出演ミュージシャンの方々にも馴染みの深いカメラマンさんが二人も参加していたので贅沢豪華な写真入りでご報告いたします。
この日は12時からリハーサル開始という我々にとってはほぼモーニング進行。順調に進んだリハーサルではありましたが、吾妻さんのギターに災難がふりかかるという重大なアクシデントもあり波乱含みではありました。
まずは開演前のウェルカムアクト『Los Royal Flames』。スワンプポップ馬鹿一代などと呼ばれる彼ら、個人的には2012年最大の発見でした。
(写真F) 見事にウェルカムなステージでありました!「この日がキャリアの頂点です」と言っていましたがいやいや今年は更に活躍してくれそうです。
そして開演!トップバッターは、バイユー従業員でもある近田崇仁率いるR&Bテイストのロックンロールバンド『はいからさん』。ブルース好きのお客さんが多そうなので反応はどうかな…?と思ったのですがなんと!熱烈な支持を受けていました。確かに、歌心とビートに溢れたロックンロールは素晴らしかった!!
(写真T)ビートと音程の豊かさを兼ね備えたドラマーとジェマーソンかポールか?というベーシストに支えられて近田のギターも歌も切れ味抜群。終了後もどよめきが残るほどの熱演でした。…時々遊びで一緒に演奏したりすることのある自分としては、彼の真の姿に今更ながら驚いたのでした。
(写真F)いよいよ今年は初アルバムをリリースする(CD-R作品は数枚リリース済)『はいからさん』注目です!
続いては大好きなザディコキックス。トゥーツ&メイタルズ?スペシャルズ?な『モンキーマン』など最高に楽しいステージを見せてくれました。初めて聴いたお客さんたちが感激していたのが印象的でした。
(写真F)ザディコはナマで体験して初めて良さの伝わる音楽。これまでなかなか出会うことのできなかったこの音楽を、東京に居ながらにして体験させてくれるキックス、本当~に貴重な存在です。楽しませていただきました。これからもよろしく!
ここからはブルースタイム!まずはコージー大内。すっかり人気者となったコージー、お客さんの反応も最初から良好。貫禄のステージを見せてくれました。
(写真F)既に大評判の新曲『トンカツの歌(仮題)』は、弁ブルースの枠も越えて遥か遠くまで彼を連れて行ってくれそうな予感のするキャッチーでポップな1曲。それでいてブルージーな説得力。トンカツのCMソングにでもならないもんでしょうか??コージーの歌い姿、佇まい、風格さえ漂っていました。
続いてゆるりとROIKI先輩が登場。この日は意外にも繊細なブルース表現で勝負する展開。激しくウケたコージーの余韻が残る客席を一気に静まらせ、スライドギターの細かな表情を突きつけて来たのには感激。テクニックに裏打ちされたパーソナルなブルース表現。ヤルナ!と思いました。
(写真F)ロイキにーさんのブルースには歌詞やメロディの独自性というよりは、音の立ちのぼる姿に独特の匂いや個性が有り、聴く者をずるっと引きずりこむ魅力があります。
そして町田謙介&牧裕。バイユー限定で始まったデュオも最近はメンバーを加えたりしつつ活躍の場を広げつつあり、バイユーのカウンターで生まれたものが時間をかけて発展してゆくのを見るのは「場」を主催する者としてなんとも嬉しい気分です。そんなふたりの演奏をいつもより広い場所で聴くのは格別でした。
町田さんのひとりとは思えないような幾重もの音をはらんだ力強い声に素晴らしいギタープレイ。そして牧さんのコントラバスの音色。それらが奏でるハーモニーはいつ聴いても痺れます。
(写真F)町田さんのソロとも、牧さんのバッパーズやトリオでの演奏とも少し違った手触り。やっぱりバイユーのお宝アクトです!
そして最後は吾妻光良トリオ+1。最初っから快調。それに呼応するお客さんの熱気が袖にいてもわかる。リハ時の「波乱含み」の展開が嘘のような快調な演奏。
やっぱりこのトリオは素晴らしい!ここに来て僕もようやくビールを飲み始めたのでした(客席スタッフを務めていたK嬢は…いつのまにか飲んでいました)。飲んで観ると本当~に楽しい。バイユー出演時はノンアルコールで観ているので久しぶりにビールと共に楽しむと、改めて究極のBar Live Bandです!
(写真F)笑いと興奮の絶えない客席。暗闇でお客さんたちが揺れているのを眺め、自分も揺れつつ嬉しい限りでした。
最後は吾妻さんを中心としたオールスターセッション!毎回これがなんとも楽しいのです。出番前の吾妻さんを中心とした僅かな打ち合わせで行われる演奏は、ゲスト陣の酔っぱらい具合も作用する意外な展開がまた格別。
(写真T)なぜかバンド編成の中でアコギにマイクを立ててギターソロを弾くロイキ先輩。吾妻さんに誘われて嬉しさたっぷり緊張少しでギターソロを弾いた近田。笑顔でコーラスに参加してくれたキックスのニシダ先輩。揺らぐことのない独自の個性を見せつけたコージー。そして!ハンドマイクでのマチケンさんの弾けっぷりには、日々「町田さんステキ…」な某嬢などは倒れそうなほどコーフンしたのでは???とにかく笑いと歓声でいっぱいのエンディングでした。
(写真S)実は今回の記念LIVE、「7」という微妙~な数字ゆえ開催を迷っていたのですが、やってよかったなと心から思えた素敵な夜となりました。
ご来場のお客様、出演者の皆様、プラネットKの皆様、普段からバイユーを応援してくれている皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。
まだまだこれからのバイユーゲイト、日々真っ当にやっていきますのでこれからもどうかよろしくお願いいたします。
最後は残っていたメンバーで慌ただしく撮っていただいた集合写真。
(写真T)ほぼ全員が、別々の方向を見ているのがなんとも凄い!吾妻さんたちの写真を写真を撮ることが多く、親交も深い田辺龍一さん。流石のショットです。
写真は田辺龍一さん、Fujiyamaさんというもはや著名な二人のブルース&ソウルなカメラマンさんからご提供頂きました。素敵な写真に感激感謝です。Tが田辺さん、FがFujiyamaさんです。
セッション写真は友人陶守正寛Sから提供を受けました。こちらもいつもありがとう!