木曜日は第7夜、長谷川弘とChihanaのなかなか渋い組み合わせでした。
両者ルーツミュージックをそれぞれ広く、そして部分部分を深く掘り下げでいるミュージシャンながら、親子のような年齢差。ここはアメリカの田舎町のバーか!ってくらいのシチュエーションでした。
長いキャリアを誇る長谷川さんと今現在濃密なキャリアと積んでいる真っ最中のチハナのそれぞれの魅力が出た、良いLIVEとなりました。こういうのもいいなぁとしみじみ思いました。
先攻は長谷川さんにお願いしました。
歌声もギターも深い。シンプルに、なかなかこんな風にはいきません。
上手い!なんて言ったら失礼なくらいに良いサウンドでした。
カントリーだけじゃなくアイリッシュやブリティッシュロックの香りさえあるのが新鮮でした。
ジャスミンさんがコーラス、土屋アキラさんがベースなどところどころにゲストを交えつつ楽しく聴かせてくれました。
後攻はチハナ。
つい先日までアメリカを長めに旅して演奏して来た彼女は、その前後も全国を駆け抜けるようにツアーに明け暮れている。
そういうのってハッキリとでるもんなんだな…。
2年半振りの出演だったので以前との違い、充実度の高さを予想はしていましたが(いろいろな方から最近のチハナはいいよ!と聞かされていました)
それでも驚かされました。
2年半前に掴みかけてた感のあった等身大の表現にすっかりリアリティが確立され、音楽の届いてくる感じが以前とはまったく違うように思いました。
「やるなぁ」と思いました。音の芯の強さが増した気がしたのも良かった。
ありがちな表現だけど音楽の前には年齢差なんてないことを実感させてくれた「田舎町の夜」でした。
三鷹、良いところです♪