バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

AZUMIワールドを堪能!

2011-10-31 | ライヴ報告

先週の土曜日は1年ぶりのAZUMIさん。ゆったりたっぷり演っていただきました。アズミワールドを堪能、という感じ。

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個人的には第2部、あまりの独自な表現力に畏怖の念さえ覚えた『Drown in My Own Tears』のなんじゃコリャあ~からはもう圧巻でした。
そこからオリジナリティがギターもって徘徊しているかのような長尺曲『ブルースの言いなりロックの奴隷』に雪崩れ込み。更には自家製1弦エレキギターをかき鳴らしてスペイシーな『Mona』などなどメドレー?111029azumi1_3 人間の原始的な感性を揺さぶる演奏の数々…なんというかアタマが痺れました。『Just Like a Boy』のマチケンさんとは違う解釈も新鮮です。なんというか…凄い人だ。

名前は知ってるけどまだ…という方は次の機会に是非!



明日土曜日はBLUESで!AZUMIさんがやって来ます。

2011-10-28 | イヴェント案内

明日10月29日土曜日は久しぶりのライヴ営業です。
ブルースです!
『AZUMI』さんがバイユーにやって来ます。

もはやベテランの域にはいったブルース界の異端児(と敢えて言いましょう)にして、
この国を代表するブルースシンガー。 たしか数年前には彼の活動を追った映画も公開されていましたね~。ブルース弾き語りという枠を超えた刺激的な存在です。この機会に是非!
開場19:00 開演20:00 料金 2000円(+1drinkオーダー) です。


11/6『高知しばてんソウルレヴュー2011』

2011-10-27 | イヴェント案内

今年もやります!バイユー大仕事。毎年秋のお楽しみ
~高知県出身者、及びゆかりの方々。そして南国土佐に興味有り!な皆様に贈る魂の遊び場~
高知しばてん魂(ソウル)レヴュー2011
11月6日、日曜日。会場は今年も新宿ロフト プラスワンです!

2011

今回はバイユーの優秀~な従業員・近田率いる『はいからさん』が遂に初出演!
といっても別に僕が無理矢理出すわけじゃなく(笑)しばてんスタッフからの強い希望ゆえです。今夏、高知に初めて上陸した近田。締めくくりは『しばてんソウル』出演です。そして私、バイユー店主は今年もつたない司会進行をさせていただきます。お時間のある方、是非新宿でお会いしましょう!

2011年11月6日(日)
『高知しばてん魂(ソウル)レヴュー2011』
at 新宿ロフト Plus ONE
開場18:00 開演19:00 料金 前売2000円/当日2500円(+1drinkオーダー)
※ローソンチケットLコード:34985
出演:henssimo(ヘンシモ)/ROIKI(ロイキ)/ツーライス/はいからさん


大橋秀行選手の思い出

2011-10-26 | ボクシング

先日のブログへのKazuさんから頂いた書き込みにここで返信してみたいと思います。

八重樫東選手の師匠、元WBC、WBA世界ストロー級(現ミニマム級)チャンピオン大橋秀行会長。現役時代は本当によく試合を観に行きました。張正九との激闘がまず話題に上りそうですが…僕はやはり崔漸煥戦での後楽園ホールの熱狂が忘れられません。隣に居る人と会話が出来ないほどに大きかった勝利した時のオオハシコールと万歳の嵐。世界戦連敗ストップの興奮が大きかったのでしょうが、本当にホールが揺れていました。
顔を壮絶に腫らしてタイトルを奪取した崔煕庸戦の両国も思い出深いですが、なんといっても後楽園ホールのバルコニーから観て本当に驚いた!リカルド・ロペスに敗れた試合が印象深いです。

ここからはKazuさんへの返信とじは言えませんが…(知ってるでしょうし)

「こんな凄い選手がいるものなのか!?」と信じられないような気持ちでしたが、ロペスはその後12年に渡り王座に君臨し、52戦51勝(37KO)0敗1分の戦績を残す本当に信じられないほどに驚異的な世界王者となったのでした。

大橋選手の、観客からどんなに「手を出せ」「打ち合え」と野次られても(軽量級なのに)ベタッと足を止めてカウンターを伺う、居合い抜きのようなスタイルを貫いた頑固な職人というか武士のような姿はなんともカッコ良かった。一貫してそんな戦法ながら、ひとたびその戦法を貫けないような大きなダメージを受けると一転して腹を括り、イチかバチか、斬るか斬られるかの打ち合いに出るところも勝負師!という感じで魅力的でした。勿論、分は悪かったかと思いますがWBC王者と WBA王者として並び立っていた時期があっただけにロペスとの再戦は観てみたかったな、と思います。
そして、若い頃はルックスもカッコ良かったんです!

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八重樫東、大激戦。『記憶に残る名勝負』。

2011-10-25 | ボクシング

皆さん観ましたか??昨夜のWBA世界ミニマム級タイトルマッチ『ポンサワン・ポープラムックVS八重樫東(あきら)』戦!!!

観てない人も興味のない人も、せっかく来たのです。今日は読んでって下さい。

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僕は先ほど、今朝観ました。
最軽量級の常識を超えた大激戦。スピードが命の階級で後半の壮絶な打撃戦は世界最高峰の戦い方としてはどうか?という声もあろうかと思いますが…
僕は感動しました!!
Photo_5 八重樫選手おめでとう!凄い試合でした。正直に言いましょう。
泣けました。

ボクシング好きとして八重樫選手のことはそれなりに知ってはいても決してファンとはいえなかった自分ですが、忘れられない試合を見せていただきました。
ずっと応援してきたファンの方はまさに脳ミソが沸騰して血が逆流するような強烈なボクシング体験となったのではないでしょうか?
いえ、大ファンじゃなくてもこの試合を会場の熱気の中で観た方はしばらく、どんな映画や音楽にも不感症になってしまうのでは?というくらいにボクシングの根源的な熱気に溢れた試合でした。後楽園ホールが熱狂の坩堝と化している事がテレビ越しにもわかりました。
チャンピオンはムエタイ2階級制覇、ボクシングKO率70%超の今時珍しい~前進して前進して打たれても打たれても打ちまくる~『ブルファイター』。とにかくタフでパンチが強かった!その相手に1Rからスピードで上回り多彩な左を当て続けた八重樫選手、失礼ながら「八重樫選手ってこんなに力強かった??」と思うくらいパンチには力があり、そしてキレていました。しかし、危険なパンチをかいくぐりしっかりとリードした序盤とは一変、打ち合いに巻き込まれそうになり受けて立った5R以降はシーソーゲームに。打撃と魂の交換の極まるシーソーゲーム。押し込まれつつあった挑戦者だったものの、激しい打撃戦の中徐々にダメージの蓄積が見て取れるチャンピオン。7、8Rには挑戦者・八重樫選手のKOチャンスさえ訪れかけたが僅かなスキにカウンターを被弾、一転ダウン寸前の大ピンチに。そこを再度立て直して10RTKOにしとめたのだから素晴らしい!
そもそも序盤の素晴らしいボクシングを観ているだけでも、この大勝負にこれだけ自分の力を発揮できるのは凄い、と感心して観ていました。4年前の世界初挑戦時(対イグール京和戦、アゴを割られて敗退)のなんだか「薄味」(ごめんなさい)の印象のボクシングとは大違いでした。
先日の西岡選手のラスベガス防衛という強力なライバルさえなければ、年間最高試合の声もかかるであろうほどの熱い試合でした。
日頃、ハートの伴った素晴らしい技術戦に感動することの多い僕ですが。こういう両選手が魂を見せつけるような試合もボクシングの大きな魅力のひとつであることを再認識しました。「昭和の匂いのする世界戦だった」という声が聞かれるようですが、なんとなくわかる気もします。

故郷岩手に、東北に勝利を届けたいと言っていた八重樫選手。家族に、特に6歳の長男に約束した勝利「嘘をつきたくない」と自分を追い込んでいた新チャンピオン。試合後、夫人の連れ子さんである長男を真っ先にリングで抱き上げ勝利を報告したお父さん。

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キラキラした瞳で、父親と写真に収まる6歳の男の子に届けられた「守られた約束」。もちろんこの世の中、人生。命がけで挑んでも守れない事どうしようもないことがあることを、僕は既に知っている。でも6歳の男の子の目に映る「守られた約束」は稀な光景であるからこそ、グっとくるものがありました。発言を求められても言葉に詰まるのみの奥様にも胸が熱くなりました。

結果を知らずに(録画を)観て良かった~(笑)

ボクシングはずっと観てるとこういう忘れられない試合に出会えるのですよ。みんなもっと観ましょう!

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感謝と恐縮。

2011-10-23 | ある日の出来事

昨夜のバイユーでのお話。
時々寄って下さる(貴重な)若い男女。飲みはじめて暫くして男性が「あのルーマーを…」。なんと当ブログを読んで興味を持ち、寄って下さったとのこと!!!
なんでもすぐにインターネットで聴ける時代にバイユーの音響で聴いてみようと思っていただける喜び、いや!こんなブログを日々読んで下さっている驚き(ライヴのない土曜日だというのもブログで知ったとのこと)。嬉し恥ずかし恐縮だったのでした。
そして、「いいですね、買おうかな」と…。そうなのです。良い音楽は買うべきなのです。その助けにバイユーがバイユーの音響が、少しでもなったのならこんな嬉しいことはございません。
Kくん達、ありがとう~。励みになります!これからも地道にやっていきます。


Rumer、聴けば聴くほど堪りません。

2011-10-21 | 音楽

ここ最近、バイユーでのヘヴィローテーション時期も過ぎそうな程に購入から時間の経った盤を紹介していますが~このRumerもそうです。

Rumer

デヴューアルバム『SEASONS OF MY SOUL』…後で知るに既にそこそこ話題になっていた様なのですが、僕が知ったのは6月。かつて高知にあったブルースバー『ガルシア』の今井さん~オキナワのソウルマン、ローリークック兄さんという流れで教えていただきました。ローリーさんの「久しぶりに本物の歌手がイギリスから!」という推薦と、今井さんの「カーペンターズを越えたき!!」の煽り文句に心動かされ即購入したのですが…。これが本当に素晴らしいのです。
声が良くて曲が良い。アレンジもA&Mサウンド狙いました!といった感じで良い。狙い過ぎ。という声も聞きましたが僕にはバッチリです。
基本的にYeah~ロックンロ~ル!な僕としましては、最初は曲ではなく声にヤラれました。ナチュラルな唱法、そして素の声の魅力が伝わってくる歌声。「いいなあ」から「これは本当に良い」そして「大好きだ」までジワジワとルーマーの虜になってゆく自分がいました。すると「なかなか曲がいいなぁ」という第一印象から楽曲の良さに打ちのめされるようになるのに時間はかかりませんでした。とにかくヘビロテ。開店前や閉店後はとにかく聴きまくる。今、聴きながらかのブログを書いているのですがまたまたグッときています。
本当に良い曲だらけなのですが例をあげると『Arethe』という曲はメロも歌詞も堪りません。ちょっと適当ですがこんな歌詞。
「アリサをヘッドホンで聴きながら学校へ行く。ああアリサ、アリサ。私は学校に行きたくない。私を誰も理解してくれない。私には残酷な場所。ママはいつも泣いていて気づかない。心をうちあけられるのはアリサ、あなただけ」
アリサとはアリサ・フランクリン。パキスタン生まれのルーマーは物心がついてからイギリスに帰国。「祖国」に馴染めないまま16歳で学校を中退し、家を出て放浪の旅へ。アリサの歌が心の支えだったとのこと。7人兄弟の中でただひとりパキスタン人の父を持つ彼女の「祖国」への疎外感が感じられる静かな楽曲です。
31歳でのデヴュー曲『Slow』もなんともいえぬ手触り。長い下積み時代に書きためられた楽曲の数々はとにかく濃密。家を出た後に始めたバンド活動は軌道に乗りかけたものの、分かれて暮らしていた母親の看病の為に長くブランクを作ったとのことだがそれだけに熟成された輝きに満ちている。
「祖国」帰国後に両親は離婚しており、父親に引き取られた後に自分のみ父親が違うことを知った彼女。実父はパキスタン時代の住み込みのコックのパキスタン人男性。一度は分かれた母との時間を過ごした後もロンドンで10年に及ぶ下積み時代を過ごした後のレコードデヴュー。遅咲きも悪いばかりじゃない、と思わせるほどに深くて美しいアルバムを作りあげたとことは感動的です。
でもそんなこと以上に音楽として良い、のです。聴けば聴くほど良い。
心からお薦めします!


Cornell Dupreeの遺作

2011-10-20 | 音楽

偉大なギタリスト、コーネル・デュプリーの遺作『Doin’ Alright』。
バイユーでは既にすっかりお馴染みのアルバムですが~これまでなんとなく本欄未紹介でした。Doin
60年代から主にソウル、ジャズ界隈で数えきれない程の名演、快演を繰り広げて来た凄腕ギタリスト。キング・カーティスのバンドでのプレイは今もリズム&ブルースの最高峰のひとつとして多くの音楽愛好家の心をとらえて離しません。そう鷲掴み。離れられないのです。その後の『スタッフ』以降の元祖フュージョン(クロスオーヴァー?)路線での成功も有名ですが、やはりアリサ・フランクリンやブルック・ベントン、ダニー・ハサウェイたちとの名盤の数々は今も燦然と輝いています。
そんなデュプリーさんの遺作。制作段階から「スムース・ジャズ、フュージョン路線を除外しR&B、ソウルに絞った新作を録音中」と話題になっていた作品で、完成からリリースの間に本人が亡くなってしまうという残念な出来事と併せファンには感慨深いアルバムとなりました。
録音中から既に身体の状態がかなり悪く、酸素吸入をしながら演奏する姿が知られていたデュプリーさん。懸命にグルーヴを紡ごうとするテキサスの若手バンド(オルガン入り)をバックに「間」を生かした、気持ちと歌心を込めたプレイを聴かせています。

そんなこの作品、実は各方面から否定的な意見も少なくありません。
衰えた、といえば衰えたデュプリーのギター。(気持ちは伝わるものの)可もなく不可もなくのバックバンド…。残念ながらそれら否定的な意見のすべてがある意味その通りだということは認めざるを得ません。本作をかつての彼の(特にソウル路線時代の)演奏や音盤に満ち溢れていた音楽の持つマジック!と比べてしまうことはやはり無理というものです。
それほどにかつての彼のギターには瞬間瞬間のマジックがあったのです。
制作に関わった方々にとっては「あの状態(映像で観ることができる)のコーネルとこれだけの出来のアルバムを作り上げることができた」という満足感が大きいということはよくわかります。制作サイド、参加ミュージシャンの愛も強く感じます。でもやはり「傑作」ではない。と思います。

「彼の演奏をあまり聴いたことのない方には他に聴くべきものがある」という意見にも一理あるでしょう。
でもなぁ~個人的には、こういう本物のミュージシャンの最後のチロチロ燃える炎を慈しむような演奏を最初に聴いて得るものだってあるとは思うのです。その後に「フィルモア」での驚愕の演奏を耳にしても悪くはない。そう思うのです。出会い方は人それぞれ。どのような出会いからでも、何かを得る人は得るのです。
けっして絶賛できるような素晴らしい内容のアルバムではありませんが、音楽好きが聴いて大切な「何か」を得るだけの力は持った作品だと思います。「なんだコーネル・デュプリーって大したことないな~」と思った方には将来いつかまた出会う機会があるでしょうし、今作のデュプリーから「何か」を感じソウルの奥深い世界に進んで行く方もいると思うのです。

先ほど「マジックは無い」という表現をしましたが、少し訂正を。本作の中でバンドのグルーブの緊張感やふくよかさが足りないな~という時にデュプリーさんの一音でリズムが色づき息を吹き返すような瞬間が何度かあります。音と次の音の間があっという間にバンドに潤いを与えたりする場面にはなんともマジックを感じさせれられます。音を探るように爪弾くギターソロがビートに影響を与える瞬間なんてなんともスリリングです。

以上、悪くいう人も否定はしませんが僕はよく聴いてます。の巻でした。


Steve Cropperの新作最高です!歌わない人の強みを発揮。

2011-10-18 | 音楽

この音盤、すっかり時間が経ってしまいバイユーでのヘビロテも飽きられつつあるようにも思いますが…ブログに書くよりただ聴いて盛り上がっていたのだ。仕方ない。
そんなスティーブ・クロッパーの新作『Dedicated - A Salute To The 5 Royales』を紹介します。

Stevecropperdedicated

まずはこのジャケット!惑わされてはいけません。店頭やネットで、この若き日のクロッパーさんの勇姿を見て「ああ(過去音源の)編集盤ね」と思う人もきっと多いはず、なにを隠そう僕がそうでした。勿論バリバリの新録音、ニューアルバムです!
なんとしばらくこのジャケの前を素通りしていたという愚かな僕なのです。

で、最高です!!もし気づかずに素通りしていた人がいたとしたら今すぐ「買い」です。

ではつらつらと内容を~
タイトルからわかるようにクロッパーさんの敬愛するファイヴ・ロイヤルズに捧げられたソロ名義のトリビュートアルバムです。そしてギタリストである彼のソロ名義ですから豪華なゲストボーカル陣が参加しています。もうそれだけで「買い」ですね!
もう最初のギターの音一発でヤラれます。いきなり気分の高揚するイントロに続いて歌いだすステーヴィー・ウインウッド、最高です。実はウインウッド氏の歌にあまり心の動いたことのなかった僕ですが間違っていたようですね。素晴らしい歌い手さんです。とにかく曲が良くてギターが良くて歌もイイのです。アルバムの冒頭1曲目でキマリです。
その他、聴きどころを…B.B.キングが限界説を吹き飛ばすような元気なお姿で登場します。深いギターの音色、歌いだした瞬間に「おお!」となるこの空気感は彼ならではのものでまだまだ楽しませて欲しいと切に思います。やっぱりB.B.は素敵です。その王様とデュエットするのはシェミキア・コープランド。ジョニー・コープランドの娘が2世ブルースシンガーとして成功しているとは知っていましたが、なかなかのモノです。想像していたよりずっと良いです。認識が甘かったですね。そして続いて本作の目玉との声もあるダン・ペン!2曲歌っていて、うち1曲はルシンダ・ウイリアムスとのデュエットというのですから堪りません。ブルース・トラベラーのジョン・ポッパーも好演。ディヴィッド・フットやスプーナー・オールダム、スティーブ・ジョーダン等によるバンドサウンドもクロッパーさんのギターの「間」を気持ちよく聴かせる素晴らしいグルーヴ!バディ・ミラーやブライアン・メイといった人脈的に意外な人たちも歌心あるプレイで楽しませてくれます。
バッキングでの、思わず頬の緩む往年のスティーヴ・クロッパー節から意外なほどガツンと弾いているギターソロの数々まで文句なく楽しめます。切れ味、そして歌心溢れるフレージングにリズム。彼のギターは本当に素晴らしい!

しかしよく「やはり歌える人は強い」という言い方がされますが、今作では間もなく70歳となる歌わ(え)ない「歌伴(奏)ギタリスト」ならではの強みが存分に発揮されているのではないでしょうか?
歌声というもの、深みや表現力は増すもののどうしても声の張り等は年齢と共に衰えてゆくものです。しかしそのボーカルに堂々と多彩なゲストを迎え、意欲的にバンドをドライヴさせることが出来るギタリスト。元々がバッキングで「名人」と称えられるお人なのです。自分の培って来た「センス」を発揮して作品を作るという最も相応しい仕事の大成功例ではないかと思うのです。
僕は飽きずに楽しんでます!


ささやかにお誕生会。

2011-10-18 | ある日の出来事

昨日はバイユー従業員・京子ちゃんの●回目のお誕生日。
直前になって「何も予定がない」ことが判明。急遽暖かいお客様方が、ささやかにお誕生日をお祝いしてくれました。

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ケーキとスパークリングワインでお祝い。京子さん、お喜びでした。
Yかりさんから差し入れに頂いたカラスミも非常に美味しかったです。感謝。
月曜日ながら週末のようでした。感謝。


今度の土曜日も通常営業なのです。

2011-10-16 | ある日の出来事

昨夜のバイユーは「ライヴもなく雨模様の土曜日」という、事情通の方にとっては「静かそう」な夜でしたが。なかなか賑やかに過ごすことができました。ご来店頂いた皆様ありがとうございました。
そうそうDrinkin' Hoppysのトミヤマ代表と若者たち、ありがとう。
若者たちよ、バイユーには君たちのような若いチカラ(も)、必要なのです(笑)

といいつつアダルト路線なバイユーであります。
ちなみに今度の土曜日22日もライヴはございません。通常営業の土曜日です。
どうかよろしくお願いいたします。


流石!ニシオカ~

2011-10-14 | ボクシング

先日の西岡利晃選手による日本ボクシング史に残る偉業達成の余波をひとつ。

日本のマスコミの扱いの小ささに失望の声があがる中…
西岡選手ご本人のブログで見つけました!

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見よ!
これはタイのボクシング雑誌。そうなのです。まったく関係のない国で表紙に扱われるような試合であったわけです!!

素晴らしい!


ロッキンエノッキー!カッチョイイ~

2011-10-13 | ライヴ報告

ちょっと遅くなりましたが祝日の月曜日は『ロッキンエノッキートリオ+1』のライヴでした。最高でした。ロッキンエノッキー!カッチョイイ。
惚れます。以上!

とまぁこんな感じで終わりたいくらいに満足しました。

ロッキン・エノッキー(v&g/ Jackie & the Cedrics)&富永寛之(g/バンバンバザール)&トネーロ(wb/ハッチハッチェルバンド)のロッキンなトリオにドラマーとして『ブラック・ボトム・ブラスバンド』の木村"OJI"純士さんの追加収集という豪華版ゆえ予想はしていたのですが、それ以上に良かった♪
とにかくロッキンなビート感のエノッキーさんを、芸達者でグルーヴィなギタリスト富永さんが煽り、トネーロ&OJIさんがドライヴさせるという堪らない展開。ゲストといいながらアタマから最後まで参加したOJIさんのスネアプレイ(特にマーチングスタイル)には深く感銘をうけました。素晴らしい。その上で狂おしくファニーにロッキンするエノッキー(なんだコレ?)最高です。まだ未体験の方は観なくては損です!

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ロックンロールとカントリーとブルースとロカビリーとガレージ、サーフが同じルーツミュージックとして踊りだす本当に楽しい時間でした。終わってみると結構長尺のライヴでしたが長さを感じさせませんでした。
次回は来年2月頃を予定、お楽しみに!