バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

15年目もよろしくお願いいたします。

2019-12-17 | 営業時間等のご案内
冬の雨の火曜日です。
14年前の12月17日に開店したバイユーゲイト。
今日から15年目が始まります。
開店パーティ開場直前まで準備が整わず大混乱だったことが生々しく思い出されます。
今日はライブもなく静かにバイユーのお誕生日BAR営業。18時半開店です。15年目もどうかよろしくお願いいたします。

14周年記念企画の幕開けはThe Sundance!

2019-12-11 | ライヴ報告
今年も始まりました!というか今年もここまで辿り着きました。12月7日土曜日、バイユーゲイト14周年記念企画がスタートしました。
今年のオープニングを飾ってくれたのは『ザ・サンダンス』。気合の入った自主企画をこれまで(ワンマン含め)5回開催している彼らに周年企画の幕開けをお願いしました。

店内には彼らが用意してくれたバイユー14周年と今回で5回目となる対バン企画を意味する14&5のポスターがたくさん張り巡らされ、来場者にはバッジのプレゼントも。

嬉しいもんです!

まずは今回のゲスト『Voli & The Chips』。

バイユー従業員近田崇仁(はいからさん)とも関係の深い彼ら。サイケデリックでファンキーなサウンドで楽しませてくれました。

独自の色を持った歌心。また来てもらいたいなと思いました。

そしてサンダンス。

最初っから場を和ませ、煽り。来てくれたお客さんを楽しませるぞ!という熱い意気込みが気持ち良い!!
客席に笑顔が広がります。

以前から言っているように「曲とアレンジが良くってボーカルも強力。」彼らに関してそんな説明をすることが多かったのですが
今回演奏中に何度も思ったのは

「おおお!なんか芸になって来たなー」
という感想。
とても上から目線のようで申し訳ないし「アーティスト」と名乗る人だっているので「芸」と呼ぶのは失礼に聞こえるかもしれませんが悪意はありません。
この二人でしかできないサウンド。ドラムレスでバンドスタイルの演奏をしている必然性のようなものをこれまで以上に強く感じさせる演奏でした。
ドラムがいないから二人でやっているのではなく、このバンドサウンドをやっているんだというのが説明不要で伝わってくる。
素直に「スゲーな!」と思いました。

音楽の好みに関係なく、バンドやってたり、頻繁にライブ現場に足を運ぶ人なら誰もが「このコンビネーションはすごい!」と思うはずです。
それくらいに練られた、そして熱の入った演奏でした。楽しかったです!

ヒガシくん、豪くん、ありがとう。良い幕開けになりました!!来年もよろしくお願いいたします。



イトウサチブンケンバレエ団とsujiko sumoguriとニシイケタカシの夜

2019-12-06 | ライヴ報告
昨夜12月5日木曜日はイトウサチ&ブンケンバレエ団(井上文貴と新井健太 from 東京ローカル・ホンク)とsujiko sumoguriと双六亭のニシイケタカシというバーライブ好きにはおお!というような渋い組み合わせでした。
良い音楽をたくさん浴びて満足しました!

ニシイケタカシのソロは観るたびソロアクトとして確立されていっているように思います。

真摯でロックミュージックへの愛情が溢れてます。

sujiko sumoguriは二人編成。じっくりきかせてくれました。アコーディオンとトランペットだけで奏でられる音楽。冬の夜に相応しかった。

最後はこの日の主役(彼らを誘ったことによって始まった企画でした)イトウサチ&ブンケンバレエ団。
言葉にするのは難しいけれど、素晴らしい音楽!生音なのかスピーカーから出しているのか一聴するとわからないような音響で届けられる丁寧に綴られる歌の数々。
繊細に作り込まれたアンサンブルはとてもとても高品質。
といってもレベルの高さを押し付けるような音楽ではなく、あくまで心地よい。
いわゆる分かりやすくアクの強い表現ではなく、尖った創作の末に作り上げられた心地よさ。これってなかなかできないです。

音作りにおつき合いさせてもらったリハーサルはとても楽しく勉強になりました。本番は音に包まれて気持ち良くなって聴いていました。
普段バイユーのライブにいらっしゃる方には是非、生で聴いてほしいなと思う音楽でした。来年またご出演いただきます。
お楽しみに!

素晴らしき若手バンド2組を堪能!

2019-12-05 | ライヴ報告
昨夜12月4日は今年バイユーが熱く推してきた20代ブルースロックトリオ『ザ・メンフィスベル』にお薦めの対バンを連れてきてもらうという企画の夜でした。
そうしてやってきてくれた『グソクムズ』!素晴らしかった。

抑制の効いた演奏に、良い曲たくさん。一部ではっぴいえんどの継承者と囁かれているのも納得のロックバンドでした。

20代前半。様々な音楽を咀嚼してたどり着いた渋いサウンドの中に隠せない若々しさ。
おお!名曲だな。って曲も見受けられ。もっと聴きたいと思わせる「久しぶり(1年振り!)のライブ」でした。来年、また来てもらいます!

後攻はメンフィスベル。

よくあるブルースロックの形とは一線を画し、ブルースに憧れた英国の若者たちの創作意欲をそのまま継承したかのような等身大のブルースロックを(当時と同じ様に)若者ならではの心情と言葉で紡いでゆくというありそうでなかった真摯なスタイルはやっぱり刺激的。

熱量の高さ、志の高さに圧倒されます。良いバンドです。30代に入ろうかという彼ら、一般的な若手という範疇からは外れつつありますがブルースというくくりで言えば若手も若手。まだまだ伸びしろたっぷりのはずです。来年もバイユーは推していきたいと思います。
メンフィスベルのみんな、ありがとー!

コージー大内はやっぱり最高!

2019-12-02 | ライヴ報告
11月最終日、土曜夜のバイユーゲイトはコージー大内でした。

大分日田弁を翻訳しながらの弁ブルースやトンカツラグの●●会社バージョンなど新ネタ?新機軸?初披露の連発にコージーライブ常連のお客様方もどよめく展開。
激レア日田弁トーキョー●●チャンゲ!が歌詞に盛り込まれるのは今だけ⁉︎

コージーの『愛こそはすべては』は歌詞を知っていてもやっぱりグッとくるなあ。
とにかく最高でした。
ゲストは久しぶりにやって来たB.B.キリンさん。還暦を過ぎても変わらぬテンションマックスな演奏に音楽の情熱や性急さみたいなものに年齢は関係ないと改めて思わされました。20代の若手ギタリストとのデュオも含め、音楽に年齢によるカテゴリーはないですね。(手が離せず写真を撮ることができませんでした・謝)

ヤハタくんの眩しい若さと深夜のディラン話。

2019-12-02 | ライヴ報告
11月28日木曜日のバイユーライブは北海道出身の20代ヤハタトシキくんの企画『部屋を出よう。』でした。共演は先輩格の近田崇仁(はいからさん)と佐古勇気+村上大輔。
3組とも気持ちの入った良い演奏で。たっぷりと楽しませていただきました。
実力キャリア共に長けた先輩2組を呼んで自らメインを務めたヤハタくんの熱量がなんとも眩しかったな。20代半ばの日常を淡々と赤裸々に時にソウルフルに歌う姿を眺めていて、自分の20代の頃をリアルに思い出した俺。しかも極めて珍しいことに、目の前の若さを少しだけ羨ましく思ったりしたのでした(というかそういう思考自体を持ったことがない)。これには驚いたな。

佐古勇気+村上大輔。佐古くん観るたびにカッコよくなってる気がする。エレキもいいなぁと思いました。

ソウルマン近田!タイトルも決まっていない新曲を2曲も聴かせてくれる意欲的なライブ。


ヤハタくん!

終演後深夜は佐古くんと近田とディラン話が弾んだのでした。
(デイランのあまりの笑顔のなさ、でもパッキャオには会いたかった。今度日本に来たら井上尚弥に会いたがるんじゃないか…その時はパッキャオの時の二の舞にならないように(長く待った)事前に準備をするだろう、井上がどれだけディランの偉大さを理解して会うかが心配だ「おお、知ってます。ノーベル賞取ったフォークの神様ッスよね?」とかだと困るななどの極めてクダラナイ話)

じゃいとキンボー&ナノミーターズ!楽しい夜でした。

2019-12-02 | ライヴ報告
11月27日水曜日は『じゃいとキンボー』と『ナノミーターズ』。
以前から生で聴きたかったナノミーターズをお誘いしたら対バンとして
山形から上京して日の浅いという(東京で活動を始め、山形のエタジェームスと呼ぶ人もいるとのこと)じゃい嬢を呼んでくれたという次第。

歌唱スタイルはエタジェームスというわけじゃないけれど女性ソウルシンガーとしてはありそうでない形、嫌らしくない独特のクセがあって個性的。
僕はリハの段階からもっと聴いてみたいな、と思っていました。
まだまだ方向性もスタイルも模索中かと思いますがとても気になる歌い手さんが増えました。キンボーさんとの相性もなかなか良い感じ。
次回は2月5日に登場。共演はKING堀内さんです。

ニューオーリンズ音楽、特にトゥーサンに的を絞って楽しく聴かせてくれたナノミーターズ!
盛り上がりました〜
また近々登場願う予定です。