バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

もん&照&鎌研でまったりこってり過ごした暑い夜

2009-06-29 | ライヴ報告

土曜日は暑かった。湿度も高く、まさにバイユーといった感じでした。そん中満員の盛況、MOTELによる「めおとアワー」がネットリとそしてにぎにぎしくとりおこなわれたのでした。
今回のゲストは大阪よりやって来た幻のフォークシンガー『鎌倉研』。

まずは須藤もん&対馬照のMOTEL。それぞれのソロLIVEの時のクールさに暖かみの加わった演奏は時間を忘れさせるような手触りで、『MOTEL』の歌世界にお客さんたちを最後まで包み込んで離しませんでした。遠方よりのゲストを良い雰囲気で迎えようという気持ちの見えるステージングで第1部を終了。マボロシの鎌研、さんが登場しました。キャリアの長さを感じさせるレベルの高いフォークシンガーで、始まってすぐに「お金のとれる人やなぁ」と思いました。安定した演奏と歌、親しみやすい楽曲に~ここまでいったい何曲演奏したのか?どれぐらい演ったのか?時間を忘れさせるような喋りの上手さで、バイユーは笑いとツッコミに溢れていました。
刑務所の慰問の話は忘れられません。もちろん喋りしか印象に残っていないわけではなくて、ラスト、MOTELのふたりが「緊張する~(須藤もん)」と言いながら加わって披露された『ちょっと待って浅草』やアンコールでMOTELのリクエストで歌った『彼はドアマン』は強い印象を残しました。…でも今になってみるとやはりアノ喋りが耳に残っています。

とにかくこってりと濃ゆい夜でした。そして熱くて、暑かった。売れたお酒はほとんどがビール。なんとバイユー開店以来初めてFOOD(おつまみ)がまったく売れない夜でした。そのぶんビール、ビール、ビール。酒を飲ませる歌とお喋りでした!もんさん照さん、鎌倉研さんありがとうございました。090627motel


土曜&日曜はLIVEです!

2009-06-27 | イヴェント案内

今日明日は連日のライヴ営業です。
まず本日6月27日(土)はシンガーソングライターの宴。武蔵野界隈を中心に地道に著名な歌い手である、須藤もんと対馬照による夫婦デュオ『MOTEL』。そして現在は大阪を中心に活動中、その70年代から続く音楽活動により時に幻のフォークシンガーとも呼ばれる『鎌倉研』が大阪からバイユーにやってきます。アコースティックギターを抱えた歌い手三人によるソウルフルな夜になりそうです。
そして明日6月28日(日)はロックハウスなバイユーを!
『藤田洋介と彼のミラクルトーンズ」が待望の初登場!!
『久保田麻琴と夕焼け楽団』のギタリストして名高い藤田洋介(洋麻)と『オレンジ・カウンティ・ブラザーズ』の飯田雄一&鵜沢章、『ミネソタファッツ』の津田充らによるルーツロック、テックスメックスのスーパーバンドとも呼べそうなミラクルトーンズ。明日のバイユーはスワンプでトルネードで、ゴジラにアルマジロとなることでしょう。楽しくないはずがありません!
「カナダにはエイモス・ギャレットが、ロスにはデヴィッド・リンドレーが、英国にはリチャード・トンプソンが、そして日本には、我らが誇る藤田洋介がいるのだ!」(ライターの小川真一さん)とさえ評されるギタリスト久々のバイユー出演に店主の胸も躍るのです。普段は横浜方面での活動が多いミラクルトーンズ。実はかなり珍しい中央線沿線でのライヴでもあります。そのうえオープニング・スペシャル・アクトとしてバイユーでも人気のバーバンド、ロッキンシューズが出演(彼らあっての今回の企画です)!これは見逃せないうえにビールが旨そうです♪
と、こんな感じのコッテリとした2日間。どうか暑さに負けず是非バイユーまで!
お待ちしております。

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賑やかにスヌークス追悼

2009-06-22 | ライヴ報告

土曜日の夜の『SNOOKS TRIBUTE / スヌークス・イーグリン追悼ライヴ』。賑やかにスヌークスを偲び。称えることができました。ご来店頂いた皆々様どうもありがとうございました。
出演者は最初の最初はPONYBOY野中&JOJOサワドのふたりだったのですが~ヒロナリ参加!をきっかけに、坂道を転げ落ちるが如く(雪だるま式に)メンバーが追加となってゆきいつしか豪華出演陣を誇る一大イベントとなったのでした。

当日昼間は新宿タワーレコードにて吾妻光良&スウィンギンバッパーズのインストアLIVEがあり、そこから岡地曙裕、牧裕、湯川治往各氏がそのまま三鷹に移動。新宿の熱気を保ったままのバイユーLIVEとなりました。いやいやたっぷりと演って下さいました。ステージの絵がこれまた豪華でした。09620
写真はブルース銀座主宰の陶守様よりご提供いただきました。頂いた中には写真の出来という点ならずっと素晴しいものがあったのですが。豪華な集合写真とスヌークスさんに捧げる背面弾き合戦の模様をお送りいたします(実際は3人同時にやっていました!)スヌークス・イーグリンさんへの敬意のようなものを感じて頂ければ幸いです。

09620_2 というわけで
これからもスヌークスさんを大切に聴いていきます。
豪華出演者の皆様どうもありがとうございました。


明日はスヌークス・トリビュート!

2009-06-19 | イヴェント案内

明日6月20日(土)は、流石バイユー!なライヴが用意されています!
~JOJOサワド&PONYBOY野中 Presents~
『SNOOKS TRIBUTE / スヌークス・イーグリン追悼ライヴ』
今年2月21日に惜しくも、本当に惜しくも72才でこの世を去ったニューオーリンズの至宝Snooks Eaglinに捧げる一夜。ジョジョ澤渡とポニーボーイ野中が人間ジュークボックスとも呼ばれた彼の幅広いレパートリーから演奏するという追悼LIVE。 その内容たるやニューオリンズR&Bはもとよりブルース~ラテン~バラード~ゴスペルとアメリカ南部音楽オンパレード、もちろん全曲スヌークス絡 みの楽曲です。
ゲストには10数年に渡りニューオーリンズで活躍し昨年帰国したギタリスト・ヒロナリと『ボ・ガンボス』時代にはニューオーリンズでの活動も経験している岡地曙裕を迎えるという豪華版!
Snooksバイユーゲイトとしましても、スヌークスを称えるライヴの企画に参加でき非常~に嬉しく思っております。お楽しみに!
7時開場/8時開演 料金は1500円です。


名曲の嵐!Lindisfarneのニューリリース盤

2009-06-16 | 音楽

LindisfarnebbcUKの素敵なロックバンド、最近のバイユーでは何度目かのブレイク中でもあります『リンデスファーン』の新しいCDがひっそりと発売されています。良い声で良い曲を歌うアラン・ハルを中心にとにかくいい曲が本当に沢山あるこのバンド。全盛期ともいえる1971~1973年のBBCライヴ音源集が2009年の今年、特に大きくアナウンスされることもなくすんなりと発売されたのです。ジミヘンやフーの時は大騒ぎだったのに…。
内容?悪いワケがありません。だって曲が良いのですから。当然です。アラン・ハルの声がナマナマしくって堪りません。CD2枚組なのにとても安いです。唯一難点?をいえば同じ曲が何度も登場するのでライトなファンの方には煩わしいかもしれません。いや、待てよ。何度も登場するのは名曲ばかりだから、あまり馴染みのない人にとっては曲が早く覚えられていいのかもしれませんね。ということは今作に難点はありません!
『Lindisfarne at the BBC』お薦めです。入門編にも良い、ということですね。バイユーゲイトのお客さんで購入した人は既に多数いらっしゃいます。何度目かのブレイク中のリンデスファーン。この機会に是非。

リンデスファーンがブレイクしてる酒場って実際どれくらいあるんだろ?


バイユーでザディコキックス、最高です!

2009-06-14 | ライヴ報告

いやー最高でした。土曜の夜のザディコLIVE!毎週コレでもいいなーってくらいです。客席でビール飲んで騒ぎたかった♪090613
何故にこんなに楽しめたのか?と考えるに…やっぱりザディコが好き!ってのが大きいのですが、最近のキックスには彼らならではの色(音やリズムやニオイ)というものが滲み出てきており~自分はそれらにCDやライヴですっかり馴染んできているのだと思います。
楽しくて身体が軽くて。。。最後の最後のアンコールのボー・ジョックナンバー、長尺な『Give Him Cornbread』までなんだかあっという間の2ステージでした!特に第1部はあっという間に終ってしまった…という感じ。踊りつつグラスを拭くと早い!ということを知りました(ホントか?)。もっと聴きたかった。
みなさま、バイユーでキックス。観るべきです。バンド側のリクエストで昨日より解禁した夏メニュー『ひやしあめ』。飲むべきです。見逃した…という方、心配は無用です。近くまた演りますよー。
ニシダセンパイをはじめキックスの皆様いつもありがとうございます。Eンタさん、楽しかったねー。俺にはわかるぞー!


明日、サタディナイトはザディコで!!

2009-06-12 | イヴェント案内

Trailride明日、土曜の夜はザディコで騒ぎましょう!
お待たせしました!ザディコキックス、バイユーに久々の登場です!!ファーストアルバム『TRAILRIDE』も絶好調。~ザデイコのリズムで踊ろう♪のザデイコ・キックスのバイユーライヴですです。
土曜の夜にバイユーでザディコ。これは堪りません。「ん?ザディコって何?」という方にはとりあえず「騙されたと思って旨い酒でも飲みに来て下さい」と言っておくことにします。ザディコはとにかくライヴです。キックスのライヴ体験によってザディコ人口が増えていけばいいなぁなどと思っております。
もちろん、当然ながらキックスの演奏には独自のノリと匂いが漂い、なんとも心地良いのです。
是非大歓声で迎えましょう!7時開店/8時開演 1500円です。
どうかよろしく。

今夜金曜日、蒸し暑さに負けず爽やかに営業中です。…爽やかに。どんなかんじにしょう…。


梅雨近し…

2009-06-08 | 日記・エッセイ・コラム

個人的にドトウの1週間が終わり、恒例の鰹宴も済み日本代表はワールドカップの出場権を獲得。そして…昨日の休日は素晴しい晴天。
あくまで勝手に
なんとなく一区切り。いよいよ梅雨かなーという気分です。気象庁がじゃなくって自分がです。
すっきりしない天気がしばらく続きそうです。こんな季節だからこそ季節を楽しみ、地に足の着いた落ち着いた営業を目指したいと思います。皆様どうかよろしく。


不条理な愛に染まり…

2009-06-02 | ライヴ報告

日曜日の夜、さすがに雨があがるかなと思ったのですが…やはり雨。そんな中バイユーでは不条理をウリにする『不汁無知ル』と 新宿の地下道や職安通りを、時には阿佐ヶ谷一番街をも愛に染める繊細無頼な『愛染恭介と大西英雄』が後ろ暗い邂逅を果たし、ライヴするという催しがみられた。 日曜日、夜、悪天候にもかかわらず客席は埋まり、店内は熱気に包まれた。一幕目は『不汁無知ル』。音楽劇団『レンゴクサアカス』の花形サックス奏者でもある渦ヨーコの求心力を感じる…。彼女の足下。スカートの後ろから照らすライトがなんともなまめかしい。例えていえば花園神社にたつ見世物小屋の趣き、風情だ。覗いてみなけりゃわからない。 確立された世界感が渦巻き歌い、サックスが歌い呻く。本人は暗い、と語るが退屈はさせない。しっかり1時間、お客さんの集中力を切らずに終了。 アルコールの注文が交わされる中、チェロとサックスの音色がバイユーの丸みを帯びた天井の隅に留まっているうちに第二幕『愛染恭介と大西英雄』が開演。引き続き集中して音楽に対峙する良質な聴衆を前にシャープでありながら温かく、難解にみえて他者の想像力を柔らかく迎え入れる愛染ワールドが気持ちよく解放される。大西英雄のパーカッションが解き放たれた音群をドライブさせる。彼らもまた自らを暗い、と語ったりもするが彼らなりのロックンロールが感じられてとても心地よい。彼の楽曲で大好きな『ある街のレクイエム』が聴けなかったのは少し残念だけれど、ブルース・コバーンのカヴァーも聴けたので満足。決してキャッチーで愛想が良いとは言えない音楽をゆっくりゆったり楽しみ尽くしたお客様方の素晴らしさに拍手と感謝。その後の酒席も心地よく、良き夜でした。 一度で終わるなんてあまりに勿体ない。会談の結果、来る秋。10月以降に同じ組み合わせで再演の約束が交わされました。 またお会いしましょう。