バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

本日、明日はライヴ営業です。

2009-11-28 | イヴェント案内

本日、明日はライヴ営業です。
本日、土曜日はバイユーではお馴染み『ル・オードムーゲ』と大阪からやってくる『佐久良うい』のジョイントライヴ。
明日、日曜日は『SHY』&『中野督夫(センチメンタル・シティ・ロマンス)』のこれまた豪華なジョイントライヴ。
詳細はこちらをご覧下さい。

明日の日曜日、ライヴ営業のウラ番組はテーベーエスのテレビ中継にてプロボクシング『内藤vsカメダ』戦があります。正直言って、ボクシング好きにとっては素直に盛り上がり辛い試合ではありますが。興味はあります。いや、正確にはどんな内容であれ内藤選手に勝ってもらって、早くこの(自分の好きな)ボクシングとはほど遠い一連の諸々が終わりになればいいという思いでいっぱいです。周囲を見回してもボクシングを特別に好きであった人たちは一様に2歩くらい引いた場所から眺めているようです。チケットは良く売れているとのことで主催者側に友人のいる身としてはひと安心。あとは勝ってもらうだけです。内藤選手には是非踏んばっていただきたい。

…試合時間にはバイユーで熱いライヴの真っ最中のはずですので、録画予約して深夜に観戦します。それゆえ、当日に結果は教えないで下さい!とお願いしておきます。
 


本日、3連休最終日は営業中です。

2009-11-23 | 営業時間等のご案内

土曜日はポニーボーイ野中さん&長谷部さんのライヴ。テックスメックスの香り漂う歌の数々を2本のギターで聴かせて下さいました。そのゆった~りとした気分を引きずったままの昨夜は、バイユーはお休み。バイユーきってのスポーツマンで肉食系男子?のYウジくんと吉祥寺に夜のパトロールに出かけました。寒空の下…休業や満席で10軒近くの目的のお店に振られながらも、なんとかパトロールを達成。休日の夜を楽しんだのでした。
そして今日、3連休の最終日は通常営業いたします!
連休の疲れを癒しに是非お立ち寄り下さい。


今夜はポニーボーイ登場!

2009-11-21 | イヴェント案内

本日11月21日(土)はライヴ営業。JOJO サワドさんの『セカンドライナーズ』の番頭?をはじめとする中央線ブルース界隈での永きに渡る活動で著名なポニーボーイ野中さんが登場。Ponyboy
バイユーゲイト近辺ではバイユー開店より続くシリーズライヴ『Bayou Session』を率いるJOJO&PONY BOYとして名高い、スタープレイヤーの一人です。
今夜は彼がリーダーとして率いる『Gulf Coast Bounds』という~テックスメックスからあれやこれやと「色んなの演ります。(無節 操)」~なバンドのギタリスト長谷部高巳とのデュオで登場。歌謡曲でもロックンロールでも!歌モノを鋭くユルくブルージィに、そして多彩にキメるポニーさ ん。その引き出しの豊富さは彼の敬愛するスヌークス・イーグリンをも彷彿させる?まさに『中央線の人間ジュークボックス』!イナタイ歌ものがお好きな方は 是非!!
7時開場/8時開演 1500円です!


Tonight the Night …

2009-11-18 | ある日の出来事

深夜、さっきまで。 賑やかな栄ちゃんの小さいテレビの、右側が柱で少し欠けた画面で清志郎を観ていた。 片山さんは酸欠になりそうに吹き、梅津さんは軽やかにステップを踏み、三宅さんは背中でギター弾いてた。

キヨシローはバンドマンしてました。

なんだか賑やかな栄ちゃんにもう少し。


ガンボヌードル!

2009-11-16 | 食・レシピ

Photoルイジアナな人々の間では既に話題のようですが、こんなモノが発売されています!

『ガンボヌードル』!今日現在、どこにでも並んでいるものではないようですがタイミングが良ければコンビニで入手できます。私は土曜日、三鷹のファミリーマートでなんとか入手。早速夕食に食べ、営業中にはカウンターに座ったお客様方に試食していただきました。

コレがなかなかのシロモノ。 3分待ってフタを開けると、おおオクラが!!091114_2もちろんカップ麺、ではあるのですが『ガンボ』といえば『ガンボ』してます!大したモノです。

●●風ヌードルやチップスの多くと比べればこの匂いと味はまさしくガンボ!ヌードルというのに馴染めればコレはコレでアリです。定番化して欲しいものです。

あるうち買うときや。ですね。


アジアから初めて生まれたスーパースター『パッキャオ』は神懸かり的!

2009-11-16 | ボクシング

Photo昨日は自宅のテレビでボクシング観戦。現在のボクシング界でナンバーワンの存在であるフィリピンのマニー・パッキャオが世界ウェルター級チャンピオンのミゲール・コット(プエルトリコ)に挑戦した、世界が注目するビッグマッチをゆるゆると。
フライ級世界チャンピオンからスタートしたパッキャオの複数階級制覇。既にウェルター級近辺やそれ以上の選手と対戦し倒しているが(オスカー・デラホーヤなど)そのクラスの中では比較的小柄な相手が多かったという見方も有り、今回ばかりは体格差もあって厳しいのではと言われていました。対戦者コット選手は人気選手で実力者、ディフェンスが良くてタフ。そして強打者。そのうえ元からのウェルターウエイトでパッキアオ選手との体格差は著しく、勝てないのではというのがその理由。
しかし結果は2度のダウンを奪い圧倒したあげくに12RでTKO勝ち。体重別で行うというボクシングの常識を打ち破る神懸かり的な強さを見せ、5階級目の世界王座を奪取した。もはやプロボクシングという世界的メジャースポーツの圧倒的第一人者であることは疑い様のない事実であります。
考えてみるに…世界のメジャースポーツでアジア人がその競技の圧倒的第一人者になったことは初めてのはず。サッカーでいえばロナウジーニョがタイ人だったり、陸上の100mの世界記録保持者が韓国人だったりすることにに等しい、まさに歴史的な出来事なのだ。
特にこれまでどんなに凄い日本人ボクサーに興奮し感動しても、外国からの不当な評価の低さに悔しい思いをしてきたボクシングファンにとっては~パッキャオは日本人でこそないもの同じアジアの選手、夢のようなとんでもない快挙で興奮を隠せないのです。
体重別で行うというプロボクシングの大前提を覆して常識はずれの快挙を成し遂げてゆくパッキャオ。5階級目の王座と言われているが、その階級のトップスターと世界タイトルという面倒な?手続きをふまずに戦い続けたフェザー級やスーパーライト級時代などもあり実質7階級、8階級制覇という声もある。フライ級(内藤大助選手の階級だ)から計算すると10階級。しかもそれぞれの階級の強豪、スター選手と片っ端から戦って倒しており、近年のボクシング界には存在しなかった怪物的なスター選手が、彼マニー・パッキャオなのだ。そんな彼故に当然、全ての階級を通じて最強と呼ばれて久しく、パウンド・フォー・パウンド(全ての選手がおなじ体重であった場合の)最強の選手としても認められている。
スピードとパンチ力に溢れた好戦的なスタイル、勇気溢れるボクシングはアメリカのファンの心を掴み、絶大な人気を誇る。雑誌『タイム』が選ぶ「世界で最も影響力のある人物100人」にも選ばれるなどスポーツ限定ではなくアジア地域から初めて出現した「欧米主導の世界」におけスーパースターなのだ。

なのに!今朝のニュースを見てもお気づきのように、我がニッポン国のマスコミは意識的かほとんど彼について報道しない。彼がフィリピン人ボクサーの応援の為に来日していた時でさえまったく触れられない。アジアが生んだスターがニッポン人ではなくフィリピン人なのが気に入らないのか?と穿った見方をしてしまうくらいに軽視している。
まぁサッカーのパク・チソン選手がマンチェスター・ユナイテッドで活躍していることを避けてヨーロッパサッカーを報道したりすることからもそんな体質が伺えるのだけれど…。しかし、パッキャオ選手は別格のスーパースターなのだ。パク選手やメジャーリーグ・ヤンキースのパク・チャンホ投手やバスケットのヤオミン選手(彼もスーパースターだけどバスケット界の誰もが認めるナンバーワンではないと思う)を意識的に避けるようなわけにいかないと思うし、こんな快挙がこの先いつあるかわからないのだからしっかりと報道して欲しいと切に思うのです。

まぁボクシング自体が今や日本ではメジャースポーツとは言い難いので興味のない人にまで知らしめるのは難しいとは思うけど、かつてマイク・タイソン選手が世界のボクシング界を席巻していた頃「おお、今日タイソンの試合かぁ観ようかな」や「昨日のタイソンの試合ってどうだったの?」という反応をしていたスポーツ好きの方々は、タイソンの居た位置に君臨するパッキャオに興味を持ってもいいのではないでしょうか?ハッキリいってタイソンと同じくらいに凄い存在で、タイソンよりずっとスペクタクルな試合をします。
今夜WOWOWで翌日再放送というものがあるので観ることのできる環境にある方は是非。そしてそんな環境にない方もyoutubeには最近の凄い!試合映像が多数アップされています(ハットン戦のKOシーンなど!)。是非お時間あるときに一見をお薦めします。
Manny Pacquiao
凄いヤツです。


本日、平常営業の土曜日です。

2009-11-14 | 営業時間等のご案内

本日、11月14日(土)は特にイヴェントもなく、いつもの飲み屋営業の土曜日です。これって久しぶりかも。
お客さま方の度重なるリクエストに重い腰をあげ(じらしてた?)昨夜からとうとう登場した冬の人気メニュー高知のモノで作ったおでん盛り』600円などを用意してお待ちしております。

すまきやてんぷら、丸いこんにゃく、牛すじなどなどで愉しむ冬のお酒は格別なのです。


RAY DAVIES!!

2009-11-13 | 音楽

私、バイユー店主が『キンクス好き』なことはわりと知られてるのではないかな、思う。なかでも『ソープオペラ』というアルバムを愛してやまないこともなんとなく知られてるんではないかな?とも思います。そんなキンクスのレイ・デイヴィスの話題。
なんとマディソン・スクエアガーデンでのメタリカ!?「25thアニバーサリーライヴ」に出演!!!
メタリカをバックに『You Really Got Me』『All Day and All of the Night』を披露。レイ、ジャンプしてます。結構高い!メタリカをバックにタンバリン叩いてます(笑)メタリカのファンに「DE~YO~」やらせてます(涙)メタリカのステージなのに♪Girl~の後を客席にマイク向けて歌わせたりしています!!ワタシが最後に観たクラブチッタでの勇姿となんら変わりありません。15年以上が経つというのに…。流石、ニューオーリンズで銃で撃たれても死んだりしなかったレイ。今年はオーケストラと共演してキンクス・クラシックスを歌うというファンキーな?新譜をリリースしたし、まだまだ元気です。Ray_davies
あの大傑作『Working Man's Cafe』以来の新作を待ってます。そしてまたキンクスで来日して欲しいものです。


ローリーロールな二日間

2009-11-11 | ローリー/The Waltz

先週末、11月7日&8日はオキナワ/コザからローリークック兄が来日。横浜と吉祥寺で連夜のロックンロールショーを繰り広げました。その二日間に同行したワタクシはローリーロールでタイフーンな日々のダメージにも負けず今日も雨の街に出るのであります。
と、いうわけで?
残念ながら参加できなかった!というローリーファンの為にレポなどをひとつ…。

まずは横浜公演。沖縄出発が1時間遅れた飛行機に悩まされはしたものの、スピーディーで快適な「ほぼ直行バス」の貢献によりなんとか大事なく横浜へ到着。10周年を迎えた人気イヴェント『沖縄ナイト』出演の為、関東で3本の指に入るであろう素敵なハコ『サムズアップ』入り。すぐにイヴェントの主催者、バイユーでもお馴染みShyさんが出迎えてくれる。結構タイトなスケジュールだったもののリハーサル後、ほんの少しだけ『横浜ビブレ』と『ダイエー』を観光に出かける。
で、本番。このイヴェントのお決まり、主催者シャイさんのステージでスタート!いきなり熱く盛り上がる満員の店内。自力でイヴェントを盛り上げるシャイさんの神々しいまでの潔さよ…と感慨深く観ているうちにローリークック兄が呼び出される。シャイさんのステージに加わりふたりで『Cupid』。サム・クック・ラヴァーズの共演に沸くお客さん。そのままローリーLIVEに突入。沖縄ナイトというこのイヴェントを楽しもう、騒ごう!と意気込んでやってきたお客さん、そして自らを初めて観るであろう満場のリスナーを前にしてのステージ。若干、反応をさぐりつつといった趣きの進行にまぶされたローリー独特の緊張感が場内を包む。これはこれでなかなかの観ものでした。お客さんも驚きつつも演奏に反応している。この空気を変えたのが『ゲレン・ノーパー』。稀代のオキナワ・キテレツソングは頭で理解しようとする空気を打破し、泡盛で緩んだアタマに素直に受け入れられたようでした。ストレートに反応するお客さん!最後の『Its a beautiful day』では店内がシンプルに音楽に聴き入っているのが強く感じられ、また反応も良く。スタッフとして嬉しく感じました。充実の40分間だった思います。
その後も『ジョニー宜野湾』さんに『寿』と続きとにかく熱く熱く盛り上がるサムズアップ!『沖縄ナイト』10年の底力を見せつけられた夜でした。誘っていただいたシャイさんに感謝です。

翌日は東京/吉祥寺。武蔵野市、バイユーの地元です。091108会場にはマニアックなフライヤーが貼られている。このフライヤーに記されたプロフィールが凄い!「ファンが客席からくちホーンセクションをする」や「婦人会(婦人クァイ)と呼ばれる熱狂的ファン」などなど吉祥寺の街行く人たちに何をアピールするのか?という感じのマニアックな内容。Pラツカ暦さんの情報が出どころなのだろうか?うーん謎だ。気になった方は是非一度、彼の地オキナワでローリーライヴを体験する事をお薦めします。091108_2

そんなこの夜は5000円飲み食べ放題付きという強烈な激安ライヴ!ローリークックワンマンライヴ付きですよ!!当然店内は開演前よりヒートアップ。ローリー登場前に既に楽しみきっている人たち多数。バイユー近辺では『ディナーショウだ!」との声も聞かれていましたが、食べ放題とはいえひとつずつ注文をしてできたての食べ放題ということで「本当にディナーシヨウだ!」となっていたのでした。
我らがローリークック船長を近くのDィスクUニオンのEサ箱から引きはがしてくるという聖職をこなしたりした後、ライヴスタート。昨日とは違ってお酒と食べ物に満ち足りて熱烈にローリーを待ち望む客席。ギターを綺麗な音で鳴らしつついきなりの『A Change is gonna come』でスタート、続けて『Having a party』。もう堪りません。珍しいアコースティックギター弾き語りの『真っ黒な鼻のトナカイ野郎』や途中で低音弦によるひとりベースソロもあった『傲慢なパーティー』などなど聴き所満載だったのですが、この日のハイライトは初期の名曲『58』。イントロに続き歌い出した瞬間に空気が張りつめるのがわかりました。ギター弾き語りによるディープなソウルの発露。お客さんたちが全身で受け止めているのがビリビリ感じられ濃密な時間を過ごしたのでした。そして個人的に忘れられないのが、今年亡くした僕たちの仲間について触れた後に「今日は東京、ということで…」と演奏された清志郎ナンバー『お弁当箱』。完全に打ちのめされました。決して有名曲ではないので初めて聴いた方も多かったのかもしれませんが、強く響いたのではないでしょうか?この曲、隠れた名曲だと思っております。この曲や『プライベート』の収録されたニーサンズのアルバムは不思議なマスメディアさんたちが言うような今ひとつの作品なんかじゃありません。間違った情報に踊らされてはいけないのです。ローリーヴァージョンの『お弁当箱』は衝撃的で、改めて楽曲の素晴しさを痛感し、そして残念なことに清志郎の不在という目をそらしていたどうしようもない事実を実感させられたのでした。「キヨシロー!」。
そして亡くした仲間の事も再びリアルに感じられました。そんな夜の最後に『It's a beautiful day』はよりソウルフルに響いて…。

091108_3 静かな感動の後はしっかりと打ち上げ、シーサーズさんの瀬戸内海よりも深いご好意に甘えてすっかりリラックスして楽しませていただきました。吉祥寺シーサーズ、素晴しい!皆さん是非足をお運び下さい。店長さんスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

そしてお客様に感謝です。


本日は吉祥寺でローリークックを!

2009-11-08 | ローリー/The Waltz

昨日は休業につき失礼いたしました。
本日は定休日。私は吉祥寺にてローリークックのソロライヴにスタッフとして立ち会います。
場所は吉祥寺シーサーズ、吉野屋の隣のビル~バナナレコードの地下です。
Open18:00 Start19:30 ¥5000(飲み放題・食べ放題) 問0422-20-3001
飲み食べ放題5000円って飲む人にとっては激安です!ローリーをたっぷり聴いて刺激的なお酒を!食事もおいしいお店です、お待ちしています♪


本日休業いたします。横浜でローリークックLIVEを開催!

2009-11-07 | 営業時間等のご案内

本日11月7日(土)はお休みさせていただきます。申し訳ありません。
横浜サムズアップにてローリークック出演のライヴにスタッフとして参加いたします。
バイユーでもお馴染みShyさん主催の人気イヴェント『沖縄ナイト』10周年記念ライヴへの出演。シャイとローリーが一緒に観られるスペシャルな夜です。当日券もあるようです。お時間ある方は是非横浜でお会いしましょう!             
開場18:00 開演19:00 前売¥2500 当日¥3000 問045-314-8705 です


コーリー・レデット最高です!

2009-11-06 | 音楽

Coreyledet09_2 ザディコ、2009年新録盤です。
Corey Ledet and His Zydeco Band『A Matter of Time』、素晴しい!
針を落とした(例えですね)瞬間からヤラレました。近年のザディコモノではかなり上位の、そう上モノです。強めのビートに歯切れのよい楽器が絡み、乗っかり、疾走感も抜群。コーリーはかつてセデリック・ワトソン(元Pine Leaf Boys~伝統をしっかりと踏まえた今のケイジャン&ザディコをプレイするフィドル奏者でアコーディオンも弾く)との共演盤をリリースするなどオーソドックスなザディコの匂いを色濃く残すスタイルのミュージシャンでそこに現代的なザディコバンドのグルーヴが加味されています。いわゆる最新型ザディコのようにアコーディオン片手に遥か彼方へ飛び出して行ってしまうようなことはなく、ザディコらしいザディコです。でも決して古くさくはなく言わばイイトコ取りのようなサウンド。力強く、聴く者を揺さぶってくる音色は抗い難い魅力を振りまいています。ジーノ・デラフォースの一昨年の盤以来にハマっています。

そうなのです。秋が深まって来たからってブルース・コバーンばっかり聴いてちゃだめですね(笑)。ザディコで熱く行くのも大切です。
ボー・ジョックなんかが好きな方には強くお薦めします。オーソドックスで今の音、そう我らが?ザディコキックスをお好きな方ならきっと気に入るはずです。ココロとカラダが揺れるような音楽を愛する方に強くオススメいたします。
最高!


ブロックヘッズの新作!

2009-11-05 | 音楽

Staring_down_the_barrelblockheads最近のバイユーはといえば強力なロバート・クレイの新譜がギンギンのヘヴィローテーションとなっていますが…こちらも忘れてはなりません。
THE BLOCKHEADSの新作『Staring down the barrel』です!あの美しきイアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズのブロックヘッズです。イアン・デューリー亡き後も活動を続ける彼らの2枚目のスタジオ作。前作は素晴しい演奏!ながら、やはり主を失ったバックバンド的な匂いが感じられる作品ではありました。しかし今回はしっかりと「バンド」のアルバムとなっています。新ボーカルとして定着したデレク・ハッセーがイアンを激しく意識したボーカルを聴かせているところには賛否が別れるのかもしれませんが、そんな固い事を言う人にはお薦めしません。IAN DURY & THE BLOCKHEADSの亡霊のような作品なのかもしれませんが、こんな音のこのバンドが大好きな僕は満足です。過去にとらわれているという見方もあるであろうことはわかりますが、今を生きている(生き残った)ミュージシャンの息づかいがリアルに聴こえてきて刺激的です。前作よりもより過去の作風に歩み寄った為に、僕には見えてくるものが沢山有るように感じます。演奏の端々からノーマンやチェズ、ジョン、ミッキーの現在が感じられるのです。嗚呼正しきパブロック。胸が高鳴ります。晩年のイアン・デューリーのビートを支えた(現在はウィルコ・ジョンソンとも活動している)ドラマーのディラン・ハウは今回も良い仕事ぶりです。ちなみにジャケットデザインは『サージェント・ペパーズ…』を手がけたピーター・ブレイクだそうです。
イアンちゃーん(清志郎風)が大好きだった方は絶対に買い!です。それ以外の方には特に無理にはお薦めしません。2009年なんていうノストラダムスも遥か彼方の日々にこんなレコードを聴けるなんてとても幸せな事です♪