バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

高知ユナイテッドを三鷹で初応援!と『ご近所DJ会』の秋の日

2021-11-24 | サッカー


先日の続き。サッカーJFL(4部リーグですね)所属の高知ユナイテッドをようやく地元で応援することができました。
昨季は地域リーグから遂に全国リーグのJFLに昇格を果たしたもののコロナ禍により三鷹での試合は中止(開幕戦の予定でした!昨年のJFLは前半戦全試合を中止して全チームと1試合ずつの変則シーズンに。残念。)。今年待望のホーム&アウエイでの対戦が実現。シーズン終盤に三鷹にやって来ました。
この日、地元の武蔵野ユナイテッドFC(この名前に変わっています)に勝てばJFL残留決定、の大事な試合でしたがミス絡みの2失点で敗戦。正直盛り上がりに欠ける試合ではありましたが地元で高知のフットボールチームを応援できて満足した秋の日でした。
度々応援してきた武蔵野のホームでアウエイ席に座るのは不思議な気分でしたが、来年もここで観戦したいなぁ(実は両チーム共に地域リーグへの降格の可能性があるのです。地域リーグからの再昇格は大変な予感です!)。
残り試合両ちチーム共、踏ん張ってほしい!

その後バイユーへ戻って久しぶりの『ご近所DJ会』。

地味な盛り上がりでしたが、非常〜に楽しかった!!!

ワールドカップ2018直前、テレビ復活。

2018-06-16 | サッカー
今回のワールドカップは広いロシア。
開催場所によっては時差が厳しくなく、
やっぱり観たいよなあ〜と
ギリギリでテレビ復活。

Yっちゃんありがとう。

モロに営業時間内の時の日本戦はしっかり音も出して放映します。
1人で観るのもなんだけど、スポーツバーもちょっとなぁの方は是非バイユーで一緒にのんびり観ましょう。



昨夜のイランvsモロッコ!熱かったなー。

後半途中からだったけど燃えました。イランを応援していたので最後は大興奮。


そして明け方のポルトガルvsスペイン。俺にもわかるくらいにハイレベルでスリリング。
ノックアウトされました。ディエゴコスタのすげーゴール。

そして…。

コイツらどうかしてる⁉︎

ただ、序盤からこんなの観てしまったら
日本代表をかなりショボく感じてしまうんじゃないかと少し心配。

武蔵野の誇り!4回戦進出!!

2012-10-11 | サッカー

昨日は営業中サッカーの試合が気になってました。札幌で行われていた天皇杯3回戦。横河武蔵野FCvsAC長野パルセイロ戦。
地元からは札幌まで行った人たちもいる。熱いな~!とソワソワ結果を気にしていました。
で、勝ちました!!武蔵野4回戦進出です!!ベスト16です。凄い!!!
しかもその勝ち方が凄い。
90分+延長30分で0-0のスコアレスドロー(攻め込まれる展開だったようです)。PK戦11人蹴って!10対9で勝利。
札幌の客席に居る『武蔵野トサカ食堂』のYくんからの興奮気味のメールで知ったのですが(お祝いメールへの返信)なんと最後に決めたのはキーパーの藤吉選手!
なんという疲れる痺れる勝ち方だ~。
寒空の下応援した方々に心よりお祝い申し上げます。まさに『武蔵野の誇り』。

ああ、フットボールの本質って内容だけじゃなくて応援することなんですね。札幌まで行く人たちの熱をもって改めてそう感じる昨今です。

次戦は改めて抽選の後、12月15日(土)だとのこと。
…この日はバイユーの7周年宴会を予定しているのでした。応援に行くのは難しそうだけど、勝利で7周年を祝ってくれるといいな、と思います。
う~ん流石にベスト8は無理があるか?
いやいや何があるかわかりません!


『武蔵野の誇り』横河武蔵野FCがFC東京に劇的勝利!!

2012-09-10 | サッカー

昨日は久しぶりの味の素スタジアム!この名前になってからは初めてかも?というくらいに久しぶり。天皇杯2回戦『FC東京vs横河武蔵野FC』の遂に実現した東京西部ダービーを観に行ってきました!!
「行ってきました」だけで「!!」が付くのは興奮しているからです。
実は昨日起きた時体調がイマイチ優れなかったのですが…無理して行って良かった!!大興奮でした。

三鷹北口、武蔵境近辺の飲み屋界隈では「武蔵野」や「武蔵野FC」と呼ばれることの多い『横河武蔵野FC』。バイユーを出て右にほんの少し行ったところにグラウンドがあり、ホームスタジアムはその道をまっすぐ更に10分ほど歩いたところにあるというご近所、地元フットボールクラブ。Jリーグの下部組織であるJFL(3部的なリーグ)に所属する企業が母体となったクラブチーム(企業社会人チームではない)です。
地元にはJリーグ1部所属の『FC東京』というれっきとした人気チームがあるけれど、ご近所クラブといえばやっぱり『武蔵野FC』。サポーターたちの歌う「俺らの武蔵野~武蔵野の誇り~♪」、そんなチームなのです。

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…バイユーのある三鷹は、南口は三鷹市のため『FC東京』の小旗が飾られていますが北口に降りると青と黄色の『武蔵野』の旗が飾られているという南北問題を抱えています。J1とJFLという歴然とした格差。しかも親会社が完全プロ化&Jリーグ参加を否定しているため埋まる見通しのない差を日々痛感させられる深刻な南北問題ではありますが、唯一乗り越えられる場が「天皇杯」というプロもアマも混合でタイトルを目指すトーナメント戦!3年振りに東京都代表として出場した武蔵野FCは岩手での1回戦を突破、2回戦で『FC東京』と対戦することとなっていたのでした。

そりゃぁ燃えます。決まったときから自分も含め知人友人も話題にしています。僕はバイユー開店時には後援会にも入りしばらくは時々応援に行っていたものの、近年は多忙を言い訳に足が遠のいていたという薄情者。それでも冷静ではいられません。武蔵境にある仲良しのファンキーな焼き鳥屋さん『トサカ食堂』で話していると、応援に行かないなんて選択肢はないように思えたのでした。

で、昨日。雨の予報もあったのにギンギラの炎天下。体調不良と言いつつ行ってまいりました!今年元日の天皇杯チャンピオン、日本代表クラスの選手を何人も抱える『FC東京』に勝ち目がないことはわかっていたけれど立場の違いを越えて戦えるこの場はやっぱり特別でした。ご近所の知った顔にも何人か出会う。そりゃぁ大観衆!とはいかんけど武蔵野としては沢山のお客さんが駆けつけていました。

試合はスピード、個人技で大きく勝る『FC東京』に攻められ耐えるという展開。武蔵野はMFも含めみんなで守っている。前半終わって0-0。FC東京が意外に手こずっている「なにやってんだ~」という展開かもしれないが武蔵野的には大健闘。攻められてるだけで、たまのカウンターアタックにもゴールの予感はまったくしないけど武蔵野応援者的には満足。

後半も泥臭く守る。攻めるのは時折のカウンターが精一杯。後半30分近くなっても無失点。素晴らしい。お客さんは懸命なサッカーを楽しんでる。キーパー飯塚選手の好守が光る、いやディフェンス全員が踏ん張ってるのか、そしてシュートがバーに当たったり「運」にも助けられる。これには「何かある」とは思わないでもなかったけど。攻めないことには、点を取らないことには勝てない。攻める気はあるんだけど攻められない。どーするんだ~、と思ってるうちに試合終了時間が迫ってきた。周りの人もみんな「延長だ」と思っている。そして延長になったら勝てない、と思っている。武蔵野の選手の疲労もピーク、ゴール裏から直線で見ていると足も止まってきたように感じられる。0-0で延長、いいじゃないか。よくやった。大量失点を心配する声もあったのだ。お客さんはいい雰囲気で最後まで楽しんでいる。素晴らしい。

気がつくと時計が消えている、ロスタイム(アディショナルタイム)。「何分か見忘れた~」と思っているところに武蔵野の岩田選手が左サイドで粘りに粘ってファールを貰った。ゴールにはかなり遠いけどフリーキック。延長前、最後のチャンスだ。スタンドは地味ながら一体感のある盛り上がり。手拍子が起こる。さあどこにボールを入れるか…と注目。
と、岩田選手の蹴ったボールは…スローモーションのように壁を越えて、手を伸ばすキーパーを越えてゴール右隅に突き刺さった!ホントにスローモーションのようだったのだ!なんとなく「入ったりして」とも思ったが本気ではなかった。
自分も周囲ももう、なにがなんやらの大興奮。
35mだか40mだかのスーパーゴール!!

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試合後に武蔵野のキーパー飯塚選手が、実際に目にしても「何が起こったかわからなかった」と言っていたらしいが、真正面目の前のゴールに入ったのに信じられなかった!ロスタイムかなり過ぎてからの先制点。周りからも「おい、もう時間ないぞ!勝つよこれ」と興奮が広がりはじめる。誰も勝つことまでは期待していなかったのだ。

わずか1分と少しの時間がとんでもなく長く感じられた後、主審の笛が吹かれた。武蔵野応援席は大騒ぎだ。劇的というにはあまり凄い。最終回終了間際の逆転ノックアウト勝ちのような勝利。

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最高レベルの華麗で面白い試合も勿論いいけど、応援する我が町のチームの劇的な勝利による興奮こそがサッカーの<wbr></wbr>魅力だと改めて痛感

ここ数年は多忙を理由に観戦していなかった自分なんかが味わうに<wbr></wbr>はあまりに勿体ない試合、そして勝利でした。いつも足を運んで応援してきたサポーターの皆様に心からお祝い申<wbr></wbr>し上げます。

世界中にいるという、地元の3部リーグや4部リーグやセミプロの<wbr></wbr>チームを応援している人たちの気持ちが(読んだり聞いてはいたけ<wbr></wbr>ど)解った気分。

あの歓喜の爆発!フットボールというものを身近に感じたものです。

このゲームについて興味のある方はこちらの方によるもっとわかり易い観戦記があるので是非ご覧ください。写真はBoccheruna観戦記から転載させていただきました(こちらもどうぞ)。


李選手、地元の星なんですね。

2011-02-01 | サッカー

先日、私の体調管理体制を崩壊させたサッカーアジアカップ。

決勝戦で劇的なゴールを決めた李選手。彼はバイユーの地元、武蔵野FCのユース出身なのです(私は元後援会員でした、更新してません。。。)。実家は田無の焼き肉屋さん。まさに地元の星です。素晴らしい!

そして驚異的な運動量と素晴らしいプレイの数々で玄人も素人も唸らせた長友選手(なんとインテル移籍!!!!!)、李選手のゴールを生むボールを上げた彼は
僕もよく車で通る、Yウジくんも公式戦をこなしている、錦城高校横のFC東京グラウンドでボールを蹴って育った選手です。そう彼も地元の星なんですねー(愛媛県出身)。

なんだか急に親戚が増える系のノリですが。なんとなく「おお!」と盛り上がっている武蔵野市近辺です(バイユーだけじゃないよ)。

李選手には更なる活躍をして日本代表の真のスター選手になっていただきたい。在日韓国人からの帰化選手という出自を大切にして日本のサッカー選手、日本代表として素晴らしいプレイを見せて頂きたいと期待します。そうすることによって多くの在日韓国人、朝鮮人の方々が(帰化の有無に拘らず)サッカーを観るときに「生まれ故郷・日本」の代表チームに声援を送り易い環境ができると良いなと思います。
李選手に「日本人として」と無理に言わせようとするのはなんだか筋違いのような気がする。「日本人でも韓国人でもなくサッカー選手として」と語ったとのことですが…彼には「生まれ故郷日本にほとんどすべての記憶と、友人の大多数を持つ」であろう在日韓国人、いや在日外国人の代表としてサッカーの本物のスター選手になっていただきたい。様々な問題があることは承知していますが、李選手のお父さんが言っていたように彼らも僕らも「ふるさとがこの国」であることは動かしようがないのです。その中での生き方、暮らし方アイデンティには様々な型があってしかるべき。みんなが同じ方向をむかなければいけない世の中なんてまっぴら御免です。
様々な事情や出自の違いを乗り越えて選手達が日の丸をつけてスポーツをやってる、様々な個人的環境や思想を持つ人々がテレビの前で試合の展開に一喜一憂する、大声を上げるそこまでで十分です。
テレビは驚異的な視聴率、スタジアムでは熱狂。声を揃えて応援する方々、素晴らしい。でもそれ以上先まで気軽に大人数で行動するのはヤバイぜー。大げさだと笑わば笑え、なんとなく目にする行列だってその先には危険の芽があるように思います。

ああーウルサイ親父になってしまった~。

バイユーのお客様Uキちゃんが愛する長友選手
「君の言ったとおりやはり彼は凄かった!」お目が高い。


ゆったりと観戦というわけにはなかなか、ねーの夜

2010-06-30 | サッカー

昨夜は試合開始時間が近づくと、一人また一人とお客様が「終るのは深夜だし家でゆったりと観て、終ったらすぐ寝るよ」と帰り支度。流石、少々アダルトなバイユー。11時前には数人のお客様を残すのみとなり当初の宣言通り「ゆったり観戦」な体勢となったのでした。
で、あの熱戦。
いやぁゆったりとはいきませんでしたね。あそこまで踏んばると「神の手」でも「誤審」でも「反則勝ち」、なんでもいいからスペイン!!!(この時点では未定)との次戦に進んで欲しかった!
じりじりする展開に少ない人数ながらバイユーは熱くなっていました。

地元開催での決勝トーナメント1回戦敗退から遥か遠国での決勝トーナメントPK敗。小さく一歩、いやいや2歩か3歩分くらいの価値があったのではないでしょうか?
面白いサッカーはもちろん最高だけど純粋に自国の勝利を願って観るのも良いものです。適度なナショナリズムというか…ん?適度なってなんだ??
でも昨夜のバイユーのナショナリズムはゆるい感じで、ニッポン勝利を地味~に願って楽しむフットボールはなかなかのものでした。

さぁここから濃ゆいカードが続きますね。
個人的にはガーナ代表ににあと一つ勝って最終日の出場権(決勝or3位決定戦)を手にして貰いたいと思っています。優勝はドイツかアルゼンンチンかブラジルかなぁ。

というわけで今日も通常営業です。どうかよろしくお願いいたします。


今夜もゆるり観戦。

2010-06-29 | サッカー

今夜はワールドカップ、パラグアイ戦。
本当の決勝トーナメント。日本代表いよいよ未知の領域です。

もちろんやります。やりますとも。
『バイユーでゆったりとワールドカップ観戦』。を今夜も開催いたします。

そもそも開催、というほどのものでもなんでもなくて、お題は「ゆったり観戦」。
今夜もいつものバイユーな感じの延長でワールドカップを楽しみたいと思っています。いつも通り店頭 で「放送中!」等の宣伝はいたしません。

家で観るのもなんだけど、大騒ぎの中もなぁ~という方は是非バイユーへ。お待ちしております。


気持ちの良い寝不足の金曜日

2010-06-25 | サッカー

日本、まさかの2勝1敗でのグループリーグ突破!痺れましたね。
とにかくワールドカップは(限りなく)結果が全て、に近い世界。岡田さん、すっかり誉め称えられています。でも…マラドーナみたいなことは言いませんでした(笑)
次はパラグアイかぁ。チラベルトはいないけど、サンタクルスはいるんだっけ?
なんにせよ楽しみです。

そんな心地良い寝不足の金曜日。
なんとも暑いので今夜は『冷やし豚ポン』がメニュー入りです!


判官…&ポール・ガスコイン!!

2010-06-24 | サッカー

昨夜は遅い時間、音を消したテレビでワールドカップを流していました。
『イングランドvsスロベニア』。
みなさん普段はUK盤がどうのこうのと言っているのに、なんとなく番狂わせを期待している様子でした。「惜しい!」という声がしてテレビの方を向けばわかります(笑)
しかし、イングランドが強い気持ちで崩れなさそうに試合をリードしていたのでなんとなく盛り下がり?三々五々お帰りになっていかれました。

Photo そんなバイユーのテレビ前には誰が置いたか、元イングランド代表のポール・ガスコインがあの『リンデスファーン』と共演したシングル『Fog on the Tyne』が飾られています。
個人的には、にわかサッカー好きとなるきっかけがユーロ1996・イングランド大会のイングランドvsスコットランド戦でのガスコインのゴールだったので、このシングルの存在を知った時には思わずコーフンしたものでしたが…まぁ内容は……。。。

あまりに不可思議なラップ調?ガスコイン楽しかったんだろうなぁ。。。しかし、なんと全英2位の大ヒット!確か彼は俊輔のいたセルティックのライバルチーム『レンジャース』にいたのではなかったでしょうか?

果たしてこのCD、バイユーに寄付されたのでしょうか?(笑)


ゆるり観戦

2010-06-21 | サッカー

土曜日は予定通りゆったりと観戦。バイユーらしい良い雰囲気だったのではないでしょうか?

試合自体は実力差ゆえ守勢に回らざるをえず、「面白い試合」というわけにはいきませんでしたが日本代表は健闘しましたし、攻めたい気持ちも感じられ~楽しんで観戦できました。

やはりなんといっても "ワールドカップでオランダと対戦している" という事実はなかなかに強烈で。ニュージーランドがイタリアと戦っているニュース映像を観たりもして、改めて「ワールドカップは出でナンボながやなぁ。。。」と思わされたものでした。

今夜のチリvsスイスは楽しみです。


お世話になってる御嬢様方バイユーへ&ベトナムは決勝トーナメントへ

2007-07-17 | サッカー
土曜日は台風の雨の中、日頃お世話になっているR市場のスタッフの御嬢様方がバイユーを訪れて下さいました。
身近な方の初来店はとても嬉しい。いろいろと共通点もあり話も弾み~の楽しい台風の夜でした。Mさん&Aさん、御来店感謝。これからもよろしくお願いいたします。
そして昨日、月曜(祝)はサッカーのアジアカップ。1次リーグが終わり、日本とベトナムが決勝トーナメント進出を決めました。ベトナムは初の1次リーグ突破!
昨夜の試合では日本から開始早々1点を奪い~結局は力負けし大敗を喫したものの健闘を見せ、詰めかけた大観衆を楽しませました。
もう日本との対戦はしばらくないことだし、ベトナムには是非頑張って欲しい!と思っております。

台風に地震と大変な連休でしたが、新しい週も始まり厳かに?営業中であります♪



アジアカップ

2007-07-10 | サッカー
昨夜はバイユーのTVで、サッカーのアジアカップを流していた。残念ながらカタールとの初戦は1-1のドローという結果に終わったが、日本代表だけではなく今大会にはなんとなく注目している。スタジアム等の施設面にも注目している(立派だった)。…それは開催地がヴェトナムだから(実際は共催)。
彼の地のサッカー熱は高い。非常に高い。10年前にフラフラとタイからヴェトナムへ入国した時、すぐに目についたのがブラジルをはじめ世界のスター選手が表紙を飾るフットボール雑誌の数々だった。それらは路上でも沢山売られていたし、深夜街に出るとテレビの前に人が群がりヨーロッパのサッカー中継を見ていた。人気が高かったのはプレミア・リーグだったと思う。
ある日食堂に入ると、翌年(1998年)フランスで開催されるワールドカップの全出場国の写真が載ったでっかいポスターが貼られていた。もちろん文字はヴェトナム語。初出場を果たしていた我がニッポン代表チームもしっかりと写っている。ニャットって書いてあったかな…。おお、と思ってじっくりと眺めていると初老の店主が近寄って来て、「どこから来た?チャィニーズか?コリアンか?日本か?」と尋ねられた。日本だと答えると。「…そうか。日本は遂にやったな。たいしたもんだ」と言いながら写真を指差し何人かの日本選手の名前をあげてみせた。「よく御存知ですね!」と驚くと。「アジアの代表チームだ(当たり前だ)」。そして「羨ましい。いつかこの国の代表もワールドカップへ…」と本当に遠くを見ている目でつぶやいた。どうやら代表チームの人気は非常に高いようで、滞在中も代表の親善試合があり大盛況であった。しかし、当時のヴェトナムはアジア1次予選を突破するのが目標、というチーム。10年や20年かかっても出場権獲得は遠く遥かな夢に思えた。「そうですね」と返しながら、この国のサッカーファンはTVでイングランドの試合やワールドカップに盛り上がりながらも、そのカテゴリーまではなかなかたどり着けない代表チームを熱く応援しているのだなぁと、ヴェトナムにしっかりと根付いたサッカー文化を感じた気がしたものだった。なおも眺めていると「いいだろう?」と話しかけてくるので、もしかしたら御願いすれば譲って貰える??と思い、日本代表の載ったヴェトナムのポスターの魅力に(デザインもカッコ良かった)すっかりヤラレていた自分は細心の注意を払いながら、おそるおそる「このポスターを譲っていただくことはできないでしょうか?」と尋ねたのだけれど。申し訳なさそうな顔で「すまん。大事にしているので売ることはできないんだ」と断られた。それが、(しまった)ああ~欲しくさせちゃったかな、、、という表情で、こちらの方が恐縮してしまい「いや、いや、結構です。無理言ってごめんなさい」と謝って話を終えたものでした(とんちんかんな英語なのでこんなにスムースではないけど)。あのおじさん、フランス・ワールドカップでの日本の試合は楽しく観戦したのだろうか…。
そして今回、そんな土地での自国開催のアジアカップ。地元ではさぞ楽しんでいることだろう~と思っていたのですが、いざ開幕して結果を新聞でチェックすると…。なんと初戦、ヴェトナムはUAEに2-0で完勝!常にワールドカップを窺っているアジアの強豪チームに見事勝ちきっているのである。日本が初出場したフランス大会予選ではホームでドローとなったあのUAEにである。これは楽しんでいるどころではないだろう!どんなにか盛り上がっていることか。10年の間にヴェトナム代表ははしっかりと進化していたのでありました。
そして自国開催のアジアカップ。日本にとっての2002年のコリア・ジャパン・ワールドカップみたいなもんだろう。ヴェトナムは第2戦はカタール、そしてグループリーグ最後の3戦目はニッポン代表との対戦だ!!全敗してもおかしくはないはずだったであろう組分けをかき分けて決勝トーナメントに進出できるか?我が代表チームとともに大注目であります。
もちろん、日本を応援するけどヴェトナムにはなんとか頑張って欲しいものです。楽しみだー。


セルティックの神

2007-04-25 | サッカー
サッカー、スコットランドリーグの『セルティック』所属の中村俊輔選手が同リーグの年間最優秀選手・MVPに選出された。ヨーロッパのリーグで日本の選手がこのような賞を受賞するのは初めてとのことで日本のスポーツマスコミは大いに盛り上がっている。当然地元グラスゴーも盛り上げっているわけで
「ナカは(セルティックの)神だ!」という声さえあがっているとのこと。

昨日もお客様とこの話題になったのだが、別にここで「俊輔スゲー!最高。」と騒ぎたいわけではない。
リーグ優勝のかかった試合の後半ロスタイム終了間際に飛び出した、中村の劇的なフリーキックからのゴール。チャンピオンズリーグでの格上マンチェスター・ユナイテッドとの対戦(ホーム)で勝利を決めたゴールなどなど。そりゃグラスゴーのファンは興奮するわな…とは思うのですが。

グラスゴーにはもう1チーム、セルティックと共にスコットランドリーグを代表する(2強と言われる)グラスゴー・レンジャーズが存在する。その強烈なライバル関係はレンジャーズはプロテスタント系(英国連合を支持する連合主義者・アングロ=サクソン系の支持が多い。イングランドのガスコインが所属していたことからも英国寄りを感じる)、セルティックはカトリック系(ケルト人の末裔であるスコットランド人・ゲール人の支持が多い)と明確に支持層が分かれていることに強く起因するとのこと。
政治的、民族的にも宗教的にも対立した競合2チーム。そんな都市で「神」とまであがめられるのはたとえフットボールのこととはいえちょっとキツイんやないかなーと思う。天才(監督が言ってる)もキツイけど神はなぁ。。。武蔵野市で神様と言われるのとはワケが違う。「神様、仏様、イナオサマ」とも全然違う。そう、オーマイガッ!の「ガッ!」であるのだから。
「神」「救世主」はグラスゴーで軽率な言動は許されないないですよね?
日々、俊輔の活躍をTVで観て興奮したりしているのですが、ホームスタジアムのアノ熱狂振りを見ていると「ああ。大変ですね」と思ったりもしているのであります。
中村俊輔選手最高のシーズン、お疲れさまでした。20070423
070422mvp



ジーコ監督

2006-06-27 | サッカー
ジーコ監督の退任会見なるものがあったらしい。
世間では監督としての手腕を疑問視する声があれやこれや…
う~む。結果論やねゃぁ~。
ジーコ監督の策についてあれやこれや勝手な事を言うのは、応援した一般のサッカーファンのささやかな権利であって、かろうじて「日本サッカーを良くして行こうという立場からの検証としての評論?」なんぞが(一貫して発言して来たならば)許されるのかなと思う。いわゆるサッカーをプロフェッショナルな目で論じることのできない、そんな力のない専門外のマスコミ?が戦略批判などを繰り広げるのは正におかど違いもいいところで「それは居酒屋の酒の肴レヴェルだろ!」と思ってしまう。俺たちの大切な権利に踏み込むなよ~って感じ。「~あそこの交代が」「意図が…」なーんて言うのはバイユーのカウンターにまかせとけ!です。
などとあくびしながらジーコ論?らしきTVを眺めていた私のココロの中の声に応える文章を発見したのでここに転載してみます。筆者は私の年長の友人で(あえて友人といわせていただきます)漫画原作者で作家でもあり豊富なキャリアを持つスポーツライターでもある田中誠一氏。「バイユーブログに転載してもいいッスかぁ?」ときくと二つ返事で了解をいただきました。感謝。


ジーコジャパンが終わった。

ドイツW杯のこの結果についてはジーコの采配に問題があったという意見が圧倒的だよね。
うん、ぼくもオーストラリア戦はとくに、クロアチア、ブラジルと、疑問の采配はあったのだけど、今回はすべてジーコを信じようと決めてたんだ。

実はジーコに会ったのは91年の2部リーグの住友金属へやってきたときなんだけどね。
信じられなかったよ。
鹿島へ取材に行ったとき、あの神様ジーコが、日本リーグの、それも2部リーグにやってきて、芝のグランドというより、固い土の荒れたグランドを走ってたんだよね。

インタビューをさせてもらったんだけど、ジーコは本気だったよ。
熱い言葉の数々・・・
日本へまさにサッカーの伝道師としてやってきたと思ったね。

当時、インタビューは時間で金額が決まってたんだけど、通訳を通してだったもんで、聞こうと思った半分しか聞けなかったんだ。
するとジーコが食事に誘ってくれてね。
今からはプライベートだからと、そこからはお金に関係ないと広報抜きでインタビューに答えてくれたんだ。
そんな人間なんだよジーコって。

それから2年後にJリーグが開幕、あの2部の住友金属が鹿島アントラーズとなっていきなりの優勝。
ジーコによってプロのサッカーというものがこの日本で生まれ、育っていったことはだれもが認めることだろ。

本当に伝導師だったんだ。
あの91年のジーコが、あの田舎の工場の横にあるデコボコのグランドで、日本サッカーのために走っていた姿から15年、15年もこの日本でがんばってくれた神様。

だから、結果は残念だったけど、ぼくはジーコに「ありがとうございました」って、心からそう思ったんだよね。



人それぞれだとは思うけど~結果論で態度を変える人間にはなってるヒマはないんだよねー。
人生、時間がありあまっているワケではないのだ。
ジーコに戻ると、世界的スーパースターが土のグラウンド。サッカー先進国の姿を少しづつ知って来るにつれ、お金や名誉を越えたところで本当に考えられないことだと思う。ジーコはJリーグブームの鹿島アントラーズにやって来たわけではないのだ。
田中さんはその事実と、その時会ったジーコにホントってやつを見たんだねぇ。そして一貫しているわけだ。
その後のジーコと日本サッカーにはいろいろあったけど彼は日本に見切りをつけなかったし、田中さんもジーコを信じていたわけなのだ。その「いろいろ」で神様ジーコはいいところも悪いところも、いわば素のジーコを「サッカー後進国」でさらけだして15年を過ごしてきたわけなのですね。。。
繰り返すようですが観戦者が一喜一憂し、采配に怒りを見せたりするのは娯楽としてのサッカーから与えられた権利であると思います。でも一般メディアは他に伝える事やとるべき態度があるだろう~と感じるのです。まぁ、例えばTBSが就任から一貫してジーコ不要論を唱え続け、険悪な関係で有り続けた。などというならばそれはそれで面白いのですがね…。

極論を言えば「ジーコにはワールドカップ1大会を自分で消費するくらいの権利がある!」とでも唱えましょうか(笑)。加えれば「カズも戦略、戦力うんぬんを越えたところでフランス大会を経験する資格に溢れていた!」。
ああ~「権利」や「資格」って薄っぺらく、虚しい言葉だなぁ。そしてろくでもない結果を生む、危険な言葉でもあるのです。でも、別にジーコがドイツ大会を無駄に消費した、としてもいいじゃないかと思います。だって「初めて」アジアの予選をキチンと通過して気持ちよくワールドカップに出場してくれたじゃないですか。そしてブラジルとの試合を明け方、見せてくれたじゃぁないですか。
前大会からの成績の後退?日本サッカーの進歩に陰り?な~にを言っているのでしょう?バイユーで話題になったのですが一次リーグ2戦終了時で韓国のワールドカップ総失点は51。対して日本は10!痛い目にあった数が違うのです。
地元開催を除くと初めて挙げた勝ち点1。騒ぐ程の後退でしょうか?
今後更にワールドカップでは痛い目にもあうでしょう。そうして発展?していくのではないのでしょうか?いや、それどころかワールドカップ出場を逃す事もあるでしょう。強豪国だからといって毎回出場しているわけではないのです。日本の出ないワールドカップをどう味わうか?2大会連続で逃すことだってあるかもしれません。すると次は12年後です。そうした経験を経て(経たくはないですが)「進歩&発展」?はあるのではないでしょうか?

なんだかわからなくなってきました(困)
僕はサッカー素人ファンとしてあーだこーだ文句も言いますし、ジーコ監督が良かったとも思っていなければ、あんな3試合で良かったとも思っていませんが

ジーコさんには感謝しています。
ジーコが4年間代表を率いて自力で予選を突破し、ワールドカップを経験し、日本を去る事で「ニッポンプロサッカーの黎明期」が終わった、一区切りついたのだなぁと感じています。
苦言も大切ですが感謝も大切です。2006062700000008dalspothum000_1