いやぁテックスメックスって本当にいいもんですね~!な音盤。Joe King Carrascoの2012年作。
ジャケもなんともイイのですが、冒頭から飛び出してくるピーピーいう安っぽいキーボードの音がなんとも堪りません。緩いビート、そこに乗っかるキング・ジョーの脱力ボーカル。キャッチーで胸躍るメロディ。アコーディオンもいい感じ。このラテン風味のロケンロー感覚、最高です。
テックスメックスファンは勿論、(ブーム最中の)スワンプポップ愛好やガレージ好きの方々まで幅広く!受け入れられるであろうラケンローな音盤です。
とは言っても…4月に購入して以来頻繁に聴いてきた本作ですが、当初はピーピー騒がしく安っぽいサウンドに苦笑しつつYeah~!って感じでした。
それが聴けば聴くほどに…!!この脱力ロックンロールウイルスが全身に回ってきたのか、いつしか「苦笑」なんてしなくなっていたのでありました。バイユー2012年の裏ヘビロテです。
夏のお盆イヴェントの終演後、本盤を流し始めたら即座に「ジョー・キング・カラスコですね!」と反応したのが噂の~スワンプポップバカ(ザディコキックス・西田センパイ命名)~『Los Royal Flames』のVo坂口くんでした。傍らには笑顔のロッキンエノッキー氏が…。
そんな両者の本格共演は
11月23日(祝)
ロッキンエノッキー&トネーロ(ハッチハッチェルバンド)/Los Royal Flames
開場19:00 開演20:00 料金1500円(+要1drinkオーダー)
非常~に楽しみです。お楽しみに!
土曜日はバイユーで初顔合わせの3組。ジャンルやテイストは違うけど、なんとなく皮膚感覚で理解し合えるのでは??と思って企画した顔ぶれ。予想通り、濃ゆ~い夜となりました。
まずはバイユー界隈でウワサが先行、気になっていた『五十嵐正史&ソウルブラザーズ』。もうこれはリハーサル、そして開演前に話をしているだけでわかっていたことなのですが、真摯で(失礼な言い方ながら)イイヤツら。魂込めた直球勝負の歌と演奏は、人柄や生き方が音楽に血とぬくもりそしてリアリティを与えることを改めて教えてくれました。
反原発のメッセージの強い楽曲も、軽妙な手触りを意識して奏でられてはいるものの、演者の意志を越えてあまりにもあからさまに伝わってくる。ともすれば「音楽よりもメッセージ先に有りき」と思われ聴き手を狭めそうなのだけど…。それを補って親しみやすく間口を広げているのが『ソウブラ』(というらしい)のあたたかく演奏する姿、そしてボーカル五十嵐くんの滲み出る人柄。ああ、嘘がない人たちだなぁと思う。共通の友人が沢山居るせいもあるけど。五十嵐くん~なんて、すっかりお友達になった気分になったのでした。
続いて、10年振りくらいに観る『近藤十四郎』さん。
還暦間近(!)長きに渡って歌い続ける十四郎さん。これまた、嘘もてらいもなく長年にわたって確立された歌世界。お客さんはどういう印象を持つにせよ「こういう人なんだ」と強く納得させられる存在感。終盤は十数年前、僕に十四郎さんを紹介してくれたカサハラマサルさんがロッキンなジャンベで登場。盛り上げてくれました。
最後は今年もお世話になりましたの渦ヨーコさんの『不汁無知ル』。
流石活発なLIVE活動を続ける彼女たち。3組の出演ながらしっかりと「トリ」らしい緊張感あるパフォーマンスを観せてくれました。
歌、チェロ、サックスによる緩急、硬軟のバランスも絶妙。好演でした。お客様の評価も高く。バイユー主催のオムニバスLIVEに頻繁に出演してもらっている自分としては嬉しい気持ちでした。
そして出演者同士も楽しんでいただけたようで。声をかけた者として満足できる夜でした。お客様と出演者に感謝です。
今度の土曜日、10月20日(土)のバイユーLIVEは!
近藤十四郎 / 不汁無知ル / 五十嵐正史&ソウルブラザーズ
★長く演奏活動を続ける静かに熱いシンガー近藤十四郎さんに、お馴染みのサックスとチェロの不条理デュオ不汁無知ル。そして広く社会問題に目を向けたソウルフルなLIVE活動を活発<wbr></wbr>に続けている五十嵐正史&ソウルブラザーズという「3組とも初顔合わせ!」のある意味バイユーらしい企画です。是<wbr></wbr>非。
開場19:00 開演20:00 料金1500円(+要1drinkオーダー)
昨夜も雨。一昨日の京子様バースデイナイトと一転、静かなバイユーでした。悪天候の中ご来店いただいた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
そんな深夜、バイユーにあらわれたのが4年間バイユーを支えてくれた伊代ちゃん。
自宅ご近所さんなのでたまに連絡を交わしたり会ったりはあるもののバイユー登場は久しぶり!。今年初でありました。
珍しく早くあがれたから…と。雨の中感謝でした。
ハードワークが続いていることは風(父)の噂で知っていますが、タフが売りの彼女はあまり変わらない若々しい見た目。でも社会人生活も3年が過ぎ、佇まいや受け答えから貫禄?らしきものもチラホラ。頼もしいものです。「他所でなかなか飲めないので久しぶりに飲みたかった!」とサザンジジンジャーをオーダー。ありがたや。
帰り際にはバイユーが(柄でもないと思われつつも)続けている、津波で親を失った子ども達の奨学基金への募金を興味深そうに眺めた後、無言で協力してくれたのには更に感謝(激務薄給の筈なのに!)。
伊代さん来店感謝。ますます忙しいとは思うけどまた顔だしてねー。
以上、会えなかった皆様に報告でした。
小学校3年?4年で初めて会った伊代ちゃんが25歳!俺もトシをとるはずだ。
昨夜はたと気づきました。明日(本日)はバイユー従業員『MANDES』の京子嬢のお誕生日です。「特に予定ないっす」とのことなので、バイユーでケーキでも食べて飲むか。ということになりました。バイユーのマドンナ(寅さん風)京子ちゃんに「おめでとう」と愛あるお言葉を~。
ケーキを食べれば十分ですので(私が言うのもヘンだが)手ぶらで結構です♪
土曜日は楽しみにしていた『福田慎バンド』。
スヌークススタイル!?などと宣伝していましたがそんなナニナニ風というのではなく、なんとも絶妙なタイム感で繰り出されるペキペキアファンキーギター!楽しい時間を過ごさせていただきました。
共演した大久保由希さんに福岡史朗さんというシンガーを含む7人編成のバンドは歌心あるバッキング。チープなオルガンに心が踊り、個性的なドラムスにバイユーは揺らされたのでした。そのうえザディコキックスのフミカ様のラブボードも!
実は…仕事もそこそこに?盛り上がって聴いていたので写真を撮り忘れてしまったのでした~!なのでリハ中の写真を小さく載せておきます。
共演の大久保由希ちゃんも小編成のバンドを従えて、耳に残る個性的でキャッチーな歌を聴かせてくれました。
そうそう、意外にブルースマナーなギタープレイには驚きました。彼女については事前にyoutubeを観て「歌いいね」と思っていて、楽しく聴かせて頂いたのですが、LIVEでは個性的なドラムプレイがより印象的でした。なんというか狭い枠の中ではないファンキーさのあるドラマーなのです。うーむ。両方出来る人って凄い。
週末金曜日は、北海道から地元人気バンド『キッコリーズ』が2ndCD発売記念ツアーでバイユーにやって来ました。なんとこの日がツアー初日。音楽用ノコギリとウクレレを操り柔らかな歌世界を聴かせてくれるカポウ嬢に、バイオリンとアコースティックギター。10年のキャリアに裏打ちされた確かな演奏力と大らかな包容力。癒し系ルーツミュージックとでも呼べるようなLIVEを聴かせてくれました。
うーん。癒し系、って説明もどうかと思うんだけど、ノコギリから繰り出される不思議な優しいサウンドは、風の音のようでもあり「癒し系ってこういうのをいうの?」などと思ったわけです。○○系って言い方は基本的にあまり好きじゃないけどね。
3年前に『古道具』のLIVEへのゲスト出演という形で来バイユーして以来のカポウさん。ついにフルLIVEが実現して良かったです。その古道具の面々や、北海道で観ました~という熱心なファンの方々も集まり良い雰囲気でした。また、寄って下さるそうなのでお楽しみに!
西岡選手、残念だったが
“日本のボクサーがテレビの向こうのあの舞台に立つのを<wbr></wbr>固唾を飲んで応援する”
という夢をついにかなえてくれたことには変わりはない。
お…左!!のところでの強烈な右カウンター。
ボクシングを見せていただきました。本物の。試合後のリング上でのインタヴュー。
西岡は軽く流されて(最初のアッパーでのダウンには驚いたか?ドネアのパン<wbr></wbr>チは強かったか?等)、右カウンターで決着のダウンに至る諸々、ガードやリードブロー、勝負の綾についての質問はすべてドネアにされていた。当然だけど悔しいな。
モンスターレフト、必殺の左を封じられましたね。というか出させてもらえなかった。ボクシングは難しい。<wbr></wbr>
西岡が一方的に守勢に回る展開、攻めあぐねるドネアに、会場からは度々ブーイングがおきてた。
前座の試合の激闘の影響もあったのでしょうが…。最近のアメリカの大試合の観客はエキサイティングな打ち合い(だけ)を期待する傾向が顕<wbr></wbr>著で、駆け引きやボクシングの奥深さを楽しむ部分が薄れている<wbr></wbr>ように思います。まぁ高額な観戦料分楽しみたい、という感じでしょうか。これもビッグマッチの宿命?仕方がないのか。
でも、屋外の大会場、満員の観客。日本でずっと観て来た西岡が、海外中継で見てきたテレビの向こうの「あのリング」に立<wbr></wbr>っている姿には正直、痺れました。
対ウィラポン第3戦(引分)を国技館で観た時には(僕にはとてもドローには見えなかった)「ああ、ここまでか」と思った記憶があります。
あれから9年…。技術にハート、これほどのボクサーになるとは。
世界中の注目を集めた舞台で “日本を代表するボクサー” として完敗を喫した彼を悪く言う者もいるようだが。はっきりいってそういう者たちはこれまでの西岡選手の歩みを見てきていないし、日本のプロボクシングを熱心に見つめてきていないのだろう。
そしてなによりボクシングを本気で好きではないのに違いない。有料放送WOWOWの生中継を観た人の中にそういう者たちがいるのは少し悲しいけれど、残念ながら「わからない人」というのはいるのだ。
12年前の世界初挑戦時、防御に追われ手数が少なく判定負け。消極性を多くのボクシングファンから批判された西岡選手。世界最高峰の舞台で、同じく攻め手が少ない展開を強いられながらも12年前とはまったく違う「意図」と「駆け引き」に溢れたハイレベルな攻防を見せてくれました。決して消極的ではなかった。ひとつひとつの動きに彼が年月をかけて辿り着いたボクシングの引き出しの中身があらわれているかのようでした。そのうえで、打てなかった。それくらいにドネアは危険で隙がなかった。
たられば、は意味がないけど。モンティエルをワンパンチで鮮烈に倒して世界的大スターとなったことより、少し雑になっていた感のあるここ数試合のドネアの(ボクシングの)ままだったなら、西岡が左カウンターを打ち込む機会はあったと思う。しかし今回のドネアは慎重で綿密、そして力強かった。
完敗。これもボクシングなのです。
今夜の福田慎バンド@バイユーはすごく楽しみなんだけど…
一昨日くらいからアタマの中は
いよいよ明日、日曜日に迫った、世界Sバンタム級頂上決戦『ノニト・ドネアvs西岡利晃』戦のことでいっぱいなのだ~。
軽量級、世界最高のスター選手ドネアと「頂上決戦」として世界中の注目を受けて戦う西岡利晃選手。昨年のラスベガスでの王座防衛戦で、日本人世界王者として初めてメジャーの下位ランクに突入した西岡がついに!ビッグマッチと呼ばれるものに登場する。もちろん日本のボクサーが衛星中継で世界が注目する試合を行うのは初めてのこと。
アメリカのニュース映像を観てると感動的だ。
練習後の西岡の周りに何人いるかわからない世界各国の報道陣が集まっている。テレビカメラ、いったい何台あるんだ??百人を超える取材陣とのこと。少なくとも画面にはまったく収まりきれない報道陣の数。ほとんどが世界各国メディア。日本人っているのか??西岡が「昔、映像で観たレナードやハグラーの大試合の前の風景のような中に自分が居て幸せだ」というようなコメントをしている。世界中のメディアが注目するビッグマッチ、日本のボクサーがとうとうここまで来たのだ。
すべてが現実離れしている。
ブックメーカーのオッズは4-1でドネア有利とのこと。これは知名度からいって仕方ないかな。
なんといってもドネア、軽量級では圧倒的ナンバーワンの世界的スター選手なのだから。
アメリカのメディアのコメントをみるとこの試合はドネアにとって「ハイリスク、ローリターン」と評されているらしい。知名度では劣るがニシオカは危険な相手だ、とのこと。
容易には階級ごとのチャンピオンを認定しない(WBAもWBCもIBFもWBOも無視して、空位が多い)100年を越える伝統と権威を持つ世界的ボクシング雑誌『RING』誌がこの試合の勝者を世界Sバンタム級王者と認定すると発表している。
いよいよ明日!!
現地でTV解説する香川照之さんは入場セレモニーで泣くのではないか??
でもなぜか日本国内では知らない人が大多数????
西岡選手がアメリカのテレビ取材に「この試合に勝ったらあなたの立場は日本やアジアでロックスターのようになってしまうと思うか?」と訊かれて「…それは自分が決めることではないのでわからない」と困ったような顔をして答えていたのが印象的。
日本ではスポーツ選手がメジャーになるには多くの場合、芸能人にもならなくてはならないのだから大変だ…。
とはいえ、胸は高鳴ります。
先ほど目にした「計量終了」のニュースに「ほんとのホントにやるんだ…」と感動している僕でありました。
本日金曜日は北海道からやって来る『キッコリーズ』LIVE!
明日10月13日土曜日のバイユーLIVEは!
~スヌークス・イーグリン スタイル!?強烈な個性のギタリスト、そしてバンドサウンド!~
出演:福田慎バンド/大久保由希
必見です。日本のスヌークス・イーグリン!?とでも言いたくなるような強烈な個性のギタリスト『福田慎』が待望のバイユー初登場。
かつてザディコキックスの中林由武とセカンドセレネイダーズというバンドを組んでいた彼のギターサウンドはジャンルの枠をハミ出し自在にファンキー!独特の鋭いキレ味、そしてユルさがなんともいえません。昨年発売されたデヴューアルバムのバンドサウンドはとにかく最高です。
共演はそのCDのブッ飛んだドラムスを担当!していた個性的なシンガーソングライター『大久保由希』。
この日はドラムも叩き、ソロで歌も歌います。
とにかく興味津々の初登場二組、激しくお薦めいたします。
開場 19:00 開演 20:00 料金 1500円(+要1drinkオーダー)
是非!!
明日、10月12日金曜日は新たな試み、月イチの金曜日LIVEです!
第1回は遠く北海道から『キッコリーズ』がやって来ます。
?北海道のお宝キッコリーズ!7年振りのCD発売記念ツアーの東京LIVEはバイユーゲイト!!?仕事帰りの週末ゆっくりLIVEをお楽しみ下さい。
以下に紹介を…?
★音楽用ノコギリ、ウクレレを奏で歌うカポウ嬢を中心に北海道で活発に活動する3人組アコースティックユニット。スウィングジャズ、ジャグバンドミュージック、ソウル、昭和歌謡、童謡などが混じり合い、大らかでピースフルなキッコリーズサウンドに。これまでに、「北海道新聞」「よつ葉乳業」などのCMソングを手掛けつつカフェから酒場まで、幼稚園から老人ホームまで演奏活動中のまさにローカルスター!
開場19:00 開演20:00 料金2000円(+要1drinkオーダー)
昨日は営業中サッカーの試合が気になってました。札幌で行われていた天皇杯3回戦。横河武蔵野FCvsAC長野パルセイロ戦。
地元からは札幌まで行った人たちもいる。熱いな~!とソワソワ結果を気にしていました。
で、勝ちました!!武蔵野4回戦進出です!!ベスト16です。凄い!!!
しかもその勝ち方が凄い。
90分+延長30分で0-0のスコアレスドロー(攻め込まれる展開だったようです)。PK戦11人蹴って!10対9で勝利。
札幌の客席に居る『武蔵野トサカ食堂』のYくんからの興奮気味のメールで知ったのですが(お祝いメールへの返信)なんと最後に決めたのはキーパーの藤吉選手!
なんという疲れる痺れる勝ち方だ~。
寒空の下応援した方々に心よりお祝い申し上げます。まさに『武蔵野の誇り』。
ああ、フットボールの本質って内容だけじゃなくて応援することなんですね。札幌まで行く人たちの熱をもって改めてそう感じる昨今です。
次戦は改めて抽選の後、12月15日(土)だとのこと。
…この日はバイユーの7周年宴会を予定しているのでした。応援に行くのは難しそうだけど、勝利で7周年を祝ってくれるといいな、と思います。
う~ん流石にベスト8は無理があるか?
いやいや何があるかわかりません!