バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

ひっしー!情熱あふれる音楽家!!

2018-02-26 | ライヴ報告
昨夜は音楽活動の拠点を来月からしばらくカナダに移す、ひっしーこと菱沼尚生の壮行会&バースデイLIVEでした。
『梅津和時ちびブラス』『渋さ知らズ』『ハチャトゥリアン楽団』等々でワールドワイドに活躍するひっしー。
そんな彼が長く温めていた「やりたいこと」、がバルカン音楽を日本人が演奏し歌うこと。
バイユーで産声をあげたバンド『ヤパルカン』は4年の間に大いなる発展を遂げ、先日はセルビアツアーを成功させるまでに至っています。
そんなひっしーのさらなる音楽生活の第一歩と31歳を祝う夕べは、彼の音楽愛と情熱に溢れた集いとなりました。

セルビアの民族衣装を身に着け、よりダンサブルに時にヘヴィにアレンジされたバルカンミュージックを音楽する喜びいっぱいに演奏し歌うひっしーは魅力十分。
人を惹きつける音楽家としての資質を改めて感じたものです。


彼の熱気が我々を引き込む、引き込んだ熱をより楽しい香りをつけて返してくれる。

うーん!正しい大衆音楽のあり方だ!

まだまだ面白いもの、面白いことを見せてくれそうなひっしー。
これからもよろしく!

※素敵なドラマー田中涼くん(土佐人)の「熱燗チンチンで」には感銘を受けました!笑

ロードックンロールハイスクールは刺激的!

2018-02-26 | ライヴ報告
土曜日は楽しみにしていた田村鉄火企画『ロードックンロールハイスクール』三鷹分校開校第1回でした。

トリで登場したスペシャルゲスト中川五郎さんが「ギター弾いて歌ってる自分がとても普通の人に思える」と仰ったように
語り芸、弾き語り。言葉を大切に言葉で創作する人たちを集めて続けてきたこの企画はウワサ以上に一筋縄ではいかない人々の集まりでした。

絵で描いたギターを抱え、擦り語る撫語りの森山ダダマ

とにかくやりたいように自分の思うパンクロックを熱く歌う東行

主催のロードックンローラー田村鉄火(マイロックンロールヒーローの一人です!)

そして私店主が生まれる前からプロフェッシャナルミュージシャンとして歌い続けている全身全霊のプロテストフォークシンガー中川五郎さん。

濃厚な集いでした。

そんな中でもやはり田村鉄火にはグッときたものです。
オリンピック消しゴム!オリンピック消しゴム!ゴシゴシゴシ!

オリンピック消しゴム!オリンピック消しゴム!ゴシゴシゴシ!

大きく身振り手振り、踊るようにして叫ぶ田村鉄火の姿がまだ脳裏にくっきり残っています。

そして8連続ライブの7日目とは思えぬ熱い演奏の中川五郎。
これまでライブでしか聴けなかった『トーキング烏山椎木ブルース』。
CDがリリースされ話題となってからは初めて聴きました。

火を吹くような熱演。
久しぶりに聴いたこの曲が、いつしか完成形となっていることに感激。
そして客席を固まらせ釘付けにした五郎さんのパフィフォーマンスに感動を覚えました。

「どの出演者も楽しみました」というような言葉を残した五郎さん。

この日の出演者たち、それぞれ自分しかできない表現を追い求めてバイユーのステージに立った彼らが
20年後も30年後もこの熱を持ち続けられますように、と思った私でありました。

今夜はロードックンロールハイスクール!

2018-02-24 | イヴェント案内
今夜は熱烈推薦!
2月24日(土)
田村鉄火 Presents
『ロードックンロール ハイスクール三鷹分校』開校!
出演:中川五郎(スペシャルゲスト) / 東行 /
田村鉄火 / 守山ダダマ

開場18:30 開演19:30 料金2000円(+1drinkオーダー)
★これは楽しみな企画です!
昨年9月バイユーにて自身初のワンマンライブを大成功させたロードックンローラー田村鉄火が満を時しておくる自主企画。在住する栃木を中心に開催してきた「語り」と「音楽」のゴッタ煮ショウ『ロードックンロールハイスクール』。
「いつかバイユーでもやろうよ!やりたい!」がついに実現です。
出演はスペシャルゲストにパンキッシュにプロテストフォークを歌い続ける中川五郎さん(久しぶりだ!)。
そしていろんな方からウワサは聞いててたけど初バイユーのパンクな弾き語りの東行。「語り」ではこちらも初登場、朗読界では活発な活動で知られた存在という守山タダマ。そして楽器がなくてもロックする!田村鉄火!!という刺激たっぷり感漂う組み合わせです。お楽しみに!

今夜のメニュー

2018-02-20 | メニュー
今夜のメニューです。
『ルイジアナクリームグラタン(シュリンプ&ソーセージ)』650円。時々メニュー入りするエトゥフェタイプのクリームソースです。ちょっとスパイシーでマカロニ入り。
『イカとセロリのバター焼』550円『タマネギ乗っけた厚揚げ焼き』400円『あさりのクラムチャウダー風リゾット』600円『ゆず味トマトサラダ』350円『なんこつソーキ』600円『いか焼きだし醤油味』500円『チリビーンズ』550円『生ハムとピーマンピザ』650円『酒盗ピザ』650円『長崎の新じゃがバター』400円『ケイジャンチーズポテト』550円『ルイジアナチーズソーセージ』600円『ポテトミートグラタン』600円などなどでお待ちしております。

土曜日はロードックンロールハイスクールへ!

2018-02-20 | イヴェント案内
まだまだ寒い日が続きますが週末のバイユーは熱い催しが控えています!
2月24日(土)
田村鉄火 Presents
『ロードックンロール ハイスクール三鷹分校』開校!
出演:中川五郎(スペシャルゲスト) / 東行 / 田村鉄火 / 守山ダダマ

開場18:30 開演19:30 料金2000円(+1drinkオーダー)
★これは楽しみな企画です! 昨年9月バイユーにて自身初のワンマンライブを大成功させたロードックンローラー田村鉄火が満を時しておくる自主企画。在住する栃木を中心に開催してきた「語り」と「音楽」のゴッタ煮ショウ『ロードックンロールハイスクール』。 「いつかバイユーでもやろうよ!やりたい!」がついに実現です。 出演はスペシャルゲストにパンキッシュにプロテストフォークを歌い続ける中川五郎さん(久しぶりだ!)。 そしていろんな方からウワサは聞いててたけど初バイユーのパンクな弾き語りの東行。「語り」ではこちらも初登場、朗読界では活発な活動で知られた存在という守山タダマ。そして楽器がなくてもロックする!田村鉄火!!という刺激たっぷり感漂う組み合わせです。

私、とてもとても楽しみにしています!


2018年2月18日。

2018-02-19 | ある日の出来事
昨日日曜日はバイユー休業日。店主の私は自身が所属するバンドBerryで西荻窪のテキーラバーにてライブでした。
Berryがこの日に演奏することになったのは全くの偶然。
加えて言えば、前夜のVOUTのブッキングも偶然。

コミちゃんと
「ライブやってくださいよ!」ってエンタが言ってるのかもね。
って話したものです。

良い夜でした。
テキーラ、そして音楽やれる喜び、共にしっかり味わいました。

THE VOUTと双六亭、好きです!

2018-02-19 | ライヴ報告
土曜日は『THE VOUT presents 6』
THE VOUTと双六亭という個人的に好きで仲良くしているバンドが同時に観ることができるという素敵なブッキングでした。
思えば双六亭を最初に紹介してくれたのもコミちゃんでした。まさに小さな巨人ですねー。
そんな両バンドをたっぷりじっくり楽しみました〜。

素晴らしさのテイストはそれぞれながら、どちらもグッときたものです。

懐かしのファーストアルバム(現時点での唯一のアルバム)の1曲目の曲から始まったヴァウト。



コミちゃんと藤浦くんのお互いを柔らかな笑顔で見合いながらの演奏に「ああ、バンドっていいなぁ」とダサイことを思った俺でした。

※おおきくなったコミちゃん!

※タネ明かし

そして音楽を奏でる喜びと、志の高さが現れた緊張感溢れる双六亭のステージには「バンドはこれくらいテンション高くなきゃ!」とこれまた、分かったようなカッコ悪いことを思った俺でした。





音ツラのタイプが違う両バンドながら、共に音楽愛の深さが伝わってきてしわせな気分になった冬の夜でした。

2月14日の記憶。

2018-02-14 | ある日の出来事
そうか2月14日なんですね。
ラジオではバレンタインデイだと言っているけど、長いこと僕にとってはローリングストーンズが日本で初めて演奏した日として記憶されています。

初来日公演初日の開演前、多くのお客さんが目の前に現れた巨大なセットに圧倒されていた(自分も)。
そんな中、アリーナからスタンドをいかにも感慨深そうにグルっと見回す初老の男性。中村とうようさんでした。

この日の僕のチケットはスタンド席だったのだけど、前日夜に友人とその彼女から明大前の居酒屋に呼び出された。
「明日のチケットが手に入って(初来日の時は初回発売分は売り切れていた)彼女の弟と3人で行くんだけどチケットがアリーナだったんだよ。
弟くんはそんなに熱心なファンではないので有のチケットと交換して有も一緒にアリーナで観よう」「弟はスタンドでいいよ!」
そんな美しい(笑)経緯がありアリーナで初日のコンチネンタルドリフトを迎えたのでした。

そして2年前の2月14日はイカしたバンドマン遠田和範の最後のライブを目に焼き付けました。
忘れないよ。

そりゃバレンタインとか飛ぶわな。

今夜は通常営業です。

※思い出しました。3年前、の2月14日はバイユーの火事延焼被害救済イベントを開いて頂いた日。ライブの最中に客席をシーナさんの訃報が駆け巡ったのでした。

本日

2018-02-13 | 営業時間等のご案内
本日7時半開店です。
よろしくお願いいたします。
今夜のメニューです。
『イカとセロリのバター焼』550円『タマネギ乗っけた厚揚げ焼き』400円『あさりのクラムチャウダー風リゾット』600円『ナスミートグラタン』600円『ナスミートドリア』650円『チキンオクラグラタン』600円『ゆず味トマトサラダ』350円『なんこつソーキ』600円『いか焼きだし醤油味』500円『チリビーンズ』550円『生ハムとピーマンピザ』650円『酒盗ピザ』650円『長崎の新じゃがバター』400円『ケイジャンチーズポテト』550円『ルイジアナチーズソーセージ』600円『ポテトミートグラタン』600円などなどでお待ちしております。

ナカヒラミキヒト&アラン・パットンじっくり楽しみました。

2018-02-13 | ライヴ報告
11月に高知で開催された舞台『絵金縦遊伝』での素晴らしい生演奏に感激して、お願いしたナカヒラミキヒトが少し久しぶりのバイユーLIVE。
彼に企画をお願いし、アラン・パットンさんを連れて来てくれてのライブでした。

初めてのアランさん。

アコーディオンを弾きながら巧みな日本語を操り、不思議な音楽世界へ誘ってくれるなかなかのパフォーマーでした。



世界観的にナカヒラくんとの相性もよく、ナカヒラファンも違和感なく聴いて楽しんでいました。

ナカヒラくんは充実の演奏。偉そうな「貫禄」ではなく、謙虚に落ち着いた佇まいの「貫禄」を感じさせました。

歌世界に引き込む力がとても上がっているように思います。

※アランはノコギリ演奏も披露
何々風、ではなくナカヒラミキヒトが歌っているからナカヒラ流。そんな感じになって来たのが素晴らしいと思いました。

ナカヒラくんと終演後話しました。
同じ組み合わせでまたやろう!と。
お楽しみに!

雪予報の中、告井さんのギターを堪能。

2018-02-13 | ライヴ報告
2月1日(水)は告井延隆さんのLIVEでした。
ところがこの日はあいにくの空模様。
しかも先日の大変な積雪がようやく消えかけて来たところに、またもや雪予報。
再度の積雪が予想されていました。
天候には勝てません。しかしそんなご来店いただいた熱心なファンの方々を前にめくるめくギタープレイが繰り広げらたのでした。

開演直前、一人のお客様が「今日はこの後夜勤なので途中で失礼させていただくことになるかもしれません」と仰いました。
すると告井さん「それなら今日は遅くなれば雪も酷くなるようだし、他の方の帰りにも影響するので休憩なしの長めのワンステージ制でやりましょう」
「いいよね?(僕の方を見て)」
確かに仰る通り。好判断だったように思います。

サービス精神ありありの1ステージLIVE。件のお客様は残念ながら最終盤に時間切れで帰られましたが、好判断のおかげで他のお客様も雪が酷くなる前に帰路につくことができました。
私も少し早めの12時で閉店、まだ動いていた電車で帰宅しました。
告井さん、ギターも判断も流石でした!

今年も新宿シティハーフマラソン10キロの部。

2018-02-13 | スポーツ
1月28日(日)は寒風吹きすさぶ中、バイユー駅伝部ソロ活動『新宿シティハーフマラソン』10キロの部に参加して来ました。
駅伝ではないのでソロ参加のこの大会。今回は3人が走り、応援メンバーを交え打ち上げ、という基本路線を忠実に遂行しました。
寒いのはツライけど走りやすい、というのも一理ありまして
私個人としてはタイムもなかなか良く、走りの手応え的には自己ベスト的な内容のレースとなりました。
打ち上げも楽しく満足しました。
しかし粉雪舞う神宮球場のスタンド上部で上半身裸になって着替えるのを無意識にやってしまうのですから体内が燃焼しているのって凄いんだなぁと実感した今年の大会でした。
応援含め、参加した皆さんお疲れ様でした。

バイユーセレクト、なかなか良い試みかと思いました!

2018-02-13 | ライヴ報告
1月27日は『Selected by the BAYOU#1』という新企画でした。
バイユーゲイト選抜のバンドマンを3組しっかりと聴いていただこうという「これまでもこんな感じのLIVEあったよね?」なものでしたが名前をつけて、気合いを入れてやってゆく1発目。
期待した通り、充実した内容の良いLIVEでした。

バイユー近辺ではゴールデンワックスオーケストラのギタリストとして知られるワックス山本和人はブルース、ソウル、R&Bをベースにしたロッキンな演奏。

俺はコレなんだ!ってのが強く現れていて気持ちが良い、と思いました。本来バンドスタイルのミュージシャンだけに、ソロパフォーマンスの形としてはまだ発展中の感じもしましたがさすがのギタリストぶり。
わかるよー!!な演奏、楽しみました。

久しぶりの高橋史明くん。アメリカンミュージックの良い部分を丁寧に咀嚼して日本語弾き語りとしてしっかり形にしている素晴らしい演奏。

現在の自身のスタイルに自信と確信があるであろうと思わせる、落ち着いていてソウルフルな歌世界を聴かせてくれました。

最後は双六亭ニシイケタカシ。彼もバンドで弾くギタリストとして豊富なキャリアを持つミュージシャンだけに、ソロ演奏について謙遜するような発言を時々発する方。でもこの夜は、何か「こういうことがしたい」「伝えよう」ということが見えて来ているような演奏でグッとくる瞬間がありました。

ギターもかっこいいし素敵なソロパフォーマーとしてもやっていける方なのです。

終演後の出演者同士(ほぼ初対面)が語り合う姿も味わい深く。なかなかの良い企画だなと自画自賛した夜でした。
A山相談役からも企画を褒められ嬉しかったです♪

安定のYSBBを楽しみ、そしてシッカローラーズに興奮!!

2018-02-13 | ライヴ報告
1月20日は山本慎也ブルースバンド(YSBB)とシッカローラーズの対バンライブでした。
実はブログのタイトルが全てを語っています。これが全て。
良いLIVEでした!

ヤマシンこと山本慎也の新春興行という趣のこの夜、YSBBは結成23年結束力というか安定感たっぷりの日本語ブルースで楽しませてくれました。

意外とありそうでない日本語ブルースのYSBB。この安定感って素晴らしい、と思いました。実はなかなかの名曲持ちバンドでもあるのです!

ヤマシンが今回共演バンドとして連れてきてくれた、ピアノ、バスハーモニカ、10穴ハーモニカ、ドラムスのギターレス編成の日本語ソウル・ミュージックを聴かせてくれる『シッカローラーズ』。
九州ナンバーワンロックンロールピアニストとの呼び声も高い石井啓介さんに注目していたのですがバンド全員が素晴らしいグレイトなロックンロールバンドでした。

ベースラインを奏でるバスハーモニカのドライブ感に驚き、ツボを心得たプレイでグッとくるドラム!そしてもちろんカッチョイイ石井さんのロックンロールピアノ。
そんなバンドサウンドに乗っかるボーカルがなかなかの素晴らしさ!ハードドライヴィン!滑舌良く明瞭で、うるさくないのに突き刺さってくる。説得力のある歌声で気持ちが高揚したものです。

ノベルティというかちょっとくだけた、おふざけ風味もある歌世界もボーカルの力強さで男らしい手触りで不思議な感覚を醸し出す。これは良いバンドです。ルーツミュージックロックンロール好きなら楽しめる方が多いことでしょう。私、店主と従業員はいからさん・近田はとても盛り上がり楽しみました。
また来てもらいましょう!