バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

カンガとBerry!楽しみました。お客様も楽しんで頂けたなら幸いです。

2019-03-18 | ライヴ報告
3月9日土曜日はTHE KANGAと店主所属のBerryの対バンライブ。
カンガのフミちゃんは「バイユーでBerryとやるのが私の野望の一つでした」なんていってたけど、Berryも同じでした。
共演は3度目ですが、バイユーは初めて、そして2バンドだけでやるのも初めてでした。
先攻はBerry。フミちゃんをゲストにBig Bayouをやったりと何より演者が楽しいステージ。私はこの日リハーサル終了後に届けられたテレキャスターをいきなり使うという軽はずみさぶりで、ゆったりと楽しく演奏させていただきました。

写真のテレキャスター。高校時代にバラバラにパーツを揃えてバンド仲間の渡辺くんに作ってもらって一時使っていたというハンドメイド!のシロモノ。ネットなどの情報もない時代に地方都市の高校生が作ったギター。
のちにバイユーの真空管アンプを手がけることになる彼は昔から凄かったんですねー!

そんなこのギター。実家に眠っているのを昨年発見。治して?改造して?使おうと東京まで連れてきていたのでした。
そしてこの日ついに!20年来の友人でギター職人の上山良太の手により、まずは真っ当なテレキャスターとして再生を果たしたのでした。
高校生が作ったギターをプロが「完成しました」と言える状態まで仕上げるのはなかなか大変だったようで…。
感謝でいっぱいです。
そのギターを本番前に弾いてみると素晴らしい音!そして調整具合。一度完全にバラしてイチから組み直したギターはまさに生まれ変わっていました。

と、そんな感じで音楽やれる喜びいっぱいに良い時間を過ごした後は大好きなカンガのステージを飲みながら楽しみました。

ボブがんばれー!って思いつつ。

カンガ、やっぱり最高です。途中急遽Berryのバンマス、タッキーがゲストで参加する一幕も。

カンガの素晴らしいライブにお客さんも大いに盛り上がりました。

そうそう!この日は両バンドでベースを弾く長崎ボブ氏が気合を入れて臨んでいました。ベース4本、ベースアンプのヘッド1台を持ち込み『ボブナイト』『ボブ祭り』だとの声があちこちで聞こえました。

そして終演後は試し弾きやヴィンテージの匂いを嗅いだりと常に話題はボブズベース!

最後は記念撮影。

ボブ、満足気!

良い夜でした。

田中vs田口戦。ワンサイドでした…。

2019-03-18 | ボクシング
楽しみにしていた田中恒成vs田口良一戦をリハーサル開始前のバイユーでテレビ観戦。
出だしから緊張感あふれる熱い試合でした。結果は田中恒成選手が判定で明白な勝利。

自分の応援していた田口選手が序盤から攻勢を仕掛けたのには驚いたけど(丁寧に試合に入るタイプだと思っていた)ああせざるを得ない展開になったのかもしれない。
出ないとやられる距離や圧力。
良いパンチを当てる瞬間はあったものの、田口選手がじわじわと距離や当て勘を修正して定めてゆく展開にはならず。
逆にラウンドが進むごとに田中選手が試合中の呼吸までも支配していっているように思えた。
スピードと位置取りで接近戦を制する姿は天賦の才を感じさせる素晴らしさ。
やがてポイント的にワンサイドに。

決定的なダメージは負わないまでもかなり打たれる田口選手を見て心配になったものですが、雄々しく立ち向かっているのでレフェリーも止められない。最後の最後まで、立っていられなくなるまで戦った田口良一。感動したという声も聞こえるけど、俺は大きな怪我なくて良かった、としみじみ思いました。
序盤の入り方によっては違う展開があったようにも思うし、どちらにしても田中選手の攻防一体の素晴らしいボクシングの前には通じなかったようにも思える。

田中恒成選手、熱心なボクシングファンに好かれるであろう言動。素敵なボクサーだと思う。
攻防一体型のグレイトファイトだったけど…。
彼が目指すであろうメジャー、トップレベルにはクリーンヒットでなくとも相手を倒せるようなパンチを持つボクサーがいるので、もう少し打たれない攻防一体型を目指して欲しいと思います。

田口選手、ソウルフルなボクサーです。やっぱり好きですね。


明日は田中恒成vs田口良一戦を観るべきです!

2019-03-15 | ボクシング
いよいよ明日午後4時ゴングです!
外出する方は録画予約を!!
田中恒成VS田口良一、前日計量クリア! 田中「普通の試合で終わらせない」 田口「本当に運命」

世界王座に希少価値がなくなった近年においては
世界タイトルマッチでの日本人対決はあまり好ましくないと思う僕ですが
この試合は別でしょう!想像するだけで胸が熱くなります。
予想は田中選手有利でしょうが、僕は田口選手を応援しています。
(田中選手も好きですが)

個性的な4組、見どころ満載でした!

2019-03-09 | ライヴ報告
木曜日のライブはソロアクト4組。いずれも個性的で飽きることなく楽しみました。

まずは中塚詩音。2度目の出演。先日成人したばかりの彼女。そんなことが信じられないくらいの堂々たるステージでした。

実は最初の楽器であるというウクレレ弾き語りも披露。

これがなかなか良かった!(ギター転向前に斉藤和義のオープニングアクト募集に応募して見事合格。ZEPP大阪のステージに立ったとのこと!)
ポップな中にもソウルフルさが増して来たような気がしました。

2番手は湯澤ひかり。前回は大御所八木やすおさんとのデュオでしたが今回は弾き語り。

クールな手触りのシンガーソングライターで、耳に残る楽曲。なんとも魅力的です。
偉そうな表現ですがまだまだこの路線での伸びしろを感じさせる彼女。次回が楽しみです。

3番手は倉谷和宏。バンド旭荘201では出演してもらったことがあるもののソロでは初めて。知人友人から良い噂を聞いていて楽しみにしていました。
この日会場入りが遅れてノーリハーサルだった彼。持ち込んだプロジェクターの映写チェックだけを済ませての本番でした。
で、これ!

演奏場所も含め、こういう使い方があるのねー!と新鮮な驚き。

もちろんルーツミュージックの香り強い歌と演奏も素晴らしかったのですが。珍しい絵なので写真をたくさん載せてみます。

配られたサイリウムを振る客席。

ヴェルヴェットのライトショウか!

「普通にやってたら飽きられるから」と言っていた倉谷くん。そんなことはないと思いますが、確かに目が離せませんでした!やるなぁ。

最後は今年これまで毎月出てもらっている木下隼。

見るたびに良いなぁと思う。そして次第に表現力も増しているように思う。

惹きつける声。バイユーで多くの方に聴いて欲しいと強く思います。

終演後も良い雰囲気でした。
この4組にはそれぞれまた出演していただく予定です!

今週のライブ情報♪

2019-03-07 | イヴェント案内
今週のバイユー!
今夜水曜日、明日木曜日、土曜日と3回のライブが予定されています。
よろしくお願いいたしますねよろしくお願い致します。
以下に。

3月6日(水)
小川洋一郎 / ワックス山本和人 / マラキン★ポン

開場19:00 開演20:00 料金 2000円(+1drinkオーダー)

★ソウルフルなロックンロールテイストの弾き語り3人。いずれも長いキャリアを誇る彼らが真冬のバイユーを熱くしてくれるはずです!
3月7日(木)
木下隼/ 湯澤ひかり / 倉谷和宏(旭荘201)/ 中塚詩音

開場19:00 開演19:30 料金 1500円(+1drinkオーダー)

★さりげないようで胸に刺さるソウルフルな歌声の木下隼。クールな手触りの真摯な歌を聴かせてくれる湯沢ひかり。そしてルーツミュージックの香り豊かなロックバンド旭荘201の倉谷和宏がソロでは初バイユー。地に足のついた歌心が魅力の若きシンガーソングライター中塚詩音は成人後初バイユー!
3月9日(土)
The Kanga / Berry

開場19:00 開演20:00 料金 1000円(+1drinkオーダー)

★三鷹近辺の人気者!ルーツミュージックを時に土臭く、時に爽やかに、そして優しく切なくも歌うロックバンド・カンガと、店主所属の南部風味濃いめのロックンロールバンドBerryの対バンLIVE!

金曜日はBAR営業です。

良い組み合わせ!絶妙のブッキングだったと思います(自画自賛)。

2019-03-07 | ライヴ報告
昨夜は 小川洋一郎 / ワックス山本和人 / マラキン★ポン という熱い3組。言いようによっては暑苦しい3組のジョイントライブでした。
このソウルフルな3人。音楽への情熱の形も含めて「合うんじゃないか?」と思っていましたが…。予想以上に良い組み合わせでした。

ルーツミュージックというバックグラウンドが重なるということもありますが、表現するテイストも含め立ち姿が「噛み合う」組み合わせでした。
証拠に出演者同士が楽しそうなだけじゃなく、それぞれのお客様も全ての演者を楽しんでいました。
素晴らしい!良かった〜。(自画自賛みたいになってスイマセン)

まずは初登場マラキン★ポン。まだ慣れない、という弾き語りでしたが(Pヴァイン盤ではハンドマイクでボーカル)マラキン宇宙感は出ていたように思います。

熱演でした。

続いてワックス山本和人。約1年振りということでそんなに経ったっけ??と思いましたが始まって「なるほど」と。前回出演時はソロライブの手探り感もあるように思えましたが今回は歌心ある素晴らしいパフォーマンスでした(たくさんライブをやっているそうです!)。

なんというか芸になって来てました。なかなかグッとくる瞬間も(キングサイズのカバーもありました!)1年以上も声をかけなくて申し訳なかったです。

最後は小川洋一郎さん。風邪で声をヤラレているという苦しいステージでしたが(本人が広く公表してます)状況に繊細に対応。しっかりと聴かせてくれました。さすが膨大なライブ本数で知られるだけはありますねー!

終演後も良い雰囲気でした〜。

妖しいオンナマツリ!充実したイベントでした。

2019-03-07 | ライヴ報告
3月3日は渦ヨーコ企画、雛祭りの夜に贈る妖しいオンナマツリ『桃夜会』でした。

チェロとサックスによる不条理デュオ、アフリカ帰りの任侠ブルース、フリーキーギターと舞踏、元男性(戸籍変更済み)による琵琶弾き語り、というラインナップからどんな夜になるのかと身構えていましたが。
ある意味真っ当な芸事4組。充実した内容のイバントで終始楽しめました。ご来場の皆様も満足度も高かったようで流石渦ヨーコ!なかなかのものでした。

まずは不汁無知ル(渦ヨーコ:歌・サックス/高田盛輔:チェロ)。ホストとして進行に気を使ったか演奏時間は短めでしたが気持ちの入った良いライブでした。

主催者が最初にバシッと決めると大きいですね。

続いて蓮沼ラビィ。ケニアでの結婚生活が破綻して帰国後に始めたというギター弾き語り。なんだかわからんが内に秘めておけない情熱を歌にして吐き出す姿に驚く。この歌わなきゃどうにかる感に撃たれる人がいるのもわかります。僕的には歌詞よりも一風変わった節回し、メロディが耳に残りました。熱量高かった!

一転して静の世界。

潤渇(加藤みのり:踊り/渡邉英一:ギター)による舞踏と音楽は、静寂と次の動きへの繋ぎの間に引き込まれいつしか店内に高い集中力が充満しました。

息を詰めて味わった時間はなかなか味わい深いものがありました。今後の発展もありそうな舞台で、とても良かったです。

最後は琵琶弾き語りの尼理愛子さんと尺八の晄聖さんのユニット。

両者共に、成人後に女性になった方(戸籍も)なんとも深いというか…濃ゆかった。

尼理さんはアーティスティックな感じというよりは芸人的な佇まいの方で、思っていたよりもずっと自分にとって「面白い」人でした。(終演後の芸人?としての営業時代の話は凄かった!)

とにかく終始飽きさせることのないクオリティの高いイベントでした。
出演者の皆様、渦ヨーコさんありがとう。
そしてこのマニアックな企画を楽しんでくれたお客様に感謝いたします。

ミスタースマイル!ウルフルケイスケ!!皆が笑顔でした。

2019-03-06 | ライヴ報告
3月2日土曜日は「ミスタースマイル」の愛称でお馴染みウルフルズのギタリスト、ウルフルケイスケさんの初ワンマンLIVEでした。
私、店主とは以前から共通の友人知人有り有り、という縁。
昨年のThe Endライブへゲスト出演時の「今度はソロで来ます」との言葉が早くも現実になりました。
現在、不思議でステキな出会い=マジカル・チェインをテーマに日本全国津々浦々を弾き巡る日々のケイスケさんですが色々な縁が繋がってバイユーにたどり着いたのもまさにマジカルチェイン!開場前にはその縁者たちについての話がたくさん。

テレキャスターを抱えての弾き語りは自由でシンプルなスタンスでのご機嫌なロックンロール。

流石ミスタースマイル!予約で完売、満席のバイユーには笑顔が溢れました。



弟分?THEイナズマ戦隊のギタリストタケオくん(彼と高知の縁も!)も参加してのアンコールまで
全編音楽愛に溢れた素敵なライブでした。

「定期的にやろう」と言っていただきましたので次の機会をお楽しみに!

松井文と保利太一。贅沢な夜でした。

2019-03-05 | ライヴ報告
2月28日、木曜日は松井文と保利太一をそれぞれゆっくりと聴かせて頂きました。

知り合いたいな、と思いながら機会がなかった太一くん。昨秋ようやく出会ってからは、その音楽と人柄に強く好感を抱き5ヶ月で3度目の出演とすっかり主要キャストとなっております。この夜も素晴らしかった。ブルースルーツのギタープレイながら自然にはみ出した味わい深い演奏。なかなかのものです。次回は4月にバイユーライブが決まっております。

そして約2年ぶりの松井文。店主はとてもファンなのにすっかり間隔が空いてしまって反省。
久しぶりにナマで聴くマツイ。日々の、日常の香りも色濃く。彼女の魅力である「あやうそうで強い歌声」を聴かせてくれました。
新しい歌が次々できる時、持ち歌に新たな色が加わる時。そんな「動く季節」の歌声を聴くことはライブの醍醐味だと思う。しかもそれが好きな歌い手さんの場合は尚更だ。
この日のマツイアヤの歌唱はいつも通りに素晴らしかったと同時にいつも以上に心に引っかかったのでした。また間を空けずに来てもらいたい。新しい作品も楽しみに待ちたい。

最後は二人で。
用意した曲が終わった後も熱烈なアンコール。
それぞれのファンが両者を楽しんだからゆえのダブルアンコール。

ぶっつけで応える二人。マツイの左手に注目。

贅沢な夜でした。

開演時間にお客様だけ。ドサクサを楽しみました。

2019-03-05 | ライヴ報告
2月27日、水曜日のライブは前代未聞の展開となりました。
諸事情によりリハーサルに揃うバンドがなく
変則リハ&開場後お客様前でのサウンドチェックという形になることは事前に承知しておりましたが…
以降、写真にて振り返ります。

まもなく開演時間。
出演バンド、ひとつとして揃わず。
(後攻のボブスレートリオについては出番まで全員は揃わないだろうことは聞いておりました)
先攻のFREEDOM SUITE FOLK CLUB、リハーサルにも現れず開演時間にも誰一人現れず
(一人開場前に来ていましたが「迎えに行く」と出て行って戻らず。)

現在、開演時間12分オーバー。
出演者を待つ、バイユーとお客様。
三鷹にはいるらしいが連絡取れず…。

出演者は居ないがそこそこ盛り上がってます笑

バイユーゲイトに新たな歴史の1ページが刻まれた?

30分を経過。ドラムセットの前に座るお客様…


後攻のボブスレートリオだけでも演奏を始めようとしていた所、FREEDOM SUITE FOLK CLUB到着。
1時間と少し遅れて開演。
(82年?に観た山口冨士夫も1時間くらい遅れて始まったかな…。)
Lindesfarneで始まったのには意表をつかれました。
バイユーゲイトでは大メジャー。

無事にメインアクト。
ボブスレートリオ、やっぱり素晴らしい。

ボーカル、ボブの楽曲と歌ギターはなんとも魅力的です。

ドサクサな状況を楽しむお客様に囲まれて、面白い夜となりました。感謝。