バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

補足、追記。

2021-06-06 | 思うところ
10日程前。多分ほとんど初めて、新型コロナウイルス感染症について思うところを記しましたが。その時に触れたことについて補足です。
投稿の中で触れたバイユー馴染みの出演者で感染し重い症状と闘っていた方は数日前に無事退院されたとのことです。ホテル療養から悪化して肺炎で入院。計3週間の隔離闘病生活だったとのこと。
全員感染したバンドメンバーが退院してゆく中で最後の一人になってから数日。心配していたので本当によかったと安堵しています。
このブログを読んだでくださった方に不安な気持ちを残さないために、ここにご報告いたします。ほんと、よかったです。

強い言葉や自己主張よりも。

2021-05-25 | 思うところ
バイユーゲイトは緊急事態宣言酒類販売停止の日々に入ってから休業しております。
営業をしていない自分が言うのもどうかと思うのですが
感染対策を徹底しながらライブを開催し続けているライブバー。自費でPCR検査を受けるなどできうる限りの感染対策をしながら旅を続けるなどしているミュージシャンのことを心から応援しています。

私事ですが、正直昨年は「ちょっと怖いよな。気をつけなければ」くらいの気持ちでした。
知り合いの知り合いの方の感染を知り「気をつけなきゃー。」
出演者のご友人の方が亡くなられたのを耳にしても、やっぱりひと事レベルの「怖いな」と言う気持ちだったように思います。
やっぱりそんなもんですよね。

昨年末、知人が入院。その方は無事に退院されたものの。
年明け早々、自分の親しい人が新型コロナウィルスに感染してあっけなく亡くなってしまいました。
また、古い友人の現在のバンドメンバーは重症化して危ういところで生還したものの重い後遺症に悩まされています。
別の友人の恩人のような方(僕も知っている著名な方)は重症化して意識を失った後、病院から「ある程度の覚悟もしておいて下さい」というところまで追い込まれたのちに生還されたそうです。
そしてバイユーのライブによく来てくれていたお客様(僕は言われて、「ああ!」という感じの認識の方)は残念ながら少し前に感染してお亡くなりになられました。
この数日はバイユーにもよく出演してくれている(コロナ禍によりバイユーで企画していたライブも延期にしたまま)バンドマンが感染。
それも自分のバンドメンバー全員が感染。この状況下ツアーもして頑張っていたバンド。一時はリーダーからSNSの報告で「今、全員瀕死ですが…」とあったほどでした。
現在は回復したメンバーもいるものの依然二人は重い症状と闘っています。特に前述のバイユーに出ている彼の症状は重そうでとても心配しています。
さっきも覗いてきましたが、SNS等に本人からの報告ができるようになる(回復する)のを心待ちにしている毎日です。

やっぱり身近な人に重大なことが起きると感覚が違うものですね。
仕方ないのかもしれませんが。

誤解されると困るのですが、最近気になることがあります。

各種SNSで様々な方から
「マスクしてないけれど元気です!」「気にせず暮らしているけど何の問題もないよ!」「過剰なんじゃないの?」「マスクはかえって健康を害する」「いつまで言いなりになってるつもり?」こんな書き込みを目にします。
誤解なきよう。マスク着用の是非を問うつもりはありません。
あんなのしてて苦しいし、肌にもしんどいし、表情乏しくて人間味を奪うし、楽しいわけありません。感染力が強力な場合はマスクで防げるのかすら怪しいのかもしれません。
それに様々な考え方があって当然。
例えばある程度のリスクは覚悟でいつも通りの生活をする。そんな考えも勿論あると思います。
でも気になるのは先ほどのSNSの書き込みの最後には「笑」や顔文字が付いていたりすることが多々あるということです。
マスクマスクと神経質になっている人を嘲笑っているのでしょうか?
まぁそうしたくなるくらいに世間の同調圧力が強くってストレス溜まっているのだろうとは思います。
こういう感じのSNSの投稿は昨年も何度も目にしました。
でも僕は、今年になってこの病気で身近な人を亡くされた方の存在を間近に感じて以来、この種の投稿を目にしたときの感じ方が変わりました。

気づいている方ってどれくらいいるのだろう?

先ほど、記した最近亡くなられた方。新型コロナウィルス感染で亡くなったと公表しておりません。別の病名で訃報を公表されております。
「覚悟して下さい」の後に生還された方も感染を(考えた末)公表しないことにされたそうです。
もちろん、公表している方の方が多いのかもしれませんが、様々な理由で公にしない方がある程度の数いらっしゃいます。
SNSで繋がっている友人のご家族、お身内で命を落とされた方がいらっしゃってもネット上に公表していないという方がいらっしゃるのではないでしょうか?
絶対にいないと言えますか?
僕は今回身近に起こった数々のことからいらっしゃる可能性の方が高いと思うようになりました。

コロナウィルスで命を落とすことは隠さなきゃいけないことなのでしょうか?疑問です。
でも最初に触れた亡くなられた僕の親しい方の奥様にお会いしましたが「自分は大丈夫よ」とは言ってくださったものの亡くなられたことについての詳細は語って下さいませんでした。
なんというか、難しい問題です。

マスクしていれば全て解決するなんて思っていませんし、感染を気にして暮らす生活を甘んじて受け入れているわけでもありません。
でも、大切な人を亡くされた方には「もっと感染防止していれば」と、考えても仕方のないことを胸に秘めている方がいらっしゃると思います。
「マスクしてないけど元気です!」「いつまで言いなり?」
それを目にして大切な方を亡くしたその方はどう思うでしょう?

僕は身内を亡くしたわけではないので、僕の感じ方ですが
「マスクしてないけど元気です!」を目にして思うのはその知人の方が健康であることを単純に「元気そうで良かった」と思うだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。
あなたがマスクをしていないことには特に興味ありません。知人の元気に安堵するくらいです。でも傷つく方はいらっしゃるのではないでしょうか?

「本当は大した病気じゃない」「気にしすぎ」
それを目にした僕は時に「まぁそう言う気持ちもわからんでもないよなぁ」と思うこともあります。
でも悲しい気持ちになる方もいらっしゃいます。


こんな想像もできなかった世の中に皆が放り出されて1年以上が経ちます。ストレスを感じていない人なんていないはずです。
どうか少しの想像力と見えない人への思いやりを持とうではありませんか。
マスク生活や、新型コロナウィルスに対する諸々に対する不満やお考えは様々だと思います。まき散らしたい、皮肉に綴りたい不満が山ほどあるでしょう。わかります。
でも、それらをどう受け取る方がいるかな?と少しだけ冷静に考えていただければ嬉しいです。


自粛の完全肯定をする気もありません。酒類提供禁止?良いわけがありません。様々な行事が中止される現状を受け入れるのには相当な苦痛があります。自分はやりたくってこの仕事を選んでいます。協力金をもらって振って沸いたようなバブルだなんて思うわけもありません。
店、やりたいですよ。
でも考えた末に休業しています。いろんな事情であまり出歩けない方がいることも知っています。

それぞれだと、もしご理解いただければ嬉しいです。

最初に書いたようにこの状況下でライブ開催している方々のことを熱い気持ちで応援しています。
そして関わる方々の安全を強く強く祈っています。

最後にこの文章で触れたような内容の書き込みや個人を攻撃する気はありません。(皆、不満や不安を抱えていますし)
是非、様々な方にご配慮をという気持ちなのです。

火事から1年の慰労会。

2015-12-08 | 思うところ
火事延焼被災から1年の昨夜はバイユーを臨時休業とさせていただき、従業員4人で慰労会。
厄落としを兼ねて?吉祥寺の名店での焼肉を楽しんできました~。
3人には被災直後から本当~に世話になりました。




今日から新たな気持ちで精一杯やります。どうかよろしくお願いいたします。


あれから1年

2015-12-07 | 思うところ
今日であれから1年。

気がついたら1年、なので
早いもんです、と言いたいけど
そんなもんじゃなかったなぁ。

なんとか踏ん張って、そしてようやく前に進み始めています。自分の力では踏ん張れなかったです。

多くの方に心から感謝いたします。

本日12月7日(月)は休業とさせていただきます。

小学校で教わったよ!

2015-08-06 | 思うところ
ああ、夏だなぁ。

政治的とかそういう問題じゃなくって戦争は嫌なんだよ。駄目なのだ。個人を押し殺すようなものは許されない。
そんなこと…子供の頃、学校では毎度毎度のお話で馬鹿馬鹿しくって聞き流すくらいのものだったはず。それがどうだ!

何度も言うけど政治じゃないのだ。何党だとか関係ない。右も左も関係ない。それ以前の問題。
~政治家や外交に関わる役人は、全身全霊をかけ「戦争のない世界」を最大かつ最も基本的な理想として日々働いてくれている~
それくらいの信頼関係が我々には必要なのだ。

「反戦」なんて単純なもんじゃない。
そうだろうか?単純なものだと思うぜ!戦争に行きたくない、殺されたくない、殺したくない。誰もがそう思い、できれば口に出せばいい。
それこそが国際的な悲惨な現状への市民からの強い意思表示になるのではないだろうか?
「なんだかよくわからないけど戦争は嫌だ!」そんな気持ちが社会に町に溢れることは意味有る事だと思います。
その上で前述のような政治家やお役人が国の舵取りをする。そうあって欲しい。

複雑な国際的、社会的問題を前に言葉を選んでいるよりも
「歴史も国際情勢も知らないけど、子供の頃小学校で戦争は駄目だって教わったから駄目だと思います」「嫌なもんは嫌だ」
そんな、僕らが当たり前のこととして学んできた「戦争は絶対に良くないもの」を改めて認識するべき時だと思います。

最近よく見る「戦争反対だけれど単純に反戦なんて言いたくない」と言う鋭い感覚を持った方々には「戦争反対」としか意思表示できない者たちに、より良い道を指し示して欲しい。
そしてより多くの「(どこの国であれ)戦争には反対」という当たり前を世の中に溢れさせたい。

写真は数ヶ月保管していた俳優 宝田明さんの手記です。率直な手記で驚きました。「ロシアの素晴らしい芸術を見ても…」。

日本に対して同じ思いを持つ人もいるでしょう。
戦争ってこんなものなのですね。