バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

13回目の義援金LIVE、お初の『ハルニレ』盛況!

2012-06-28 | ライヴ報告

土曜日は『バイユーゲイト震災復興義援金企画第13弾』(最近は震災遺児の進学育英基金「桃柿育英会」に集中して募金しています)。バイユー初登場の鍵盤ポップロックトリオ『ハルニレ』の出演でした。
ご近所シンガーソングライターおおきたちひろさん率いるハルニレ、企画意図に大いに賛同してくれての初出演となりました。どういうカタチにしようか?と話し合った結果「ワンマンで盛り上げます!」とちひろさん。
その言葉通り、前半が『ハルレレ』と名乗りウクレレ片手のステージ、後半は本来のキーボードで『ハルニレ』と、たっぷり聴かせてくれました。
ウクレレは歌もウクレレもほぼオフマイクで、エレキベースとドラムとのバランス感覚が絶妙。後半はグッとバンドサウンドとメリハリも有り、飽きさせない2ステージでした。…偉そうですが「なかなかやるな!」と思いました。
日常の些細な喜びや感情の動きを柔らかでポップなメロディで丁寧に歌ってゆくハルニレ。あたたかい手触りの演奏の中「帰りたくても家に帰れないさま」を歌った曲ではさらりと「アタマの悪いヤツラが」という言葉が出て来たり、ささやかな日常がやすやすと奪われてゆくようなことが進行中への想いの深さも感じられました。
お客さんも大入り。しっかり募金もできて、なんというか素敵な夜となりました。

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またやりましょう!


明日は『ハルニレ』

2012-06-22 | イヴェント案内

明日のバイユーLIVEはまだまだやりますバイユーゲイト震災復興義援金企画。
第13弾の今回は義援金企画に賛同してくれた三鷹&四国つながりのシンガーソングライター『おおきたちひろ』さんが今年になり結成したピアノ、ベース、ドラムのトリオバンド『ハルニレ』の出演でお送りします。いい感じにポップな、おおきたさん。前半ウクレレ~後半鍵盤とたっぷり演ってくれる予定です。19時開場20時開演。料金1500円+要1drinkオーダーです。


井岡vs八重樫、名勝負でした。

2012-06-21 | ボクシング

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観た方はもうおわかりですね。予想以上に熱い試合になりました。激しく、美しいボクシング。
八重樫選手の顔こそ痛々しく腫れあがったものの、最後までしっかりと技術に裏付けされた美しいボクシング。そして激しい魂の打ち合い。
激闘、というボクシングの魅力のひとつを凝縮したような試合でした。

八重樫選手の頑張りが強い印象を残したことと思いますが、しつこく粘られ苦戦を強いられるという展開でも最後までボクシングが雑にならない井岡選手のハートの強さにも感心しました。
最後、大阪のお客さんのスタンディングオベーションにも感激。試合終了時はバイユーにも自然と拍手が…。

八重樫よくやった!!


今夜はボクシングを!井岡一翔vs八重樫東

2012-06-20 | ボクシング

昨日も騒いだけど、今日もしつこくいきます。
今夜は7時よりTBSでWBA&WBC世界ミニマム級タイトル統一戦
井岡一翔vs八重樫東戦が放送されます。
試合についての説明は昨日の本欄をご残照下さい。

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巷では「歴史的名勝負の予感」なんて声も聞こえてきます。

更に薬師寺vs辰吉戦と重ねる声もあるようですが、
あの日名古屋レインボーホールで観戦した感想としては
残念ながら正直それほどの名勝負、とは感じませんでした。
それよりも昨日の台風の中思い出したのは、
東京駅ホームで台風のため動かなくなった新幹線の中じりじりと時間を過ごし(羽田に行こうかとさえ思った)ようやく動きだして辿り着いた大阪守口体育館での辰吉vsリチャードソン戦や、雨上がりで多くのお客さんが傘を持っていたシリモンコンvs辰吉戦のことでした(おお、なぜか辰吉選手絡みが重なった)。

名勝負はひとりでは生まれません。もちろん予想圧倒的有利の井岡選手が圧勝する可能性もありますが、果たしてどうなるか。
「有利」の下馬評を背に地元大阪で戦う井岡選手の精神的気負い、かかり過ぎはないのか?それともそんな事はモノともしないくらいの本物なのか?興味は尽きません。

でも今夜はバイユーのテレビで八重樫選手を応援します!


梅雨なのに台風!の夜でした。

2012-06-20 | ある日の出来事

6月、梅雨のまっただ中というのにやって来た台風4号。
なんにも考えてなかった僕は夕方から暴風雨、深夜0時前に最接近との予報を「おおー大変やなぁ、ヒマかもな。たまらんなぁ」と思ったくらいで普通に開店したのですが…。よく考えればこの時間予報、スッポリと営業時間がハマってるじゃないですか!
そんなことに気づいたのは「まさか今日はやってませんよね?」というお客様からの問合せがあった時でした。まぁ結果的に「やっててよかったバイユーゲイト」だったので良かったのですが。お客様の居ない時間にはK円寺のMーンストンプのTと「いやいや台風にはかないませんなあ」などとメールのやりとりも(笑)
結局最後のお客様を送り出してからも風がおさまるまで、とうたた寝。台風の去った朝に帰宅となったのでした。

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外は写真のような凄い青と雲。写真ではわかり辛いかもしれないけれど、現実の風景とは思えない輪郭。まるで深い絵の具で書いた絵のようだ。石垣の川平湾も真っ青(言い過ぎか)。
昨年夏の強力な風台風ほどではなかったものの、バイユーのお向かい武蔵野タワーズ(通称ツインタワー)の並木は今年も1本倒れていました。植え直して補強すれば元気になりそうなのですが、また廃棄なのでしょうか。痛々しい限りです。

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そんな中ご来店いただいた方々に感謝いたします。

帰路、あちこちに壊れたビニール傘が散乱。ほんとうに沢山。気持ちはわからんでもないし。俺なんかが社会倫理がどーたらも言うつもりもないけど。
感心せんな。


いよいよ明日!井岡一翔vs八重樫東

2012-06-19 | ボクシング

ボクシングです。
いよいよ明日となりました!日本で初めて実現するWBA王者とWBC王者の王座統一戦。WBC世界ミニマム級チャンピオン井岡一翔(かずと)vs WBA世界ミニマム級チャンピオン八重樫東(あきら)。
日本での両団体の正式な統一戦が初めてのうえに両王者ともに日本人王者。
世間はそこそこに、ボクシングファンは大いに!盛り上がっています。
正直数日前からこの試合のことで頭がいっぱいです。ドキドキなのです。

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元世界2階級王者井岡弘樹を叔父に持ちアマエリート、サラブレッドとして早くから注目され、僅か7戦で世界タイトルをKO奪取!2度の防衛戦含めこれまで圧倒的な強さと才能を見せつけている23歳のWBC王者に対し、同じくアマの強豪ながら幾度もの挫折を乗り越え29歳にして劇的なKO勝ちで世界王座を奪取したWBA王者。
そのキャラクター的にも、新鋭対ベテラン、天才性対経験値というわかりやすい構図的にも、日本初の統一戦に臨むに相応しい組み合わせとなっています。
そして2人共にボクシングを熱心に観ているファンにとって好ましい存在であることも好試合への期待に拍車をかけます。

井岡選手は本来、一階級上のライトフライ級の選手ながら将来の複数階級制覇と7戦目での王座挑戦のチャンスの問題から無理をして階級を下げ、ミニマム級王座を獲得しました。素晴らしい試合だったけれどボクシングファンの中には、井岡は複数階級制覇の為に「体重がキツイから」と防衛戦をせずに王座を返上、すぐに階級を上げるのではないか?との疑念が渦巻きました。そう、まるでカメダ家のように。
しかし井岡選手は「減量がキツイのは自分が階級を下げたから」と語り、「この階級の世界チャンピオンとしての責任を果たす」と防衛を名言してボクシング好きを喜ばしたものでした。初防衛戦も素晴らしいボクシングで圧勝したものの判定勝ち。転級はせず、更にもう一試合の防衛戦に臨み圧倒的なKO勝ちを収めたのでした。流石に誰もがミニマム級はこれで卒業(返上)との声が高まりました。減量苦の中で王者の責任をしっかりと果たし、才能を見せつけた井岡選手をボクシングファンは皆尊敬を持って迎えたのでした。
ところが2度目の防衛戦の直前にWBAミニマム級王座を八重樫選手が奪取。同じ階級に日本人王者が並び立つことになっていたため、ボクシング界&ファンの悲願でもあった王座統一戦を望む声が高まりました。八重樫選手は初防衛も果たしていない状況ではありましたが、タイトル奪取の試合が素晴らしかったこともあり今こそ統一戦を!との声が高まりました。この声を受け、井岡選手は統一戦限定であと1試合ミニマム級に留まると語り、遂に実現へと動くこととなったのでした。

誰もに歓迎され待望された、この試合にもしひとつケチをつけるとするならば井岡選手が防衛2度、八重樫選手が初防衛もまだであり王者としてのステイタスが確立されていないのでは?という見方があります。
しかし前述のように井岡選手は体重苦で王座返上目前、しかも防衛2度とはいえその才能の高さを見せつけ彼のチャンピオンとしての風格を疑う声など皆無。対する八重樫選手は王座獲得試合は劇的なKO勝利ボクシングファンの感動を呼び、試合はアメリカ最大のスポーツTV局の選ぶ年間最高試合という好評価。初防衛前ながら29歳にしてキャリアの頂点を極めた感があります。これらのことから2人による王座統一戦はまさに「今しかない」タイミングとして歓迎されているわけなのです。

で、試合についてですが…メディアもファンも「井岡有利」でほぼ固まっています。

それも「圧倒的有利」の声もあります。八重樫選手の評価が低いわけではありませんが、それだけ井岡選手の未だ底を見せない圧倒的なボクシングの才能を評価する声が高いのです、未だ苦戦さえしたことのない若者、テクニックとスピードに溢れたそのボクシングスタイルは倒す力も抜群、まだまだ進化中にさえ感じられます。方やボクシングキャリアの頂点に達した感のある八重樫選手。比べると全ての面で差があるように感じられるのも仕方ないのかもしれません。

おそらく普段からプロボクシングを熱心に追っかけているボクシングファンのほとんどは両選手のことを共に好ましく思っていると思います。そして、そのうえで予想は?と聞かれれば「井岡選手有利」なのだと思います。そしてそして、そのうえで八重樫選手に勝って欲しいと思っているのではないでしょうか?

それは感動的な名勝負であった八重樫選手の王座奪取試合に対し、井岡選手はこれまで全てが圧勝でファンの胸を掻きむしるような心の名勝負を残していないからなのです。
もちろんそれは井岡選手が素晴らしいボクサーであるのが原因で彼の落ち度ではないのですが…八重樫選手の惨敗だったイーグル選手への世界初挑戦(アゴを折られて敗退)再起後に辻昌健選手に喫した痛い敗戦。八重樫選手には関係がないけれど、その後に辻選手が日本タイトルのリングで命を落としたこと。ボクシングファンにとっては今世界のベルトを巻く彼の姿を見ていろいろな感慨を抱いている訳なのです。

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ボクシングは単純にパンチ力、テクニック、スピードいや、選手の強い弱いだけで勝ち負けが決まるわけではありません。偶然のアクシデント、劣勢に陥った時の対処法。はたまた歯車が狂ったときの修正法。それらがしばしば、勝負のあやとして浮かび上がって勝敗に影響するのを何度も見て来ました。いかにも、な物言いですがボクシングファンは八重樫選手の積み重ねて来たキャリアの「何か」がこれまで挫折を知らない井岡選手のボクシングに棘のように刺さり微かな狂いを生じさせ、彼の見たことのない風景に引きずり込まれるところ、いわばそんなボクシングの深淵をこの大一番で見たいと思っているのです。
この先更なる進化が楽しみな井岡選手のボクシングに新たな「深み」が加わるような…。

と、いうわけで頑張れ八重樫!

試合は明日夜TBSで生中継です。
ちゃんとやれよTBS、変わったことはやらんでいいんだから。


とくべんルイ、梅雨の夜の大盛況

2012-06-18 | ライヴ報告

土曜日は『とくべんルイ』。
督夫さんとトーベンさんはお馴染みのバイユーですが、永井ルイさんは初めてでした。『とくべん』にルイさんの加わった『とくべんルイ』。ご近所の人気者3人の登場にバイユーは梅雨空の夜もなんのそのの大盛況でした。

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実力派大ベテラントリオゆえの貫禄のLIVE!それぞれのソロパートも有りの2時間超、歌とハーモニーそして笑いに溢れた時を過ごしました。
満員御礼、暑かったです。お客様狭い思いをさせてすいませんでした。
楽しい夜でした!

…『●ルーシャトー』の替え歌、『●ーシャノー』のあんまりな駄洒落具合が耳に残ってますよートクオさん!


土曜日は『とくべんルイ』サイクリングライブ!

2012-06-15 | イヴェント案内

6月16日、今度の土曜日のバイユーは久しぶりの登場!センチメンタルシティロマンスの中野督夫さんと復活した子供ばんどでも活躍中の湯川トーベンさんの『とくべん』!!に、フォークロックスで共に活動する永井ルイさんの加わった『とくべんルイ』の~サイクリングライヴ~です。
タイトルについては自転車で集まれるご近所で行うライブ、とのこと。地元の人気者3人の登場にバイユー、賑わいそうです。
開場19:00 開演20:00 料金 2500円(+要1drinkオーダー)です。どうかよろしく!


ワニのイラスト恩人

2012-06-13 | ある日の出来事

昨夜は雨天&サッカー不景気の中。久しぶりのお客様がバイユーに。
僕が阿佐ヶ谷で働いていたころからの友人、Kさんが本当に久しぶりにやって来てくれた。5年以上ぶりだ。Kさんはバイユーの看板のワニのイラストを書いてくれた人。開店時には本当に細かいところまでお世話になったのです。店も手伝ってもらおうかどうしようかという話もあったのですが、お互い多忙な為に果たせず、近年はなんとなく疎遠となってしまっていました。看板のロゴをリニューアルした時(ワニのイラストは継続使用)、報告の連絡をして以来か。最近仕事場が近くなったとかで連絡をいただき、ついに昨夜久しぶりに来バイユー。いろいろと近況を報告しあったのでした。
今年になって、開店時にお世話になった方とあの頃のことを話す機会が続きなんというか時の流れを感じるとともに…。店を続けられている幸せ、ありがた味を改めて実感している次第です。これからも精進、ですね。

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多くの方がご存知のように、ワールドカップアジア最終予選オーストラリアとのアウェイゲームは審判に試合を壊されつつも両チームは奮闘。1-1のドローとなったのでしたが…来週の水曜日もこの時間はテレビが活躍します!
ボクシングWBA&WBC世界ミニマム級王座統一戦
『井岡一翔vs八重樫東』
日本で初めて実現するWBAとWBCの王座統一戦です。(渡辺ジロさんの時はWBC未公認でした)近年、WBA最低!と言いつつも~やはり今から胸が高鳴るのです。いつもボクシング…すいません。


李冽理選手逆転KOに思う。

2012-06-12 | ボクシング

帰宅したらTVでボクシング中継が!既に湯場選手が防衛に成功し勝利者インタビュー中だったが…セミファイナルの元世界王者、李冽理選手の絶体絶命からの大逆転KOを観た。彼の実績からすると酷い試合をしてしまった、ということになるがなんとも凄いハートだ!大金星目前でタンカで退場となったノーランカー竹中選手はさぞや無念だろう…。
李選手、昨夜の試合はある意味世界王座を奪取したプーンサワット戦より印象深いかも。試合の出来はともかくボクサーにはそんな試合も必要。

で、いよいよ6月20に統一選を行うWBCミニマム級チャンピオン井岡選手、WBCミニマム級チャンピオン八重樫選手。共に好ましい選手では あるけれど、井岡選手にはこういう「色」の試合がまだない。苦戦知らず、底を見せてないから故とは思うが…。そうした理由で自分は今回八重樫選手を応援するのです。

…と、本当はユーロ2012を観るつもりがボクシングを観てしまった僕ですが、今夜は日本vsオーストラリア戦は店内TVで放送します。


盛り沢山、歌沢山の土日。

2012-06-12 | ライヴ報告

土日はたくさん歌を聴いた。出演者は5組。新鮮だった。

土曜日は本当に久しぶりの石垣喜幸くんと先週の『東洋線』ライヴのゲストに引き続きの松村勇貴くん。石垣島出身と青森出身の競演。昨年秋のデヴュー以来、忙しく歌の旅をしている喜幸くんは流石の説得力。松村くんは繊細な個性全開。共に普段のバイユーで流れる音楽とは違うジャンルだけに興味深かった。芯の強さを感じた。あと共にMCが上手い、というか聞き逃せない話の連続で驚かされた。流石フォークシンガー!

日曜日はソウルフルなロッカー、リトルキヨシ企画第3弾。「スリーホークス」とタイトルをつけての2回目。キヨシくんが選んで連れてくる2組は毎回個性派揃い、クセ者揃い。刺激的だ。
『我ヲ捨ツル』はパンキーでソウルフルなロックバンドなのにバイユー用にアコースティックアレンジで聴かせてくれた。骨太な人たちでなんとも熱い。無意味に暑苦しくなくて熱い。大事なことだ。アコースティックならなるべく電気を使わない方法を探っている、とリハーサル時はベース以外はまったくのナマ音。本番もギターの1本はナマ音。言葉も佇まいも自分らなりの筋を通す人たちだ。もっと聴いてみたかったし、もっといろいろと話してみたかった。『あべたかしGOLDとキラキラみさこ』はアコギ&ボーカルのGOLDくんに素晴らしい笑顔がウリのキラキラ嬢がカホンとコーラスを担当するデュオ。ブルースやルーツミュージックマナーなギタープレイやコード進行に等身大の爽やかな歌が乗っかる。歌う喜びに溢れた佇まいの2人は客席を盛り上げてくれました。キラキラさんの小物使いもなかなかでした。彼らとは終演後いろいろと音楽活動について話す機会があって良かった。ただ演って帰るだけじゃぁね。というのに同感。そして『リトルキヨシ』。休憩中、お客さんたちが外にタバコを吸いに出たりとざわついた店内にBGMが流れるのもかまわずエピフォンのギターが鳴り始める。始業の音楽のようなそのコードの響きを聴いているうちに人が戻り少しずつざわめきがおさまる。BGMが小さくなって客電が落ちた瞬間にガーン!と初めてバイユーに出演した時にアンコールで演奏した『北風』という曲が始まった時にはちょっとゾクっときた。ヤルな。あっという間にお客さんを引き込む熱いロックショー。流石。久しぶりに聴く曲もあって「おお」とか思っているとあっという間に時間が過ぎてしまった。熱烈なアンコールには感心した。なんというか彼には色、がある。店の、お客さんの心を染めてしまう着色力が。
事務所を、レコード会社を離れ彼が作ったデモCD-Rも販売していました。放射能の雨をリトルキヨシらしくコミカルにシニカルに歌った『ビニール傘』や『チェルニィブイリィ』『シャノンボーイシャノンガール』の原発ソング3曲入り500円。バイユーでも販売することになりましたので、どうかよろしく!

ほんといろんな歌を聴いた土日でした。そう、なかなか良かったのです♪


募金。

2012-06-11 | ある日の出来事

柄じゃないと知りつつバイユーで細々…の震災復興募金。今回も津波で親を亡くした子どもたちの将来の進学基金『桃・柿育英会』に15000円を振り込みました。。日々ご協力頂いているお客様、ミュージシャンの皆様本当にありがとうございます。
バイユー、「細く長く」というあんまりカッコよくない感じで続けてゆきます。


土曜日は石垣善幸、松村勇貴。日曜日はリトルキヨシ企画3!

2012-06-08 | イヴェント案内

暑くなりそ~うな今度の土日は連続ライヴ営業です。

土曜日は震災復興義援金企画第12弾!
昨年デヴューを果たした、石垣島出身のシンガーソングライター石垣喜幸が久しぶりのバイユー登場。共演は及川智明(東洋線)の推薦で初登場(先週もゲストで2曲歌いました)、岩手出身のシンガー松村勇貴の共演です。なお、収益の一部を東日本大震災遺児の就学支援基金に募金いたします。
開場19:00 開演20:00 料金 2000円(+要1drinkオーダー)です。

翌日曜日はソウルフルなロッカー、リトルキヨシPresents企画第3回。
今回も刺激の強そうな面々が揃っています。
出演はリトルキヨシ/我ヲ捨ツル/あべたかしGOLDとキラキラみさこ
開場19:00 開演20:00 料金1500円+(要1drinkオーダー)です。

お待ちしています!


Joe Krown『EXPOSED』

2012-06-08 | 音楽

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バイユー店内に肖像がいくつも飾られているクラレンス・ゲイトマウス・ブラウン!彼を90年代中盤から亡くなるまで支えたピアニスト、ジョー・クラウンの新譜『EXPOSED』、充実作です!

ソロ活動、自身のオルガンコンボ、そして最近ではウォルター・ウルフマン・ワシントンとラッセル・バディステとのトリオでニューオーリンズをホームタウンとして大活躍中のジョーの新作は2003年の傑作『New Orleans Piano Rolls』以来となるソロピアノ作品!
2003年盤は彼のニューオーリンズのピアニストとしての立ち位置を明確に示した、代表作と呼べる作品で非常~に愛聴したものですが今回もとても素晴らしい。
彼の個性である端正で美しい音像にほれぼれします。印象的なオリジナル曲からお馴染みの『Rum&Coke』へと続く流れでもうこの盤を好ましく思ってしまっている自分がいるのです。タイトルもそういう意味なのか?集中して聴いていると彼のピアノのタッチや指先までが見えそうな録音で、とてもネイキッドな作品です。刺激的!な作品というタイプではないですがニューオーリンズで今もリアルに息づくピアニストの伝統を生々しく感じることのできる素敵な好盤です。


新しい旅。またねエンタくん!

2012-06-05 | ある日の出来事

昨夜のこと。
いよいよ明日(今日)山形に帰ってしまうドラマー・エンタくんが忙しい東京最後の日々の中、寄ってくれた。

時は過ぎて閉店時。別にもう会えないわけじゃないけど、バイユーの中だけじゃなくいろいろと一緒に遊んだ我々。うーん、なんというか思い出がいっぱいで、流石に寂しい気分でした。彼はこれから頑張り、踏ん張る日々なので「寂しい」なんて言うのもなんだか失礼なような気もするのだけれど…。

エンタくんとバイユー前の道で別れて、看板を消して戻ると店内には『I Got The Blues』が流れてた。(渡辺さんから寄贈していただいたオリジナル盤を聴いてたのでした!)曲が終わると針を上げる。
ストーンズ愛に溢れた(笑)我々はよく深夜にストーンズ聴いたなあ~。

本人曰く「新しい旅」。
ほんとお世話になったし、楽しかった。また会おう!