バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

土曜はバースデイ宴、日曜は冨岡ツカサLIVE

2013-05-31 | イヴェント案内

明日土曜日は毎年恒例の春のバースデイライブパーティー。
なぜかバイユー近辺に数多い4、5、6月生まれのお客様方の誕生日を一括で祝おうと始まったこのイベント、例年は連休明けすぐの開催なのですが今年は遅めの開催です。
今年はバイユーもいろいろと多大なお世話になっているAヤマさんが5月末に還暦を迎えられるとのことでそこから近い日時で執り行おう!ということになった次第であります。(本人はメインじゃなくていいよ~と言ってますが)。
7時開店/8時開宴。ほんの少しの演奏有り。
祝う側の方々は例年通り若干の会費を頂きます(500~1000円くらい)。
お待ちしています!

そして翌、日曜日はLIVE営業。出演は『高知しばてん魂レヴュー』でもお馴染み『henssimo』の<wbr></wbr>冨岡ツカサのソロユニット。
<wbr></wbr>開場 18:00 開演 18:30 料金 2000円(+要1drinkオーダー)
開場開演時間にご注意下さい。


早くも梅雨…の夜

2013-05-30 | ある日の出来事

昨日、関東は梅雨入りとのこと。まだ5月、あまりに早い。ということは長かったりするのか?飲食店経営者的にはなんとなく憂鬱な気分でバイユーへ。

とはいえ、ソウルブラザーズのUメちゃんがLIVE以外で初めて来店してくれたり(近隣在住ではないので)、Aヤマさんが60回目のバースディ当日だというのにご来店~おYカリ様が用意してくれていた(流石!)ジャンボどら焼きでお祝いしたりと穏やかでありながらも楽しい夜でした。そうそう、昨日今日と2日間東京ではアーマ・トーマスが来日公演を行っているのだ!アーマ帰りのK子ちゃんが寄ってくれ「良かったですよー」と。…今回は両日共に断念、仕事に専念します。アーマ!毎年来てくれ~来年は行くから~。

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深夜はTンガイ&Uズ組と密談。6月22日に一緒にやるイベントの打ち合わせ…には、結局なりませんでした。そんなもんです。

というわけでアーマを断念して今夜も元気にバイユーやっております。どうかよろしく。Aヤマさんをはじめとした「春生まれの方」のお誕生会は、6月1日今度の土曜日です!


時にスワンピー!『Buddy&Jim』の汎アメリカ南部的ロックアルバム

2013-05-29 | 音楽

気がつけば未紹介盤がいろいろ有ります。

Buddyjim

昨年12月にリリース。整体師Yマスギさんに聴かせていただき、年が明けてから購入したのがこれ。『Buddy&Jim/Buddy Miller and Jim Lauderdale』。
ふたりとも強いて言えばカントリーロックのシンガーソングライターというカテゴリーに入るのだろうか?バディ・ミラーは一昨年リリースした『Majestic Silver Strings』(マーク・リボーやビル・フリーゼル、グレッグ・リーズとギター4本を中心に作り上げた大名盤!これはオキナワのローリークックさんに教えて頂きました。)をきっかけに聴くようになったのですが、なかなか多作なカントリー、ルーツロック界の大物。ジム・ロンダーデイルはブルーグラス畑のビッグネイム(僕は知らない方でした)。
でもこれが、カテゴリー分けなんて意味ないぜ!な広く『汎アメリカ南部的』なルーツミュージックを展開しているのです。カントリー、ブルーグラス、そして何よりふたりのコーラスワークに滲む様々な音楽の香り。このミクスチャー感覚って、正しいロックミュージックの姿だなぁと思う。ペダルスティールやフィドル、バンジョー、マンドリンそしてギターこれらの楽器のフレーズにも単に白人音楽、カントリーと分類できない豊潤さが感じられる。そして、当然なのかもしれないけど…漂うブルースの香り。なるほどなぁ~。

ガツンと派手な作品ではないけれど、時にスワンプロックにさえ聴こえる良質なルーツロックアルバムです。


W.C.カラスレコ発LIVE。素敵な夜でした!

2013-05-28 | ライヴ報告

先週末の土曜日は長く北陸富山の地で歌い続けてきた大屋 “ W.C.カラス ” 清さんのファーストCD発売記念LIVE東京編。
今日のブログのタイトルだけで十分。付け加えるなら「楽しかった」「素晴らしかった」。それで終わりたいくらいに単純明快。素敵な夜でした。多くの出会いや偶然、諸々に感謝。
以上!

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…というわけにはいかんので。当日の写真を交えつつ詳細を。

とにかく彼の新たな門出を良い雰囲気で祝いたかった。彼もお客様にも記憶に残る夜にしたい。そんな気持ちが当日が近づくにつれ小さなプレッシャー?となり、実は出演者の到着を待つ店内で少し緊張していた僕なのでした。

でもそんなことはまったくの杞憂でした。カラスさんの音楽を強く求めるお客さんで早々に満員のバイユー。富山からやって来た熱心なファン、サポーターの方々の姿も(驚かせようとこっそり来た方も)。これまでに共演したバンドマン、噂を聞いてやって来たバンドマン。

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この夜は六本木でベティ・ラヴェットの一夜限りの来日公演があったのですが…その後急いで流れて来た方々。そんな中には多忙な中、取材を兼ねて聴きに来て下さった音楽雑誌の編集長さんもいらっしゃいました。遠路感謝。

友情出演でオープニングアクトを務めたコージー大内。

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バイユー入りした時から “今日はカラスと楽しい夜にする” という目的?がハッキリと伝わってきていました。そんな気持ちの感じられる良いステージ。ウワサの新曲2曲も完成度を増して来て充実した演奏で、お客さんも大喜び。早くも熱気溢れる店内となりました。(「トンカツの歌」が「トンカツ定食の歌」になってた~笑。いつタイトルを決定するのでしょう?楽しみです♪)

そしてメインアクト!流石長いキャリアを誇るカラスさん、気合い十分ながら緩急のある貫禄の演奏をたっぷりと2ステージ聴かせてくれました。
とにかく佇まいや言葉、そして音に決して押し付けがましくはない「自然なリアリティ」が感じられ、お客さんもグイグイ引き込まれている。しっかりとした演奏力に時おり見せるラフさ加減のバランスが実に気持ちよい。ステージングも大らかで良い感じ。何よりすっかり引き込まれてしまったお客さんたちがカラスLIVEの空気感にどっぷりと馴染んでしまっていたのが印象的でした。

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夭折したバンド仲間ゴキさんの話をし、何曲も歌ってくれたのも嬉しかった(アルバム未収録曲も)し、アカペラで収録していた曲をギター入りで聴かせてくれたのも新鮮でした。次第に彼の言葉、や歌詞に反応して騒ぎレスポンスし始める客席。『Hot Dog Blues』のシモネタ?歌詞を一緒に歌い盛り上がり。更には『軍手の煮浸し』のリフレインを大合唱!うーんなんだかわからない状態だ。自然と笑顔になる自分に気づいていました。ほんと、杞憂でありました。

本編終了後、3日前に49歳の誕生日を迎えたカラスさんにみんなでハッピ~バースデイ!が出来たのも良かったです。

アンコールではコージー大内も登場!ふたりで
アルバム未収録の『飯炊き男ブルース』。

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とはいえ演奏も歌詞も即興中心のリアルブルース状態!さすが北陸のウワサの男!!凄いリアリティでした。コージー大内の唯我独尊ぶりも眩しかったです。

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終演後も楽しい宴。

富山からいらっしゃった方が「カラスが東京でいっぱいの人の前で歌うのを見れて良かった」と言ってくれたのがなんとも嬉しかったです。

更に、電車が終わった後も残って下さった方々と「バイユーの応接間」とも言われる栄ちゃんへ移動。栄ちゃん閉店後は店を移り、宴は6時半くらいまで続いたのでした。楽しかった~。
素敵な夜でした。

今回残念ながら…だった方、年内にもう一度バイユーでワンマンを企画予定です。
CDも店内販売を開始しました。次の機会に是非!

写真は2枚目5枚目以外、のカッチョイイ~写真は「いつもバイユーがお世話になっています!」のカメラマン、Fジヤマ女史撮影であります。感謝。


5/25(土)W.C.カラスのレコ発LIVE!熱烈応援推薦です。

2013-05-22 | イヴェント案内

いよいよ今週末に迫って来ました!!
W.C.カラスCD発売記念LIVE東京編』

バイユーゲイト熱烈応援、熱く準備してお待ちしています。ホント、楽しみにして気持ち入ってます!

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すでにウワサをお聞きの方も多いのでは!?

富山の誇るブルースマン『大屋 “ W.Cカラス ” 清』(高岡在住) CD発売記念LIVE東京編、開催のお知らせです。CD紹介はこちらをどうぞ!

本業は「きこり」。長きに渡り北陸の地で歌い続け、 今、全国的に注目を集めるW.C.カラスが三鷹にやって来ます。
『ブルース&ソウルレコーズ』や『ミュージックマガジン』他各雑誌、新聞等で賞賛を受けるウワサの男に触れることのできる貴重な機会です。
オープニングアクトには彼と親交の深いコージー大内!(富山でのレコ発にも出演)
北陸地区を中心に知る人ぞ知るという存在から、新たな門出を飾るに相応しいなんとも豪華な組み合わせです。

バイユーとは既に縁の深い清さん、これが3度目の登場となります。観た聴いた方はおわかりかと思いますが、彼の日本語ブルースはインパクト十分。生活の中から生まれたリアリティと紆余曲折の時間によって熟成されたコク。とにかく一聴の価値有りです。

「ブルースぅ?」という方!彼の音楽や言葉の持つパーソナリティや説得力はブルースという枠を越えて多くの方に受け入れられるものだと思います。是非ご来場を。

そして!日頃ブルースのLIVEに足を運ぶことのある方々。これは是非、足を運ばれることを強くお薦めいたします!長く富山で演り続けてきた大屋“W.C.カラス”清さん(昨日49回目の誕生日を迎えられました~おめでとうございます!)。そうそういつでも簡単に東京で聴けるわけではありません。

熱烈推薦!是非、強くお薦めいたします。

『W.C.カラス CD発売記念LIVE 東京編』
2013年5月25日(土) 
出演:大屋 “ W.Cカラス ” 清(from富山)
オープニングアクト:コージー大内(友情出演)
開場 19:00 開演 20:00 料金 2000円(+要1drinkオーダー)

みんな来てね~


どのジャンルも深い!夜でした。

2013-05-21 | ある日の出来事

昨夜はいろいろな仕事の話で盛り上がり、楽しくも興味深かったです。

まずは、最近親しくなった小金井の『ハネウマラーメン』のご夫婦が貴重なお休みに雨の中ご来店(ありがとうございました!)。彼らを中心に「ラーメンという仕事」について普段聞けないような話の諸々を。そしてテレビやコンサートスポーツ中継の照明の仕事をしているNさんから照明の現場の電源をはじめとした意外と知らなかった諸々を。そこから話はオーディオへ…そして専門家Aさんを交え、更には高級オーディオ話へ。当然ですがみんな昼間の顔というかその専門ジャンルを持っているわけでどれもプロからしか聞けない話ばかり。非常に濃厚で面白く、時間があっという間に過ぎたのでした。こういうことがあるたびに思うのですが~様々な会社にそれぞれ専門分野があるわけで営業の仕事ひとつとっても扱う商品、その対象によって「仕事内容」には部外者にとってまったく未知の世界が広がっているわけなのです。
バイユーのカウンターでもたまーに話の流れで昼間の会社の話になることがありますが、マニアックであればあるほどそのほとんどが面白い!
みんなプロなんだなーと思うのです。
…そういえばドクター中松さんは2年前の選挙の時「私は●●のプロ」「▲▲のプロ」を連発していたなぁ~。

頑張ります。


中川五郎+五十嵐&ソウブラ…素敵な夜でした。

2013-05-20 | ライヴ報告

土曜日は楽しみにしていた中川五郎+五十嵐正史&ソウルブラザーズLIVE!

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「一緒にやると絶対良いはず!」と思い込みで企画した自分としては少しドキドキでしたが…ほんと、心からやってもらって良かった!という素敵な夜になりました。
と、いうわけで写真満載でレポらしきものを!

この夜の五郎さんとソウルブラザーズ(以下ソウブラ)。メッセージ性が強くプロテストソングを多く手がける両者の手触りが良い感じで混ざり合い、いつもと少し違ったあと味を残してくれました。ストレートで時に硬質なメッセージ故に気づきにくかったりする(僕が鈍感なだけでもありますが)ヒネくれたロック的な批評性、佇まいやミュージシャンとしての姿勢から滲み出るファニーさ加減(英語で誤摩化してすいません)が普段以上に浮き上がって感じられたのが新鮮で心地よかった!
そんな心地よさの中、僕は終始~かなり笑顔!であったのでした。

自分たちの出番では少し気負っていたかも?と振り返っていた五十嵐くんでしたが、

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真摯な彼には「気負い」も(自分では反省なのでしょうが)ちょっとした香辛料といった趣きで僕にはマイナスには感じませんでした。

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ソウブラのステージをじっくりと客席で楽しんだ五郎さんのステージはいつにも増して味わい深いものに感じられました。

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そして客席以上にステージ側が嬉しそうで熱かった共演!!

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アンコールでは、ひとりギターを弾き始めた五郎さんに遠慮して自然と客席に下がって行った彼らが~曲名に気づき1人、また1人とステージに戻り演奏に参加するという光景が。

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…『生活の柄』こういうのもいいな、と思いました。

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本当に素敵な感触のLIVEで、気持ちよくバイユーをやらせていただきました。感謝。

…これはロスロイ&エノッキーに続きシリーズ化決定か!?


田無の神社で吾妻トリオ!

2013-05-20 | ライヴ報告

土曜日の昼間、田無の由緒正しき佇まいの神社『田無神社』で吾妻光良トリオのフリーコンサートが!とのことで行ってまいりました。
手は、足は清めてステージに上がったのか!?の声も聞かれる、凄い舞台!!

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楽しませていただきました。アンコールは久しぶりの『福田さんはかっこいい』。歌詞が少しバージョンアップ(アップデイト?)されていました。
田無神社、良い所でした。

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金曜深夜の謎の集い。

2013-05-20 | ある日の出来事

週末の事。17日、金曜日の深夜1時より謎の集いが催されました。謎の一味、参加者の方の筆によると
「同メーカー同シリーズで異なる出力ワット数のベースアンプ品評会」

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正直僕自身、開催地に!と打診されてもなんだかよくわからなかったのですが…開催されました。マニアックここに極まれり。バイユー、妙な店と言われても仕方ありません。。。
…でもなんとなく演奏に加わったりする僕。写真はNT&C!隠し撮りの為目線を入れてあります。

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なんと解散は4時半近く!皆さんタフで素晴らしい!!

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5/18(土)中川五郎+五十嵐正史&ソウルブラザーズ

2013-05-17 | イヴェント案内

今度の土曜日5月18日のバイユーLIVEは
『中川五郎 』+ 『五十嵐正史&ソウルブラザーズ』以下に詳細を
★60年代から活躍するシンガーソングライター。68年発表の「受験生のブルース」や「主婦のブルース」は今も鮮烈に受け止められている。70年代以降は音楽ライター、歌詞対訳や小説(チャールズ・ブコウスキーなど)の翻訳~小説の執筆、と多方面で活躍。近年はミュージシャンとしての活動も活発で激しくプロテストでソウルフルな全国ライヴ活動を精力的に行っている。
対バンというより、共演は彼を敬愛する熱い男たち!広く社会問題に目を向けたソウルフルなLIVE活動を活発に続けている五十嵐正史&ソウルブラザーズ。
セッションも有る!!
本日、五郎さんから五十嵐くんに「いっぱい一緒に演ろう!」との声が!!
開場 19:00 開演 20:00 料金 2000円(要1drinkオーダー)
楽しみです。


村岡マサヒロさん個展『ピエーポ!』に行ってまいりました。

2013-05-16 | アート・文化

火曜日、先日ここにも記した村岡マサヒロさんの個展『ピエーポ!2013』を見るため目白のファンキーなセレクト本屋さん『ポポタム』へ行ってまいりました。

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なんとこの日が最終日!ほんとギリギリ都合がつきました。良かった~。

久しぶりに村岡さんにも会えて楽しかった。なかなか会えるわけやないきねー。開口一番「最近は三鷹に行けてなくって…」と村岡さん。「いやいや、せっかく東京に来て無理に遠い三鷹まで足を運んで頂かなくても…」と恐縮するワタクシ。

今回は正面になかなかブラックな新作カルタ(これがもっと何度もゆっくり見たかったくらいに深く笑える逸品揃い)がずらっと並べられ、右に今回の書き下ろし『ピエーポ』や子どもたちとの回し書き作品。左に『裸眼ドローイング』(視力がとても低い彼が、ハンデを逆手にとり裸眼で対象物を見て書いた作品。モンクのジャケットなんて最高!)。入ってすぐの壁には『絵金祭り』絵くらべに出品された村岡版絵金屏風(絵金作品の保管トラブルを起こした熊本県を恐ろしい熊で現したなんともファンキーでパンキーな大作。)と盛り沢山。居合わせた方々ともお話する機会があったりと楽しい時間を過ごしました。

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ひと通り見終わった後、彼の作品のファンである自分としては、興味深い展示の数々から改めて漫画家村岡マサヒロさんの作家性を感じ、感慨深く眺め直しました。

デヴュー当時からの彼の本筋?のアンダーグラウンドでどぎつめのテイスト、そして『きんこん土佐日記』。一見かなり手触りが違うのですが、よく見るとどちらも彼の本気の作品。多くの人に愛されている「きんこん」をとても大切にしつつ、これまで時間をかけて作り上げてきた~時に血が飛び散ったり、エログロ?だったりもする作品に向かう時間も保ち続ける。ここに漫画家としての志の高い姿を感じました。
両テイストに共通して流れる、ブラックユーモア?批評性があってこそ、時事ネタを扱う新聞漫画として『きんこん土佐日記』がこれだけ幅広い支持を集めているのだと思います。

会場の片隅に無造作にドサッと置かれていた高知新聞の山。「これは?」とのお客さんの問いに「こういう感じで掲載されているんです、という例として…」と応える村岡さん。「掲載された新聞全部保管しているんですか!!」とお客様。曖昧に応える村岡さん。気になっていたのは自分も同じ。その新聞は2011年の震災の日からしばらくの新聞でした。きんこんの掲載された夕刊のみならず朝刊もありました。生々しい見出しの数々…。写真。
3月11日の夕刊掲載作は震災発生前の締め切り。翌日からは押し寄せる圧倒的な現実の中で彼が悩み考え、描いたであろう作品が続く。安易に無難なものを描くわけでも、声高に何かを訴えるわけでもなく、自分の作家性と現実の中でギリギリの折り合いをつけ人の心に迫るものを描いている。
それは、一見異なるテイストの作品を書き続けてきた漫画家の本領発揮ともいえる感動的なものでした。僕は当時、一連の作品群を見た時の記憶がありありと蘇ってきました。

作品だけではなく彼は、何かを説明的にアピールするのがあまり好きではないのでしょう。もしくは、そういうことをしない創造者でありたいと思っているのだと思います。
なので、こんなことを書かれるの好きではないかな、とも思ったりしています。
どうしようかな、と思いました。
でも、新聞を開いて、瞬時に当時の空気や匂いを思い出した僕は書かずにはいられませんでした。この時期の作品は『きんこん土佐日記』7巻に収録されています。

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※写真は来場者プレゼントでもあった高知、いの産のリサイクルトイレットペーパー『やりこいロール』。ネットでも販売中です。

ともあれ村岡さんにビールを頂き(暑かったから嬉しかった~)立ち話をした時間はとても楽しかった!
忙しいとか言い訳せずに行って良かったです。個展用の新作『ピエーポ!』の2年前の『ビリけつアウトドア』も素晴らしかった!読むと登山したくなりました♪『きんこん』最新刊も買いました。
こんな素晴らしい時間を2年に1度提供してくれる『ポポタム』なんて素晴らしいんだ。ありがとうございました。
そして村岡さん楽しい時間をありがとうございました。

高知に居なくても『きんこん土佐日記』をリアルタイムで!
WEB版(1週間限定/日曜更新)も見てみいや~。


ロスロイ&バケッティアーズ楽しかった!エノッキー最高!

2013-05-15 | ライヴ報告

日曜日はLos Ryal Flames&バケッティアーズ!噂のバケッティアーズは初めてだったので本当に楽しみにしていました。

バケッティアーズのドラマーは元Theピーズ等で活躍したウガンダ。彼とは20代前半の頃のバンド仲間で20数年ぶりの再会でした。昔話に花が咲きつつリハーサル準備…。最後に会ったのは下北ロフトで一緒のバンドで演って以来ということが判明。懐かしかく、近況を話し合い、嬉しい時間でした。(Eンタくん、君の近況も含めよろしく伝えといたよ~!)

天気が回復、夏のような暑さの中バイユーは熱気でいっぱい。その中にイーストLA帰りのCountDが歌うロスロイワールドが更に熱を投入。お客さんの反応も上々。リハには参加できずに開演後に到着したバケッティアーズ(SUPERSNAZZでもある)のトモコちゃんはかなりのロスロイ支持者。グイグイ前に行き写真撮影(笑)

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イナタい楽曲を更にイナタく次々繰り出して最高!まだエノッキーさん登場前ながら「この組み合わせはやっぱり良い!」と確信する。

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のん君のギターのリヴァーブの深さも快調。従業員京子ちゃんに「あの音のカッティングにハンドクラップって(普通の人には)難しいよなー」とワタクシ。勿論僕は出来ますよ!(涙)

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ファルセット?を駆使したソウルナンバーもいい感じ。ミラクルズっスかぁ~!!!

そしてバケッティアーズ!カントリーバンドとはいえグイグイくる。先日亡くなったジョージ・ジョーンズ追悼コーナーも含め、玉ちゃんトモコちゃん(なんと初出演)のボーカルでこれまたイナタくもグッとくる楽曲が次々と…。堪りません。勿論エノッキーさんも歌います。快調なウガンダのドラムも含め、頻繁にはやっていないバンドとは思えぬ気持ち良さ。でもやっぱりなによりカッチョイイーのはロッキンエノッキーのギター!
考えてみればエノッキーさんがドラムとベース、ギターのあるバンドスタイルでエレキギターを弾くのって初めてナマで観たのでした。映像では何度も観てたけど、バイユーではワンマンバンドやトネーロとのデュオだったので、遂に!という感じでした。
そんな、バンドで弾きまくる(ウルサく弾くわけではない)エノッキーさん。とにかく凄いプレイヤーだと改めて認識。超絶テクニックを見せつけるというわけじゃないんだけど、ワンフレーズの中で緻密なところとラフなところが混在し、その適材適所ぶり?など、まさにわかってらっしゃる!という感じ。スピード感満点で人の気持ちを掻きむしり高揚させるラフなタイム感に、一転それを支える緻密なプレイ。ほんとカッチョイイーです。特にバッキングに回ったときの引き出しの多さ、華麗さにはとにかくヤラレます。自在にグルーヴを操るそのオブリガードプレイ。チェット・アトキンスマナーからロカビリーそしてテックスメックスにR&B!いろんなリックにクラクラ。その繰り出し方が、ワンマンバンドでも観ることの出来るロッキンエノッキー印のオリジナルな色になってるところが流石です。

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と、後半はエノッキーさんのギターに釘付けになってるうちに終了。アンコールではカントリー&ロックンロール的なグレー(黒と白の間、黄色?)・スウィングな『ルート66』。大満足でした。
バイユーの温度はすっかり上がり、まさに夏でありました~。

皆さんありがとうございました。楽しかった!
次回も同じ組み合わせを予定してます、お楽しみに。


三者三様、楽しみました!

2013-05-13 | ライヴ報告

土曜日は『東北大震災復興義援金企画第20弾』でした。Strings Club、ナカヒラミキヒト、meandbrothersブルージィな3組とは一括りにして宣伝していましたが、そこはやはり三者三様。それぞれの個性を楽しみました。

初登場のmeandbrothers。これをモダンなブルースというのか、ラップと呼ぶか…不思議なオリジナリティ。独創的な日本語ブルースでMCを含めたタイム感覚も独特。

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リハを聴いた時には好みが分かれそうかも?と思ったけれど、ほとんどの人が笑顔で聴いていました。やっぱりブルースバンドなのでしょう!

続いて久しぶりのStrings Club。この夜は彼らを中心に据え企画したLIVEでした。
せっかくの?アコースティックスウィングということで扉を開け放して演奏していただきました。

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ようやく訪れた暑い季節。気持ち良く聴かせてもらいました!

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ブリブリ吹くサックスに軽妙なビート、気取らない歌心がなんとも心地よい。ゲストで加わったクラリネットも良感じでした。

最後はこれまた久しぶりのナカヒラミキヒくん。

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ドス黒いダミ声の濃ゆいブルース弾き語りというイメージの彼でしたが、久しぶりに聴いたらすこし手触りが変わっていました。少しだけモダンになって、彼の幻想的?な歌世界に色が加わったかのよう。特にバケツベース(StringsClubのVoコバくん)とクラリネットとのトリオ編成では3人とは思えない広がりを感じさせてくれました。

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しいて言えば、ブルース色の強いトム・ウェイツ?いや誰々風というより、ドス黒くもロマンチックなシンガーソングライター?
ブルースマンとしての佇まいを無くしたわけではないけれど、彼なりの個性が感じられてとても良かったのでした。昨年秋にStringsClubと同時期に彼らのレーベルからアルバムを発表したナカヒラくん。7月にレコ発シリーズの一環として、再びStringsClubと共にバイユーにやって来る予定です。お楽しみに!

ともあれ3組、そしてお客様方蒸し暑い雨の中をありがとうございました。
本日の収益の一部を東北大震災で親を亡くした方々の進学育英基への募金に加えさえて頂きます。
近日中に次回の入金予定です。本欄で改めてご報告いたします。


本日日曜日はエノッキーvsロスロイ!

2013-05-12 | イヴェント案内

本日、5月12日(日)のバイユーLIVEは?ロスロイvsロッキンエノッキー再び!です。
出演:?Los Royal Flames/Bucketeers(ロッキン・エノッキーg&vo)
?開場 19:00 開演 20:00 料金 1500円(要1drinkオーダー)

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★エノッキーvsロスロイ!これぞアメリカ南部音楽愛好家垂涎の組み合わせ!!毎回バイユーをシェイクしてくれるロッキン・エノッキーはウワサのカントリー風味のロッキンバンド『バケッティアーズ』で初登場。そして各地で絶賛の嵐!登り調子のスワンプポップデュオ『Los Royal Flames』。堪りません。自信を持ってお薦めします。

天気も回復しました♪お待ちしております。お楽しみに!


今夜はブルージィに義援金LIVE!

2013-05-11 | イヴェント案内

本日5月11日(土)のバイユーLIVEは東北大震災復興義援金企画第20弾。まだまだやります。これからです。?
出演はStrings Club / ナカヒラミキヒト/meandbrothers?。
アコースティックスウィング、カントリーブルースそしてモダンなブルーズと渋くて濃ゆい3組の競演です。?開場19時 開演20時 1500円+1オーダー。?あいにくの雨模様ではありますが皆さん是非バイユーへ!

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