バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

MUSIC BAZAAR

2007-04-30 | 日記・エッセイ・コラム
昨日日曜日は『吉祥寺音楽祭』初日の~MUSIC BAZAAR~にバイユーゲイトによるミュージック・フリーマーケット出店をしてまいりました。天気は晴れ!とにかく「夏」を思わせる晴天。太陽ギンギラでした。
なかなかの品揃えだったフリーマーケット。馴染みのYジさんとAマノさんが一緒に参加して下さり、男3人でむさくるしくやらせていただきました。ご両人には心より感謝。青空の下で直射日光にクラクラしながら飲むビールは今年初の夏の味。非常~に満足いたしました。
また、様子を覗きに吉祥寺までお越しいただいたお客様方々、どうもありがとうございました。ビール飲んで、バラエティ豊かなミュージシャンたちによるリアル・アンプラグドライヴを楽しんで…出店して良かったです♪
終了後は荷物を抱えてバイユーまでもどり、三鷹南口へ繰り出して「打ち上げ」。明るい時間からの宴会はとても楽しゅうございました。いつになく早くに開始した宴席は、最も早くから(移動しつつ)飲んでいた方の御飲酒時間が12時間を越えるころにはお開き。有意義極まりない一日となったのでした。



MONOライフ

2007-04-29 | うんちく・小ネタ
先日、お客様からレコードプレイヤーに着けるモノラル専用カートリッジ(針付き)を頂いた。レコ棚からモノラル愛聴盤の『ベイシー・イン・ロンドン』を引っぱり出し針を下ろすと…。
おお!この環境で聴くのが初めてだった私は、非常に感激したのでありました。
サックスソロが音の塊の中からスルスルと立ち上がってくる。音の質感が違うし、管楽器がなんだかキラキラしてる。
凄い!というわけで、昨日は開店前からせっせとバイユーのレコ棚を漁ってモノラル盤の選別作業に勤しみました。我ながら単純ですが。すると前日は気づかなかった盤が少しづつ現れてくるではありませんか。もちろん自分は熱いコレクターではないのでそんなに凄いもの(60年代ロックのオリジナルモノラル盤とか)があるわけではないですが、少しは「お!聴きたい♪」というものが見つかりました。キンクスの『アーサー』や『サムシングエルス』のUK盤が(not original)モノ盤だったのは忘れてました♪しばらく楽しめそうです。キングカーティスやJBもあったな。楽しみです。どうしようか迷ったあげくとりあえずMONO盤を棚の中で分類してみました。
今日はこれから吉祥寺北口駅前広場での吉祥寺音楽祭・ミュージクバザールにバイユーゲイトでミュージックフリーマーケットを出店いたします。天気も良いことですし、近隣でお時間ある方は散歩がてら是非どうぞ。


昨夜は

2007-04-27 | 日記・エッセイ・コラム
昨夜は、かつてバンド活動に熱中していた時代のベースプレイヤーの友人が来店。
彼、Mモルとは当時よくツルんでレコード聴いたり飲んだりもしたし、またバンドの些細なことでケンケンガクガクやるあまり時にはいさかいもあったりした、いってみれば今更格好のつけようのない関係。バイユーを気にかけてくれていたようでありがたい限り。現在は高知在住。仕事で東京にやってきて、はるばる中央線に乗り三鷹までやって来てくれた。感謝感謝でありました。
閉店後はふたりで、元気よく?深夜の吉祥寺へ出て朝方まで飲酒。楽しい時間を過ごしました。少し疲れの残る目覚めだったのですが、ゆるゆると回復してきました。本日も元気に?営業いたします。Mモルサンキュー!



セルティックの神

2007-04-25 | サッカー
サッカー、スコットランドリーグの『セルティック』所属の中村俊輔選手が同リーグの年間最優秀選手・MVPに選出された。ヨーロッパのリーグで日本の選手がこのような賞を受賞するのは初めてとのことで日本のスポーツマスコミは大いに盛り上がっている。当然地元グラスゴーも盛り上げっているわけで
「ナカは(セルティックの)神だ!」という声さえあがっているとのこと。

昨日もお客様とこの話題になったのだが、別にここで「俊輔スゲー!最高。」と騒ぎたいわけではない。
リーグ優勝のかかった試合の後半ロスタイム終了間際に飛び出した、中村の劇的なフリーキックからのゴール。チャンピオンズリーグでの格上マンチェスター・ユナイテッドとの対戦(ホーム)で勝利を決めたゴールなどなど。そりゃグラスゴーのファンは興奮するわな…とは思うのですが。

グラスゴーにはもう1チーム、セルティックと共にスコットランドリーグを代表する(2強と言われる)グラスゴー・レンジャーズが存在する。その強烈なライバル関係はレンジャーズはプロテスタント系(英国連合を支持する連合主義者・アングロ=サクソン系の支持が多い。イングランドのガスコインが所属していたことからも英国寄りを感じる)、セルティックはカトリック系(ケルト人の末裔であるスコットランド人・ゲール人の支持が多い)と明確に支持層が分かれていることに強く起因するとのこと。
政治的、民族的にも宗教的にも対立した競合2チーム。そんな都市で「神」とまであがめられるのはたとえフットボールのこととはいえちょっとキツイんやないかなーと思う。天才(監督が言ってる)もキツイけど神はなぁ。。。武蔵野市で神様と言われるのとはワケが違う。「神様、仏様、イナオサマ」とも全然違う。そう、オーマイガッ!の「ガッ!」であるのだから。
「神」「救世主」はグラスゴーで軽率な言動は許されないないですよね?
日々、俊輔の活躍をTVで観て興奮したりしているのですが、ホームスタジアムのアノ熱狂振りを見ていると「ああ。大変ですね」と思ったりもしているのであります。
中村俊輔選手最高のシーズン、お疲れさまでした。20070423
070422mvp



イタドリ到着

2007-04-24 | メニュー
今日は洗濯日和という話だったのに…どんよりとした天気でがっかりです。気持ちよく自転車に乗れる日が本当に少ないなあ。

さえない話題はここまでで、、、タイトルにあるように、お待たせいたしました!バイユーメニューに『イタドリ(虎杖)』が登場しております。昨年と同じくおあげ(油揚げ)と一緒に炒め煮にいたしました。やっぱり日本酒ですかねー。
前回入荷して好評でした雪柳も再入荷しております。どうかお早めに!!

いい話だ。


チェリーボーイズ賛江 ありがとうございました。

2007-04-23 | ライヴ報告
土曜日はチェリーボーイズLIVE。2年以上振りの公演場所にバイユーをお選びいただき。本当に嬉しかったです。
楽しい夜でした。そして満員の店内も蒸し暑く、ひと足先に夏を味わったような気がします。

両サイドのジョジョさんと町田さんがリードボーカルを取り合い、中央でスポットを浴びた岡地さんが終始コーラスをつける。コーラスグループの肩書きに偽りはありませんでした。
南風満載の期待を裏切ることなく、ニューオーリンズに始まりラテンや沖縄その他、様々な「南」テイストの楽曲をチェリーボーイズならではのアレンジで聴かせてくれました。絶妙なコンビネーション&味わいを発揮した彼らでしたが、これだけゴッタ煮だと煮込まれて混ざり合っていながらもかえって個々人の個性や匂いが立ちのぼっているように感じられるのが面白かったです。
この日はお目当ての方以外を初めて聴くというお客様も多く、終演後はCDを嬉しそうに購入する姿も目立ちました。チェリーボーイズ、またバイユーに来ていただきたいものです。心よりお待ちしております。

おっと、その前に6月9日に町田謙介さんのバイユー出演が決定しました。強くお薦めいたします。
お楽しみに。


チェリーボーイズがやって来る!

2007-04-21 | イヴェント案内
本日はライヴ営業です。ジョジョサワド『Bayou Session』番外編。まさに隠し球!めったに見られないことで有名なチエリーボーイズが登場します。
バイユーの名士JOJOサワドに加え、マチケンこと町田謙介がバイユーに待望の初登場。そしてパーカッション&ドラムスはスウィンギン・バッパーズ不動のドラマー~かつてはボ・ガンボスやブレイクダウンでの活動でも知られる~岡地曙裕という豪華版。桜の季節に相応しいと噂の三人組チエリーボーイズ(出典はJolly Boysとの説有り)はカリプソやメントなども聴かせてくれる非常に南風なグループとのこと。特に、「イナタイ」と評判のコーラスワークには注目が集まります。どうやら、そう頻繁に観られるものではないようです。お楽しみに!

CHERRY BOYS
~Jo Jo沢度 ac.g 町田謙介 ac.g 岡地曙広 perc.~ 
開場:19:00 開演:20:00 料金¥1500

お待ちしております。



椎茸原木

2007-04-20 | 日記・エッセイ・コラム
シイタケ、好きです。
先日、ウチの借家の大家さんが営む路上野菜販売所にて椎茸菌植え込み済みの原木を購入。500円也。
隣人のアフリカンドラム人(タイコ叩き)・Nザワさんにアドバイスをいただきつつ収穫の日を待つワタクシなのでした。
網焼きがいいかなぁ。
根府川の「お山の大将」で食べた椎茸の美味しさを思い出します。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~mujinsta/nebukawa.html
豊作祈願。070420_1



アップセット

2007-04-20 | ボクシング
昨夜TVで観たボクシングは観ごたえ十分だった。アメリカはテキサス州サンアトニオ(!)で行われたWBC世界Sフライ級タイトルマッチ。そう、日本の徳山昌守選手が長く君臨し、引退の為返上したタイトルだ。
川嶋勝重選手を2度破り(微妙な判定&TKO勝ち)現在チャンピオンの座にあるクリスチャン・ミハレス選手が、この階級きってのスター選手ホルヘ・アルセ選手の挑戦を受けた。アルセは2階級を制覇したのちこのクラスに体重をあげて来た選手で、すでに世界的な名声を得ている。片やミハレス選手は世界王者とはいえこれまで目立った戦績はなく、世界戦を日本で戦ったということもあり世界的には無名といっていい存在である。当然、予想もアルセ有利だったが、結果はミハレスが終始主導権を握り完璧な判定勝ち。細かいパンチで出鼻を挫きペースを掴むと一気に押し切った。非力といわれるパンチながら、ヒット数で上回り、ひょっとするとダウンを奪うかも…というほどの展開だった。アルセ(乱打戦を好むハードパンチャーだ)が後半しかけたラフな猛攻にも強いハートで耐え完璧な勝利。番狂わせとなった。距離感、左右の立ち位置で優位に立ち続けた12Rは、ボクシングの技術の奥深さ、駆け引きの不思議さを強く感じさせてくれる内容でフルラウンド目が離せなかった。
この結果、「無名」であったミハレス選手は一気にトップシーンに名を連ねることとなった。大観衆を集めた会場の映像を見ながら、徳山選手のことを思い出す。この階級で圧倒的なタイミングと技術の差を見せつけていた長期政権王者。この日戦った二人と比べても明らかにワンランク上のボクシングだったと思う。しかし既にリングを去った徳山選手…。この島国在住のボクシングファンとしては長谷川穂積選手に是非、アメエリカで成功して欲しいと強く思ったのでありました。
そしてその後リングにはこの大観衆を集めたメインイヴェンター、「アジアの星」今や「世界のトップスター」マニー・パッキァオが登場。長身のソリス選手に若干手こずりながらも8Rに豪快にKOして喝采を浴びた。

嗚呼。サッカーはヨーロッパ、のようにやはり良くも悪くもボクシングの場合はアメリカを目指すしかないようで…


ナタネ

2007-04-18 | 社会・経済
菜種梅雨、というのでしょうか…。流石にちょっとウンザリしてます。
気持ちいいハズの季節が去っていく~と思ってしまうのです。
なによりこうした天候不順が季節の野菜に影響を与えては困りものなのです。
これからバイユーではイタドリ、初鰹などなど季節モノが待っているというのに…。
とはいえ、春らしくいろいろと計画中です。今週土曜は激レア(?)なグループ、桜印の『チェリーボーイズ』のライヴがあるし、月末の吉祥寺音楽祭(武蔵野市組として、応援させていただいております)には4/29&5/6両日曜日に参加予定です。詳しくは後日、もしくはバイユーで。


本日、日曜日はBluesNight

2007-04-15 | イヴェント案内
寒かったり暑かったり、とても順応できません…と言いつつも本日4/15日曜日は休日営業。
金田"delta"正人、ローンウルフ造田によるブルースライヴです。
デルタスタイルのブルース弾き語り、金田正人&弾き語 り&タップダンス!黒人芸能に身も心も捧げた男・ローンウルフ造田による中央線らしい組合わせの夜となります。ブルースを!という方は是非。
開場:19:30 開演:20:00 料金¥1000となっております。


Kermit Ruffins新作

2007-04-14 | 音楽
近年のニューオーリンズの顔役の一人、『リトル・サッチモ』と呼ばれたりもしていた Kermit Ruffinsの新作、『Live at Vaughan's 』がバイユーに到着。温かくなって緩みがちな空気をさらに緩めてくれています。
ジャケにはVaughan's が中も外も細かいところまで写っていて、実際にライヴクラブで観ていることを想像しながら聴くこともできたりします。ので、カ-ミット好きの方は耳にするだけではなく、是非CDをご購入下さったほうがよろしいかと存じます。
今日の武蔵野は初夏を思わせる陽気、ビールが美味しそうです。飲みたい気持ちをグッと我慢なのですが、春の夜にカーミットのライヴ盤なんて聴いてるとなんだか軽やかに働けそうな気がします。Live_at_vaughans_kermit_ruffins_1



もうすぐイタドリ

2007-04-13 | メニュー
時は春。虎杖、イタドリが高知では出回っています。保存処理を済ませていただいたものがバイユーにやってくる日も近い!楽しみにお待ち下さい。写真は生イタドリです。そういえば去年は生で齧って酒肴としていたお客様もいらっしゃいました。粋ですね。070411



井上靖とブコウスキー

2007-04-12 | 本と雑誌
家でゴロゴロ単行本。外出する時ゃ文庫本。必ずしもそう決まったわけでもないが、それが基本形。読みたくてたまらなくって単行本を買った時には重くても持ち歩く。そんな感じでいつもダラダラ本を読んでいることが多いのだけど、気づくと最近はめっきり読むことが少なくなった。そりゃあそうだ。起きたらすぐにコマゴマとした用事を済ませ、通勤は自転車。マンガを立ち読みするかスポーツ新聞に目を通すのが関の山だ。ボクシングを、いや中継のテレビを観る機会もかなり減った。事前から注目していた試合を観るくらい。特別観たかったというわけでもない試合を眺めていて「我が心の名勝負」に出会ったことが幾度となくあるというのに。ああ、川名祝数と田村知範の試合なんか本当に凄かったなぁ。
などということを思ったのか思わなかったのか、最近久しぶりに2冊の本を同時進行で読んでいる。ただなんとなく。
単行本は、書棚から取り出してパラパラとめくっていたら何故か内容があまり記憶になかったのでチャールズ・ブコウスキーの『町でいちばんの美女』。読みかけでやめていたのだろうか…不思議だ。
文庫本は、何故か手元にあった(勿論読んだこともない)井上靖の『風林火山』。どうしたものか、この自分でも呆れるほどの脈絡のなさは。支離滅裂でさえある。中高年ビジネスマンに好んで読まれそうな、キオスクが似合いそうな『風林火山』にキオスクとは未来永劫縁がないであろうブコウスキー。この2冊に交互に目を通しているとアタマが降られてなかなかに(ある意味)刺激的ではあります。


みんなで歌おう

2007-04-11 | 日記・エッセイ・コラム
数日前の夕方。吉祥寺への買い出しの帰り道、中道通りから井の頭通りへ向かって自転車で走っていると、井の頭通りのむこう側を学校帰りの小学生(たぶん3、4年生)が3人ほど小走りに歩いている。通りに近づいていくと歌が聞こえてきた。
「~みんなでうったおう♪」
何気なくそちらに目を向けると…
「ゲッゲゲのゲー♪」
子どもたちはさらにリピート
「ゲ、ゲ、ゲッゲゲのゲー、朝ぁーは寝床でグーグーグー♪」
フハッ!鬼太郎だ!!そういえば先日、「TVアニメ版鬼太郎の新シリーズが始まったらしい」という話を聞いていた。2007年の子どもたちにも歌われる鬼太郎メロ。水木作品ってやっぱり凄いのだ。
まぁおそらく、これまでのアニメ化と同じように水木作品の魅力という点では相当水で薄めているとは思うが…(子ども向けですからね)。でも全てはあの世界観あってこそなのだ。
鬼太郎は実写版の映画も公開されるとのこと。水木ブーム再来か!?と思わせる昨今である。実写版はウエンツ?とかいう若くて可愛らしい男のタレントが演じるらしい。このブームとも言える盛り上がりの中、御大水木センセは
「鬼太郎は二枚目じゃない、変だ」(トトーン!)
と公然と不満の意を唱え水を差している♪