今夜はWBC世界フライ級チャンピオン内藤選手とWBA世界フライ級チャンピオン坂田選手が同じ日に同じ会場でそれぞれ防衛戦を行うので、バイユーのテレビはボクシンを放映いたします。
バイユーとしてはご縁のある内藤大助選手には是非、ひとつでも多く勝利をおさめて防衛して、少しでも長く稼いでいただきたいと強く思っている次第であります。
放映するTBSの思惑なんて知ったことではありません。
対戦相手の清水選手は世界戦敗戦から立ち上がり、日本タイトルを奪取して浮上してきた「まっとうなキャリア」の好選手です。坂田選手に挑む久高選手も禍々しい挑戦者ではありません。
……うーん。でも。
”同じ国の選手が世界チャンピオンである”という状況を乗り越えて世界王座に挑むほどの決定的な理由を持ちあわせた「挑戦者」とは言い難いと思います。
この2試合が日本タイトルマッチのチャンピオンカーニバルであったなら最高のマッチメイクであるのですが…。
世界選手権試合は
どうにも避けようがない、もしくはファン待望の!というような状況でない限り
海外の選手と行ってほしいと
小さい声で思っています。
世界タイトルマッチって特別なものなのです。
最初に書いたように
4人とも実力のある好選手で白熱した試合になることだろうと思います。
試合にケチをつけるつもりはありません。
ただ坂田選手は2試合続けて日本人選手との対戦なのでチラリと「これじゃ日本タイトルマッチみたいだ…」と思ったりしてしまう自分は
我ながらココロが小さいと思います。
誰が勝ってもベルトは日本に残る。それぞれのファンがいて、集客面でも有利だし経費も安い。決して間違ってはいません。この試合の先のプランもあるでしょう。
そしてその枠の中でギリギリまで誠実さを見せたマッチメイクではあると思います。