バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

今夜はWBC&WBAフライ級ダブルタイトルマッチ(テレビで)

2008-07-30 | ボクシング

今夜はWBC世界フライ級チャンピオン内藤選手とWBA世界フライ級チャンピオン坂田選手が同じ日に同じ会場でそれぞれ防衛戦を行うので、バイユーのテレビはボクシンを放映いたします。
バイユーとしてはご縁のある内藤大助選手には是非、ひとつでも多く勝利をおさめて防衛して、少しでも長く稼いでいただきたいと強く思っている次第であります。

放映するTBSの思惑なんて知ったことではありません。


 

対戦相手の清水選手は世界戦敗戦から立ち上がり、日本タイトルを奪取して浮上してきた「まっとうなキャリア」の好選手です。坂田選手に挑む久高選手も禍々しい挑戦者ではありません。

……うーん。でも。
”同じ国の選手が世界チャンピオンである”という状況を乗り越えて世界王座に挑むほどの決定的な理由を持ちあわせた「挑戦者」とは言い難いと思います。

この2試合が日本タイトルマッチのチャンピオンカーニバルであったなら最高のマッチメイクであるのですが…。

世界選手権試合は
どうにも避けようがない、もしくはファン待望の!というような状況でない限り
海外の選手と行ってほしいと
小さい声で思っています。

世界タイトルマッチって特別なものなのです。

最初に書いたように
4人とも実力のある好選手で白熱した試合になることだろうと思います。
試合にケチをつけるつもりはありません。
ただ坂田選手は2試合続けて日本人選手との対戦なのでチラリと「これじゃ日本タイトルマッチみたいだ…」と思ったりしてしまう自分は
我ながらココロが小さいと思います。

誰が勝ってもベルトは日本に残る。それぞれのファンがいて、集客面でも有利だし経費も安い。決して間違ってはいません。この試合の先のプランもあるでしょう。

そしてその枠の中でギリギリまで誠実さを見せたマッチメイクではあると思います。

素晴しい試合を期待します。それだけですねー。
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そして内藤選手の勝利を!


ジミー矢島さん&増吉さん、ありがとうございました。

2008-07-28 | ライヴ報告

昨夜はライヴ営業。からまつ楽団での活動などで知られるミスターそば打ちブギことジミー矢島さんが八ヶ岳より登場。今回も熱い演奏で盛り上げてくれました。そうそう、熱いだけじゃなく、オヤジの悲哀を歌って身体をひんやりさせてくれたりもするのです。外は荒天の予感、強い風に雨ながら西の空は真っ赤っか。
080727

そんな中、出足は悪かったもののバイユーには少しづつお客様が集い…第一部の終盤頃にはすっかり賑やかな店内となっていました

この夜はベースプレイヤーとして豊富なキャリアを持つ増吉俊彦さんも出演。本業のベースではなく、達者なギターと歌(ジミーさん談)を披露してくれました。ふたりのデュオはなかなかいい感じ。新たな展開もあるのでは??とさえ思わせてくれました。
加えて、バンド『ミッドナイトスペシャル』でジミー&増吉さんと一緒に演奏しているハープの板谷龍二郎さんも登場。最後は「八ヶ岳に行こう♪』を大きく歌って楽しい夏の夜は更けていったのでした。080727live_2

夏はこれからです!


バイユー気候も過ぎてコルティーホ!

2008-07-25 | 音楽

三鷹、武蔵野近辺のニューオーリンズ愛好家を喜ばせたバイユー気候(梅雨)ともお別れ。
…するやいなや訪れたこの暴力的な陽射しはなんとしたものでしょう。。。待ちに待った夏!ということで今はまだ元気、なのですが。年齢には勝てません。間違いなく近々バテてくるはずです。

これまで初夏の味!でお世話になった岩田農場のキュウリもそろそろ太陽に負けてきたようです。さてどうしましょう。

こんな日々にはやっぱラテンでしょ!?それもガツンとぶっ飛んだヤツがえいよねー。

Cortijoというわけでコレです。
プエル・ト・リコのパーカッションプレイヤー、ラファエル・コルティーホ率いる Cortijo y su combo の必殺の名盤『CORTIJO EN NEW YORK』!最高です。20年程前ラテン音楽を聴き始めたころに夢中になった劇薬盤。洗練された泥臭さわ感じさせる、後のニューヨークサルサとは違う、サルサ前夜というかボンバが炸裂というか…とにかくこのリズムの洪水には圧倒されます冒頭から大コーフンです。加えてヴォーカルのイスマエル・リベーラの泥臭いというよりはドサクサでさえもあるぶっ飛んだボーカルに一気に体温も上がってしまいます。ジャケ写は50年代後半のニューヨークに乗り込んだコルティーホ・イ・ス・コンボの面々。プエル・ト・リコとの気温差を感じさせるコート姿がなんとも良い感じです。そしたら一曲目からあの暑さ!!

思えばこのアルバムに出会わなければ、エル・グラン・コンボ(コルティーホの残党が作ったバンド)のライヴに行くこともなかったんだよなぁ~。ジョニー・パチェーコを野音でフラフラになりながら聴くこともなかったはず。あぁ遠い夏だ。

全っ然爽やかな1枚ではないけれど今夜はコレで暑気払いです。もう1枚、~キ、タ、テ、デラビア、ペ、リコ~♪も聴くことにします。


熱帯夜はウルフマン!

2008-07-24 | 音楽

うだるような暑さが続いていますが、皆さん如何お過ごしでしょうか?
僕はやっとやって来た夏に上機嫌ながら、この脳味噌が茹であがる寸前のような感じにすべての動きが緩慢になっております。なんかぽーっとしてるんだこれが。コレってちょっとどうかしているような暑さじゃないですか??…なんかしっかり食べてから開店したいなと思ったりしております。
さてそんな熱帯チックな夏にピッタリの、蒸し暑~い夜に遠くから聴こえてきたりするとなんだか素敵なような気がする音盤をご紹介いたします。

Cd それがコレ、Walter "Wolfman" Washingtonの新作『Doin' the Funky Thing』です。どーです?暑っ苦しいでしょう??なんたってウルフマンですからね。ファンキーなブルースギターに乗って時折「ワォ~ン」ととってつけたように吠えるという芸風はいつも通り。そ、キャラが決まっているので期待を裏切るわけにはいかないのです。時折挿入される遠吠えがなんともB級な香りを届けてくれます。

今回の新譜、全国に点在するウォルターファン(何人いるんだ!?)はきっと満足するであろう仕上がりになっております。「ライヴの良さを音盤に刻み切れていない」というありがちな紹介をされることの多いウォルター(なのにもうベテラン)ですが、その点については認めざるをえません。
自分は10数年前に何度かライヴを観る機会があったのですが…ファンキーなブラコン(死語??)風味のブルースをイナタく演奏する姿に接して「ふーん、なかなかえいやん」と思ったのが最初。その後に『メイプルリーフ』という彼がホームにしているライブハウスで深夜に観た、ファンキーでパンキー!挑みかかってくるような強烈なライヴにガツンと脳天を撃ち抜かれ、だからウルフマンっていうのか~!!とレコードとの違いに新鮮なショックを受けたものでした。確かにあのライヴの強烈さと比べれば物足りない音盤の数々と言われても仕方がない、とは思います。

しかし今回の新作はかなり彼の深夜の魅力を伝えることに成功している好盤であります。もちろんあの狭いハコ用??かとも思えるつんのめるような前ノリのアレンジやパンキッシュなワイルドさが全部再現されているというわけではありませんが、ウォルターってカッコイイでしょ?と同意を求めるには十~分な音盤です。イナタくファンキー、そしてネットリ。

残念ながら未見ですが、彼には来日公演の経験があります。
まだまだ元気なウルフマン、是非再来日を期待します。そしてその時には是非、狭くってギュッとした会場で(ステージが狭くってタテ長だったりすればいいな)演って欲しいと強く思います。そんなシチュエーションでこそ本領発揮するはず。

では!蒸し暑っつい夜は”ウルフマン聴きながらビール”ですね♪


夏の日曜日は野音でバッパーズ!

2008-07-23 | ある日の出来事

先日の日曜日は、この夏初めての日曜日。
夏の訪れを祝って?日比谷野外音楽堂まででかけてきました。
お目当ては吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ。

楽しかった!
演奏時間は思ったよりは短かったけれど
楽しかったです。

本当に暑かったけれど…早くも夏を体験してしまった!という感じでしたね。

ブルース&ソウルカーニバルもないし
今年は野音に来るのもこれっきりだろうということで貴重ぉ~な野外ライヴでした。

しかし、最近吾妻さんや牧さん、岡地さんの演奏はバイユーでステージならび(サイドとも言う?)から観ることが多かったので
「うわぁ広いなあ~」と感激してしまった自分でありました。

ギリギリまで行けなさそうな状況だったのですが
駆けつけて良かったです。

ほんじゃね~♪(アンコール曲でした)


梅雨明け当日のザリガニナイト!

2008-07-20 | ある日の出来事

全国全てが梅雨明けした模様です!
と乱暴な宣言が出された昨日、道路には陽炎がゆらり…の昨日。
夕方からバイユーでは暑気払い?になんともルイジアナマナーな『ザリガニナイト』が開催されました。0807192_2

真っ昼間から、苦労~して(イキが良かったのです)ルイジアナ料理へと姿を変えていただいた5kgのザリガニ様たちも無事にバイユーのお客さま方のお腹におさまって、つつがなく宴をとりおこなうことができました。

ご来店頂いた皆様、どうもありがとうございました!またやりたいと思ってます♪

写真はお客様撮影のモノを流用いたしました。
080719 Sモリ様ありがとう~。
なかなか大きくて立派なザリガニ様揃いでした。

30匹完食のYさんには感心しました。ミスターバイユーですな。

では!いよいよ夏です。


19日はザリガニSaturdayNight!求む参加表明♪

2008-07-15 | イヴェント案内

先日お知らせいたしました通り、今週土曜日7月19日は『ザリガニナイト』と題して営業いたします。
と言っても、まぁザリガニを食べてルイジアナ気分で去り行く梅雨(バイユー期)を堪能しましょうというくらいのものです。そうですね~夏の宴、でもあります。
せっかくなのでニューオーリンズの音楽を聴きながら食べて飲みましょうという夜になります。

土曜日の夜、特に特別な取り決めはしないで大らかに営業しようと思っているのですが…ザリガニをどれくらい用意するかがなかなか悩みどころなのです。
つきましては、特に予約制や会費制は設けませんが「行くよ~」や「○匹くらいは食べたい!』『遅い時間に行くのでキープしておいて欲しい』などのお声をいただければ非常~に助かります。
皆さま、どうかよろしく♪
Fes

勿論、もうある程度の数は確保しているけれどね~


夏季限定!『ひやしあめ』やってます。

2008-07-10 | メニュー

そろそろ、あと少しでルイジアナでバイユーな気候も終わりをむかえ「夏」がやってきそうな昨今。バイユーでは今年も夏の味『ひやしあめ』がメニューに加わりました。
高知の夏の路上の味(西日本ではお馴染みですよね?)。毎年訊かれるのですが『ひやしあめ』とはお酒ではなくってソフトドリンク、清涼?飲料水です。褐色?琥珀色?で甘~くって生姜風味。こう書くと「あんまり飲みたくないなぁ」という酒好きの方もおられそうですが…。好きな方は知ってますよね?コレがなんとも美味しいのです。炭酸飲料とは違った爽やかさと申しましょうか。。。真夏に部活や補習の帰りに飲むと「夏の香り」までしたものです。
ソフトドリンク派の方には熱烈にお薦めいたします。とにかく酒!という方にも、たまには気分を変えて是非。健康診断前の週には是非。
ちなみにバイユーでご用意しております『ひやしあめ』、とっても美味しいです!ですが、なんというか上等な味です。あの、怪しそうなおんちゃんが『ひやしあめ』のタンクを古っるい自転車の荷台にセットして炎天下で売りゆう「大丈夫かや?」な感じはありません。正統派な味です。風邪や喉にも訊きそうです。いや、ホント美味しいのよ。

カラダに悪そうな飲みもん、っていうのがまたなんともえいがやけんどね~。今、思いかえせば、子どもの時食べよったチョコレートのチューブとかチューチュー吸うアイスとか保存料とかバリバリやったような気がするし、そしてアノ色!!ファンキー極まりなかった。駄菓子屋のお菓子類なんて直射日光に当たりまくりで長いこと売られよった。変なカステラとか…剥き出しで置いちょった。。。この流れで思い出すのは部活での女子部員やマネージャーからの差し入れの定番『レモンの蜂蜜漬け?』(今でもあるのかね?)!まだ残留農薬とかあんまり言われない時代。練習中に水分補給なんかしなかった頃。粉末のスポーツドリンクが登場しても練習後に飲むがが当たり前。そんな昔に10代の女の子が作ったレモン漬け。もちろん皮ごと。軽く洗っただけやったがやろうなぁ~。いや、洗わずに切って漬込んだ”いい加減なヤツ”もおったはず。カリフォルニア・オレンジ!!
いや甘酸っぱいのであります。

そうそう脱線しましたが『ひやしあめ』、コレは酸っぱくありません。
飲み屋で楽しいソフトドリンク体験。500円です。


ザディコ・2008年式音盤!JefferyBroussard

2008-07-09 | 音楽

Keeping_the_tradition_alive前日のザリガニによるルイジアナ気分を引きずって…南西ルイジアナの香り溢れる音盤をご紹介しましょう!そう、ザディコです!!

Keeping the Tradition Alive / Jeffery Broussard』
到着より約1ヶ月、梅雨のバイユーをねっとりと盛り上げてくれている2008年リリースのザディコ新録音盤です。

この音盤、バイユーが敬愛する貴重な国産ザディコバンド『ザディコ・キックス』(大先輩ニシダ会長も在籍)の主宰者・中林くんに「…あのぉ~もしよろしかったらザディコの新物で良いブツをどうか御教授願えませんでしょうか?」と教えを乞うたら、二つ返事で薦めて下さったものであります。彼にはこれまでもジャバラ音楽の師のひとりとしてお世話になっていたワタクシ、一も二もなく入手に走ったのでありました。感謝そして勿論大満足。バイユーゲイトで東アジアならではのバイユー気候を日々演出してくれているというわけであります。

昨今のザディコにはかなりモダンというか新型の外装を施したものも多いのですが、本盤はタイトルからも伺えるように非常にオーソドックスなスタイルのザディコが詰まっています。といっても古くさいというわけではなく(現場に精通しているわけではないですが)なんというかリアルなザディコを感じさせてくれます。Chris Ardoinの近作(とってもモダンな音作りの音盤をリリースしているザデイコ界のスター!)の数々よりもある意味リアルな現場感を感じると言ったらあまりに的外れでしょうか??土臭いサウンドであるのは確かですが、トラディショナルながらも音に生きの良さがありオールドファッションという感じがしないのです。
正統派ザデイコバンド『ザディコ・キックス』のアコーディオン・プレイヤーの推薦らしい素敵な音盤です。今年のバイユーではこれまで、同じく彼に教えて貰ったGeno Delafoseの2007年盤が大活躍していたのですがこれから暫くはJefferyですね。
もうすこし続きそうなこのバイユーな気候。是非、ザデイコで乗りきりましょう!


ザリガニがやってきたYAYAYA

2008-07-08 | メニュー

昨日、休み明けの月曜日夕方のバイユー。パッチリと目を覚ます出来事が…
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先週発注しておいたザリガニが到着したのです。水草や藻と一緒に生きたまま。

080707_10ザワザワ、カリカリ音のする箱を受け取って
「さー!開店までになんとかせねば」と
準備に取りかかりました。



早速料理するためにザリガニたちを洗う。これがなかなかに大変。

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元気なうえに、

彼らハサミを持っている。







 

080707_6スパイスを調合したり、お湯を沸かしたりしているうちにも、
危機を察知した彼らは暴れます。

少しかわいそうになるが仕方ない。

あまりにもあっさりしてるけど
仕方ない。

すまんな。

そんな気分で丁寧に作りました。

ザリガニのルイジアナ式ボイル!!

で、出来上がり。

080707_13 ニューオーリンズ在住歴のあるYウジくんに
味や食感のアドバイスを受けられたのはありがたかったです。
感謝。
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昨夜のお客樣方、予告もなくいきなりカウンターの上にドッカとザリガニが鎮座していて驚いてました。
ルイジアナな辛さゆえビールがすすんでましたねー。
好評で良かったです。

ニューオーリンズのザリガニよりすこし殻が固めですが、その他はなかなかいいセンいってます。
ウェットティッシュが必要ですね。

で、
好評に気を良くして、『ザリガニナイト』をやろう!!ということになりました。
ザリガニにビール、そして音楽です。
7月19日の土曜日にやります!ザリガニをたっぷり鍋に投入します。
日本式に言うと暑気払いといった趣きでしょうか?皆さま、是非お集まり下さい。そして万一、品切れの際は御容赦を~

「遅く行くのでなんとか取り置きを~」という方は事前にバイユーまでご連絡を。最低限の取り置き希望にはお応えしたいと思います。
詳しくは店頭もしくはお電話で。


どうだ!まいったか~なマチケン&牧裕LIVE

2008-07-07 | ライヴ報告

土曜日のバイユー大推薦企画『町田謙介&牧裕』ライヴへお越し下さった皆様。ご来場ありがとうございました。満員御礼感謝であります。しかし、、、来て良かったでしょ!!
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いささか不躾な言い回しになりますが
「どうだ!まいったか~凄いやろ~???土曜の夜にバイユーライヴ、大正解やったやろぉ!?」という気分です。自分が演奏したわけでもないにね…。
でもこれは正確に言うと、貴重な土曜の夜にバイユーまで足を運んで下さった方々に対してではなくて、残念ながら観ることがかなわなかった方々に向けてであり、
一緒にライヴを楽しんだお客様方に激しく同意を求めている次第であります。
許可を頂いたので写真を掲載。町田謙介、牧裕両氏のツーショット!改めて凄い絵です。

いや、しかし素晴しいライヴでした。前回以上に楽しみ、感激しました。ウタゴコロとハーモニーの爆発でありました。マチケンヴォイスに共鳴するベースの音にバイユーのささやかなナチュラルエコー。Gerry Goffinの有名曲『It's Not The Spotlight』などなど絶品でした。加えて今回は、最近マチケンさんとライヴで共演することの多い女性シンガーの『シータ』もゲスト出演。華やかさも完備。申し分ない環境でありました。0807053
前回終了後バイユー周辺で「凄い最高!」と騒ぎまくった成果か、はたまたミタカ牧裕ヘッズのパワーゆえか店内は立見も出る満員状態。第二部からは牧さんのバンドメイト、A妻さんも駆けつけいつもと少し違ったベースプレイに熱い視線?をおくっておりました(はずです)。とにかく曲が終わる度にまきおこる拍手の滞空時間の長さが、この夜の演奏の素晴しさを物語っていたと思います。たっぷりと音楽を堪能した夜でした。(どんな音楽かは当ブログ3月の項をご参照下さい。)
満員のバイユーで素晴しい音楽。大いなる喜びを感じた7月5日でした。町田さん、牧さん、シータさんありがとうございました。そしてお客様にも感謝。次回は秋の予定です。お楽しみに!

 


大推薦!!明日の土曜日はバイユーLIVE『マチケン&牧裕』!

2008-07-04 | イヴェント案内

明日、7月5日(土)のバイユーライヴは必見です。とにかく大推薦!!
『町田謙介&牧裕』Machikenmaki_2

本当に必見なのです!!まさにスペシャルユニット!

唯一無二の個性的な歌声で聴く者を捕らえて離さないマチケンと、御存知吾妻光良&スウィンギン・バッパーズのバンマス・牧裕の夢の共演。

ブルースをルーツにしながらも最初っからその枠を飛び出しているグレイトな存在町田謙介。そしてJAZZやJUMPだけでは語りきれない豊かな音楽性を持 つベーシスト・牧裕。「お互いの普段のライヴとはひと味違うアナザーサイドに焦点を当てたまさにスペシャルなものになる」とのことで期待を集めた今年3月 の初演、これが素晴しかった!!
ウタゴコロと(楽器同士の)ハーモニーに溢れて、めくるめくクラクラするような時間がバイユーに出現いたしました。
いやーぁガツン!とヤラレました。私の興奮については当ブログの3月の項を御参照下さい。

本当に素晴しい!バイユー絶対のお薦めです。音楽ファンに広くお薦めいたします。
とにかく聴かなきゃお話になりません。

19:00開場/20:00開演 料金1500円 お待ちしております。

                                                                  


PaperboyとTrue Love From マサチューセッツ

2008-07-03 | 音楽

Eli この1ヶ月くらいの間にバイユーを訪れたという方々からは「今頃?」との声が聴かれそうなくらい、頻繁に三鷹の夜を盛り上げてくれている2008年式音盤。
『ELI "PAPERBOY" REED & THE TRUE LOVES / ROLL WITH YOU』
エリ・リード?イーライ・リード?どう読めばいいのでしょうか?YouTube等に沢山ある彼らのライヴ映像で自己紹介しているのを聞き取ればイーライ?のような気がします。ではペイパーボーイって??
…謎が深まる彼、ELI "PAPERBOY" REEDはマサチューセッツはオールストン(アルストン?)をホームとする24歳の若者。どうやら2枚目のリリースながら、注目を集め始めたのはここ最近のようです。内容はズバリ、ブルース&ソウル。いや割合的にはソウル&ブルースかな。海外のレコ評ではオールド・ファッションド・ソウルなんてなんとも有り難い言葉を冠せられている彼ら、若さに似合わぬ直球勝負のバーバンドです。フロントマンのELIは(以下イーライ)『エディ・ヒントンの再来』『白いエディ・ヒントン…ヒントンは元から白いか(笑)』等と、ちと微妙なフレーズで騒がれていることからもわかるようにガッツあふれる、メンフィス・ソウルスタイルのシンガーです。とにかくオールドファッション。どこかで聴いたようなオリジナルナンバー。決して高度な演奏力!というバンドではないのですが、とにかくイナタイ。そしてなによりフロントのイーライくんが野暮ったい。ホーンセクションをはじめ、友だちを募って始めました的バンドの佇まいもなんとも味わい深いのです。余分な嗜好の入り込まない初期衝動そのままのバンドスタイルはスキモノにはなんとも堪りません。音楽的に凄い!って作品ではないのに、なんとなく聴きたくなってくるのです。彼らに対する知識の無い状況で購入を決めさせたCDジャケットはなんともまがまがしくって素晴しいのですが、インタヴューを受けている映像なんか見るとイーライくん衝撃的なほどに「華(はな)」がなくって驚きます。
控えめにお薦めッスよー。

最近のジョン・レジェンド?という人に代表されるオールドファッションが売りと言われる若手黒人ソウルシンガーの、聴き手に逃げ場のない本格派狙い(でも誰かに似ている)より も、イーライくんたちの脇の甘さ加減が(自分なんかが)音楽に期待する”日常の中の娯楽性”を多く持ち合せているように感じさせてくれるのであります。

嗚呼、JIROKICHIでチャージ2700円、飲みながらライヴが観たいなぁ。。


去りゆく6月に

2008-07-01 | ある日の出来事

6月最後の日、バイユー開店間際に“中央線の聖地”“三鷹南口約束の地”と言われるレコードショップ『P』で長いこと欲しかったドン・ブライアントのLPを購入。

え?バイユーにはあるじゃない…というアナタ、鋭い! 実はアレは借り物なのです。これで晴れて返却できるというわけなのです。 驚きの美品、そしてあんまりな低価格。 Pさんありがとうございました。

しかしこのLP、昔の日本の人は偉かった!
大切に聴きます。