聖地探訪その3、最後は「山間部編」です。残念ながら直前の予定変更で近田さんは同行できなかったのですが濃ゆい名所をまわりました。
高知から高速で嶺北地区、本山町へ!まだまだ高速道路初心者の僕にとってはキビシー山道でありました。だって当然ながら激しいアップ&ダウン。そしてトンネル、またトンネル。そしてこのトンネルが長いんだ!どこまで続くがな~やっと抜けた~また!とほんの一瞬だけ途切れてまたトンネルの繰り返し。
そんなドライヴの果て辿り着いたのは山奥のパンキーなCAFEその名も『MISSY SIPPY』。濃厚な時間を体験させてくれることで定評有るブルースマン『藤島晃一』さんのお店です。
先日バイユーでのライヴ終了後「夏、高知へ帰ってくるかえ?」「はい」。「ほんなら遊びに来いや」「そうですね…都合をつけて行きたいと思います」「そんな答えはききとうないき。来るよね??」。とは言っても時間に制約のある高知滞在、いきなりその場で100%とは答え辛かったのですが…
「ぼくは山奥から3回も三鷹まで来たがで、そら1回ばぁ来るよねえ」と
かくして聖地ミシシッピ行きが決定していたのでした。とはいえ結局、日程調整に苦しみ?高知滞在最終日に高知県山間部に足をのばしたのでありました。(高知から電話したらこちらが喋る前に出るなり、「かならず来(き)いよお~」と言われました)
庭先でスナック菓子を片手に「来たねえ(ニヤリ)」と藤島さんが出迎えてくれた『ミシシッピ』、噂通り「時間が止まって」いました。店の前を車は行き交っているのですが空の高さが違うのでしょうか?確かに時間の流れが違います。
美味しい!と評判の料理とケーキとコーヒーをゆっくりと堪能。
椅子やソファ、ポットそしてあらゆる装飾品が沢山、過剰と抑制の狭間で絶妙に飾られまさにギャラリーと化している店内をゆっくりと散策。
そして道路を隔てて少し低地にある彼所有のアトリエ兼ライヴハウス『Mojoyama-mississippi』にも案内していただきました。元縫製工場跡?の建物はその広さに驚きました。
ここでライヴを観た人に聞くとゆったりと着席で100人以上の人が集まっていたとのこと…。凄い。
そんなこんなで盛り沢山。楽しい時間を過ごすことができました。行って良かったです。ミシシッピ、素敵な場所でした。藤島さんありがとうございました。そしてNさんありがとう、食事もコーヒーも本当に美味しかったです!バイユーも頑張ります。
続いて、そこから車で3、4分のもうひとつの聖地『土佐酒造』に向かいました。この会社はバイユーの看板酒『桂月(銀杯)』の会社。藤島さんのところに行くなら是非ここへも、と楽しみにしていました。
高知県出身の歌人『大町桂月』を愛し、その名を冠した酒を造り~そのうえ自社の敷地内に私設の『大町桂月記念館(桂月館)』を持つ愛と情熱の酒造。情熱のカタマリのような2代目社長が大歓迎で出迎えて下さり、直々に(桂月館を)案内して下さいました。
感激!先代と現社長のおふたりが大町桂月を愛したことから始まったようで酒造訪問ながら話は大半が大町桂月についてのものでした。いや、熱かった。
バイユーの存在を喜んでくれていて嬉しかったです。桂月のロゴ?入り徳利、猪口、ぐい飲みを大量に頂き(桂月のラベルも頂きました!)感激もひとしお。夏休みを締めるに相応しい訪問地となったのでした。
見よ!ここでしか見られぬ壮観、桂月銀杯づくし。
土佐酒造の皆様、お忙しいところ本当にありがとうございました!
そしてまた山道をビクビクしながらトバして高知市まで帰ったのでした。
ちょっとした冒険でしたね~。