バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

A Tribute to Fats Domino

2007-10-30 | 音楽
先週末バイユー着のファッツ・ドミノのトリビュート盤。http://www.amazon.com/Goin-Home-Tribute-Fats-Domino/dp/B000SUKPH0サイコーです!
CD2枚組30曲。毎日聴いてます。とても素晴らしいです。大満足。

近年流行りのトリビュート盤、「あーまたかや」と感じることも正直多いです。この作品がリリースされたのは少し前で存在に気づいてはいたのですが、やりすごしておりました。
その理由は…
曲目にチラリと目をやるとなんと1曲目が『Ain't That a Shame - John Lennon』!もう20数年にわたって聴きまくってきたアルバム『Rock'n Roll』収録のファッツナンバー。なーんだ既発のファッツ・カヴァー・ヴァージョンの寄せ集めかと思ってしまった為でした。

ところが!!既発曲は各ディスクの1曲目の2トラックのみであとは新録音!!(もう1曲の既発、ディスク2のアタマは『Walking to New Orleans - Neil Young』)
友人のBる銀・Sモリの「違うよ、買うように」との有り難い御指摘を受け急ぎ購入となったのでした。
Sモり様、感謝。

何故大切な1曲目が既発曲しかも大有名ヴァージョン??という疑問は残りますが、そんなこと瞬く間にどこかへ飛んでいってしまうほど濃厚な作品に仕上がっています。なーんとなく安易な盤が目につくトリビュート盤界でありますが、参加ミュージシャンがどういう心構えかまではまだまだうかがい知れないものの制作者サイドの”ココロザシ”が非常に高いことは間違いなし!です。こいつらヤルナ…って感じです。

Taj Mahal and The New Orleans Social Club、Paul McCartney featuring Allen Toussaint、Lenny Kravitz with Rebirth Brass Band, Troy "Trombone Shorty" Andrews, Fred Wesley, Pee Wee Ellis and Maceo Parker、Robbie Robertson with Galactic、Irma Thomas & Marcia Ball、Herbie Hancock With George Porter Jr., Zigaboo Modeliste、Robert Plant with Lil' Band o' Goldという興味深~い組合わせに
Olu DaraやToots & The Maytals、そしてLucinda WilliamsにLos Lobosなどなど計30曲。
こりゃぁ暫く飽きんぞぉ~。皆様も是非。_



鰹茶漬け

2007-10-29 | メニュー
と、いうわけで?
ほんの少し残ったカツオでお茶漬けダネをつくりました。
ので、本日僅かではありますがシメに『鰹茶漬け 300円』を御用意しております。勿論先着順。入店時であればキープは可能です。
…いや、自分で言うのもナンですが、旨いッスよ。


鰹会(戻り)

2007-10-29 | 日記・エッセイ・コラム
週末は春秋恒例の鰹会でした。
常日頃ご利用頂いているお客様への感謝企画。高知直送の鰹のタタキをみんなで会費を出しあって食べ、飲もうという宴もいつしか4回目となりました。今年は鰹の都合と私の都合で少し遅くなったうえ、直前の日程決定であったにもかかわらずすぐに予約もいっぱいになり、一安心いたしました。
バイユー開店前からの長いお付き合いである久礼の田中さんから届いた今年のカツオはいつもより大型!!当然一切れも大きくなりました。「今年は大きいがが美味しい」との言葉通りの素晴らしさ!全部で8Kg。ご満足いただけたと思います。いや、…いただけたなら良いのですが。。。
今回残念ながら参加できなかった皆様、お時間があいましたら次回は是非!


深まる秋

2007-10-26 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の気候や天気。そして今日の雨。ここ、東京西部は日に日に秋が深まっているように感じます。勿論とっくに秋なのでしょうが、ここ数日やけに秋です。冬の入口ももうすぐですね。
遠い空の下にいる友人達には「こっちは今こんな感じだよー」と伝えたくなるような季節の変わり目です。
この時期の武蔵野もなかなか良いものです。かなわぬことながらこんな日には夕方からゆるゆると飲みたいなぁ。
~という感じに願望を述べておいてそろそろ働きます。
キンクスでも聴こうかね。


Shyさん今年もありがとう!そして来年も宜しくお願いいたします

2007-10-24 | ライヴ報告
先週末、土曜日のShy Live!いつもながら熱く盛り上がりました。
お客様方もバイユーでShyさんを観て聴く楽しみを特別に感じてくれたなら幸いです。
おなじみのナンバーで一気に温度をあげてくれた第1部。そしてカヴァー曲をまじえながらじっくりと聴かせてくれた第2部と大満足の一夜でありました。そしてもう10月も終わりということで、Shyさんのバイユーライヴも今年はこれで最後。この場をお借りして「ありがとうございました」。
三鷹近辺のファン一同は一地方都市としてシャイさんがやって来るのを待っています。ちょっと早いですが来年も是非よろしくお願い申し上げます。

これまでShy@バイユーに御来場いただいた皆様!来年も大声援で迎えましょう♪
※写真はバイユーでのものではございません。Shy071020



明日土曜日はお待ちかね♪Shyさんがやって来ます!

2007-10-19 | イヴェント案内

明日、10/20土曜日はお待たせしました!のShyさんのLIVEです。毎回大好評!オキナワン・ロックンローラーがまた三鷹の夜を熱くしてくれます。 そして、明日は10/21生まれのシャイさんのバースデイ・イヴでもあります。そう深夜0時を過ぎたらお誕生日なのです♪ 日付がかわるまで居ましょう!とは言いませんが一足先のBirthdayLiveという感じなのです。 ともあれ自分も毎回楽しみにしているShy on the Bayou 「バイユーで観るShyは一味違う!」を目指しております。どうか皆さん、週末はバイユーへ! 19:00/20:00 1500円です。


なまず&愛染の熱いサタデイナイト・ライヴ

2007-10-15 | ライヴ報告
土曜日はバイユーの看板バンドのひとつ『なまず兄弟』と私が以前からファンである『愛染恭介』による豪華な組合わせのライヴ!予想通り熱い夜となりました。店内もお客さんで埋まり、ひさしぶりに「もっと冷房を!」という真夏日に!『愛染(Vo&G)&大西(Per)』のセットによる熱演で客席が湧いたあとは『なまず兄弟』が4兄弟では初登場し、ファンキー&グルーヴィな演奏でバイユーを揺らせてくれました。そこに古田さんのソウルフルな歌声が絡み、お客さんも大興奮。終演後も熱気は冷めず深夜までバイユーは賑わいました。御来場の皆様、そして愛染恭介&なまず兄弟様、ありがとうございました。
両者共にそろそろ新作も期待してしまいますねー。来年が楽しみです♪071013
071013_2



内藤選手防衛成功

2007-10-12 | ボクシング
とりあえずホッとした。あんなのが何かの間違いで世界王者の肩書きを手に入れなくて本当に良かった。

昨夜は店を離れられず、お客さんとバイユーのテレビで観戦。試合終了後、喜びと怒りが入り交じったなんともいえない気分でお客様方と試合の話をした。そして閉店後、なぜか急にホッとした。安堵の気持ちが襲ってきた。
まったく、あれほど実力差のある相手に不安にさせられなければならないなんて馬鹿げていると思います。

昨夜テレビの前に居たであろう「普段ボクシングを観ない人々」や「徳山選手や長谷川選手、イーグル選手を知らないであろう人々」に『素晴らしいボクシング』を見せることができなかった。それがなんとも残念。

認めるところは認めたい。カラオケ君、沢山練習しているのだろう、走り込んでいるのだろう…。足腰、圧力。そして思ったよりも打たれ強かった。でもそれだけ。ガードを固めて手を出さずに前に押し込むだけのあれはとうていA級ボクサーのレベルではない。あれではまともなボクシングにはならない。ポイントが相手にいくだけ。内藤選手がこれまで培ってきたものをみせるには、せめておなじボクシングという舞台に上がってくれないことにはどうしようもない。
4 Rあたりから前に押し込んでくるだけのカラオケ選手に対して内藤選手は、小さくサイドに立ち位置を変えたり引き方を変えたりして空間を手に入れはじめ ”なぜだかわからないけれど気がつくとパンチが当たりはじめていた” というボクシングの奥深さというものを感じさせる展開になりかけたが~目の上を切ってしまったため(パンチという裁定だったが頭突きに寄るものだと思う)更に奥を見せることはできなかった。その理由は出血によるTKO勝を狙ってカラオケ選手が押し込んでグローブでチャンピオンの傷口をこするという戦法にでた為。自らのパンチで狙うのではなく組み合って傷口を狙い続けた。内藤選手が減点を取られた場面もその直前に抱きついて一緒にロープ際に倒れ込んだ際に、グローブで頭を抑えてロープに傷口を押さえつけようとしたことに内藤選手が流石に怒ったようであった。
防衛成功後、世界戦で2勝目をあげた内藤選手が喜ぶよりも怒っていたのも当然だ。

カメダ一家さんたちに関しては結局、やっぱり別の惑星の出来事のようなのであんまり言うことは無い。

ご覧になった皆さん!
ボクシングというのはもっと面白いもので、ボクシングの世界戦というものはたとえ伝説の名勝負というほどの試合でなくてももっと威厳があって感動的なものです。なにより内藤選手はもっともっと味わい深い、良い試合をする選手です。宣伝してたけれど…カメダ兄のボクシングまがい等は観ずに是非、深夜の普段の日本タイトルマッチを観て下さい。世界戦でなくとも十分にボクシングは素晴らしいのです。

内藤選手の防衛、本当に良かったです。


契約更新

2007-10-11 | オシラセ

バイユーが開店したのは2005年の12月でありますが~建物(物件)については当然それよりも前に契約しているわけでして…。 この度、その契約(2年契約)が満了となり無事に更新をいたしました。 また、あらたな気持ちで精進いたします。と同時に皆さまの日頃のご愛顧にこころより感謝いたします。 これからもよろしくお願いいたします。


今夜は…

2007-10-11 | ボクシング
昨日深夜、バイユー開店時準備に多大なる協力をしてくれた友だちから短いメールが届いた。
内容はこんな感じ。
「ボクシングが観たいんだ。ショーでなく。」
本当にそう思う。
試合以外の部分まではどんなにショー的でも。リング上にまでそのニオイを持ち込むことは許されない。

頼むよ。


内藤選手初防衛戦

2007-10-09 | ボクシング
いよいよ明後日、10月11日木曜日に内藤大助選手vsカメダダイキ選手のWBC世界フライ級タイトルマッチが行われます。この夏、遂に遂に世界王座に就いた内藤選手の初防衛戦であります。

※私は内藤選手を応援しています~この件についてはの経緯&詳細は7月19、20、21の当ブログを御参照下さい。

これまであまり一般メディアに注目される存在とはいえなかった内藤選手ですが今回は挑戦者が知名度満点・カメダ一家のカラオケ次男坊選手ということでかつてない報道や好奇の目の嵐の中に立っています。自分にとってもこれまで”別の惑星の出来事”そして”別の競技”であるかのように思えて距離をとってきたカメダ一家に嫌でも目がいくようになった日々でもありました。
このあまりにも本質を逸脱した世間の注目に晒され、内藤選手の陣営は(本人たちの立ち位置がブレることがないであろうとはいえ)否応なく周囲や外野からの雑音に囲まれる日々をおくってきたようです。
メディアやネット上で根拠のない情報や中傷、興味本位の記事や発言が乱れ飛ぶという異常な事態に加え、ボクシングファン以外の人々も試合の本質外の事を話題にしたがっているようで…
私の好きなボクシングとは”似て非なるものに携わる人たち”が群がってきたことによって…(試合前の時点では)ボクシングの本質と異なるものの方へと興味が傾いているように感じています。
当初はいくら別の惑星の者たちとはいえ、試合が決まって”ちゃんとしたボクシングの試合”をすることになった時点で同じ土俵の上にあがってこざるを得ないだろうと思っていましたが、現在のところ悪意まじりの周囲の雑音の嵐によって戦前の話題はボクシングの本質から離れ気味であるように思えています。
しかし、自分にとっての真実は7月18日に後楽園ホールで目にした光景であり、瞬間の記憶こそがリアリティの全てであります。そう、その他の”真実”には興味がありません。
「”観客”にとって必要のない事実や真実を排除してさえも余り有る、溢れるほどのリアリティ」。自分の観てきたボクシングにはそれがあったのです。

どんな名チャンピオンでも苦しむといわれる初防衛戦。
これまで世界王座奪取に向けて、不利極まりない戦いをリング内外で繰り広げてきた「チーム内藤」が大きな山を越えた後、新たな結束のよりどころを再構築し臨まなければならない大一番でもあります(それは相手がカメダだからではありません)。初防衛戦とは、タイトル奪取という一丸となれるシンプルなモチベーションから、偉大なるマイナーチェインジが必要とされる戦いでもあるのです。それゆえに難しい。
であるというのに今回、世間では内藤選手の圧倒的有利と言われています。「たとえ内藤の調子が悪くとも負けるということはありえない」「レヴェルが違いすぎる」「(カラオケ次男坊が)重大な事故(大怪我)でも負ったらどうする?」。果ては「(内藤が)負けたらアヤシイ」というとんでもない声まであがる始末です。
しかし、ちょっと待って下さい。二つの拳で殴り合うリング上です。どんなことでもおこる可能性があるのです。
確かに国内のトップ選手(チャンピオンクラスや世界挑戦経験者)のほとんどと対戦し勝ち切ってきた内藤選手の圧倒的有利は事実だと思います。日本ボクサーには無敗。2引き分けの内のひとつ、坂田選手は現役の世界チャンピオンです。敗れたのはポンサックレック選手への世界挑戦の2敗のみ。確かに実績では勝負になりません。実力にかなりの開きがあるのも確かです。でも、世間でいわれるような”絶対”はない。「勝って当然」というのは本当にキツイと思います。前述の~難関の初防衛、そしてこの「勝って当然」の重圧と戦わなければならないのです。”絶対”なんて言えません。幸い内藤選手は「しっかりと警戒して勝ちにいく」というニュアンスのコメントをしていましたが…。

個人的希望としては、内藤選手がこれまでのキャリアの重みを見せつける内容で勝利し、普段ボクシングをあまり観ない人たちに”マガイモノでは味わえないボクシングの奥深さ”を体験させるような結果になれば、と思っています。
しかし、そんな贅沢は言いません。なんとしても内藤選手に勝っては貰いたいですが、それよりも切に願うのは当日リング上ではまがいものではない”本当のボクシング”が正しく行われて欲しいということです。
周囲の雑音など入る余地のないリアリティ、それがみられればとりあえず良しという感じです。TBS他の方々には衆目の中でこれ以上ボクシングを貶めないで頂きたいと思います。
内藤選手は王者として立派に戦うでしょう、カメダ選手もボクシングをするはずです。それ以外になにが必要でしょう?
頑張れ内藤選手、そして宮田ジム。
Photo



まさにバイユーセッション

2007-10-08 | ライヴ報告
昨夜のJOJOサワド&PONY BOY野中『バイユーセッション』。3連休の中日にもかかわらず満員の盛況、そして何より楽しいライヴでした!!
今回のお題は『ブルースdeアラカルト』。迎えるゲストはちょうど1年ぶりの登場、ブルース・マンドリンのビル・ベンフィールドさん。昨年の出演時にすっかり気に入ってしまい楽しみに待っていました!そして待ったかいがありました。
ヤンク・レイチェルかジョニー・ヤング、そしてライ・クーダーくらいしか耳にする機会のないブルースマンドリン。そのナマをゆったりたっぷりと楽しむことができて大満足の一夜でありました。
そう!お題?「ブルース」を掲げながらも、独特のユルさにマンドリンの響きが加わってまさに『バイユーセッション』の名に相応しい音楽が展開されたのでした。そうそう、珍しくステージを店内のコーナーに設けたのですが音の広がりや寛ぎ感が増したように感じられて、なかなか良かったのでは?と思っています。そして、ジョジョさんとポニーさんの飄々とした佇まいはバイユーの持つ空気に驚くほど相性が良いようです。
アンコールではギター&三線&マンドリンの共演という摩訶不思議な光景も登場。それで曲が『San Francisco Bay Blues』!!うーん(笑)。そんなに時間をあけず、また演ってほしいものです。ジョジョさん、野中さん、ビルさん、ありがとうございました。またよろしくお願いいたします。07107
071007
071007_2