バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

Cedric Watsonでフィドルを楽しむ

2008-08-30 | 音楽

Cerricwatson_2バイユーに到着して3週間くらいでしょうか?この夏を楽しませてくれた音盤を紹介します。
『Cedric Watson/Cedric Watson』。南西ルイジアナ産のこの音盤はジャケットでおわかりのようにフィドル(ヴァイオリン)をメインとした音楽が詰まっています。このワカモノは昨年よく聴いた『Pine Leaf Boys』のメンバーで、この作品がソロ名儀では初のアルバムとなります。フィドルというとケイジャンの印象が強いのですがザディコも聴かせてくれます。ケイジャンやザディコが混在したバンドといった趣きのパインリ-フ・ボーイズよりもザディコ寄りな部分があるように感じます。いや、ザディコやケイジャンとか分けるのが難しいな…クレオールミュージックと言えばいいのでしょうか?いずれにせよ彼の地(ルイジアナ)の香りを色濃く感じさせる音楽を演っております。フィドルでゆったりと素朴に聴かせてくれてもなぜだか手触りはポップ。聴き易く親しみやすいサウンドです。勿論、アコーディオンもたっぷり聴くことができます。地味かなぁと思う瞬間もありますが、意外に作り込まれたアレンジにふと耳が停まったりとなかなか聴かせてくれます。
お客様から「これなんですか??」と尋ねられることの多さでは最近ではマイケル・デューセのソロアルバムと双璧です。ん??どちらもフィドラーのアルバムです。フィドルの音色が新鮮なのか、はたまたフィドルの時代がやって来るのか??


豪雨と虫の声

2008-08-29 | ある日の出来事

昨夜の東京は大荒れ。まさに荒天でした。中央線は落雷で不通となり、京王線は脱線。バイユーから三鷹駅へと帰路に着いたものの果たせず再来店、というケースさえ発生。皆様、おつかれ様でした。

…栄ちゃんを経て帰宅する頃には雨もピーク?とにかく土砂降りでした。そんなこんなで辿り着いたKガネイ。ふと気づけば激しい雨の音に混じって、虫の声が…。間違いではありません。豪雨の中、秋の音一番乗りです。

もう秋なんだなあ。
秋刀魚、ですね。


河内音頭で夏の夜に踊る

2008-08-28 | ある日の出来事

日に日に秋の香りが近づき、そして連~日の雨。あー夏が行ってしまう…という時間を過ごしていた8月末の昨夜、今年も行ってまいりました『錦糸町・大河内音頭大盆踊り』!!
夏を惜しむ日々に東京にいながらにして激ねっとりと夏を味あわせてくれる本当にスペシャルなイヴェントです。
今年で27回目。昔から興味はもっていたものの昨年が初参加(07年8月30日の当ブログに昨年の様子が)、あまりの楽しさに今年も早々と参加を決めていたのです。シフトもばっちり近田体制で、6時半過ぎに三鷹から総武線で錦糸町に向かったのでした。ル・オードムーゲでお馴染みTマイさんが舞台監督を務めているのでバイユーでは公式行事化しつつあり、今年はバイユーゆかりの方々が何人も参加。今日の最終日に行く方もいるようです。
とにかく会場に近づくと熱気がモアッと漂って来てもう堪りません。クーラーが大好きな人には不向きかも?ってな感じです。080827
入口付近から眺めた図です。
奥がステージ。
手前の人波は踊りの輪(渦)であります。
今年は大きな輪がひとつになっていました。

まずは昨年同様、ビールを飲みながらステージ前まで進みステージ鑑賞。
三鷹PのK夫妻にご挨拶して観ていると、

すぐに『司家征嗣』が始まった。080827_6
やっぱりかっこいい! 流石、浪速のリトル・ミルトン。
ステージでは熱演!
しかし自分は背後の熱気が気になってならない。
ちらちら見る。踊る人々の足元を見 る。
身体の右左のタイミングを見る。



続いて『鉄砲光丸』。080827_7

去年は本当にかっこ良かった…。
今年もかっこいい…。でも、僕はもう背後の踊りの輪に加わりたくってしょうがなかったのだ。我慢の 限界。
衣装を揃えた「連」が踊っているのではなく、会場に足を運んだ服装もなにもかもてんでバラバラな人たちがギッシリ踊っているこの光景こそが昨年、自分 のココロを捉えて離さなかったものだったのです。当然、昨年に反省から今年は肩からピタッとタスキがけにできる小さいバッグで両手が空いた状態で錦糸町に 来ていたので、一見難しそうな振りをチェックしながら踊りの渦に飛び込むタイミングをはかっていたのでした。河内音頭盆踊りのステップは単純ながら飛んだり跳ね たり、左右に廻ったりがあるので、とにかく狭い中で他人にぶつからないように同じ向きで廻っていくことは最低限必要なようだ。それさえマスターすればみん な結構自由に踊っている。とにかく、足と向き。それをチェックし終ったら…跳ねたりするところはよくわからないけれど「ええい!行くぞ」と、ひとり輪に飛び込 みました。そう、今年は踊りたくって来ているのです。このままでは帰れません!
なるべくベーシックな振りつけの人の足元をみながら廻る。乗りきれないけれど右左、廻る順番が合っているので幸いぶつかって困る、ということはない。半周 くらい(一周がとっても長い)するうちにちょっとづつ音頭にのれてきた。…そうなるとなんか音頭の聴こえ方が違って来たように感じる。跳ねる感覚もわかってきた。楽しい。汗が噴き出 す。ステージもちょっと観ておきたいんだけれど、輪から出る気になれない。やっぱり!コレは参加しないと駄目なような気がしていたけど勘は当たった(笑)
結局何周したんだろう?最後まで踊ってしまった。生まれた時から河内音頭!の東京錦糸町のYキーファッションの若者にまみれたりしながら踊っていると(そういう時もありました)、東京ッ子の彼ら彼女たちからホンモノ感が漂っているのが不思議だ。やはり環境がつくるのだなと強く思う。
最後まで楽しんだ後はK夫妻と錦糸町テイストなモツ焼き屋で楽しく飲んで、バイユーへお客様として帰り近田の手厚い接待を受けました。

いやー「夏」な夜でした!来年も是非行きたいです。今夜行く方々、楽しんで来て下さいねー。


さよならマック

2008-08-27 | ある日の出来事

さよならマック。と言ってもウィンドウズマシンに乗り換えるというわけではありません。お別れなのは下北沢のマック。マクドナルドやないよ。ハンバーグの名店『下北洋食屋マック』のことです。僕が一番頻繁に通っていた21、2年前には『サラダの店マック』という店名でした。その頃、下北でよく行くところってどこ(教えて)と聞かれることがわりとあったのですが(下北住人の印象が強かったらしい)、「マック」と答える度に「え??マックぅ」と言われたものでした。高知モンの俺がマクドナルドのことをマックなんて言うわけないやろ!とか思ったけど…言いませんでしたけどね。その愛するマックが昨日をもって33年間の歴史に幕を降ろしたのです。一見、地下にあって目立たない小さな店のようでいつも大繁盛、賑わっていました。とにかく素晴しいとしか言いようのないハンバーグ。ゆるーく成形されて玉葱のはみ出したハンバーグに絡むオレンジのソース。のっかる半熟目玉焼き。他のどこでもお目にかかれないマックならではの味でした。そのうえ安くて雰囲気が良い。ナイフやフォークではなく箸が出てくる町の洋食屋。カウンター7席プラス3卓。その狭い店に入り込んでハンバーグ生姜焼きセットができあがるのを眺めながら(狭いので丸見えなのです)ぼーっと待っているのは至福のひと時でした。あのゆったりした時間がなんとも堪らなかったのだ。店名のマックとはマスターがスティーヴ・マックィーンに似ているから。サラダも自慢で昔はサラダの店と名乗っていた程。さすがに雑踏の地下にあって『サラダの店マック』ではなんだかわからないだろうということか、いつしか『下北洋食屋マック』となっていましたが、だからといって特にコマーシャルになったりすることもなく(笑)変わらず下北の街に有り続けていました。感動的な値段もこの20数年で1回価格変更があっただけだったと思う。とにかくそんな希有な店。
当時は近所のバーで働いていて、住処も近かったので頻繁に足を運んだものだけれど下北を去ってからは年に2、3回。いや年に1回だった年もあったな。とまあ、離れてもいつも頭の片隅にある大切なお店であったわけです。そんなお店の閉店。
繁盛店の閉店は当然ながらマスターの事情。残念だけれど仕方がない。お店の夏休みが明けないまま突然閉店の挨拶が貼り出されたのが先週。あっという間にクチコミやネットで大騒ぎになり、貼り紙にはメッセージが溢れネット上では惜しむ声が本当に沢山みられた。その結果、あまりの反響の大きさに驚いたお店側から5日間だけ『けじめの限定営業』を致しますと発表があったのでした(止めないで、何故!とは言わないで下さいと書かれていました)。もう2度と食べられない!とショックを受けていたのでこれは行かねばと決意。しかし情報を集めると初日から連日大行列。とんでもないことになっているらしい。しかし行くぞ!と平日を選んで金曜日、多少は人が減るであろう午後2時半を選んで足を運んだのですが…。なんと閉店3時間近く前にして売り切れ終了とのこと。開店と同時に満席で一度も追加の仕込みが出来ずに止む終えず終了としたとのこと…。無念。

しかし、数日経つとやはり最後に行っておきたくなって再チャレンジ。今度は開店時間の10時より前にお店についたのですがやはり雨の中階段には行列が!しかしこれなら行列嫌いの自分でもなんとか待てる許容範囲。無事に最後のマックに辿り着いたのでした。
で、どうしたかって?美味しかったですよそりゃ。いつものようにひとりぼーっと待ちながら店内を眺めて「ああ、この時計見ながら、早く食べんと開店に間に合わん」とか考えててたなぁとか「俺、ハタチやったんやなぁ」とかさらりと思い出したりしました。最後のマック、堪能しました。下北の良心がまたひとつ…。そういえばこの地下の同じフロアにあった『ふらんす亭』も懐かしいお店でした。後に企業によりチェーン展開されたあげく肝心の本店がなくなってしまいましたが…。

自分にとって大切な下北といえば『マック』に『古里庵』(涙モノの最高)。そして『FLASH』(グレイトなレコ屋)『パラッツォ』(素敵な美容室)『いーはとーぼ』(孤高の音楽喫茶)『ストンプ』(4年?5年?)働いてました。そして『アンティノック』(いつも使っていたスタジオ)に『蜂屋』(今や伝説)といったところでしょうか?

他にも『レイズブギー』(ラカーニャ)や『DELTA BLUE』『にしんば』『せっちゃん』『LADY JANE』。『ベルリン』にもよく行ったな。朝方は『ブーフーウー』。『ノイズ』って喫茶店にもよく行った。『北沢食堂』そう!『王将』に『富士そば』(笑)あと線路脇の階段あがった3階の定食屋。そうそう『off beat』もあるね。

そんな下北沢をしばらく歩いて、当然のようにDユニオンに寄ってレコを購入。無事に我が街三鷹日本海側に帰ってきたたというわけです。やっぱり今、立ってる街が一番ですね。そんな気持ちで清々しく働きました。業種は少々違いますがマックのような真っ当なお店を目指します。

というわけです。

そうそうそう!!!シモキタといえば
バイユーの義兄弟。『なごやめし酒場 ウーララ』をヨロシク!!

★自分ではとても写真は撮れなかったのでネットで見つけたマックファンの方が撮影した写真を転載します。
0808

0808_2


…寒い。

2008-08-24 | ある日の出来事

ここ数日の東京。
…なんなんでしょうコレは。肌寒い、という次元ではありません。
気温は10月並みとのこと。まだ8月ですよ!!

まさかこのまま。涼しいままで秋に突入ということはないとは思いますが
毎年もう少し先に感じる「今年の夏も(いずれは)終わるんだなあ」という感覚をいきなり突きつけられて、どうにもこうにも。不安です(笑)

何事も心の準備が必要ですよね?
急に寒くなる前日までは「まだ夏だ!」「そろそろ残暑?」という段階だったのに。いきなり夏の終わりを感じさせられて対処できていませーん。

8月生まれらしく暑いのが大好きなので(と広言しているので)極力、日頃から暑さに対して辛い等というような不平不満は口にしないよう心がけています。なぜならそんなこと言ってるとすぐに涼しくなってしまいそうなもので…。
8月がまだ10日近く残っています。もう少し夏をよろしくという感じなのです。
いやいや、暑い音楽も大事ですね。
Himawa3


Birthday

2008-08-19 | ある日の出来事

昨日8月18日は私、バイユー店主の誕生日だったのです。
歳というのはいつの間にかとってしまうものですね。

優しいお客様方からケーキの差し入れを頂き。嬉し恥ずかしHappyBirthdayなのでした。
写真の素敵なケーキを08081842 食べるために現れた従業員Kハラに切り分けさせ、楽しく食べました。
皆さんありがとう。

Hガワさん、Kっちゃん、UキちゃんTシャツありがとう♪似合うかな~早速着てみます。
Yウジくんゆったりと飲ります!ありがとう。


オトナの夏休み、最後の週末は大賑わい

2008-08-18 | ライヴ報告

お盆休みというクラシカルな響きも愛おしい、この土日。ほとんどの方が月曜からは通常のお仕事に戻られるとのこととで、まさに夏休み最後の週末。土曜&日曜と、2日共に企画モノLIVEで営業したバイユーは連日大盛況、熱気につつまれたのでありました。熱かった!
2日間で計7組のそれぞれ個性的な熱演に間近で接したのも新鮮な経験でした。企画者の方、出演者の皆様、そしてご来場の皆様、どうもありがとうございました。

土曜日は『OKINAWANN GIRLS VOICE』。第1回から沖縄の女性シンガーの魅力をたっぷりと伝えてくれ「この企画は当たりだったかも!!」と思わせる嬉しい船出となりました。いずれもギターを弾き歌う女性シンガーソングライター3人と単調になってもおかしくない構成ながら、歌声の手触りの違いが明確でバラエティ豊かな聴き応えでまったく飽きさせないあっという間のライヴでした。勿論、楽しそうだな~と思って開催したのですが予想以上の出来でした。今回聴き逃した方は次回には是非! 
写真は1曲目から一気に盛り上げてくれた個性的な歌声『我如古ももよ』 。080816_7

じっくりとひとりの歌世界を堪能させてくれた人気ロックバンド『バブルガム』の『さやか』 。080816_8

主催者としてそののびやかな歌声で店内の温度を上げてくれた『比嘉あゆみ』(TheWaltzの『悲しい嘘』も聴けました) 。080816_10

そして全員そろってのアンコール『風をあつめて』(はっぴいえんど)です。080816_6 …華やかでした。

翌日曜日はバイユーレギュラー企画『三鷹で…シリーズ』第4弾『三鷹で盆盆盆』。いずれも濃ゆーい4組が登場。人数も多い為、リハーサル時からバイユーは熱気に溢れていました。写真は開店前のバイユーの情景。080817 三鷹のロックスター『梅地洋二』&『矢島康孝』の佇まいがあたかもBigPink??といった風情です。

さて本番。いやいや、いつものことながら濃い濃いライヴでした。必殺のオープニングアクトバンド、とにかく盛り上げる『ル・オードムーゲ』(女性歌手が加入!)。080817_2
一気に独自の歌世界に引きずりこんだ『KANABOON』。080817_
抱えたギターもかっこいい、さわやかでヒトクセあるソングライター『まつ だなお』(主婦)。080817_3
そして、今回もまた素敵な歌声でした!いつもこのイヴェントを最後に締めてくれる主催者・『須藤もん』&『対馬照』(夫婦)。

080817_4 タイトルにあったオンナ祭りというか…やっぱり『歌宴』でした!祭より宴という感じですね。

毎回濃い濃いと書いてますが、決して怖くはありません。未だ未体験の方!是非一度『三鷹で…』シリーズに足をお運び下さい♪

いやぁ熱い2日間でした。そしてありがとうございました。


今夜は通常営業。土日はLIVE!!

2008-08-15 | イヴェント案内

今夜のバイユーは地道に営業。
そして土&日はLIVE営業となります。

土曜日は、比嘉あゆみPresents『okinawan girls voice』をおおくりいたします。

『okinawan girls voice』とは沖縄出身の女性シンガーを集めた、華やかなイヴェントであります!!主催はこれまでローリークックやマストのライヴを聴くために何度もバイユーを訪れていたシンガー・比嘉あゆみ。

4才からピアノ、小学校ではブラスバンド~『島太鼓』でウィーンへの演奏旅行へ参加するなど幼少の頃より音楽漬けの読谷産・紅芋娘は高校時代はロックバンドのボーカルでも活躍。卒業後は2枚のシングルをリリース、その後『yuima』の芸名でフジテレビ系連続ドラマ『女優・杏子』の主題歌を歌うなどで活動の幅を拡げてきた。昨年『yuima』から本名『比嘉あゆみ』へと改名し怒濤のライヴ活動中!
彼女の集めたGirlsも実力者揃い。都内で活発なライヴ活動を続ける『我如古ももよ』に石垣島出身の人気ロックバンド『BUBBLEGUM』のボーカル『さやか』。
華やかで聴きどころもいっぱい…。

いつもいつもバイユーに「華やかさが足りない」とお嘆きだった皆様!お待たせいたしました。お盆の土曜日は是非『オキナワン・ガールズ・ヴォイス』へ!Okinawann_girls_voice_80816

出演 我根古ももよ  /さやか(バブルガム)/比嘉あゆみ
開場19:00 開演20:00 
料金 1500円





そして翌日曜日は毎回大盛況の三鷹発の中央線歌宴企画の真夏ヴァージョン!0808042_2
『ポン』『ポンポン』を経て今回は『盆盆盆』!

『須藤もん』と『対馬照』を中心に様々なシンガーが集うこの企画、真夏の宴は「女祭り!!」とのことで連日の華やかなLIVEに期待が高まります。バイユー初登場の『KANABOON』に『まつ だなお』。華やかな夜になりそうです。そしてお馴染み!バイユーゲイトのカウンターで結成された究極のオープニングアクト音楽集団?現在は増殖して活躍中の(今回より吟子(vo)も加入)『ル・オードムーゲ』がアタマっからガツンと盛り上げてくれます。

玉井まさじ・須藤もん・対馬照PRESENTS
『 真夏の中央線~ 三鷹で盆(BOMB)盆(BOMB)盆(BOMB) ~』
♪今度は女祭り!♪
出演:ル・オードムーゲ/ KANABOON / まつ だなお / 須藤もん with 対馬照
開場19:00 開演19:30
料金 1500円

ぜひバイユーで楽しい夏休みを♪


高知の方へ

2008-08-13 | イヴェント案内

当ブログをご覧の高知在住の方、そして帰省や旅行で高知に滞在中の方へお知らせです。

明日、8月14日(木)
東京では『高知しばてん魂レヴュー』でおなじみ、
高知の誇る(?)ブルースマン『ROIKI/ロイキ』が久しぶりに地元高知でライヴを開催いたします! Roiki
現在発売中の音楽専門誌『ブルース&ソウルレコード』誌上で吾妻光良氏によるインタヴューが掲載されるなど更に注目度が増す中での帰郷公演。

ゲストには『英くんと有沢くん』の有沢くん(ピアノ)が登場。
ブルージィな夜になりそうです。

是非、足をお運び下さい。必見です。ほんで「バイユーブログ見て来た」って言うちゃって!!

★★★

ROIKI/ロイキ ライヴ
8月14日(木)
会場:『A』 
★追手筋の1本北の道でゴールドビルの東隣り。
住所は追手筋1-10-16です。
…看板も何も出てないので わかりにくいと思います
お問い合わせ電話番号 088-871-5033(当日以外は21時以降)

open19:30 start20:00頃

料金 1500円 (1ドリンク付き)

★★★

関東在住の方は秋にバイユーで演るきねー。お楽しみに!


荒勢、逝く

2008-08-13 | 日記・エッセイ・コラム

呼び捨てなのはお許し頂きたい。なんせ子どもだったのでやっぱり「荒勢」でした。

大相撲の元関脇・荒勢関がお亡くなりになりました。享年59歳。
Photo
がぶり寄りの荒勢。もみあげといえば高見山か荒勢、です。ヒロスエ、などという華やかな芸能人が現れる遥か前、昭和の頃。高知の有名人・芸能人といえばアラセ!でした。(親方株を売却してタレントに転身している)
吾川郡伊野町出身。『トゥナイト』など深夜のテレビではよく見かけていました。でも今、パソコンに向かい、あらせと打ち込ん変換しても荒勢とは出てきません。残念です。少し早すぎます荒勢。

がぶり寄りと荒勢は同義語でした。後に盟友、横綱・輪島関の狼藉によりお家断絶となる花籠部屋所属でした。大関取りの声はかかりませんでした。朝潮太郎が登場するまで、県民の大相撲熱を一身で支えておりました。感謝。

僕が保育園&小学校時代を過ごした室戸を舞台にした映画『いさなの海』に荒っぽ~い高校教師役で出演していたのが思い出されます。しばらく見かけませんでしたが、高知で療養中だったとのこと。もう会えないんだなぁ。Photo_3


ソウルの記憶…

2008-08-11 | 日記・エッセイ・コラム

暑いですね。北京オリンピックやってますね。

ビール片手に近隣の国で開催されるオリンピックを眺めていたら、なんとなく今から20年前のソウルオリンピックのことが思い出されました。
88年、ネヴィル・ブラザーズとドクター・ジョンのジョイントライヴが行われた年だったはずです。あれから20年…。ほんとーに恥ずかしながら…そんなに昔のことのような気がしないのが、あまりにもありきたりでもあります。

あのソウル五輪。男子100m決勝でカナダのベン・ジョンソン選手が当時としては驚異的な世界新記録(9秒79)で金メダルを獲得。大興奮を巻き起こしたものの翌日、ドーピング違反が発覚しメダル剥奪となるという大事件がおこりました。

とにかくベンジョンソンは凄かった。勝った瞬間に世界中のテレビ前からの大歓声が聞こえてくるかのようでした。とにかく驚愕!という感じ。力なく掲示板を見上げるスーパースター、カール・ルイスの姿が印象的。1位も2位も世界新記録!!本当に興奮したものです。10秒に見たない時間でこれだけの圧倒的な興奮を巻き起こすイカレ具合にすっかりヤラレてしまったものでした。ただ、勝利を誇示するベンジョンソンの充血というより血走って真っ赤になった目には「なんだかヤバイよなあ~(笑)」と思ったのも事実でしたが。Benjohnson1988olympics
友人知人たちも一様に興奮していました。あの力技には独自の反応なんてできません。コーフンするのみだったのです。

そして失格。世紀の大スキャンダル。世の論調(マスコミやテレビ)はベンジョンソンに、ドーピング違反に厳しかった。世界を欺いたアスリートに大きな悪のレッテルが貼られたのでした。元々、彼がベイビーフェイスではなかった為か、まさに「極悪」扱い。騙された、裏切られた(誰が誰を?)。賞賛の限りを尽くしたことの反動からか、バッシングはなかなかに凄まじいものがありました。そして煽られたか、実際の人々の声としてもベンジョンソンを悪く言うという風潮になっていったように思います。

…当時、今以上に思慮深くなかった僕はヒジョーに憤慨し異を唱えていたものです。
ベンジョンソン叩きにです。勿論「ドーピング違反ったって早いもんは早い!」というような乱暴な考えがなかったわけではないのですが。
なんというか手のひらを返したような感じがなんとも気に食わなかった。前日まで「凄い」「凄い」と、もてはやしていたというのにあからさまな変わりよう!ドーピング違反、メダル剥奪、記録抹消なのかもしれんけど、あの時あの瞬間に興奮して感動したという事実は消えないはずなのに。。。ズルはないと信じて素直に感動していたのに嘘だったなんて許せない!といったところでしょうか??
当時の、思慮がまったくない僕は「自分ってもんがないのかよ!」と強く憤ったものでした。テレビの中でベン氏がいかに悪いかをとうとうと語る、金メダルを、世界新記録を絶賛していたスポーツコメンテーター各氏。仕事だからしょうがないのかもしれないけれど、あれだけ興奮したのだからそれが反則として取り消された事実については(自分に責任もって)黙って見ていろよ。と思いました。
たとえベン氏が極悪でも、欺かれた自分が滑稽であったとしても、血が沸騰するような興奮を味わった事実、記憶は消えやしない消せやしないと思うのですが…。自分の感情の起伏って大切なものです。
「剥奪され追放されてしまったけれど、ソウルオリンピックで一番、興奮して感動したのはベンジョンソンが勝ったシーンです。」って言い切る素敵な人がいてなんら問題はありません。それとドーピング違反が悪いこと、というのは別問題です。自分がどうだったか、それだけだと思うんだけどなー。ちなみに僕は特別にベン氏のファンというわけではありませんでした。
「尻馬に乗るな」というか「感情や考えを安易に適応させるな!」というようなやらそーな言い回しをするつもりでもないのですが…。なんか自分はテレビの前に座って時間をさいているんだから正しいものを観る権利がある、って言っているようでねー。でもこんなこと言ったらカメダ兄弟の試合に文句言っちゃあいけないことになりますね…。

数日前、友人のバンドマンが先月のライヴをキャンセルしてしまったという話を知りました。現場で体調を崩してどうしようもなかったらしい。救急車で運ばれるほどだったというから事穏やかではない。既に会場を埋めていたという満員のファンは当然、釈然としない気持ち、不満を抱えて家路につかざるをえなかったであろうと思う。キャンセル後しばらく経ってバンドのHPを観ると騒ぎになっていた。驚いて、当然友だちの身体を心配した。
自分もそうなのだけどイヴェントに携わっているとこういうトラブルは常につきまとう。実際に経験もある。だって体調を崩したことのない人間って、事故に絶対に遭わない人間っていますか??
トップページに真摯な謝罪文。しかし掲示板には一部ファンからの不満のコメントが残されていた。「地方から足を運んだのに」などなど。地方から…は良くわかるが、それ以外にもあからさまにキャンセルを非難するコメントもみられた。
でも思ってしまう。ん??お金を払ってチケットを買って会場に足を運んだので、必ずライヴが提供されなければならない?ライヴは楽しませてくれなければならない??それはファンの権利??

うーん。実は。そんなに確実性が大切なら家でレコード、でいいんじゃない?
とさえ思ってしまうワタクシ(裏)なのです。ライヴってナマ。なにが有るかわからないのがライヴ。チケットを買って会場に行ったらあとは全部保証付きだなんて、そんなこと現実の人生にはないよねー。いい学校を出て、一流企業に入ったらあとはなんのトラブルもなく人生を楽しませてくれるということでしょうか?楽しませてくれなければ怒り、憤る??そして逆恨み?

ライヴって、行く事を決めていよいよ明日。明日の今頃はどういうことが待っているんだろうというワクワクドキドキ感こそが醍醐味なのではないでしょうか?

(ああぁ毒を吐いてしまった。。。もう何年も前、一緒にイヴェントを作ったスタッフに同じようなことを話したら「それは言っては駄目です」とバッサリ切り捨てられましたが。。。今ならいいよ…ね?)

楽しい思い出ではないですが
96年の夏、ジョニー・ギター・ワトソンを観るんだ!とチケットを握りしめ胸を熱くして日比谷野音に着いたら拡声器の割れたアナウンスと大きな立て看板。「昨夜、ジョニー・ギター・ワトソン氏が御逝去されました…」。「せいきょ??せいきょ…って逝去ォ!?」。
本当に残念で悲しい出来事でしたが。忘れられない思い出です。

もちろん!!コンサートイヴェントを制作している人間として、確実に開催し素晴しい時間をお届けするのが大前提でその為に全力を尽くすのが全てであります。不確実で良いなんて微塵も思っておりません。…どうか誤解なきよう願います。

でもなーんか、ちょっとした義務を果たしたからって声高に権利を主張するのってなんとなく違うと思うんだよねー。努力や願いがかなわなかったりするのが日々ってやつじゃぁないですか。その中で出会う喜びや楽しみが格別なわけです。わからないかなー。満たされるありがたみを知らんのかな?

話がどんどん気ままに流れていくけれど~たとえベンジョンソンが極悪なニセモノであっても「鍛えつくした肉体と精神の強烈なパフォーマンスに反応した」その時の自分の感性に自信があったら、たとえ記録がくつがえされても記憶までくつがえす必要はないと思うのです。
あー説得力ないなぁ(笑)

…ちなみに素晴しいビールでお馴染みのギネスブックは「薬物の助けを得たにせよ、人類が到達した最速記録」として、破られるまで但し書き付きでベン・ジョンソンの記録を掲載していたとのことです。

そんなこんなで気ままに思い出すに…
資格停止中のベン・ジョンソンが来日時、本人を前にして「今日のゲストは薬物からの更正の道を歩んでおりますベン・ジョンソン選手です!」と笑顔で紹介した長嶋さんってやっぱりグレイトだったなぁ!!

以上、気ままに少~しだけ自分勝手な毒を吐いてみました。長文失礼。読んで頂いた方には感謝を贈ります、すいませんねえ。



北京の開会式

2008-08-09 | ある日の出来事

昼過ぎからなんとなくテレビでオリンピック開会式の再放送を観る。凄い規模。
すごいなー。くらいしか反応できないボケボケのアタマ。

そろそろ働くモードに切り替えなければ!

各国選手入場。
ニカラグアの旗手はなんと『アレクシス・アルゲリョ』!!
リングの貴公子と呼ばれた三階級制覇を達成した伝説の名ボクサーだ。最近のように複数階級制覇がブームになる前のホンモノの三階級制覇王者。
四階級目にも果敢に挑んでKO負けした偉大なチャンピオン。

そしてフィリピンの旗手は『マニー・パッキアオ』!!
現在の世界ボクシング界の最高のスターのひとり。アジアから生まれた初めての世界規模のスーパースター(何故か日本ではあまり報道されない)。
アジアン初の四階級制覇を達成した別格の東洋の英雄。
彼の四階級制覇は最近ハヤリの数だけを狙うソレではなく、本当に強い相手を打ち倒しつつ成し遂げた、誰も文句のつけようのない大記録であります。

誇らしげなふたりの姿を見て、満足です。

しかし、旗手って出場選手でなくてもいいんですねー。


弔辞

2008-08-07 | 日記・エッセイ・コラム

仮眠から目覚めて
はたと気づき
テレビでワイドショーなるものにチャンネルをあわせる。
真っ白な紙(だったのでは?)を手に持ち、開きながらの弔辞を聴く。

凄いなと純粋に思う。

内容にも表し方(語り口)にも

読まれている方も読む方も。

参列者には「これでいいのだ」とフキダシが付いたバカボンパパのカード。


JonCleary来日

2008-08-07 | 音楽

最近バイユーでよく流れているアルバムといえばニューオーリンズで人気のピアノプレイヤーJon Clearyの新作ライヴアルバム『Mo Hippa』。
Jonclearylive_2 
実は、これまで彼のことを「良い」とは思いながらも「大変良い」「とても良い」と思ったことは…正直なところ、なかったのです。
でも、コレは素晴しい!
最初、選曲を見た時は前半にニューオーリンズクラシックスの数々が並んでいるのを見て「ふーん」と思ったのでしたが~聴いてみれば素敵なピアノにリズム。そして歌心がたっぷり!すぐに気に入ってしまいました。
この新作ライヴ盤はお薦めです。
個人的にはニューオーリンズの香りをプンプン漂わせながらも、自らの異邦人としての佇まい(彼の地にミュージシャンとして移住したイギリス人)をしっかりと感じさせるアレンジや空気感になんともいえない魅力を感じました。特にアルバム後半で聴かれるニューオーリンズスタイルを丁寧に咀嚼したうえでの”モロニューオーリンズ”ではないピアノプレイが織り込まれているあたりはホント最高です。10年程前にライヴを観た時にはあまりピンとこなかったのですが、認識を新たにしましたね。
今作は鎌倉の素敵なレーヴェル『バッファローレコード』によって国内盤が発売され、日本に広く紹介されます。そして、そのバッファローの招きで来日公演も開催されます!
関東の日程は10/14 (Tue.)  横浜 Thumbs Up&10/15 (Wed.)  渋谷 Quattro。楽しいライヴとなりそうです。
バイユーでは割引チケットのご注文を受付ております。御興味のある方は是非!

あ、The Neville Brothers12年振りの来日公演についてもお気軽にお尋ね下さい~。


すみかん到着08

2008-08-04 | メニュー

いやぁ夏です。
うーんこれじゃぁちょっと元気ないので
YEAHHH...夏です!
2008
というわけで今年も高知からやって来ました!
『すみかん』です。無農薬&無肥料、できたまんまの柑橘類は野趣溢れる最高の逸品です。正しくは『直七』というらしいですが高知ではあくまで「すみかん」です。
すだちやカボスのように使います。焼魚や刺身にかけて良し、そして何よりお酒に良し!今夜からバイユーではふんだんに使いますのでどうかお楽しみに♪

カンパリベースのものなどなど、カクテルに使うのもワイルドな感じでいいんだコレが。
イヤァー すみかんが届くと夏!という気分になります。