バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

オーティス・クレイのコンプリートシングル集!

2015-07-31 | 音楽
先日バイユーのカウンターでミュージシャンのMさんに教えて頂いた盤を早速購入。ヘヴィローテーション中です。
それがコレ。
『THE Hi RECORDS SINGLE COLLECTION / OTIS CLAY』

タイトル通りオーティス・クレイのハイレコードでのシングルコンプリートコレクションです。ハイでのシングル集自体はこれまでも出ていたけれど今回はそれ以前のワンダフルレーベル、ダカーでのシングル盤も収録したというのが目玉。後にハイでも再録音された曲が聴き比べられるのも良い。苦労してシングル盤を集めていた人には申し訳ないような素晴らしいブツで文句無しです。
リリースは昨年10月。なにかと疎い私です。

オーティス・クレイの魅力はその真摯な歌いっぷりに尽きる。スピーカーから飛び出してくる歌声に向かい合っていると次第にジワジワと沁みてきて体温が上がってくるのが体験できます。
とにかく丁寧で、流したり歌い飛ばしたりなどということは皆無。人柄がにじみ出るかのようなソウルフルな歌いっぷりに心底ヤラレます。

その魅力はLIVEだと更に顕著で、高齢となった近年の日本公演でも「今の自ら」を慎重に振り絞るかのような心のこもったソウルシンギングに震えるような感激を味わったものでした。
とにかく「真摯」な男です。

もしこれから聴くという方がいるとしたら、素晴らしい21曲がつまったこのCD!お薦めいたします。

※このシリーズ日本編集なのかな?ドン・ブライアントやシル・ジョンソンも出ていて欲しくなってます。

夏の夜のミラクル『三鷹ロックフェス(仮名)』

2015-07-30 | ライヴ報告

26日、日曜日の『三鷹ロックフェス(仮名)』
写真は、お客さんみんなで無理にやらせた~古道具、最後のアンコール。(何曲アンコールやったか忘れた)
素敵な一日でした。
沢山の知人友人に会った一日でした。

音楽に関わりつづけてやってきて良かった。
三鷹で10年やってきて良かった。と、心から思う一日でした。

なんというかミラクル。こんな日があるから人生侮れん。
え、と。サンキューソーマッチ!


1番手は『はいからさん』素晴らしかった!!やるな近田!!!


2番は『THE KANGA』最高!凄いバンドです。ユーメイ…は反則的に素晴らしかった。


そして大トリ。この日で一区切りだった『古道具』がスタート。
会場は凄い熱気に。

あまりの熱に終演後の「祭りのあと」感が…。
始まったばかりの夏が終わってしまったかのような気分。

あの日、お会いした皆様。またあんな時間を過ごしたいですね。日常を頑張りましょう。

W.C. カラス2ndアルバム発売を熱気の中祝いました!

2015-07-29 | ライヴ報告

土曜日はfrom富山!W.C.カラス清先輩の2ndアルバム発売記念LIVEでした。
前作に引き続きアルバムをプロデュースしたナカムラ率いるモアリズムもゲストで参加という豪華LIVE!しかも発売1ヶ月前にアルバムが手に入るというスペシャルLIVE。
事前に「エアコンが無く相当な暑さが予想されます」と告知していたにもかかわらずバイユーは超満員となりました。

なんと、最終的にお客様が廊下に溢れるほどの盛況ぶり。キヨシアニキ!流石です。
なのに天候は味方せず、この日は明らかに今年1番の暑さ。開場前に店内は31度…。

そんな中、最後まで笑顔で熱く盛り上がって下さったお客様方には感謝の気持ちでいっぱいです。
素晴らしいLIVEでした。


企画を持ち込まれた時、僕は「暑いから厳しいですよ」と言いながら…この記念すべきLIVEをバイユーで聴きたいという気持ちも心の底にありました。
とはいえ「躊躇する気持ち」。
それを押し切るかの様に、実現に向けて動いてくれたカラスさんとモアリズム・ナカムラくんの男気!?
これには、感謝だけでなくこれから時間をかけて応えていきたいです。

ふたりとも凄いバンドマンでソウルマンです!

モアリズムはオープニングを務め、最後はカラスさんのバックも務めました(ナカムラくんはドラム!素晴らしいスネアプレイ!!)


歌心に溢れた演奏の連続。暑さでクラクラしながらも僕の心に響きました。
…この日の『メンバーズオンリー』は沁みたなぁ。

思えば、カラス清さんに初めて富山から歌いに来てもらったのが3年前の7月でした。
あれから3年。終演後ファンにサインを求められ笑顔で写真撮影に応じる清さんを眺めながら、その光景に慣れてしまっている自分に今は少し驚いています。
『有頂天ブルース』の歌詞じゃないけれど「世の中、なにが起こるかわからないもんさ♪」ですね~。

shyさんに教えられ、ボクシング好きの清さんがこのボクシング色強めのバイユーブログを読んでくれていたことで、東京の他の人より少し早く彼に出会えました。ボクシング好きで良かったです!(笑)
LIVE飲み屋店主の役得でもありますね。ラッキーでした。

真夏のクーラー無しの超満員LIVE。本当に過酷な環境でした。
この場に居合わせた皆さんに感謝。バイユー、なんとか踏ん張ります。
是非、今度は快適な環境でお楽しみいただきたい。と思っております。
ありがとうございました!

本日7/25(土)W.C.カラス2ndアルバム発売記念LIVE!

2015-07-25 | イヴェント案内
今夜真夏の扇風機営業の土曜日はコレ!暑いけど必見です!!
7月25日(土)
W.C.カラス
『セカンドアルバムリリース記念先行発売ライブ!』


出演:大屋 “ W.C.カラス ” 清
スーパースーパースぺシアルゲスト☆モアリズム
開場19:00 開演20:00 料金2500円(+要1drinkオーダー)


★遂にリリースされるセカンドアルバム発売を前に富山からWC先輩ことカラス清さんがやって来ます!多くのメディアから注目されるであろう待望のセカンドアルバム、もっと派手なところでお披露目すれば良いのに…と思うのですが、バイユーを「東京のホーム」と呼んでくれる清さん。「冷房がないので厳しいですよ!」と言っているのに、リリース日が8月末にズレこんだというのに、予定通りやってきます!バイユー、熱く迎えたいと思います!!
しかも前作に引き続きレコーディングをサポートしたモアリズムまでもが駆けつけてくれます!!熱くて暑いこと保証付きです。

「正式リリース一か月前にアルバムが手に入りますよ!!」

祭りの夜

2015-07-25 | ある日の出来事
昨夜は三鷹北口はお祭り。毎年祭りの夜に寄ってくれる若者グループ(本当に若い!)が今年もご来店。
これで4年?5年?連続。
扇風機営業の旨を伝えたのに途中から参加の数名を加えた8名。ゆっくり賑やかに飲んで行ってくれました。
それにしても、あれだけいればひとりくらい「(小声で)これ飲み終わったら涼しいところへ移動しようよ」と言う人がいても不思議はないのに。最後までバイユー。若い女の子も3人いたというのになんともあっぱれでした。感謝。
祭り気分のお裾分けをいただきました!

オイカワトモアキ、凄いヤツです。

2015-07-23 | ライヴ報告
先週金曜日のバイユーLIVEは「熱烈推薦で知られる」from岩手、オイカワトモアキでした。

リハーサルでも「ん?これは??」と感じるところがあったけど冒頭からいつも以上に強烈。お客さん、飲み込まれたように聴いてる。


やっぱり凄いヤツだ…。

強烈な2ステージ。お客さんも僕も釘付けでした。

~東北の心象風景を鋭く暖かくやるせなく歌い、安易に理解を求めたりしない彼の歌世界は僕にとってパンク的に刺激的で、時にソウルミュージックのようにブルージィに感じられます。強烈な歌声、そして歌世界を是非!~

これがバイユーの推薦文だったのだが、この夜はブルージィというよりソウルフルで時にパンキッシュ。
終わった時にはなんというか、もう。言葉もない。そんな感じでした。

深夜、バイユーを去る及川くんに出口付近で声をかける。
「今夜はどう?自分的には…良かったのかな?」。
すると勢いよく「わかんねッス」。と答えが返ってきた。
やっぱり。そんな判断ができるようなLIVEではなかったのだ。
「だよな(笑)」と返すと
「でもやりきった感じです(笑顔)」(大体こんなニュアンス)

アウトオブコントロール、ギリギリであるかのようにスリリングな歌と演奏。
擦り切れるような緊張感と共に伝わってくる丁寧な歌心は、これまでの積み重ねがあったからこそなのでしょう。
沢山の歌。激しく熱くありつつ、しっかりと伝わりました。本当に素晴らしかった。

バイユー従業員でキヨシローをこよなく愛するSワダくんはアルバム5枚全買いしたほどで、かなりの衝撃を受けたようだ。

及川くん、また近いうちに岩手から来てくれます。是非、ひとりでも多くの方に聴いてもらいたいと切に、いや強力に推薦いたします。


今夜は金曜日LIVEオイカワ登場です!

2015-07-17 | イヴェント案内
さて、暑さもあってほとんどLIVEを行っていないバイユーですが
今夜7月17日、金曜日ですが久しぶりにLIVE営業いたします。
出演はオイカワトモアキ。
※なお、7/18(土)19(日)20(月)はバイユーゲイト休業いたします。

7月17日(金)
オイカワトモアキ(東洋線)

開場19:00 開演20:00 料金1500円(+要1drinkオーダー)

★from 岩手!震災が産んだ縁、そして4年後のバイユー被災時に支援CDをリリースしバイユー縁の方々やバイユーの事を全く知らない人々にも支援の輪を広げてくれた東洋線のオイカワトモアキが突然やって来ます。
暑さ故、LIVE予定がほとんど入っていない湿地帯にやってくる北の男!暑さを吹っ切るようにガツンとやってくれるはず。いつも以上に聴く者のハートを撃つことでしょう。

~かねてよりの鬱陶しいほどの店主熱烈推薦!で知られる『東洋線 / オイカワトモアキ』。東北の心象風景を鋭く暖かくやるせなく歌い、安易に理解を求めたりしない彼の歌世界は僕にとってパンク的に刺激的で、時にソウルミュージックのようにブルージィに感じられます。強烈な歌声、そして歌世界を是非!いつもながら店主熱烈推薦です。~

思う事。

2015-07-16 | 国際・政治
以前も似たようなことを書いたけど改めて。

皆それぞれ若干の考えの違いはあるし、思いは同じでも現し方は違う。同じ故の異論も存在するだろう。
個である事を尊ぶ崇高さと共に、他とは違う「鋭い考えを持つ自分」をアピールしたい自己顕示欲もあるだろう。
僕も大人数が生理的に苦手。
でも群衆の中の一人、頭数になるべき時もあると強く思っています。

今週もよろしくお願いします!特に金曜日は必見です。

2015-07-13 | 営業時間等のご案内
一時的なのでしょうが、強力な夏空がやってきて梅雨のジメジメはお休み中。そんな今週もよろしくお願いいたします。
扇風機3つ回して営業してます。金土曜日くらいの暑さならまだまだ余裕ある感じでした。

そして今週は金曜日にLIVEが入っています!
7月17日(金)
オイカワトモアキ(東洋線)

開場19:00 開演20:00 料金1500円(+要1drinkオーダー)


★from 岩手!震災が産んだ縁、そして4年後のバイユー被災時に支援CDをリリースしバイユー縁の方々やバイユーの事を全く知らない人々にも支援の輪を広げてくれた東洋線のオイカワトモアキが突然やって来ます。
暑さ故、LIVE予定がほとんど入っていない湿地帯にやってくる北の男!暑さを吹っ切るようにガツンとやってくれるはず。いつも以上に聴く者のハートを撃つことでしょう。

~かねてよりの鬱陶しいほどの店主熱烈推薦!で知られる『東洋線 / オイカワトモアキ』。東北の心象風景を鋭く暖かくやるせなく歌い、安易に理解を求めたりしない彼の歌世界は僕にとってパンク的に刺激的で、時にソウルミュージックのようにブルージィに感じられます。強烈な歌声、そして歌世界を是非!いつもながら店主熱烈推薦です。~

雨の夜。グレート金山ファンとの邂逅。

2015-07-09 | ある日の出来事
昨夜も雨。寒いくらい。
ここのところの日照時間の短さというか、無さに野菜の生育が心配になったりもするそんな夜。
深夜の飲み屋でプロボクサー、元日本バンタム級チャンピオン・グレート金山選手を敬愛する方と出会う。
ご存知の方も多いが、僕も本名イ・ドンチュン、グレート金山選手が大好きだった。

そこまでの会話でも、諸々考え方の近いところも有り意気投合して飲んでいたのだがこれにはお互い唖然。

対山岡戦を熱く語る彼に熱く相槌をうちながらいつしか目頭がじんわり熱く…。嫌なオヤジです。
ここのところ訃報、というものが続き気持ちが疲れていたのかもしれません。

かつてこのブログでも少し触れましたが、未だ気持ちの整理のつかない納得のいかない、金山選手のリングでの死を思いだした雨の夜でした。
そして同じ空の下に居ながらなかなか出会えないはずの、同じ思いを持つ人に出会えた雨でもありました。
店を出ると5時。まだなんとなくシンドイです。
Tさん、仮眠して仕事行ったんだよなぁ~。キツかったろうな。申し訳ないです。

でも良い夜でした。

山中、内山両選手PFPランキングベスト10入り!!

2015-07-01 | ボクシング
おおおおお~!!!これは凄いことです!!!
アメリカ『RING』誌発表の最新Pound for Pound/パウンド・フォー・パウンド ランキング!!(世界中のボクサーが同じ体重であると仮定した場合の評価。)


このランキング、1950年代初期にこの言葉を生み出した、世界で最も権威ある専門誌『リング』が発表するものにこそ価値が有り、世界基準とされている。
なんとそこに二人も日本のボクサーが!!!


前回発表のランキングで山中選手がトップ10入りしたのが日本初。そして今回内山選手も!

かつてはなかなか海外、特にアメリカで評価されなかった日本選手。これはyoutube等でどこでも世界中の試合を観る事ができるようになったことが大きい。しかし快挙だ!

リング誌のランキングはなかなか凄くて各階級でも独自のランキングを発表。
WBA、WBC、IBF、WBO全ての団体のチャンピオンも混ぜて発表する独自のランキング。そのうえ多くの階級でチャンピオン、王座は空位。
どんな強い選手でもその階級最強を証明していないとチャンピオンとは認定せず、はっきりとした階級統一を果たしていない山中、内山両選手は実力は世界トップ10と認められながらもそれぞれの階級では1位(王座は空位)。

こんな場所で評価されるのは、ファンとしてはとても嬉しく誇らしいことです。