土曜日は永井ホトケ隆&KOTEZ。毎回2人とは思えない高濃度なブルースを聴かせてくれる彼ら。今回も素晴らしかったです。
いや~本当、満足しました。お客様も満足気。そりゃそうだ。
以前から言っているのですが、ブルースザブッチャーからメインのプレイヤーとして弾き始めたホトケさんのギタープレイはソウルフルで本当に素晴らしい。それが剥き身で聴けるのですからデュオは贅沢なのかもしれません。
決してテクニカルなことやあっと驚く事をやるわけではないし、一見同じフレーズを弾くだけならブルースを弾く人のほとんどが弾けそうに見えるのだけど、その中身が違う!実は細部までブルースが染み付いた人ならでは適材適所なフレージング。そしてなんというかニュアンスやビート感。それもリズムがいい!という次元とも違う、なんとも人間味溢れるニュアンス。なかなかああはいきません。シンプルにコードカッティングし続けるだけで歌われた『Walking Blues』なんてあの奏法で1曲聴かせるのはとても出来るもんではありません。毎回ではありますが、感服しました。
そして歌。日本を代表するブルースシンガーと言われてきた方に誠に失礼なのですが…(読んでないと信じて)僕はホトケさんのボーカル、「今」の方が好きです。ふくよかさと強靭さ、そして豊富なキャリアによって培われた歌唱力、全てが増しているように感じます。歌唱力なんてご本人の前ではとても言えませんが…適切な表現が見つかりませんでした。
アンコールでは僕も含め、間違いなく皆感激していました。
そしてもちろんスーパーハーピストKOTEZは最高!なんと贅沢な場だったのだろう!!
次回も楽しみです。